Session 1: Social Impacts of Media Evolution
コーディネータ:梅垣総合政策学部教授
- 新しい貧富の差
- 簡単にコンピュータにアクセスできる人とできない人との差
- ソフト・ハードウェアを買える人買えない人
- 技術・能力のトレーニング
- 新しいルール
- ほぼ24時間さまざまな種類のメッセージが流れてくる
常識で考えられないもの・受け入れられないもの・
いままで覆い隠されていたようなもの(暴力・ポルノ)
- 新しいニーズ
- 新しいコミュニティー
- 今まで見たことのない状況への対応
- 匿名性
- インターネットという新しい言語で結ばれたコミュニティー
- 想像の共同体
- 新しい部族主義
- ネオ・ナチズム(自称ニューコミニティー)
- 「インターネットはすべてではない」
- インターネットは科学者の努力の結晶
- 科学的な・社会的なインパクトを分けて考えているのか??
Tomonori Aoyama (NTT)
質疑応答
- Q: ジョンソン&ジョンソンの方
医療機器が携帯電話の影響を受けて狂いが生じる。新しい技術と一緒にこっち
は新しい問題がでてくるタダでもよりコストが高い原因が生まれてくるのだけ
れど、新しいコミュニケーションをリードしている方々は発展している方ばか
りみているのではないか??どうそれをカバーしようとしているのか。積極的
に考えているのか。第二のエイズ問題にならないように考えなくてはいけない
のでは??
- A:
たいへん厳しい質問。
科学進歩が幸福ばかりを生み出すとはかぎらないのは過去が証明している。
周波数割当の問題から考えなくてはならない。
電波妨害に強いものをつくる、必要以外の周波数は出さないなどの技術。
我々も実験段階で電波を出しながらその被害にあっている。
研究所で電波の研究もしているので世の中にそれを提供していくつもり
機器の規格も見直して行かなければならないと考えている。
エネルギー問題もそのひとつ。
できるだけ電力を消費しないようにしないとパンクするだろう。
Tim Bray(Textuality Services)
http://www.texuraliy.com/talks/
Hideh Takahashi(NCR)
メディア革命の社会的インパクト
今現在第三次産業革命といえよう。今回は情報を核にした革命。だれもどうい
う社会になるかはわからないが、どう変化していくかに注意を払わなくてはな
らないのはまちがいない。産業革命は5年10年とかけてゆっくり革命が起こっ
て、そのあとは前と後とではだいぶ状況がちがうということになっている。
第一次産業革命 電話・電気
第二次 重化学
第三次 マルチメディア技術
多量の情報を蓄えて引き出す技術=data warehouseが重要になってくるだろう。
世の中のマルチメディアのとらえ方が人によって違う(専門家はわかってるけど)
- サラリーマンに聞けばデスクトップ・ビデオ会議
- 主婦に聞けばテレビショッピング
- 技術屋に聞けば光ファイバーネットワーク といったように。
マルチメディアの目的→
コミュニケーションを通して時空を越えて臨場感を持った全感覚的な共通の理解を得る
この目的を国民に広めていくのも重要ではないか
情報基盤
情報革命はこのままでは日本は乗り遅れるであろう。
アメリカと日本の比較などを比較してみるとPCの台数などは実際の数値そのも
のよりも格差が問題。「日米格差は4倍くらい」ベースとなるCATVが30倍も差
があるのはゆゆしきもの。商用ネットでの加入者の伸びのにも差がある。日本
はネットワークにつながって情報を取り入れられる人が少なくなってくる。
まとめ
- 第三次産業革命→100年に一回・資本主義が情本主義に
- バーチャル社会の出現(中抜き)
- 最大の差別化は、時間圧縮とコンテンツ
- 発展の要件は規制撤廃のスケジュール化・プライバシー保護
質疑応答
- Q かしわぎさん: 革命とは具体的にどういったものか。
- A: 中小企業が資本でなくて情本でどんどんでてくるのが革命ではないか。
- Q: 思想の伝達は文字でなくて絵でいかにして行えるか?
