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おしゃれな会話。

森博嗣の作品は、ミステリィとしてのプロットや描写も素敵だが、個人的には会話のセンスが一番秀逸だと思う。特に、犀川先生と萌絵の会話は軽やか。

「あの、これ、何のおつもりです?はっきりおっしゃって下さいよ」
「プレゼント」犀川は答えた。
「何のプレゼント?」
「開けてみたら?」
「開けて良い?」
「既に君のものだよ」
(森博嗣、「虚空の逆マトリクス」より"いつ入れ替わった?")

コメント (3)

石井。:

もし自分だったら、最後の部分で

『開けて良い?』
「開けられるものならな」

とか言ってしまいそうだ。

そう、ここで何のプレゼントか明かさないところ、「開けてみたら」とそっけないところ、「いいよ」なんて言わないところが大好きです!世の犀川ファンの女性がきゃいきゃいいっているところでしょう。
加えて、この後の萌絵ちゃんが佐々木夫人に自慢しているシーンもすごく好きです。

saikawa:

> 石井。さん
その台詞では犀川先生のキャラが邪悪になってしまいます。口元を歪めた笑いと共に、ですね(笑)。

> ハルヲさん
優しさが感じられない優しさ、みたいなのが犀川先生のスタイルですよね。「作ったのでも拾ったのでもない。」とか言うのも、世の犀川先生ファンの男性もきゃいきゃいいうポイントです(笑)。

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2006年08月01日 14:26に投稿されたエントリーのページです。

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