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2004年12月 アーカイブ

2004年12月01日

blog はじめてみました。

blogというものを、取り急ぎはじめてみました。
なんとなく気にはなっていたものの、きっかけが無くなかなかはじめていなかった。

はじめるきっかけと、丁寧に導入まで指導してくれたK氏に感謝。ちなみにK氏は研究室の後輩である。後輩や学生に教えられることは本当に多い。先達も大切だが、後輩も大切。

しかも教えるタイミングが12月1日というのが冴えてるよね。さすがK氏。

せっかくのWEB。どこからでも飛んで来れて、どこにでも飛んでいける。せっかくなので、シーケンシャルでない、ランダムな記述を心がけよう。

本日、愛車delsolの走行距離が14万キロを超えました(いきなりランダム)。この愛車、免許をとってからずっと乗っているので、今年でもう8年くらいか。
2年前、11万キロ目前の冬に、東名高速で突如エンジンブローしたという伝説を作った車。その際、乗り換えるかどうかで相当悩んだのだが、もう走らなくなった状態で乗り捨てるということがどうしても出来ず、結果エンジンを換装することに。

英断だった。

最近は、だいぶボディにもガタが来ているが、パワートレインは好調。ひとたびアクセルをそこまで踏みつければ、1,600ccで170psを叩きだすDOHC VTECのエンジンはメカニカルなノイズと共に一気に8,000rpmオーバーまで回る。その時、5,000rpmくらいで音が切り替わるのがその気にさせる。

役に立たないという声も多いが、何故役に立たなければいけないのか、と聞き返す。面白ければ良いのです。そう、人生と同じ。

2004年12月02日

フットボール

つい、日々の忙しさに追われ、部屋の掃除をないがしろにしてしまう。
あまりにも酷い有様だったので、頑張って掃除を始めたのだが、気づいたら、プレステのコントローラを持ってウイニングイレブン8をやっていた。

このシリーズは3からずっとやり続けている。家のプレステはもはやウイニングイレブン専用筐体となっている。マスターリーグは全シリーズでACミランを使ってプレー。

ちなみに、日本代表をプレステのパッドで操作させてくれれば、W杯優勝も夢じゃないと思っている。
そして、サッカーを実際にプレーすると、自分の体をプレステのパッドで操作したくなる。

サッカーで美しいのはダイレクトプレー、オーバーラップしてあがっていく選手への壁パス、そしてクロスボールに反応したシュート。ボレーであれば言う事は無いが、反射的なヘディングも捨て難い。ゴールはあんなに大きいのに点数があまり入らない事が、その難しさを物語っているように感じる。
人間の体で最も器用な手を使わないで行うスポーツだから、そしてGKだけは手を使えるのだから、基本的にゴールは奇跡。だから観衆はそれに熱狂する、とは以前読んだ雑誌(おそらくナンバー)の記事。

ちなみに好きなプレイスタイルは俊足ウイングバックと、古風なエースストライカー。
ウイングバックはドリブルが上手くて、速い正確なクロスをあげられる選手が良い。ゴール前に架けるアーチが美しければ美しいほど良い。

そしてストライカーは、嫌らしいフェイントやこなれたドリブルやサイドに開いてのキープではなく、豪快なゴールを狙って欲しい。ボールを持ってゴールが見えたら、全力で利き足を振りぬく。ドリブルなんて下手でも良い。パスなんて二の次。

ゴールへの「その一瞬」の緊張感を感じさせてくれるプレーを見せてくれるフォワードが良い。現在は飛び出しの早さが第一条件かもしれないが、古典的なゴール前に張っているタイプのストライカー、頑張って欲しい。

一度、バティにロッソ・ネロのユニフォームを着て欲しかった。
レオナルド様(元アントラーズの貴公子)が左サイドを切り裂いてあげた放物線が、バティの右足に合わされたら、それはもう栄光への架け橋でしょう(NHK風)。

だから、うちのACミランのセンターFWは、ファンバステン。

2004年12月05日

エースをねらえ!

