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2006年02月 アーカイブ

2006年02月05日

ASIMO

久しぶりの休日。

偶然見たWEBの告知を見て、新型ASIMOのお披露目会のため、久々に青山のHONDA本社、ウエルカムプラザに行く。13時からの回を見ようかと、なんと休日に午前中起きである。奇跡(笑)。

その甲斐あって、13時頃には青山本社についていたが、微妙に遅刻気味だったので、せっかくだから15時の回を最初から見ようと思い直して、まずは本社駐車場に車を入れる。HONDA車には聖地のようなところで、初代デルソルで行くと注目を集めたものだが、二代目もそこそこ。相変わらずとても丁寧に応対をしてもらい、いざ、ウエルカムプラザへ。

中はまずまずの人だかり。そしていたー。ASIMO。相変わらず可愛い。キュートな動きである(意味が重複)。でも15時の回からを楽しむために、こっそり横目での確認に留め、15時の回の整理券を貰うべく暫く待つ。この整理券配布スペースが風が巻き込んで非常に寒い。かなり修行っぽかった。しかし、耐えた成果として1列目をGET。お昼もそこそこに、15時に席に着く。

お披露目会自体はおよそ1時間くらいで、これまでのASIMOの開発の歴史や、新型の走行(なんと時速6km、瞬間的に両足が宙に浮くという抜群の性能)デモ、それにRFIDタグを用いた人物認識、そしてあのウワのASIMO体操という盛りだくさんなラインナップ。

まさかツインリンクに行かずにあのASIMO体操を見れるとは。苦笑せざる終えない絶妙なオチも再現されていた。

技術の粋を身近に感じられる貴重な体験。まさに「Power of Dreams」であった。

asimo.jpg
"Power of Dreams"
CONTAX tvs digital
aoyama, Tokyo/Japan

2006年02月06日

Yes,We'll Gather at the Internet

いつものように大学に出勤し、非常に注意力散漫に自分のブースに入ろうとしてた時、まず目に入ってきたのは机の上に置かれていた見慣れない携帯電話だった。
その後、ゆっくりと視線を巡らせて視界に入ってきたものに、一瞬脳が追いついていかない。

本日、研究室に思いもよらないお客様が複数名。2004年に大変お世話になった二人組である。
たいしたおもてなしも出来ずにすみません。今度来る時にはちゃんと事前に連絡を下さい(笑)。

ちょっと立ち寄る、にはかなり遠いところだと思うけど、また是非。
どうぞ、遠慮なく。

2006年02月10日

Night Meeting

遅れてやってきた新年会。

おでんを食べながら多岐にわたって、非常に内容の濃いディスカッション。
やっぱり、同じ方向を向いている人と話すのは面白い。
久しぶりにあってもすぐに本題に入れるし、話がシーケンシャルじゃなくても直にキャッチアップしてきてくれる。全体を見ながらも、局所的に盛り上がることも忘れない。非常に居心地が良い。

定期的に開催したいものである。

2006年02月14日

愛があれば大丈夫。

今、広瀬香美が熱い。

昨日、偶然ラジオから流れてきた歌を久しぶりに聞いたのだが、凄く新鮮で、しかも、歌が上手い。しかもめちゃくちゃ冬のイメージ。
サビはさすがCM女王だけにキャッチーだし、歌詞(ストーリ)の展開もなかなか面白い。今聞いても結構良いのである。というか、当時よりもかなり好意的に受け入れられる。

コートの上から抱き締めておいて
「ちょっと太った?」なんて聞かないで
性格変えた方が良いかもよ
(広瀬香美, 「ゲレンデがとけるほど恋したい」)

まさに局所的な「ブーム到来」である。

2006年02月15日

Hit and Roll

日本の不調が叫ばれているトリノオリンピックだが、メダルとは別に注目している競技がある。

何を隠そう、カーリングである。たしか、長野オリンピックの時に偶然見て、はまったような記憶が無きにしも非ず。

基本的には氷の上にストーンを滑らせて的の中心を狙うというものだが、ポイントは既に置かれているストーンにぶつけても良いところ。最終的に中心に一番近いストーンが得点権を持つため、かなり戦略的にストーンを配置していく必要がある。

基本的には、まず的(ハウス)の前にストーンを配置(ガードストーンと呼ばれる)してハウスへの直接的なアクセスを防ぎ、ガードストーンの後方に得点を取るためのストーンを配置するのである。でも、相手の攻撃、ガードストーン自体を除けたり、得点を取るためのストーンをはじき出して(慣性の法則により)自分のストーンを止めたりするので一筋縄ではいかない。

今回ぐっと来た言葉は、相手のストーンに当て、相手をハウスからはじき出した上で自分がハウスの中心に入っていくという「Hit and Roll」。何となくカッコイイ。

個人的には日本のスキップである小野寺さんの活躍に期待したい。

2006年02月17日

忙しい時ほど...

