II. 課程博士のステップ
1.各種条件をクリアする
Proceedings が無い場合は、(CDROMのみ)などと注意書きを入れ、pp. がないことで
不信に思われないようにしましょう。
筆者の場合:
(1)メジャー科目:「インターネット概論」(1998年5月提出の試験時)
(2)マイナー科目:「社会と標準化」(1998年11月提出の試験時)
主査:村井純、副査:鵜野公郎、斎藤信男、徳田英幸
主査:村井純、副査:鵜野公郎、斎藤信男、大岩元
主査:村井純、副査:鵜野公郎、斉藤信男
主査:斎藤信男、副査:鵜野公郎、國領二郎、村井純
主査:斎藤信男、副査:鵜野公郎、國領二郎、村井純
2. 大学院セミナー(いわゆる「オフィシャル」)を行なう
アドバイザー主査を通して出してもらうことになってるらしいが、本人からだしても大丈夫だった。
3. ジャーナル2本、国際1本を準備する
4. 公聴会
(1)プレゼン資料: 発表45分、質疑応答15分のための発表資料を作成。
(2)参考資料: ジャーナル2本、国際1本、他業績を示す資料(賞をとっていたらそういうものも)を「参考資料」としてバインダにまとめてもっていく。
(3)論文: 公聴会には、本論文はなくてもいいが、あったほうがいいらしい。
(4)その他: 毛の生えた心臓は必需品らしいので、日頃から準備運動をしておくのがよいらしいです。
筆者の場合: 論文と参考資料を三セット持っていき、主査・副査の先生に渡しました。また、10頁のプロポーザルとpptのコピー(6枚/page)を会場参加者分コピーして配布しました。
そして即日結果がわかります
5. 主査・副査に論文を渡してレビューしてもらう
6. 書類と論文を事務に提出 (研究科委員会(1)の2週間までに)
特に、年度内ぎりぎりで綱渡りをしている人は要注意です。
論文と申請書類一式を事務に提出してから、少なくとも2回の「研究科委員会」が
開催されないと、正式に博士号は取れません。すなわち、たとえば3月の授与式に
間に合おうとすると、2月の研究科委員会で論文審査委員会を発足させ、
すぐさま最終審査を行ない、3月の研究科委員会で承認、というのがぎりぎです。
(ちなみに、2001年は1月の研究科委員会はありませんでした。)
ただし、毎年スケジュールなどが違うので、事務の方とよく確認するのがよいでしょう。
3月の研究科委員会がたまたまなかったり、最終審査のスケジュールがずれちゃったりすると一発でアウトなのでやはり前述のように
論文は12月に出すのが吉でしょう..。
また、最終審査は、承認を行なう研究科委員会の、少なくとも2週間以上前には
終わっていないと、いけません。なぜならば2週間前には、主査から大学に「審査確認書」
なるものをださなければならないからです。(図1参照)
図1. 学位審査ぎりぎり綱渡りスケジュール(2000年度SFCの場合)
2003年春授与式プランはこちら(参考)
申請書類は、事務にいくと一式くれますが、webによると「ワープロで書け」とかいてあるので、おそろいの word を作りましたから、ご利用ください。(学位申請書を除く)。
提出先は、α館の事務窓口。大学院コーナーです。
今回提出する書類は、本論文も含めて差し替え可能だそうです。
博士(学術)と博士(政策・メディア)のどちらかを書く。主査と確認しましょう(筆者は「政策・メディア」で提出しました)。また、学位申請書には、提出用書類の一覧があり、Web とは異なる部数が表示されていますが、これは、三田仕様なので、無視して、webのほうを信じてよいそうです。
宮川さん情報:古臭いバインダは不要になったそうです。普通にうっている紙のバインダでOKとのこと
真中の「副論文題目」には、本論文といっしょに審査してほしい論文名をリストするので、筆者の場合は空欄としました(おそらく課程博士の場合は該当しないのではないかと思われる。主査と要確認。)。
宮川情報:副論文は空欄のほうがよい
また、参考論文には、とりあえず自分がFirst Author のものはみんな並べてみた。
「冊数」の意味はいまだに不明だが、何も書かなくてもよいみたいです。
なお、論文リストの書き方は、きちんとルールに則って pp. も記入すること。
論文目録に一覧した論文の別刷り(なければコピー)、業績を示す書籍類のコピーなどを「参考資料」というバインダにしました(筆者の場合は論文賞などの賞状のコピー、SOIが取り上げられた雑誌のコピーなどもいれ、表紙に目録をつけました。
卒業、入学の年月日は、大学・学部・年によって異なるそうなので注意が必要だそうです。
いちおう、事務に確認をして記入するのがいいでしょう。
(筆者が確認したうち、皆さんに役に立ちそうな日付:
1997年4月1日入学、2000年3月31日単位取得退学)
また、所定用紙には「最終学歴」と書いてありますが、いちおう学部・修士・博士ともに全部埋めて見ました。
最後に捺印を忘れずに。
7. 審査委員会発足 (研究科委員会(1)にて)
ここで指摘された直しの差し替えは、製本論文提出時に差し替えるように、とのことでした。
8. 最終審査
※事務に提出したものが主査・副査にタイムリーにまわっていない場合も多いので、最終審査には、必ず最新版の論文を人数分各自準備すべし。(2008.2.1 added)
※この書類は、「審査確認書」のドラフト版として主査が準備するようになったので、持参の必要はなくなりました。(2008.2.1 added)
9. 論文修正
10. 審査確認書を提出(主査から大学へ:研究科委員会(2)の2週前までに)
11. 論文製本
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図2. 事務提出用装丁例 |