地球人ならば、こんな考え方をするでしょう。「この絵に色彩は実は存在しない。科学者の証明によれば、色彩とは、ある種の物質における、光を反射するための細胞の配置なのだ。したがって色彩とは、目に見える物質の具体的な部分では無い」
ずっと悧巧な火星人はこう考えるでしょう。「これはいい絵だ。これはインスピレーションを受けた人間の手と頭から出来あがったものだ。これの思想と色彩は、生活からでてきた。これはいいものだ。」
(レイ・ブラッドベリ、「火星年代記」)
自分が思っている事は、相手も思っている。自分にできることは、他人にもできる。忘れてはいけない。自分の手の届く範囲のなんと短いことか、と思い知る瞬間。
それでも、求め、焦がれるのだ。
とても正気じゃいられない。
コメント (2)
クオリアってやつですか
投稿者: masudab | 2007年01月10日 10:02
日時: 2007年01月10日 10:02
さすが!
"ものには「名前」があるね"の方のクオリアです。
高級オーディオとかではない方の(笑)。
投稿者: saikawa | 2007年01月10日 20:15
日時: 2007年01月10日 20:15