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2006年06月 アーカイブ

2006年06月02日

時をかける少女

昨日、ふと本屋に立ち寄ったら、文庫の新刊コーナーに気になる本が。
表紙のイラストを一瞬見て、「これは...」と手に取る。間違いない、貞本義行氏のイラストだ。さすがの秀逸さ。

これが筒井氏の「時をかける少女」の新装丁版だった。当然のようにお買い上げ。

で、久しぶりに読んでみたのだが、やはり面白い。シンプルなプロットの上で、ともすれば説明がちになってしまうSFの要素を分かりやすく、平易な文体で書かれた短編はとても魅力的。やはり、名作は色あせない。

ちなみにこの「時をかける少女」、どうやらアニメでリメイクされるらしい。
そういえば、原田知世主演の映画版は、主題歌をユーミンが作っていた。最近聞いてみたらサビの部分なんてユーミン色全開だった。当時はまったく気づかなかった。大人になったものである(笑)。

2006年06月03日

日本代表 魂をドイツへ

大好きな雑誌「Number」がW杯へ向けて臨時増刊モードに突入。

今回の表紙は、中田英寿と三浦和良のツーショット。今回の目玉は、この日本のスーパースターの特別対談。さすがNumber、絶妙な選択。

あと1週間でついに開幕するワールドカップ。日本代表は3度目の参加となる。予選リーグから厳しくない戦いは無いだろうが、とにかく、良いサッカーをして欲しい。
勝ち点6を目指しつつ、4以上を確保できるような3戦を通じた試合運びを期待したい。いざとなったら、ジーコがフリーキックを蹴る方向で(笑)。
またしばらく、眠れぬ日々が続きそうだ。

2006年06月06日

地下鉄。

6月になり、クールビズという訳ではないが半袖を着るようになった。徒歩で歩くにはちょうど良い気候。

しかし、都内の電車に乗ると状況は一変。寒すぎるのである。冷房が効きすぎている。
スーツを基本に温度を設定しているのは分かるのだが、クールビズで地球温暖化対策だと言っているのは何なのだろうか?間違いなく、クールビズの人は体調を崩す設定になっている。

女性とか、薄着でゆらりんスカートの人とかが多いのだが、絶対に寒いに違いない。

都内に電車で来ると、冷房ですっかりやられており、外に出た際の温度の激しさで体がだるくなる。何とかならないものだろうか...

2006年06月07日

甲子園なんてものは、

ひょんなことから、あだち充の名作「タッチ」を再読。有名な作品であり、何度も読んでいるのだが、何回読んでも面白い。
特に、上杉達也が3年生になってからの甲子園地区予選大会の試合を重ねる毎に高まる緊張感と、その頂点であり、宿命のライバルの新田君率いる須見工戦は珠玉の出来。王道中の王道の展開であるが、もう、あまりの緊迫感と盛り上がりに鳥肌が立つ。

そして、緊張の極限状態から結果が決まった瞬間、プールサイドのシーンがカットインされ、そこのラジオから試合結果が流れる。見事な動から静。主観から客観。漫画という表現のすばらしさ。

その後、須見工の監督から語られる言葉は、深い。

「甲子園なんてものは、ただの副賞だったんだよな。
その副賞に目がくらんで、
相手のスキをついたり だましたり 勝負を逃げたり、
そんなことばかりエスカレートされたんじゃ、
教育者のはしくれとして
心が痛い。」

やはり、名作はいつまでも色褪せない。

2006年06月10日

時差調整。

起きたら夕方だった。

欧州開催のW杯への完璧な時差調整(笑)。

2006年06月11日

W杯特別企画:先人の名言その1

W杯開催ということで、勝手に特別企画をはじめてみよう。サッカーにまつわる名言集である。
クライフの言葉はいつも鋭く、かっこいいが、今回の白眉はストイチコフだろう。

「サッカーは本当にすばらしい競技だ。なぜなら、子供を大人に、大人を紳士に育て上げる競技だからである。」
(デトマール・クラマー)

「100mよりも30m-40mを速く走ることが重要。だがもっと重要なのは、いつ走るかだ。」
「偶然は必然だ。」
(ヨハン・クライフ)

「向こう(神様)は空の上、こっちは地上だけど、俺にだって奇跡を起こすことができる。」
(フリスト・ストイチコフ)

2006年06月13日

頑張れ、日本代表。

正直、本当に悔しいが、きっと戦っていた代表選手の方がもっと悔しいに違いない。

W杯の予選リーグはあと2戦ある。
まだ振り返って非難するには早すぎる。
難しいとは思うが、気持ちを切り替えて、次の試合こそ勝利目指して頑張って欲しい。

#しかし、ヒディングのチームはなんでいつもあんなに走れるのだろう...

