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終わりの 始まりの 幕を上げよう

「ハチミツとクローバー」、待望の最新刊。

まだ読んでいない人もいると思うので、ストーリラインには触れないが、物語が収束に向かって一気に進み始めた。
森田さん(忍と馨)のエピソードも、はぐのエピソードも、これまで続いてきた優しいモラトリアムの終わりを感じさせる。これまでそこはかとなく漂ってきた「マンガっぽさ」を超えた先にあるドラマチックなリアリティ。メッセージも深く、重い。修ちゃんがストーリラインに深く関わってきた。

もしも私が描くことを手放す日が来たら
その場で、この命をお返しします

「持つもの」の崇高な思いは何を齎すのか。そして「持たざるもの」たちは何を決断するのか。

好きな女の子 ひとりなんて 救えるわけなんか ないんだよ

「持つもの」同士の孤高と、優しさ。そして残酷さ。

何かを残さなきゃ生きてるイミがないなんて
そんなバカな話あるもんか

生きててくれればいい
一緒にいられればいい
オレはもうそれだけでいい

そして作品はクライマックスへ...ええと、次はいつ出るんだ?
最初に徹夜明けの早朝電車の中で読んだ時の衝撃といったら、言葉に出来ない。

コメント (5)

まど:

9巻まで来てようやく真に面白いと思いはじめました。
エンジンかかるの遅くてすみません。

saikawa:

でしょう?
だから絶対面白いって言ってたのに(笑)。ここからはもう目が離せません、というか、次刊発売まで待てるかどうかが不安です。もはや。

そがべりょう:

また一年くらいまたされるんですかねぇ。

あああ、きちゃいましたねえ、カタストロフィが・・・。
はじめに本誌で見たとき、はぐちゃんが風の中で立っているシーンの意味がよく分かっていなかったのです。あの見開きのコマはただ怖いなあというだけで、こんな決定的な事件の起こった瞬間だなんて。実際の事件のときと、本当に同じです。

しかし、また野宮さんがかっこよかった。こういうしっかりした人が大事なんだよ、山田さん!という・・・。

saikawa:

1年は待てない予感です。
野宮さんは本当に大人ですよね。最初の「女たらし」的な設定はどこに行ったのでしょうか...でも、あれならもてるのも頷けます。

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2006年07月18日 10:46に投稿されたエントリーのページです。

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