candle in the window
ウエストミンスター寺院。中でエルトン・ジョンを聞いて1人で追悼。
"Westminster Abbey"
Leica C-LUX1
Westminster Abbey, London/UK
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ウエストミンスター寺院。中でエルトン・ジョンを聞いて1人で追悼。
"Westminster Abbey"
Leica C-LUX1
Westminster Abbey, London/UK
The snail's on the thorn;
God's in His heaven -
All's right with the world!
(Robert Browning)
"All's right with the world"
Leica C-LUX1
green park, London/UK
ロンドンで撮りためた写真をUPしてる内に、次の海外出張となってしまた。
今回はドイツ・ミュンヘンから英国ロンドン、そしてコーンウォールという旅程。
ミュンヘンへはルフトハンザの直行便で12時間以上(!)という長いフライト。今回もいつもの例に漏れず、その大半を寝て過ごした。海外出張の移動は、かなり貴重な睡眠時間である(笑)。
で、ミュンヘン。人生初のミュンヘンだが、恐ろしく「寒い!」。ちらほらと雪が舞っていたりする。日本が暖かだったため、今回コートは真冬仕様で無いものを着てきてしまった。寒さが苦手なので、かなり辛い。
とりあえず、逃げるようにタクシーでホテルへ。さすがドイツのタクシー。アウトバーンでは200km/hでびゅんびゅん走っていく。そしてドイツ人はそのタクシーを何事も無かったように追い抜いていく。
さすがにドイツは、国産車の比率が高い。BMW、Audi、メルセデス、VW。
移動途中でワールドカップ決勝の舞台となったAllianz Arenaが見えた。大きく、そして荘厳だ。美しい。
打ち合わせの合間を縫って、近くのミュンヘン市内を散策。
Marienplatzにあるミュンヘン市庁舎。新市庁舎だそうだが、築100年を経ている。重厚。さすがドイツ、といった感じか。塔にはドイツ最大の仕掛け時計が備わっていた。
周囲をぐるっと散策しながら、W氏にワーグナーについて教えてもらう。うろ覚えの知識が補完され、満足。
"Marienplatz"
Leica C-LUX1
marienplatz, Munchen/Deutschland
ミュンヘン郊外にある、2006年ワールドカップ決勝戦の舞台となったAllianz Arena。ここでジダンの頭突きが、デルピエロの戴冠が行われたと思うと非常に感慨深い。
7万人収容のスタジアムは、バイエルンの試合の時は赤、1860ミュンヘンの試合には青、そしてドイツ代表戦の際には白く輝く。非常に印象的で美しい姿。
"Allianz Arena"
Leica C-LUX1
Allianz Arena, Munchen/Deutschland
外壁は半透明の特殊フィルムETFE(旭硝子製)で覆われており、内部に設置されているライトによって発光する。内側からは外の景色を楽しむことが出来る。シーズン中の寒さを考えると、美しさもさることながら、応援する観客にとってありがたい装備といえるだろう。
"Allianz Arena"
Leica C-LUX1
Allianz Arena, Munchen/Deutschland
雪のミュンヘンからロンドンへ。3週間ぶりのロンドン。明らかに来すぎである。
ヒースロー空港から地下鉄ピカデリーラインで移動することを想定し、Gloucester Road駅に近いホテルを取っていたのだが、地下鉄はシステム工事のため動いていないとの事。仕方なく、W氏とタクシーでホテルに移動。ホテルの部屋はWiFiが使えて快適。
部屋でしばし休憩の後、近傍を散策。世界で最も有名なデパートを少しだけ散策した。エジプシャンエレベータはやりすぎの感もあるけど、確かに凄い。売り場の豪奢さ、特に食品売り場の質と量には圧倒される。
ディスプレイは今度公開される007の新作をイメージしていた。ウインドウにアストンマーチンの実写が飾られているあたり、さすが、であった。
"Harrods"
Leica C-LUX1
knightsbridge, London/UK
ガトウィック空港から、会議の会場があるコーンウォールへ移動するため、Newquay空港まで移動。
大方の予想通り、使われる機材はターボプロップであった。
断続的に聞こえるプロペラの音と振動。窓から見える雲の美しさにしばし見とれる。
"sky crawler"
Leica C-LUX1
Newquay, London/UK
でも、天使になれなかった僕らは、最後には地上に戻らなければならないのだ。
"down to heaven"
Leica C-LUX1
Newquay, London/UK
コーンウォール。