さて、3回目にしてついに、このページのタイトルについて触れよう。

テニスは中学時代から、実にのっぺりと、のーんと、続けている。だいぶ長い付き合いだ。スポーツの癖に、勝負の癖に、相手の球を打ち返して、次の球に備えるという、ある種「協調動作」的な作業の継続であるところが面白い。また、程よい時間で、適度な運動量(本気でやると非常にハードだが、そこまでむきになってやる時代は過ぎた)を得られるところも良い。

プレースタイルは、とにかくストロークで押しまくるプレースタイル...が好きだった。今ではフラットでストロークを打ち続けるほどの腕力も体力も無く、もっぱら技巧派に転向である。全身に力を込めて恐ろしい勢いでラケットを振っていた頃が懐かしい。

鋭いショットを打つ為には相手のショットを的確に捉え、自分のラケットを固定すれば良い。腕力やスイングのスピードではないのだ。ボールを掴むような感触で、ラケットの中心でボールを捉えたら、そこからはむしろゆっくりとボールを運ぶような気持ちでフォロースルーをすることが重要。

ちなみに、好きなプレイヤはアガシである。今でこそ、スキンヘッドでmassiveなおじさんだが、昔は長髪でデニム生地のウエアとかを着ているアグレッシブなプレイヤだった。そして馬鹿みたいに強力なストロークが格好よかった。

という訳で、長くなったので、ページの由来は次回にしたいと思う。
ある種の叙述トリック。

2004年12月07日

新・エースをねらえ

というわけで、前回の前フリをきちんと踏襲して、今回は「エースをねらえ」である。

もちろん、非常に有名なテニス漫画であり、ほとんどの方がご存知のことだろう。テニスの名門、西高校で、華麗なプレイスタイルと日本人離れした容姿の「お蝶夫人」こと”竜崎麗香”(イニシャルはRR)に憧れ、テニス部に入部した”岡ひろみ”が、新任コーチの”宗方 仁”(イニシャルはJM、我らが指導教官と同じである)に見出され、テニスに打ち込み、大きな試練を乗り越えて世界のトッププレイヤーとなっていく物語である。

前から好きではあった。宗方コーチの異常に長い足や、バラを背負って登場するお蝶夫人、岡のことを好きになる男子テニス部主将 兼 生徒会長の"藤堂 貴之"(イニシャルTT)等、非常に個性的で魅力溢れるキャラクタと、テニスを通して人間の成長を描くストーリは特筆に値する。

しかし、しかし。つい先週、ふと再読してみると、なんということか(ががーん)!!もう、とにかく凄いのである。人生に必要なもののほとんどすべてが詰まっている。まさに、哲学書なのである。

ご存知のように、途中で宗方コーチは絶命されてしまう。このシーンはもう、涙無しには読めないのである。自分の死期を知った上で、自分のテニスを教える相手を探し、やっと見つけて、これから花開くという時に死んでいく宗方。最後まで育てられない無念さ。それを押して、「俺の死が(岡が成長する)チャンスだ」と、親友を信じ、託し、すべてを赦して死んでいくその生き様。断筆は、「岡、エースをねらえ!」ですよ。どんな精神力だ、宗方。かっこよすぎるぞ。もう、蜘蛛の模様の着流しも、寝タバコも許せてしまう。

その死後、ショックでテニスを離れてしまった岡が再び再生していく過程。岡を取り囲む人々の苦悩と努力。素晴らしい。特に、宗方の親友、桂コーチ。お坊さんだけあって、台詞に含蓄がある。「勝に不思議の勝あり。負に不思議の負けなし」なんて説法だよ。
「スポーツじゃあ『勝つと自信がつく 負けると勉強になる』っていうんだ。どっちもいいものなんだ。ただし勝ちざま負けざまってものがある。悪く勝ちゃ慢心する 悪く負けりゃ卑屈になる」なんて、27歳の台詞では無い。

