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「先生もさ・・・寂しくなったりしますか?」

「ん?さみしいよ。でも ただそれだけの話だよ。
時々 大波が来て 心臓がねじ切れそうになってのたうったり
叫びだしそーな夜とかが
周期的にやってきたりするけどね
ま、そんだけの話。命に別状はないよ。」
(花本修司、「ハチミツとクローバー」)

コメント (3)

ハルヲ:

あの、私これ、ちょっと身につまされてどきどきしたんですが。
もっといってしまえば、そのあと原田さんに「さびしいよ」とおっしゃっていましたね。実際の目の前にいる生身の相手には誰にも言えないことってありますけれど、これはそういうのなんだろうな、と思ってしまいました。
きっと、命に別状はないけどねっていうことですよね。
こういう諦観が、いつか私にも来るかなあ、と。
あ、後ろ向きですかね。

石井。:

これはヒトリものなら誰でも、恐ろしく共感できる言葉だと思う。

そしてやっかいなのは
むしろ、命に別状がないという所である。

saikawa:

> ハルヲさん
花本先生がどれだけの時間と辛さを乗り越えて、この台詞を言えるようになったのか(そして言えない台詞を亡き原田に呟く)、それを考えると切なくなりますね。「ま、そんだけの話。」と言う姿に、大人を見ます。

> 石井さん
そうなんですよ。どんなに辛くて切なくて身を焦がしても、死ぬことは無いんですよね。「死にそうに切ないだけの、ま、そんだけの話」。
大人は辛いですなぁ。

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2006年06月30日 16:12に投稿されたエントリーのページです。

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