余裕を持って(作って)対応しなくてはならない。
一日は誰にでも等しく24時間。

正味2日間で45枚の報告書。まあ、人間、やれば出来るということだ(笑)。

つまり、やらなければずっと出来ないのである。

2006年02月20日

go to Nice

今年最初の海外出張のため、フランスのニースへ。

そう、あの南仏、コートダジュールである。
さすがに海に入る事は出来ないだろうが、日本よりは幾分暖かい気候と、素晴らしい景色、それに実りある議事を期待して飛行の途に着く...瞬間に携帯電話に着信アリ。

出てみると、大学の某教授から研究プロジェクトに関するご質問とご依頼。出国直前に、PCを開いて応対。ふと気づくと出国ギリギリに。慌ててゲートに急ぐ。

今回はANAでフランクフルト、そこからLHに乗換えてニース・コートダジュール空港まで。約半日を掛けた移動となった。飛行機の中では、オリンピック特集とCL特集のNumber、それに東野圭吾の「レイクサイド」を読む他は、ひたすらBOSEのQC2の性能に頼って睡眠。日頃の分を取り戻した。

ニース空港についたのは夜の20時頃。そこからタクシーでホテルまで移動。メルセデスのタクシーは平均速度が130km/hくらいで、非常にスリリング。

明日から天候に恵まれることを祈りたい。

2006年02月21日

road to

夢へ続く道の様子。

nice_monaco.jpg
"Road to Monaco"
CONTAX U4R
A8, Monaco

Time in Thy Flight

1215年製の要塞の背景は、今も変わらぬ青空。

monaco_sky.jpg
"Time in Thy Flight"
CONTAX tvs digital
Palais Princier ,Monaco

Country for Dreaming その1

会議1日目。

いきなり午前中の会議がキャンセルされる。開始は13時から。
これは、これは...いきなり千載一遇のチャンスなのではないだろうか!

という訳で、この日記にも登場回数が多い人生の先輩S氏にお願いして、念願の、本当に夢にまで見た、あのグランプリの舞台であるモナコへ急遽行くこととなった。
というのも、会場となるソフィア-アンティポリスからモナコまでは高速道路を使って約30分程度の距離。「ちょっと見てくる」ことが出来る位置関係なのである。

はやる気持ちを抑えて荷物を片付け、レンタカー(オペルのアストラ)に乗り込み、いざ、A8(高速道路)を東へ。途中から信じられないくらい綺麗な海が目に飛び込んでくる。素晴らしい。イメージしたとおりの南仏、コートダジュール。道路標識には「MONACO」の文字。胸が高鳴る。

A8を出て暫く走ること数分。夢にまで見たモナコが、イメージ通り(TVで見た通り)の姿で目の前に広がる。うっすら涙で視界がにじみそうな感動である。セナが、プロストが、マンセルが、ピケが。それ以前にはグラハム・ヒルやファンマニュエル・ファンジオが駆け抜けた、歴史とロマンとスペクタクルの舞台である。

F1市街地コースを見たい衝動を抑え、まずはモナコマイスターであるS氏(既に3回来たことがある)のお勧めで大公宮殿へ。
ベタな写真で恥ずかしいが、そこからの景色を二枚ほど。

monaco_sea2.jpg
"Invisible"
CONTAX tvs digital
Palais Princier ,Monaco


monaco_sea1.jpg
"Port de Monaco"
CONTAX tvs digital
Palais Princier ,Monaco

Monaco - Country for Dreaming その2

前回からの続き。

大公宮殿からモナコの海岸側の視察を終えた我々は、一路モナコF1コースドライブへ。大公宮殿はモナコF1コースで言うところのラスカスコーナー(いわゆる最終コーナー)側にあるため、ラスカスの脇を掠めてスターティンググリッド方向へ進むこととなる。
ラスカスコーナー、伝説の1992年のセナ vs マンセルのテイル・トゥ・ノーズでのドッグファイトの最後に、マンセルが外側から豪快にかぶせていった映像が鮮やかに蘇る。