大会を見ていて思うことは、強国は「決定的なチャンスに、きちんと点を取る」という事が徹底されているということ。
90分間、難しいプレーをしているわけではなく、ゴールが入る(簡単に得点できる)形を1回か2回ちゃんと作り、ミス無く得点をしているという印象が強い。
そして、初戦ということもあるだろうが、かなり慎重に試合をコントロールしてリードを守りきって勝っている。

柳沢のW杯でのゴールが見たいなぁ...
次こそ、期待。

2006年06月14日

W杯特別企画:先人の名言その2

「この結果で神様は私たちから奪ったのではない。与えたのだ」
(ラモス瑠偉、アメリカW杯、予選敗退したドーハにて)

信仰の力は、この次への一歩なのでは無いだろうか。信じる心。


「今を戦えない者に、次や来年を語る資格はない。」
(ロベルト・バッジョ)

「ノーマークなら俺にパスしろ。1人マークがいても俺にパスしろ。2人いたら…やっぱり俺やな」
(釜本邦茂)

2006年06月16日

「天使と悪魔」

話題の「ダビンチ・コード」の前作、「天使と悪魔」が文庫化されたので読んだ。

「深夜プラス1」や「幻の女」等の流れを組んだ、時間制限の中での緊迫したサスペンス。作品のプロットとしては「ダビンチ・コード」よりも、むしろこちらの方が秀逸では無いだろうか。

そしてラングドン教授の活躍は、まさにインディジョーンズクラス。やっぱり、ハリソンフォードにやってもらうべきなのでは...

2006年06月20日

大人になりましょう。

先週は父の還暦のお祝いを、尊敬する姉夫婦と共にしたことに始まり、大学の同期のお宅訪問で終わった。

還暦のお祝いはとても喜んでもらえたようで何よりである。
父も60歳。そりゃあ、ちょっとした運動で息切れもするというものだ(笑)。そろそろ健康とかに真剣に気を使わなければなるまい。

同期のお宅訪問は、我が友S氏の子供を観察することが主目的。いやあ、小さい(笑)。そして6ヶ月でも驚くべき成長だ。なかなか6ヶ月では、ここまで多様な反応をする自律的なプログラムは作れない。DNAって凄い。

秋にはさらに、別の同期M氏にも子供(MMJと勝手に命名)が出来るとの報告を受けている。

いやぁ、大人にならなければ(笑)。

ついでに、懐かしいM氏の結婚式の写真を。光源とコントラストが好みの一枚。ブーケへの光も狙って。

g_hyatt.jpg
"Friend's wedding"
CONTAX U4R
Grand Hyatt, roppongi/Japan

2006年06月21日

Leica

ついに、夢の「My first Leica」を入手。

デジタルカメラで、中の基盤がパナソニック設計であろうと、leicaに変わりは無い。燦然と輝くleicaの赤いロゴと艶消しのボディが所有欲をくすぐる一品。シンプル・シャープ・スパイシィで、かつスモール。4Sである。
もちろんLeicaの非球面レンズの描写力はなかなかのものだし、何と言っても35mm換算で28mmの画角が広角ファンにはたまらない。
その上、追従性能の高いディスプレイに、定評のある手ブレ補正がつくのだから素晴らしい。今まで、一癖も二癖もあるデジカメしか使ってこなかったため、素直に「うわー、便利」と思える。これで出張に持っていくデジカメを一つに出来るかもしれない。そう、今までは二つ持っていっていたのだ(笑)。

leica.jpg
"my first leica"
CONTAX tvs digital
aobadai, Yokohama/Japan

2006年06月22日

「マングース」来ました。

「のだめカンタービレ」の最新刊である15巻は、限定生産で"あの"マングースのマスコットがついているバージョンがある。あのマングースで死にそうに笑った覚えがあったため、迷うことなく予約。

そして、ついに届いた。あのマングースが。このマングース、ただのマングースではない(ただのマングース、というものを実は良く知らないのだが)。

お腹を押すと「ぎゃぼっ」と鳴くのだ。電池駆動で思いのほか元気に「ぎゃぼっ!」と鳴く。ちょっとハマる。

しかし、leicaで撮った写真で最初に掲載するのが、このマングースとは...さすがに良く撮れてるが、宝の持ち腐れ感が否めないのは事実...