- A: 日本は漢字をはじめ、シンボルベースのコミュニケーションが多いのではないか。
宗教などもシンボルを見せるだけでなにかを見せることによって十分伝わる。
思想の伝達にはきわめて有効ではないだろうか。
- Q: バーチャルリアリティ・バーチャル世界には何が存在するのか。
音と関連づけて説明してほしい。
- A: その場所にそのときにいる必要がなく、時空を越えられるということ。
ディスカッション
- Q: 日本シリコングラフィクス荒川さん
産業革命について。快適性など資本と労働がくっついていたのが工場で離れて、
資本と労働が明確に分離された現在の情報革命はまたこれがくっつくのではないか、
安い生産手段が手にはいるようになってきたのではないか。
コンテンツ+安い生産手段があれば新しいビジネスができるのではないか。
- A: 高橋さん
確かに必要な資本が大きくなくなってきた。
つくる人と売る人のパイプが太くなってきた(同化してきた)
- Q: 野村総合研究所の村上さんBrayさんへ
もし1990年代にわれわれがe-mailだけしか持っていなかったとしたら
インターネットは今のようになり得たか??
知的なものと同時に同時に感性的なものを伝え合いたいというニーズも
あってインターネットは流行ったのではないか。
文字だけで人間的なコミュニケーションは有り得るのか。
- A: Brayさん
e-mailしか残さないということになったらインターネットは存続するか??
するだろう。e-mailをとったら存続するか??たぶんしないだろう。
世界中でビジネスをする場合顔を合わせてすることはやはり不可能。
video会議も明るい話だと思うけど、安いビデオ会議はまだ可能ではないし、
握手の感触をおくったりすることはできない。
- C: Farberさん
e-mailは時空間を越えるけど、voiceメールはもっといいのではないか。
どれだけの言葉があれば絵に相当するかわからないけど、言葉ではいい
えないことはあるとおもうし、どちらともいえないと思う。
どちらも規模が大きくなってきているとは思うが、それに付随するものの
レベルはまだそこまで行っていないと思う。
いくら発展してもテレビ・ラジオの方が人々への到達率はまだまだ高い。
- Q: 電通国際情報いちびきさん
高橋さんとBaryさんへ。
日本は漫画・劇画などを読んでいる人が多い。世界の中でも特異な文化。
これを是認するかどうか。
- A: Brayさん
文化はコントロールできない。漫画を見ていくと情報の密度は低い。量が大事。
しかし、やめさせるのは意味がない。
- A: 高橋さん
漫画絵の情報はたくさんあるとおもう。感情を伝達している。
言葉の意味ではなくて、アニメというのはいろいろなひとの
感情を動かすのである。これは継続するべき。
- C: 司会
ディズニーの反戦映画などはメディアの一貫である。
ルールとかいうものは形成されていないけれども、今すぐなにか
つくるべきではない。
- C: 青山さん
生産的なことではないので漫画だなんだは意味がないと思う。
絵が必要な分野は医学。絵が伝わらないとこれからの医療は苦しい。
この技術は必要ではないか。
これからのツアーのなかにNTTのハイクオリティーな画像技術が展示されているので
見てください。
- C: Hopperさん
50年前、60年前の変革のとき、私はながら族だった。
今の若い人がいろいろなことを同時にやってしまうことは驚き。
世界が変わってきていることと新しい世代の人たちが期待していることは違う。
- C: Brayさん
絵に反対しているわけではない。
本当のマルチメディアが必要なのは医療のような世界だと思う。
- A: 学生より
高橋さんの規制撤廃のスケジュール化に関して、具体的に
どういった分野の規制撤廃か。
- A: 高橋さん
規制に反しているかということはあまりチェックしないで
やっているのではないか。
例えばお酒や薬をインターネットで売るのは規制に反している。
この規制は人と人が直接顔を合わせることを前提にできている。
だからバーチャルソサエティになるにしたがって
これを変えていかなければならない。
- C: Brayさん
脱税・ポルノなどの規制は緩和してはいけない。
それ以外に関しては手をくださないほうがいい。
まだ非常に自由なマーケットを提供したということで
発展した。
- C: Farberさん
インターネットというものは国境によって規制されないことが必要である。
だからどこかの国がどれが不道徳ということになると、とても混乱する。
- C: Brayさん
新しいことを考えなくてはならない。
接続可能な国が発達しているといえると思うので売春とかは許されない
と思うけれども、そうでもないところはそう簡単には行かないだろう。
- C: 高橋さん
そういうのは文明の発達云々は関係ないのではないでしょうか。