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数学が一番人間的で純粋な学問である証拠です

「何故、役に立たなくちゃあいけないのかってきき返す」
「だいたい、役に立たないものの方が楽しいじゃないか。
音楽だって、芸術だって、何の役にも立たない。
最も役に立たないということが数学が一番人間的で純粋な学問である証拠です。
人間だけが役に立たないことを考えるんですからね…。」
(犀川創平「冷たい密室と博士たち」)

研究こそ、人間的な活動であると信じることが重要。何かを信じられると、信じないとね。
修論最終発表を無事に終えたb氏に捧ぐ。

コメント (5)

はるを:

Vシリーズ落ちる散る朽ちる、文庫で読了しました。何度読んでも女性二人がひどい男(自覚あり)から離れられないのかわかりません。
負け方を知りたいです。

saikawa:

酷い男は、それ故に魅力的ですからねぇ。

紅子さんは誰よりも先に全てを知り、そして全てをあきらめてしまいますからね。なかなか幸せにするのは難しいと思いますよ。

冷静に考えれば、その紅子さんを一時でも幸せにしてあげられていた林さんは、やはり凄い人なのではないかと。

はるを:

擁護なさいますね〈擁護ですよね?苦笑)。
でも最後までは幸せにできなかったのですよ?私だったら総合点でマイナス、にします。
七夏さんも結局ひどい目にあっていますし。
と、あまりに容赦ないでしょうか。

saikawa:

擁護ってほど林派ではないんですけどね。
#犀川先生派なので(笑)。

林さんは酷い男として書かれているが故のかっこよさがあるのではないか、と分析しています。

あの優柔不断な感じとか、もっとスマートに書いてあれば印象も違うのに、わざと駄目な男として書かれているような気がしています。もっとも、翻弄される(林さんを愛している)二人には溜まったものではないでしょうけどね。

ただ、紅子さんは林さんと一緒に居るか居ないかは「幸せ」の判断基準と別個に考えてそうですけどね。彼女を幸せにするのは、結局のところ彼女自身でしかなさそうです。

はるを:

ああ、そうでしたね、息子さんのほうが。いいですね、私も一人ほしいです。口利いてもらえないかもしれないですが。

酷い男のかっこよさですか、・・・理性では否定したいです。
記述者=保呂草(仮名)の主観が入っているのでしょうね。翻弄されているのは二人でしょうか、林さんもでは?

ううん、紅子さんは、頭の良さや育った環境を除けば普通の女性のような気が・・・。そばにいてくれるほうが嬉しいと思いますよ。この点は、萌絵ちゃんも同じです。多分、間賀田博士も。男の人からみるとちがいます?

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2005年07月27日 17:39に投稿されたエントリーのページです。

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