ちなみに、F1開催時にはピットになると予想される場所には、ちょっとしたお店が設置されていたが、あれはグランプリウイークには休業なのであろう。

で、憧れのグランプリコースに入った最初の印象は「狭い」。日本で言うところの3ナンバーであれば簡単に対向車線にはみ出してしまうくらいに道路幅が無いのである。スターティンググリッドっぽい白線が引かれている道路を通過しながら、第1コーナーへ。

かなり傾斜がきつい坂道である。1993年にジャンピングスタートによるペナルティからストールしてしまい、周回遅れになってしまったプロストがセナにパスされたあの坂である(微妙に記憶が古い)。

そこからあの有名なカジノの前を通ってミラボーコーナーに繋がるセクション。道路にはF1の歴史を象徴するかのようにゼブラゾーンがある。これだけで少し「ジーン」と来るものがある。

monaco_zebra.jpg
"zebra zone"
CONTAX tvs digital
casino, Monaco


ここで一旦お昼を食べることとなり、カジノの脇にあるテラスで高名なホテル・ド・パリを見ながら昼食。至高の極みである。

その後、再びグランプリコースに戻ることになり、ワールドグランプリの中でも屈指のシーンが眼前に展開されることとなる。

ミラボーからローズ、ポルティエからトンネル

グランプリコースに戻った我々のレンタカーが差し掛かったのは、数々の名シーンを生んだあのミラボーコーナーである。モナコの数少ないオーバーテイクポイントは、TV中継でみるよりも高低差があり、また道幅も信じられないくらい狭い。こんなところで抜きに掛かっていたのだがら、凄い。しかも外側のウオールにはタイヤ痕。この道幅、ぶつかるのもうなずける。

ミラボーを右にパスすると、ローズヘアピン。F1グランプリで一番車速が落ちるコーナーである。

monaco_loews.jpg
"loews"
CONTAX tvs digital
mirabeau-loews, Monaco



ここも高低差がかなり激しく、ブレーキにはかなり厳しいことが実感できる。そもそも、あのF1マシンがこのコーナーをスムーズにパスして(しかも70km/hくらいは出ているのではないだろうか)行くことが信じ難い。

ローズヘアピンを抜けるとセナがマシンを止めた事もあるポルティエコーナー、そしてモナコ名物のトンネルである。

monaco_portier.jpg
"portier"
CONTAX tvs digital
portier, Monaco



monaco_tunnel.jpg
"tunnel"
CONTAX tvs digital
tunnel, Monaco



まさに、まさにTV中継でみたのと同じ映像。気分はオンボードカメラである(ドライバーじゃないところがポイント)。トンネルの中はやっぱり凄い速度感。ここを全開で走り抜けていくという行為は、もはや感動に値する。



monaco_tunnel2.jpg
"inside"
CONTAX tvs digital
tunnel, Monaco



トンネルを抜けると、プールサイドシケインがあるはずだが、これはグランプリウイークで無いので設置されておらず。ただ、脳内ではブレーキングを遅らせたマンセルが直進している図が補完されている(笑)。

その後、タバコ・コーナーを曲がってピット裏となるショートストレートを走った後に、再びラスカスコーナーへ。これで1週である。

全長3.367Kmのグランプリコース。

ああ、生きてて良かったなぁ、としみじみ思う、夢のような体験であった。

この後、会議に遅れないようにするため、マルセイユのタクシー状態でA8を西へ向かったS氏に多謝、多謝。

P.O.O

パリのオペラ座と同じガルニエ氏による建築。
地下には湖があって、パリと繋がっていて欲しい。資金が必要な時に、「あの方」が調達に来ることが出来るように。

monaco_casino.jpg
"P.O.O."
CONTAX tvs digital
casino, monaco

2006年02月22日

Cannes

本日は会議終了後、カンヌとニースの海岸を見学する事に。

まず向かった映画祭で名高いカンヌは、バカンスで訪れる避暑地のイメージそのままに、綺麗な街並みと高級ブランド店、そして砂浜が続く。

canne_sea.jpg
"Ray"
CONTAX tvs digital
cannes, France


そして、映画祭の会場となる建物の周囲には、有名な俳優・監督等の手形タイルが埋め込まれている。
フランスの名匠もご覧の通り。

luc_besson.jpg
"Le Grand Bleu"
CONTAX tvs digital
cannes, France


しかし、これはどうよ?これがフレンチクオリティなのか?

