INSATとは?
・INSAT概略
INSATは、インターネットでの衛星回線について、多角的に研究を行うKGである。
衛星回線の特性やハードウェアに関係する物理的な部分から、アプリケーションに至るまで、衛星回線に関わる全てを対象とする。
・研究姿勢と研究テーマ
・SFCで触れられる衛星回線
INSATでは、実際に衛星回線インターネットに触れ、運用し、これを用いて実験することができる。INSATで実際に触れることのできる衛星インターネットのプロジェクト、衛星回線について紹介する。
AI3(エートリプルアイ)プロジェクトは、日本と東南アジア各国間を衛星回線を使用して相互接続する。AI3では、衛星回線を利用したインターネット・バックボーンを基礎に、このネットワークの上で衛星回線とインターネットに関わる様々な研究を行っている。
現在、AI3ネットワークには、Ku-BandネットワークとC-Bandネットワークの2つがある。Ku-Bandは奈良先端科学技術大学院大学が、C-BandはSFCが中心となって運用されている。Ku-Bandのパートナーには、タイ、香港、インドネシアがあり、C-Bandのパートナーには、シンガポール、マレーシア、フィリピン、ベトナムがある。
INSATで研究をすすめるに当たって、このAI3プロジェクトの衛星ネットワークを使用することができる。
C-Bandは、1999年から運用が開始された。INSATは、AI3プロジェクトでのSFCチームとして、C-Bandネットワークでの運用・研究について中心的な役割を果たすべく活動する。また、AI3プロジェクトの活動にも積極的に参加している。
AI3プロジェクトは、年2回の定期的な会議が持たれており、いずれかのパートナー国で開催される。AI3プロジェクトの活動のため、必要に応じてパートナー各国に赴く。
SFCの地上局は、大学院棟横(大学院棟とクラブ棟との間)に設置されている。7.6m径のアンテナが目印である。無線設備は、アンテナ下のシェルタに格納されている。(→SFC地球局)
WIDEプロジェクトでは、国内各地にKu-Bandの地球局を持ち、これらを使用したネットワークを形成している。SFCでは、o棟屋上の固定設置1.8m径アンテナをもつ地球局、および75cm径可搬地球局を持つ。 (→75cm可搬局)
他のWIDEプロジェクト参加組織では、奈良先端科学技術大学院大学や東京大学などが地球局を持っている。
INSATは、WIDEプロジェクト内でのこのKu-Band衛星回線運用について中心的な役割を果たす。WIDEプロジェクト研究会などでは、この可搬地球局を用いて回線運用を行う。
意志疎通
KG内の情報流通を円滑化し、各人の研究の進行支援と日々の運用の連絡の緊密化をはかるため、ミーティング他のコミュニケーションの機会を持つ。
ミーティングは、基本的に週1回とする。また、必要時には随時ミーティングを行い、その他状況に応じて必要人員のみのミーティングも頻繁にもたれる。
日常では、メールやIRCを用いて、コミュニケーションをはかる。
活動場所
通常は、Δ棟研究室で行う。必要に応じ、学外で活動することもある。
・新たにINSATに参加しようと思う人へ