radvdの設定



next up previous
Next: パッケージの紹介 Up: IPv6の設定 Previous: zebraのインストール

radvdの設定

radvdとはルータ通知を行うデーモンであり,これを立ち上げておくことによっ て,IPv6ホストに対して静的自動設定を提供することができる.通常,ルータ となるマシンでは起動する.

radvdは次のサイトから入手できる.原稿執筆時の最新版はradvd-0.4.2である. 今回はradvd-0.4.2を使って説明する.

ftp://ftp.v6.linux.or.jp/pub/Linux/IPv6/radvd/

radvdのインストールは次のように行う.

# tar xvzf radvd-0.4.2.tar.gz
# cd radvd-0.4.2
# ./configure
# make
# make install

次に,設定ファイルをコピーする.

# cp radvd.conf.example /usr/local/etc/radvd.conf

通常は1つのインタフェースから1つのプレフィクスを通知するので,その設定 例を示す.コピーした設定ファイルを次のように書き換える.

interface eth0
{
        AdvSendAdvert on;

#
# new EUI-64 prefixes
#
        prefix 3ffe:501:1eee:1000::0/64
        {
                AdvOnLink on;
                AdvAutonomous on;
        };

#
# old 80-bit prefixes 
#
#       prefix 5f04:f900:c2dd:1400:8000::0/80
#       {
#                AdvOnLink on;
#                AdvAutonomous on;
#       };

};
これはeth0デバイスから3ffe:501:1eee:1000::/64のプレフィクスを通 知している例である.

最後に,radvd を起動する.これを前述したスクリプトの最後に加えておくと 便利である.

# /usr/local/sbin/radvd &



Yuji SEKIYA
$Id: node13.html,v 1.2 1998/09/02 04:43:20 sekiya Exp $