ゲームシステムについて
「電車でGO!2 高速編」は、前作と同様、マスコンとブレーキを使って操作します。
操作は簡単ですが、信号などはかなりややこしくなっています。
まず、「2」で新しく登場したシステムについて説明します。
- 定通
今回は高速編なので、通過駅が多い。その通過駅を定時に駅を通過するとボーナスが
もらえるというシステムである。しかし、1秒でもずれるとボーナスはもらえない
ので、かなり厳しい。通過予定時刻よりも早く通過しすぎるとすぐに減速信号を
食らうし、遅れると容赦なく、1秒遅れるごとに点が1秒ずつ引かれていく。
- セクション通過
今まで分からなかったセクション通過ですが、やっと分かりました。
秋田新幹線の秋田→四つ小屋、神宮寺→大曲間で左側を注意して見ると、最初に
黄色い標識が見え、その次に赤い斜線の標識、そして黒丸の標識が見えると思い
ます。
これが鍵です。
実は、赤い斜線の標識から黒丸の標識までの間は電気が流れていないのです。
(黄色い標識はその予告です)
つまり、マスコンを最大限に上げても加速しません。また、この間はヒューッ
とエンジンの止まる音がして、座席がガタンゴトンと揺れることがなくなります。
この区間でマスコンをオフにすると、セクション通過としてボーナスが2秒入り
ます。ブレーキはかけても大丈夫です。
- ATC
新幹線の盛岡→新花巻間はこのATCをもとに運転する。ATCから出される速度を
守って運転するだけなので、楽に運転できます。このように制御されているから、
スムーズな運転が実現されるのですね。
- プロフェッショナルモード
前作で、本などで右下のメートル表示を隠して、ぴったり停車させる遊び方がはやり
ましたが、今回はそれが簡単にできるようになりました。それがこのプロフェッショ
ナルモードです。やり方は非常に簡単で、ゲーム中にスタートボタンを押せば、
いつでも表示を隠すことができます。
次に、信号・速度制限について。
- 中継信号
信号が見にくい位置にある場合、その直前の中継信号で信号の色を知らせてくれます。
- 警戒信号
黄色2つの信号。
あまり出る機会はないかもしれませんが、これは前作の徐行信号と考えて下さい。
つまり、25km/hまでしか出せなくなります。
駅にあまりにも早く(5秒以上?)着きすぎると出る可能性があります。
徐行させられる区間が次の信号までなので、これが出てしまうとまず致命傷です。
- 減速信号1
前作の黄色信号と同じ、黄色一色(45km/h)です。
前作と全く同じで、次の信号までに45km/hまで落とせば大丈夫です。
しかし、ダイヤが大幅に乱れることは必至です。
- 減速信号2
今回の高速編でも予定より停車時刻、通過時刻が早すぎると減速信号がしっかり出て
くれます。ただし、上の黄色一色よりも、黄色と青(70km/h)の方が多いと思います。
前作と同じように、次の信号までに70km/hまで落とさないと、例によってATSが作動
し、大減点を食らってしまいます。これが2回続けて出ることもあるので、そうなると
非常につらい。
- 速度制限
前作でもあった速度制限の四角い看板ですが、今回もしっかりあります。
しかも、どの路線も非常に多いので、パターンを覚えないとかなりつらいです。
少しわかりにくいかもしれませんが、最初に速度制限が出たときは看板が点滅して
います。これは、「速度制限がもうすぐありますよ」という予告で、この時に速度を
落としていきましょう。
しばらくすると、看板が点滅しなくなり、ずっと点灯するようになります。点灯して
いる間が速度制限の区間です。解除になるまで、制限以上の速度を出さないように
しましょう。
秋田新幹線(特級)の場合は、点滅してから点灯するまでが非常に短いため、速度制限が
始まる場所を覚えて、前もって減速するようにしないとはまります。
- 信号と速度制限が同時に出ている場合
前作は信号を通過するとすぐに信号の表示が消えてしまいましたが、今回は信号は
かなり長い間表示されています。
では、信号と速度制限が同時に出ている場合はどうするか?
答えは、「速度の低い方を守る」です。
例えば、信号が青で、速度制限が50km/hの時は、信号が青でも、速度制限の50km/hを
守らなければなりません。
信号が減速(70km/h)で、速度制限が90km/hの時は、70km/hの方を守るというわけです。
減点について。まずは到着後の減点。
- オーバーラン
前作と同じで、オーバーランをすると、1mにつき2秒ずつ減点されます。
しかし、初級の場合は1mにつき1秒しか減点されないこともあります。
また、前作と違い、初級の場合は停止位置手前2mで止まっても減点されないので、
少しはやりやすいかもしれません。
逆に、難しいコースでは、1m停止位置がずれてもしっかり減点されてしまいます。
ゲーセンによっては、1mで3秒減点されるところもあるようです。
- 駅構内再加速
これは前作と全く同じです。駅構内に入ったあと、少しでも加速すると、停車後に
10秒減点されてしまいます。加速しながら駅構内に入るのは問題ないので、時間が
遅れているという場合は、ホームに入る少し前から加速して、ホームに入るという
常套手段があります。
- 非常制動減点
前作で、たった1km/hの駅進入速度超過で文句を言ってくる、異常なまでに敏感な
神経を持った女子高生やサラリーマン(笑)は今回も健在です。「2」では、駅進入
速度超過はなくなりましたが、その代わりに非常制動減点というものが加えられ
ました。これは、急ブレーキをかけると10秒も減点されてしまうというもので(初級は
減点されない)、どんなにスピードが遅くても、非常ブレーキをちょっとでもかけると
ウルトラ敏感な神経を持った女子高生やサラリーマンが文句を言ってきます。
また、非常ブレーキをかけなくても、ブレーキを0→8→0→8といきなりかけた
場合も減点の対象になるようです。また、ゲーム後の「乗り心地」の評価がかなり
悪くなります。
- 初級コースについて。
初級の場合は、上記の減点をしまくっても、最高で20秒までしか減点されないように
なっています。ですから、思いっきりオーバーランをして減点の記録を作るということ
は初級ではできません(笑)。
次に、走行中の減点。
- 車内信号無視
電車を出発させる時、青信号になっても、車内信号のランプがつかなければ発車
できません。発車しようとすると、ATSが作動し、減点をくらいます。前作の
ように大減点を食らうことはありませんが、あまりにももったいないので、こんな
ところで減点を食らわないように。
P.S.
電車を出発させる前にブレーキを解除にしていると、減点はされませんが、ゲーム
後の評価が下がってしまいます。車内信号が出るまでは、最低でもブレーキを1に
しましょう。
てっちゃんに、「発車前のブレーキ解除は厳禁です」と注意された人も多いと
思いますが、これに注意すればOKです。
- 減速信号無視
予定ダイヤより早く駅を停車または通過した場合、黄信号が出ることがあります。
黄信号が出たら、次の信号(または中継信号)までに70km/h以下に落とさなければ
なりません。スピードがこれ以上だと、減点され、ATSで止められてしまいます。
こうなると、ダイヤがかなり遅れてしまい、致命傷になりかねないので、これは
一番注意が必要です。
- 速度制限超過
四角い速度制限の看板が点灯になっても指定された速度以上を出していると、やはり
減点を食らってしまいます。しかし、信号と違いATSをかけられることはないので、
もし減点を食らってもまずは冷静に対処して、制限速度まで落とすように。
前作に比べると複雑で、覚えきれないところ、分かりにくいところもあるかもしれま
せんが、初級では「てっちゃん」が丁寧に教えてくれるので、まずはこれで慣れるのが
手かもしれませんね。