飯を食ってきました

例によって寝坊して朝は食えず　ホテルを移って以前から気になっていた店に行ってきました

いつ通っても地元のおっさんたちがたむろしている店
あまりにも観光客がいなくて　入れないでいたんです

いつも昼飯を食う店が土曜で休みだったこともあり　意を決して入ってみました

J.P.ベルモンド似の店主にとりあえずワインを一杯貰い
マダムに「何か食べれる？」って聞くと　にっこり笑ってすぐさま前菜が...
ちょっとスパイシーなイタリア風の前菜　なるほど　飲兵衛の集う店なのね...

メインは思いっきりフレンチでした

あ　誤解のないように言うと　基本的にフランスの食生活は簡素です
拳ほどの肉の塊（今日のはワインでじっくり煮込んでありました）
芋　豆　キノコをバターの海でソテーしたもの（味付けは塩／胡椒のみ）超大盛り

以上って感じです　当然食い切れず　おみやにしてもらいました

で　コーヒーを頼むと　キウイ　プラム　葡萄　メロン　イチジクなど山盛りのフルーツが！
どれも良く熟していて旨い！

んで　それらを食いながら改めて常連客を見ると　なんか変...

みんな60過ぎなんですが　妙におしゃれ　靴とかジャケットとか　髪形とかね
目つきもどうもカタギではない感じがするんだよね
言葉遣いも所謂「若者コトバ」だし（一昔前のね）

前述したように　役者として結構良いところまで行ったんだぜ　って言われたら信じそうな店主だし
マダムもちょっとジプシー入ってて　さぞかしいい女だったんだろうなー　って感じなんだよね

ロケーションも悪くないのに一般客は俺１人...　うーむ　謎です　想像が膨らみます
リタイヤしたヤクザなのか　水商売仲間なのか　芸能関係者なのか？？？
こうなるとカフェに付き物の地下への階段の奥も気になります...
昨夜は田舎に行こうかな　なんて書いたけど　やはり街はおもしろい

常連客達はカードや　ルールが良く分からないゲームに興じています
コーヒーをお代わりしてしばし観戦
田舎町と違って全然シカトされちゃうのが寂しいところではあります...

以上で22ユーロ　パリでは全然高くない
ホントは恐ーい店だったんだろうか？


＜ー３　　Return to WYSIWYG Index　　５ー＞