mickey_canne.jpg
"mickey in cannes"
CONTAX tvs digital
cannes, France

Nice

空の写真は好きである。特に、雲がドラマチックなものが良い。間から射す光で、陰影が強いものが好みだ。

nice_sky.jpg
"nice bleu"
CONTAX tvs digital
nice, France

Hotel de Negresco

ニースの海岸にて。高貴なシルエット。

negresco.jpg
"Hotel de Negresco"
CONTAX tvs digital
nice, France

2006年02月23日

marsellie roulette from eze

本日会議最終日。午前中はプレナリ(会議総括と次回会議に関するアナウンスメント)に出席。

次回は米国のフィラデルフィアに。そして次々回が英国のロンドン以外になりそうな雰囲気だった。個人的には"シアターオブドリーム"があるマンチェスターを希望したい。

もしくは、ベルファストかアルスター。

その後、昼食がてらS氏お勧めのニース近傍の鷲巣村(サラセン人の襲撃から身を守る為に断崖や丘の上に立てられている城塞都市のような小さな村)のezeへ。持っていた「るるぶ」の表紙を飾っていたし、S氏のお勧めなのでかなり期待して行ったのだが、その期待以上の素晴らしい雰囲気と景色。
海に面した断崖の山頂に立っているため、村の中は急勾配だが、その苦労を報う見事な風景を望むことが出来る。

eze_sea_small.jpg
"eze"
CONTAX tvs digital
eze, nice/France


素晴らしい地中海を堪能した後、海が見えるezeのレストランでロゼを飲みながらランチ。素晴らしすぎる。と、ここまでで終わっていても十分自慢なのだが(笑)、ここで終わらないのがこの会議のメンバなのである。

「本場のブイヤベース、食べたく無いですか?」

という純粋な(あるいはさらっとした)モチベーションで、マルセイユに行くことが決定。
しかし、マルセイユはニースから200km以上離れているのである。ブイヤベースを食べるためだけにレンタカーで高速道路を200km。感覚的には、東京で会議が終わった後に「鰻でも食べますか?」とかいって浜松に行ってしまう感覚である。ちなみに、同じ会議に出ているフランス人には「馬鹿な真似はやめろ」とやんわりと止められた。

しかも、マルセイユを目指して移動し始めたら携帯にS氏から電話が。取ると、S氏もマルセイユに行こうと思ってるから一緒に行こう、というオファー。さすが、である(笑)。

結局、一旦ホテルでS氏一行と合流し、2台でマルセイユへ。携帯を持っている人間が分乗する作戦に従って、S氏のナビシートに座る。モナコフォーメーション。

途中で給油をはさみ、3時間弱をかけてマルセイユまで一路A8を西へ疾走した。途中、海岸風な景色が段々ごつごつとした岩肌に変わって行く様子が、コートダジュールを抜けて南仏プロバンスに向かう我々の偉業を実感させる。

マルセイユ近傍はかなり渋滞しており、高速道路を降りてから市内に入るまでに多少時間が掛かったものの、無事到着。映画タクシーの舞台ともなったマルセイユは、いかにもフランスという感じの運転と路上駐車、ニースやカンヌとは違うちょっとダークな雰囲気が持ち味。ジダンが育った街である。
少し街中でタクシーごっこ(やみくもに狭い道を走る遊び)をした後、目的のお店に向かう。

S氏お勧めのお店は、路地裏の細い階段を降りていった先にあり、最初はどこにつれていかれるのかと思ったが(誰だってそう思う雰囲気であった)、ついたお店はとても雰囲気の良い綺麗なお店。先に到着していた一行と合流し、念願のブイヤベースを食した。さすが、本場のブイヤベース。美味しい。

1時間くらいの夕食を終え、今度はニースまでの帰り道。往路よりも効率的な経路をS氏が思い出し、30分以上タイムを短縮し、その日の内にホテルに到着。見事荒川の金メダルを見ることが叶った(笑)。

しかし、ブイヤベースのために往復6時間弱。これぞ、ジャパニーズビジネスマンの鑑といえる魂を見た気がする。

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