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ニンテンドー世代

前々から注目していたTV番組がある。

「ゲームセンターCX」というニンテンドー世代には堪らない番組だが、(おそらく)マイナーであろう。
内容は、よいこの有野(課長代理)が、ファミコンの過去の名作(迷作)ゲームを、ひたすら、一途にクリアするというほとんどドキュメンタリーといっても良い番組。これのDVDが出ているのは知っていたのだが、購入をなかなか決断できなかった。しかし、知人の日記を見てついに購入決意。

面白すぎる。

「ゲームしてるだけ」と言えばそうなのだが、何せ過去のゲーム。操作性が冴えなかったり、ゲームバランスが狂気じみていたりと、そう簡単にクリアできるものではないのだ。それを大の大人が必死に攻略していく様子は見ていて好感が持てる。

しかも、製作サイドのあふれんばかりのゲームへの愛と、妙な一体感が堪らなく面白い。有野(課長代理)自体はとりたててゲームが上手いわけでもなく、ただのゲーム好きなのだが、たまに凄い奇跡を起こしたりする。あと、妙に細かい作業(すり足で微妙にキャラを動かす)とかは上手かったりする。

で、AD。皆ゲーム上手(で、ちょっとイケメン)。攻略ではまると「一機やらしてもらって良いですか?」とADが声をかけ、有野と協力してゲームを進めていく感じがノスタルジィを感じさせる。ボスの前でポーズをかけてコントローラを有野に渡すところとかちょっとかっこいい。

DVDには番組内でもトップクラスの面白さの回が収録されている。中でもお勧めは「プリンスオブペルシャ」。奇跡的なプレイの後の凡ミスに、スタッフ全員がため息を打つ雰囲気なんて、もう神の領域である。

大の大人が真剣にファミコンに打ち込む姿。20時間近くかけて不可能に思われるステージを攻略していく様子。ただゲームをしているだけの有野が、とってもかっこ良く見えてくるから不思議。

ニンテンドー世代必見のDVD。

コメント (3)

まど:

トランスフォーマーの、「ボーっとしちゃって始めから」が
結構、というかたまらなく好きです。

たかがゲーム、されどゲームですね。有野課長代理、相当男前。

おみち:

ADさん ボスは課長代理に持たせてやるところが優しいです。
ずっと付き合うというのも すごいスタミナですよね。
ぼーっとしちゃうところ 含め 有野さん特有の一般人臭い『間』がいとおしい。

※私の前の日記でもリンク貼りましたが、スーパーモンキーの動画もなかなか笑えますよー
http://youkan.sakura.ne.jp/museum/movie/366.html

saikawa:

有野課長の奇跡は凄いね。地上波で毎週やってくれたら絶対見るのに。

スーパーモンキーも凄い脱力感!昔のゲームって凄いなぁ、と思わせる投げっぱなし感ですね。

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2006年04月09日 23:12に投稿されたエントリーのページです。

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