The Naming of Names
基本的には、強制するのもされるのも、縛るのも縛られるのも好きじゃない。義務感や責任感ではなく、自分がしたいから、する。そう、もしかしたら、選ばれたいのかもしれない。弱くなったのか、強くなったのか。まあ、そういった事はあまり深く追求せずに。そう、答えを出す事が目的ではない。
空に向かって安定して移動する物体には、畏敬の念すら感じる。でも、やっぱり、高いところはあまり好きじゃない。揺れたりするのが駄目だ(笑)。
”「諸君・・・。私は、この危機から諸君の期待どおり生還しよう。私は、最悪の条件、最大の難関から脱出する。諸君が私の名を心の中で呼べば、どんな就縛からも逃れてみせよう。一度でも、私の名を叫べば、どんな密室からも抜け出してみせよう。私は、必ずや脱出する。それが、私の名前だからだ」"
(森博嗣、「幻惑の死と使途」)