そうなのだ。この作品に登場するキャラクタは、やたらに立派なのだ。めちゃくちゃ努力家なのだ。凄い精神力なのだ。お蝶夫人は、20歳前にして、既に「『わたしがやる』とか、『わたしにならできる』とか、いつも自我は表面に出る者は頂点には登りきれない。天才は無心なのです」という悟りともとれる言葉を岡に送る。この言葉の根拠が、お父さん(日本庭球協会理事)が落ち込んでいる姿を見て、「私が強くなって日本テニスを支える」と宣言したことによっているのである。小学生だぞ!麗華。なんでそんなに立派なのだ。

というわけで、本当に枚挙にいとまが無い「エースをねらえ!」。未読の方はハンカチを持って、是非。
ちなみに、1巻で藤堂は岡を自転車(青春である)で送った後、詩吟を詠いながら去っていく。何で?

2004年12月08日

Nortonの罠

さて、だいぶblogというものが理解できてきた(ような気がする)。要は、エントリーを追加して行けば、システムが勝手にページを構築してくれるので、管理の手間いらず、ということだ。

で、デザイン自体はCSSやテンプレートをいじることでかなり自由に設定できる。ということは、他人のデザインを見て、良いものを取り入れ、さらに洗練していくというSFC方式(一言断っておくが、すべてをコピーするのは駄目である。大切なのは、リスペクト、あるいはオマージュの心なのだ。ちなみに本気ではない、念のため)。

という訳で、さっそくblogの師であるK氏のページを見に行く。さすが、K氏。シカゴ訛りのcoolなデザインである。非常にgroovyである。しかも、ちゃんとこのblogのことも紹介してくれて・・・。

あれ?

他の人のblogの見出しは出ているのに、この「Aim for the ACE」の見出しは表示されていない。つまり、クリックできない。

どういうこと?

とりあえず、何回もリロードしてみたり、IEをあげなおしたりしてみるが、一向に改善されない。よく分からないので、とりあえず凄腕のb氏をメッセンジャで見つけ、質問する。
すると! なんとb氏には、「Aim for the ACE」の見出しも見えているとのこと。K氏の嫌がらせ説はここで棄却されることとなった。

htmlのソースを見ても、見出しの部分はそっくりそのまま抜け落ちている。これじゃあ、IEもお手上げ。VMWareのFreeBSDでも一緒。

どうしたものかと思案しているところ、凄腕のb氏が原因を突き止めた。詳細はここを参照。
つまり、研究室のURLは、デフォルトでインターネットセキュリティ対策ソフトのフィルタの対象となっていたのだ。

これは衝撃であった。ある意味、かっこいい。

でも、なんで「.ad.」が入っているドメインは駄目なんですか?研究機関は信用ならないcgiとかを動かすからですか?でもリンクをはずせば良いんじゃないですか?アンカーの文字ごと消すって、乱暴すぎませんか?

突っ込みどころ、満載。

2004年12月12日

ハウルの動く城

遅まきながら、"ハウルの動く城"を観た。言わずと知れた、宮崎駿監督の最新作である。ストーリその他はたくさんの関連WEBにこれでもかと記述されているので、そちらを見ていただくとして、感想を。

まず、一番不安だった声について。今作の話題の一つだった、「キムタク」の声だが、これは思っていた以上に気にならない。世界観を壊すことなく、上手にキャラクタになじんでいたように思う。というか、むしろハウルかっこよすぎ。
登場シーンから既にかっこよさ全開である。信じられないくらい足が長いし。いつも鎖骨ちら見せなあたりも美形の実力発揮である。

あと、ストーリのボリュームについて。おそらく原作の世界を二時間の尺におさめるために、物語をリストラして大胆な構成変更を行ったのであろう。確かに、論理的に「え、なんで?」という疑問が発生する部分も多い。しかし、映画といのは、すべてに答えが提示されていれば良いというものでもないし、観た人が必ず同じ結論を得る必要があるものでもない。その人なりの解釈と感じ方をすれば良いのである。そういった意味で、余韻も残しつつ非常に魅力的に纏め上げる手腕はさすがだと思う。宮崎さんが監督としての力を存分に発揮した作品なのではないだろうか。