コーンウォールの名家、キートン家のパトリシアお嬢様の息子が、「MASTERキートン」の平賀・キートン・太一である(豆知識)。キートンは幼少時代をここコーンウォールで過ごし、パトリシアは日本の田舎にコーンウォールを感じて、サマープディングを作った。ケルト民族発祥の地であり、"地の果て"がある場所。
newquay空港から車で15分。
ここには、空と海と草原しかない。凄い。
ホテルの部屋からは、空と海。それだけ。
"from my room"
Leica C-LUX1
Crantockbay, Cornwall/UK
ホテルの中庭に出ると、コーンウォールの風を全身で感じることが出来る。
これが、長年の夢だった。
"THE WIND OF CORNWALL"
Leica C-LUX1
Crantockbay, Cornwall/UK
朝、潮騒の音で起きたら、信じられないくらい綺麗な光景。
海と空が混じって、霧が立ち込めている。この世界に、こんなに綺麗な風景があるとは。
朝が弱いのに、思わず起きて写真を撮りに外へ。風は凛として清々しい。
"Crantock bay"
Leica C-LUX1
Crantock bay, Cornwall/UK
この美しさのほんの数%でも、共有することが出来たら幸せである。
"Crantock bay"
Leica C-LUX1
Crantock bay, Cornwall/UK
"Crantock bay"
Leica C-LUX1
Crantock bay, Cornwall/UK
会議場の程近くにある、Saint Michael's Mountain。イギリスのモンサンミッシェル。
"Saint Michael's Mountain"
Leica C-LUX1
Penzance, Cornwall/UK
color
その姿は、神々しさを感じさせる。
"Mountain in the sky"
Leica C-LUX1
Penzance, Cornwall/UK
島には、干潮の間だけ歩いて渡る事が出来る。
"road to Saint Michael's Mountain"
Leica C-LUX1
Penzance, Cornwall/UK
color
海が割れて道が出来る。リアルなおとぎ話。海の底に出来る道は、煉瓦で出来ていた。写真を撮っていると、だんだんと海が迫ってきて、やがて道が海に没してく。自然って、割と凄い。
"Yellow brick road"
Leica C-LUX1
Penzance, Cornwall/UK
「お姫様、馬車の用意が出来ました。」
「あの時と同じ......コーンウォールの風を感じたわ。」
(浦沢直樹/勝鹿北星、「MASTERキートン」)
"meadows "
Leica C-LUX1
Crantock Bay, Cornwall/UK
ランズ・エンド。イングランド南西端に位置するコーンウォール州の最西端にある、「地の果て」の象徴。
地の果では切り立った崖から見渡す限りの空と海が広がっている。雲間からは光が差している。ジャックが見た"光の階段"みたいだ。
"Lands end"
Leica C-LUX1
land's end, Cornwall/UK
monochrome
海はどこまでも続き、その先で空と混じっている。
"Lands end"
Leica C-LUX1
land's end, Cornwall/UK
monochrome
その光景のあまりの美しさと、何人も拒む残酷さに、ただ圧倒される。この世の果て"はこの上なく、静謐で、荘厳で、美しい場所だった。出来ることならば、この景色を持って帰りたい。
久しぶりに、写真を撮ることへのプリミティブな欲求を感じた。
"Lands end"
Leica C-LUX1
land's end, Cornwall/UK
monochrome
切り立った崖。沈みゆく太陽と、雲間からさす光。風は思いのほか、優しい。
"Lands end"
Leica C-LUX1
land's end, Cornwall/UK
monochrome
周囲は草と石。原風景に近い。何も無いことが、こんなに穏やかだとは。
"Lands end"
Leica C-LUX1
land's end, Cornwall/UK
monochrome
"Lands end"
Leica C-LUX1
land's end, Cornwall/UK
monochrome
お約束、であるケルトの遺跡巡り。
MASTERキートンファンには譲れないポイントであろう。
地の果てからの帰り道、ケルトの遺跡探検に出かけることになった。
S氏がロンドンで購入したガイドブックだけを頼りに(日本のガイドブックには記載が無い)、A30をうろうろして小さな看板を発見して入った脇道はとんでもなく細い。1mileくらい進んでも遺跡らしきものは見えずかなり不安になる。
それでも、勇気を出して走っていくと、道はさらに細くなっていき、やがて車を止めて歩いていけ、という感
じの看板が申し訳程度に立っている場所に到着。
皆でどきどきしながら歩き出した。
やがて見えてきたのは、門。そして牛(!!)。門には「開けたら閉めろ」とある。
おいおい...この牛が放牧されている草原を歩いて行けと?
