A1000
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Netra st D1000 から Netra st A1000 へのアップグレード
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ここでは、Netra st A1000 アップグレードキットに含まれている以下のアイテムを使用して、システムをアップグレードする手順を説明します。
- Netra st A1000 コントローラボード
- ドライブベイラベル
- RAID Manager 6.1.1 ソフトウェア CD
- RAID Manager 6.1.1 マニュアル (『Installation』、『User』、『Release Notes』)
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Netra st D1000 のコントローラボードの取り外し
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- Netra st D1000 のハードディスクドライブ上のデータをバックアップします。
- ハードディスクドライブが、Volume Manager その他のデータベースソフトウェアによって管理されていないことを確認します。
使用しているアプリケーションのマニュアルを参照してください。
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Netra st D1000 システムとソフトウェアとの通信を停止します。
ソフトウェアに付属のマニュアルを参照してください。
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システムの電源を切ります。
電源スイッチの左側を押してスタンバイの位置にします。
注 − ホストの電源を切らないと、SCSI timeout、 SCSI reset、 ISP reset、または ISP register dump といったエラーメッセージが表示されます。
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コントローラボードの SCSI ケーブルとターミネータを取り外します。
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静電気防止用リストストラップを、左右の電源装置ベイの間にある金属が露出している部分に取り付けます。
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コントローラボードの装置を引き出して、静電気防止用マットの上に置きます (図 A-1)。
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両側のレバーを使用して、コントローラボードのロックを解除します。
- レバーを持って、装置を引き出します。
図 A-1 Netra st D1000 コントローラボードの取り外し
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Netra st A1000 のコントローラボードの取り付け
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1. |
Netra st A1000 交換用コントローラボード装置を、シャーシのスロットに挿入します (図 A-2)。 |
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装置の上部にあるレールを、シャーシのガイドフックにはめ込みます。
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注 - コントローラボードを挿入するときは、コネクタ部が正しくかみ合うように、コントローラボードを水平に保って挿入してください。
図 A-2 Netra st A1000 コントローラボードの取り付け
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2. |
コントローラボードのコネクタが接続されるまで、しっかりと押し込みます。
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3. |
両方のハンドルを、装置の面と接するまで内側に押して閉じます (図 A-2)。
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4. |
必要に応じて、電源ケーブルや SCSI ケーブル、ターミネータを取り付けます。
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注 - Netra st D1000 システムを分割ボックス構成にしていた場合は、配線終了後に SCSI ケーブルがあまっているはずです。
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ドライブベイラベルの貼り付け
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Netra st A1000 では、Netra st D1000 とは別のドライブベイラベルを使います。図 A-3 に Netra st A1000 のドライブベイラベルを示します。Netra st A1000 のドライブベイラベルについての詳細は、「Netra st A1000 のドライブベイのラベル」を参照してください。
図 A-3 Netra st A1000 のドライブベイラベル
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中央のくぼみに合わせて、新しいラベルを古いラベルの上に貼ります (図 A-4)。
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左バンクのラベルの右側にあるくぼみと、右バンクのラベルの左側にあるくぼみが、ドライブベイの中央にくるようにします。 |
図 A-4 ドライブベイラベルの貼り付け
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Netra st A1000 システムのドライブ ID を設定する
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Netra st A1000 システムでは、ドライブベイ内のドライブの位置によって、各ドライブの ID があらかじめ設定されています。ただし、システムを使用する前に Netra st A1000 システム全体の SCSI ID を設定する必要があります。
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1. |
ホストシステム上の使用可能な SCSI ターゲットアドレスを確認します。 |
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使用可能な SCSI ターゲットアドレスを判定する方法については、Solaris AnswerBook の『Sun 周辺機器 使用の手引き』を参照してください。 |
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2. |
Netra st A1000 システム背面にある SCSI ID スイッチの位置を確認します (図 A-5)。 |
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3. |
小型の平頭ねじ回しを使って SCSI ID スイッチを回転させ、このシステムの SCSI ID として使いたい ID 番号に合わせます。 |
SCSI ターゲットアドレスは 0〜15 の間で選択します。
注意 - SCSI ID 番号 14 と 15 は、いかなる装置にも割り当てないでください。SCSI ID 14 と 15 は、コントローラボード上の GEM チップ (SCSI 格納装置の検知用チップ) 用に予約されています。
図 A-5 Netra st A1000 の背面
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RAID Manager ソフトウェアのインストール
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1. |
ホストシステムに RAID Manager 6.1.1 ソフトウェアがインストールされていない場合は、インストールします。 |
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インストールと操作についての詳細は、ソフトウェア CD に付属のマニュアルを参照してください。 |
注 - すでに RAID Manager 6 がインストールされている場合は、Netra st A1000 の電源を入れる前に 6.1.1 にアップグレードしてください。
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2. |
Netra st A1000 の電源を入れます。 |
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電源スイッチの右側 (電源投入位置) を押して、指を離します。 |
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3. |
Netra st A1000 の電源が入ったら、ホストシステムで boot -r を実行して、Netra st A1000 が追加されていることを確認します。 |
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