行きと帰りのルートはタイミングなどによって決定される。よって、行きはルータPower2を通って到達し、帰りはルータPower3を通っ来るということもありえます。いまは、Dyna1はデフォルトルータをとしてPower3を選びました。ping6のパケットはPower3を通ってgr2000.k2c.wide.ad.jpに届き、エコーリプライもPower3を通って戻ってきています。
そこでPower2とPower3のインターフェイスwm0でのpassiveモードを解除して、wm0でもOSPFの経路を交換させた。
そうすることで、Power2とPower3はお互いの状態を知り合うことができる。
そのことによって、Power3はより良い経路として、Power2のことを知っているので、Dyna1にICMP
リダイレクトをおくる。Dyna1はICMPリダイレクトを受け取り、同じ内容をPower2に送りなおす。
そして、下の図のような通信が可能となった。
図4)OSPFを動かした後の経路