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CATS - そして姉の愛再び。

昨日、劇団四季の「CATS」を見てきた。初めてみるのに、最前列で。
「CATS」の席には"S回転"なる、まるでスキーの競技のようなランクが存在していて、この席は名前の通り、舞台が始まるまでは180度逆、つまり通常の席と向かい合う形になっており、この席が回転して定常位置に戻ったと同時に舞台の幕も上がるという仕掛けになっているのだが、その"S回転"の最前列で、いきなり鑑賞してしまったのである。これも全て、ニンテンドーDSを買うために早朝から並んだ上に変装までして弟の分を買ってくれる姉(四季の会メンバ)の偉大な努力の賜物(早朝から並ぶ)である。

会場は五反田と大崎の間くらいにあるキャッツシアター、以前バイトをしていた某企業の某研究所から目と鼻の先にある専用劇場。

cats_sky.jpg
"CATS"
Leica C-LUX1
oosaki, Tokyo/Japan



車で行ったのだが、幸い道もすいていて余裕の到着。お昼ごはんを食べてから悠々と会場入り。"S回転"席は180度回転した状態なので、ステージの上に一旦登って着座することになる。これから始まる舞台のステージを踏める優越感。意味も無く2回くらい移動してみた。

舞台の内容は、「オペラ座の怪人」や「マンマ・ミーア!」のような一本の確たるストーリがあるというよりは、ジェリクルキャット(ただ一人選ばれ、永遠の命を与えらて天井に登れる猫)に指名されることで救済される魂の物語を縦軸に、猫の舞踏会を通して、登場する個性豊かな猫達による歌と踊りを楽しむ構成になっている。つまり、あまり深く考えたり勉強したりしないで、見たまま楽しむだけで十分な作品。しかし、着想といい、セットといい、内容といい、これが20年以上前に作られたものなのだろうか。改めてサー・アンドリュー・ロイド・ウエーバの才能には驚かされる。

ちなみに、会場外にはこんな遊び心も見られるのだ。

cats_parking.jpg
"parking"
Leica C-LUX1
oosaki, Tokyo/Japan


帰宅した後に、ふともらったチラシを見ていると、「オペラ座の怪人」の千秋楽が決まったとある。これはちょっと気になる。とりあえず姉に探りの連絡してみる。結果、姉は私の「取れるものなら...」という願いを聞き入れてくれた。そう、また早朝から並んだのだ!またもやチケットを駄目な弟のために押さえてくれたのである。しかも前から二列目...姉の愛は広く、深いなぁ(笑)。
多謝、多謝。

コメント (3)

まど:

オウキャッツ!!

ウチの母はミストフェリーズがお気に入りだったようです。
パンフレットを見ながら、「わたしの時はこの人だった!いや違うこっちかな?」と
激しく夢中になっておりました。

えええ!?なんてうらやましい。
さあ、このまま劇団四季にはまりましょう。
東京は常設がたくさんあっていいですねえ。

saikawa:

既に劇団四季にはまっているような気が(最初に見たのは中学生くらいで、やっぱり「オペラ座の怪人」)するんですが、後から見始めた姉に一瞬で追い抜かれた気がします。やはり情熱が違うからでしょうか(笑)。
個人的には大阪劇場で掛かっている「マンマミーア!」のドナが保坂知寿になったのが気になってます。

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2006年09月10日 23:44に投稿されたエントリーのページです。

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