そして、音楽について。素晴らしい。もう、オープニングの音楽だけでちょっと泣きそうになる。さすがに"ナウシカ"からの長いペアだけあって、見事に世界観を描いている。城の動きも髣髴とさせ、少し郷愁を誘う美しいメインテーマだった。

と、いいことづくめな感じだが、やはり、謎な点は気になってしまう。ソフィーの呪いはいつ解けたの?カルシファーは火の悪魔だったような気がするんだけど、契約の秘密ってどれだったの?荒地の魔女は何でハウルを狙ってたの?
などと、思いをめぐらせる。ああ、そうか、映画を見終わったあとでも、ずっとその映画について考え、観た人と映画について話をし、新たな想像を巡らせる。これが、ハウルの魔法の力か。
やるなぁ、宮崎アニメ。

2004年12月17日

忘年会というもの

本日は、WIDE研究会の後、前職の同期との忘年会が予定されていた。
皆めちゃくちゃ忙しい中(なんたってほとんどの人が忘年会までダブルヘッダなのだ!!)、14人もの人数が集まって、色々な話を聞くことができた。

幹事のスーパーサラリーマンアスリート、O氏に深謝。

そして、本日に引き続き明日もWIDE研究会、しかも朝9:30からの会議への参加がMUSTであるため、一度家まで帰るオーバーヘッドに耐え切れず、銀座に宿をとることにした。今年10月に出来たフランス資本のホテル。建物自体は、恐ろしく薄っぺらい感じで、ちょっとどきどきしたけど、内装は綺麗で部屋も広かった。ツインだったし。テレビが液晶っていうのにも時代を感じた。
しかし、皆忙しいっていってるのに、朝までよく飲むよね(笑)。
あ、ちなみに、ヒルズ族じゃないですから。3年以内に一部上場したら、全員ハワイ、っていう約束は覚えてるよ。うん。

2004年12月21日

メタルギアソリッド3

久しぶりに、新しいゲームを買ってみた。

タイトルは、「メタルギアソリッド3」である。敵陣の真っ只中に、装備も何も無い状態(現地調達が基本なのだ!!)でたった一人で送り込まれ、敵に見つからずに進んでいく、という何とも地味っぽいシリーズの最新作である。
しかし、このシリーズ、面白いのである。妙な緊張感を存分に楽しみつつ、見つかったら見つかったで、「ええい!!」とばかりに応戦すれば良い。基本的に主役のスネークは恐ろしく強いのだ。少々の無理は利く。

とりあえず、マニュアルを斜めに読んではじめてみる。毎度の事ながら、映画さながらの美麗なグラフィックで状況が説明される。今回は、ジャングルでのサバイバルが中心になるとのこと。
HALO降下(地面すれすれまでパラシュートを開かない危険なダイブ)で、またもや敵地に一人で送り込まれてしまった。

で、途中で落としたバックパックを回収しながら、基本的な操作を学習させられる。その後、麻酔銃とサバイバルナイフを構えて、ちょっとづつ、ちょっとづつ進む。敵が何時出てくるか分からないからね。

そうこうするうちに、目の前に沼が。で、あれ?なんか、沼の先の方にワニいるんですけど。ワニってどうよ?まあ、普通あんまり素手で戦ったりするものではないな、と麻酔銃で眠らせる。
で、沼に入る。ここまでの草のモーション(スネークが踏むと折れ、移動するとゆっくり戻ったりする)に感動していたが、沼に入った時の動きにくさとか、迷彩服の汚れかたのリアルさにも感動。

「をを、動き難い。ををー、ずぶずぶはまっていくなぁ。あ、あれ。どこまではまっちゃうの?あれ、あれ?」
「スネーク、スネーク!!(無線で呼ばれる音)・・・」

こうして初のタイムパラドックス(スネークの死亡)は起こった。事故です。不幸な事故だったのです。

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