しかし、それ以外に道は無い。みんなでとぼとぼと歩き始めた。歩くこと5分。突然目の前に広がるのは、石造りの遺跡群。
"celtic ruins"
Leica C-LUX1
land's end, Cornwall/UK
"celtic ruins"
Leica C-LUX1
land's end, Cornwall/UK
これが紀元前300年の遺跡だというから驚き。そしてこの遺跡から見えた夕日がまた絶景。
見渡す限りの草原の先に見える茜色。我々はこの時、紀元前のケルト人と同じ夕日を見ていたのだ。
"celtic grass"
Leica C-LUX1
land's end, Cornwall/UK
念願叶い、セントアイビス。そう、MASTERキートン第7巻のエピソード、「瑪瑙色の時間」の舞台。
まさに、目の前に瑪瑙色の海が広がっている。
人生の達人はどんな時も自分らしく生き、自分色の人生を持つ。
"St Ives"
Leica C-LUX1
St Ives, Cornwall/UK
monochrome
あの海の色は瑪瑙色だ。俺達は瑪瑙色の時を共有している。
"A TIME OF AGATE COLOR "
Leica C-LUX1
St Ives, Cornwall/UK
monochrome
まだ人生の達人どころか、自分の人生もわからない。
でも、あの時の海の色は忘れない。
(浦沢直樹/勝鹿北星、「MASTERキートン」)
"St Ives Sea"
Leica C-LUX1
St Ives, Cornwall/UK
では、なぜ学び続けるのでしょう?
・・・それが人間の使命だからです。
(浦沢直樹/勝鹿北星、「MASTERキートン」)
"street light"
Leica C-LUX1
St Ives, Cornwall/UK
monochrome
最終日のコーンウォールの夕日。
美しさに胸が締め付けられる思い。
「僕は君を愛した。それが分からなかったのは君だ」
(高村薫、「リヴィエラを撃て」)
"newquay sky"
Leica C-LUX1
newquay, Cornwall/UK
monochrome
帰りの飛行機までの間に、ロンドン近郊の某所に足を伸ばす。
我らがシェフチェンコの移籍先、チェルシーのスタンフォードブリッジ。
さすが、の裕福さであった。
"Chelsea"
Leica C-LUX1
Stamford Bridge Stadium, London/UK
あの奇跡の番組、ゲームセンターCXのDVD第3弾が12月22日に発売されるらしい。
最近久しぶりにDVDを見直し、改めてあの驚異の面白さに触れていただけに非常に嬉しい。これを見ずに年は越せない感じ。
低血圧なので、自慢じゃないが、朝は弱い(笑)。
毎朝、「今起きるくらいなら、死んでやる!」的な心の葛藤を繰り広げた末に、やっとの事で起床しているのだが、最近、たまに、色々な要因で早起きをすることもあったりした。何時も思い出すのは、このフレーズ。
七時なんて歴史的な時刻に起床すると、頭は銀河系の恒星群並みにばらばらだ。
(森博嗣, 「封印再度」)
一年間は、普通のサラリーマンもしていたはずなのだが...(遠い目)。
たった今、君が突然言い出した、押しつけがましいお願いが、希望で……、僕がそれを断った、言葉では説明できない曖昧な理由……、それが夢だ
(森博嗣、「詩的私的ジャック」)
今月号のコーラスで「ハチクロ」のスピンオフ作品の連載が始まるらしい。
その中には「野宮さんの過去の恋愛話」も含まれるとの事。これは...かなり読みたい。むしろ本編よりも盛り上がるかもしれない(笑)。
と、気分が盛り上がってしまい...
ついに、やってしまった。DVD...全巻...初回限定版で揃えてしまった。正確には9巻はまだ買ってないのだが、それはもはや購入したも同然なのである(にっこり)。
何回見ても、山田さんには泣かされる(笑)。