劇団四季版「オペラ座の怪人」を観た。
舞台自体を見るのは、既に4回目くらいだが、久しぶりの東京公演。初の「四季・海」でのファントム様だったので、わくわくしながら会場へ。
舞台演出も、さすがの出来栄え。オープニングのシャンデリアが上昇していくシーンで観客の心を
鷲掴みである。ファントム様がクリスティーヌをいざなう地底湖のシーンのロウソクの登場や、「「All I Ask Of You」の後に、独白をするシーン等の演出も見事。シャンデリアの落下シーンも迫力十分。
そして出演者全員による豪華絢爛なマスカレード。素晴らしい。
歌に関しては、当然といえば当然なのだが、さすがの迫力。特にファントム様の歌唱力は素晴らしい。クリスティーヌでなくても思わず篭絡してしまう。
映画と舞台の違いだが、ストーリは、ほぼ映画版が舞台を完全に再現しているため、大きな差異は無い。しかし、舞台の方が、クリスティーヌが怪人を怖がっている(殺人鬼として憎んでいる)ように思う。映画の方がラブストーリ、悲恋としての味付けになっている。あと、舞台の方がラウールが馬鹿っぽい(笑)。映画の方が、ファントム様との決闘シーン等でラウールの見せ場が多く、さわやかさも(俳優の顔の影響かも知れないが)高い。
そして感動のラストシーン。英語詩で言うところの下記に該当する部分は、囁くように歌っていた映画と違い、声量を活かした朗々たる声が響く。
You alone can make my song take flight
It's over now: The Music of the Night
その後に残る静謐な光に照らし出されたマスク。美しい。素晴らしい。
コメント (1)
舞台は映画より原作に近くなっているんですね。
殺人鬼でもストーカーでもなんでも
やっぱりファントム様は素敵!
投稿者: kiyo | 2005年04月22日 15:47
日時: 2005年04月22日 15:47