Session3
ネットワークソサエティーとビジネスコミュニティ
コーディネーター:花田光代(慶応大学)
David Bendaniel(Cornell Univ.)
アメリカでは、ベンチャーキャピタルシステムがうまく働いているために、
ベンチャービジネスは高成長を遂げている。
ベンチャーキャピタルのデータ
日本でのベンチャーの動き
ベンチャー日米比較。
問題をどう解決するか。
アメリカでは、技術が、大学から流入してくる。
それに対して、日本では、技術は、既存の企業から生まれ、企業からベンチャーが生まれてくる。
高橋 秀明(NCR)
マルチメディアのネットワーク社会がくるとして、なにが、高成長ベンチャーに必要か
日本はネットワーク社会において、コンテンツ制作、
ソフトウエア、コンテンツをデリバーするシステムという面で、遅れている。
日本の指導者はそれに対して、深刻に考えるべきではないか。
ネットワーク化によって、ホワイトカラー、末端の労働者の雇用は、減ってきている。それを吸収するのは、価値の連鎖の左側(コンテンツなど)である。
とくに、この分野でベンチャーが起こらないのは、非常に問題である。
ただし、日本は今まで数多くの危機を乗り越えてきたので、悲観はしていない。
しかし、どこかでオープニングしなくてはならない。
文化や大学の変革をまっていたのでは、遅い。
直接、価値の連鎖の左側の技術を伸ばすのは難しいので、
日本の得意なミニチュアライゼーションの分野で、まず、活躍して、
そこで、コンテンツをシンプルにプレゼンテーションできるような方向でやるのがいいのではないか。
Tim Bray(Open Text Inc.)
- どのようにすれば、インターネットビジネスで成功するのか。
支援するシステムがあるということだけで、成功はしない。
すばらしいアイデアがあるから投資してくれ、というだけでは、投資してはもらえない。
- インターネットについて。
インターネットに参加している人は、技術が好きな人である。
それが、市場を定義している。
インターネットビジネスは、高速で、ロウコストのビジネスである。
- 問題点
- 問題1:信頼性
- 信頼性を得る。
解決策 暗号化、責任をベンダーに持たせる。
- ハッカー
解決策 セキュリティを破るコストを大きくする
- 問題2:テクノロジーの問題
遅い、解像度が悪いなど。
また、コンピュータの前に座らなければならない。
しかし、これらの問題はすぐに解決されるでしょう。
- 問題3:コストの問題
- コストの問題1
今のコンピュータは高すぎる。
企業のメンテナンスコスト、ネットワーク化のコストなど。
北米はネットワークのコストでは、アドバンテージがある。
解決策 市場圧力
しかし、ネットワークにかんしては、政治が邪魔している。
- コストの問題2
e-cashを使うこと自体で、コストがかかってしまう。
- 問題4:マーケティング
もっとも大きな問題ではないか。
顧客をどのように見出していくか。
インターネットビジネスの場合e-mailのアドレスしか顧客情報がない。
どのようなマーケティング戦略をとっていいのかは、いまだに、未知数である。
しかし、こういったルールの決まっていない市場にこそ参入して、ルールを作るべきである。
- 戦略
- 戦略1:マーケットは、テクノロジーより強い
競争や、コピーをテクノロジーでコントロールすることはできない。
唯一やれることは、市場にあわせるということだけである。
- 戦略2:昔ながらの、マーケティングをわすれてはならない
- 戦略3:競争に勝つ
競争相手をよく知らなければいない。
競争相手がネットワーク上の企業とは限らない。
他のインターネットの企業ではなく、雑誌、新聞、テレビ、
が競争相手である。テレビ、雑誌、より質がよくなければいけない。
- まとめ
どんな、ビジネスコミュニティーができるのか。
セールスマンの能力より、マーケティングの能力が問われる様になる。
また、スピードが問題である。どんどん早くなっていく。
高度な専門化、が重要。大きいということよりも。
結局、成功の大きな要素は、昔ながらの、マーケティング、
競争相手を知る、そういったことである。