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LORELEI

先日の続き。

「終戦のローレライ」、まだ全部読んでいない(ただいま3巻半ば)のだが、ストーリとしては以下のようなものである。

終戦間近の日本。降伏したドイツから日本に極秘裏に譲渡される密約が交わされた潜水艦「U4F(ゼー・ガイスト)」は、特殊兵器「ローレライ・システム」によって、周囲を「知覚」して潜航、攻撃が可能である。しかし、「U4F」は、日本近海にて、米国潜水艦との戦闘中に「ローレライシステム」の中核を成すU4Fの子機(ナーバル)を投下してしまい、その魔法を失ってしまう。日本海軍は「ローレライ」による特殊作戦の断念を決断したが、将校の一人、浅倉は周到に「U4F」補給・修理を行った上で、半ば寄せ集めとも思える絹見艦長以下の人員を配属し、戦利潜水艦「伊507」として出撃させてしまう。最初の任務は、「ローレライ・システム」の改修。「伊507」は魔力を取り戻し、日本をあるべき終戦の姿に導くことができるのか!!

みたいな話しなのだが、その「ローレライ」の鍵は、小型潜水艦「ナーバル」に隠されているのである。実は、「ローレライ」は潜水艦の周囲の状況を「映像」として投影できるシステムなのだが、その感知方法は、一人の特殊な能力を持った少女(パウラ)の脳波を読み取るというものなのだ。パウラは水に接しているものの気配や様子を感知できる能力の持ち主で、「ナーバル」に単身乗り込み、体の半分を水に浸すことで「ローレライ」を作動させていたのである。

さて、ここで気になるポイントがある。「終戦のローレライ」の主人公の一人は、このパウラに淡い恋心を抱く折笠という工兵上がりの元特攻隊員。戦いに巻き込まれた若者の一途さと、若者に頼らざるおえない大人達のストーリである。
そして、少女パウラは「ローレライ」稼動のために水中に浸ってなければならないので、ゴム製のウエットスーツのようなものを身に着けている。で、「ナーバル」は半分くらい水浸しになっているわけである。

どっかで聞いたことあるぞ、この展開。そう、「エヴァンゲリオン」に似ている。

途中、海底に沈んでいる「ナーバル」を折笠が助けに行く際にハッチを空けるシーンがあったりして、思わず、「手に火傷する!!」とか思ったりしてしまう。
既に脳内では、「パウラ」は「レイ」になっている。

これからどうなっていくのか、絹見艦長(「まさみ」と読む。通称まっぴー)の操艦に期待大。

コメント (2)

chris:

>(「まさみ」と読む。通称まっぴー)

(ノ∀`) アチャー
知りませんよぉ?
どぉなっても…

saikawa:

まっぴー艦長はかっこいいぜ、かなり(笑)。ちなみに映画では役所広司。

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2005年02月25日 21:53に投稿されたエントリーのページです。

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