mongoose.jpg
"mongoose"
Leica C-LUX1
aobadai, Yokohama/Japan

DB移行

なんだかんだと言いながら、細々と続いているこのblog。
そろそろエントリも増えてきて、再構築にも時間がかかるようになってきたので、デフォルトのバークレーDBからMySQLに移行することに決心した。

で、何のかんのと悪戦苦闘しながら(正確には識者と有能な後輩の力によって)MySQLのDBを用意して、いざ移行しようとしたところ、これがまた上手くいかない(笑)。
というか、移行用のプログラム「mt-db2sql.cgi」は正常に動作しているように見えるのだが、動かしたら最後、もうこのblogを管理しているプログラム「MOVABLE TYPE」にログイン出来なくなってしまうのだ。
実に冴えない(笑)。

この移行に関しては、書籍やWEBページから収集した情報を元に、次のステップを経て行っていた。

0.blogのディレクトリをバックアップ(超重要!!!)
1.MySQLのデータベースを用意
2.blogディレクトリにある「mt-config.cgi」の中身を修正

具体的には、下記のmysqlに対応する部分のコメントアウトをはずし、1.で作成したDBの情報を適宜書き込む
# ObjectDriver DBI::mysql
# Database
# DBUser
# DBPassword
# DBHost localhost

次に、バークレイDB用の以下の設定をコメントアウト
# DataSource /path/to/database/directory

3.修正した「mt-config.cgi」をセーブし、WEBブラウザから「mt-db2sql.cgi」を実行

これを行うとDBが移行されるはずなのだが、画面には1瞬にして「移行成功しました!」っていうcgiのメッセージが出る。早すぎ。絶対、嘘。で、案の定、ぜんぜん出来てない。
とりあえず失敗するとログインできない状態になって、自分のblogなのに何も出来なくなるので、バックアップを復元。それを3回くらい繰り返す。

MySQLのデータベースを見てもぜんぜん中身が入っていないので、明らかに「mt-db2sql.cgi」が上手く機能していないように思う。で、忙しい中blog神である後輩B氏を捕まえ、色々と教えを請うたものの、cgiが冴えないことが浮き彫りになってくる。「MOVABLE TYPE」のバージョンも最新のものにしたりしたのだが、やはり結果は同じ。むむー。

その後、色々とcgiとかを見ていたら、ふと閃く。

db2sql.cgiはmt-config.cgiを見て動作している以上、バークレーDBの方をコメントアウトして動かしたら、元になるDBが分からないのでは...

半信半疑で、DBの設定をMySQL、バークレーDBの両方のコメントアウトをはずした状態でdb2sql.cgiを動かしてみる...あ、凄い時間掛かってる...あ、出来た!

というわけで、2時間以上の格闘の結果、無事にこのblogのDBはMySQLに移行完了。手伝ってくれたR氏、B氏には感謝感激である。多謝、多謝。

しかし、きっとこのblogをご覧になっている人達には何の影響も無いに違いない(笑)。
これを機会に、デザインとかを変えてみたりもしないのである。

2006年06月23日

サマー/タイム/トラベラー

読んでいた本が終わったので、次に読む本を物色しに本屋にいったところ、かなり遠くのハヤカワ文庫コーナーで気になるイラスト(っぽい)を目の端に確認。手にとって見た所、やはり。表紙が鶴田謙二。

そんなことでジャケ買いして読み始めた「サマー/タイム/トラベラー」。偶然にも「時をかける少女」と同様の時間旅行もののSF。ほのかに香る青春小説的な雰囲気がなかなか好ましい。
たまには殺伐とした殺人事件ではないものも読まないと、という時にはお勧め。

悔しい!

ワールドカップ、本当に悔しい!

玉田のゴールは素晴らしかったし、日本は善戦していたかもしれない。でも、悔しい!

前半ロスタイムの失点が悔やまれるが、あれはブラジルの実力。ラッキーシュートでも何でもなく、単に決定的なチャンスを数多く作り出し、冷静にシュートを打つという反復が生んだゴールだ。あれだけの能力と経験を持つ選手たちが、焦らず、あれほど実直にプレーしているのだからゴールは生まれるのだ。確かに点の取られ方は悪かったが、必然であろう。

ジュニーニョのミドルは凄かったし、GK川口も集中してプレーしていたと思う。選手の動き、試合運びは、ずっと押されていたにも関わらず、3試合の中で一番良かったと思う。
でも、悔しい!

頑張るだけじゃ、駄目なんだ。スポーツは色々なことを教えてくれる。

2006年06月27日

ローマイヤー先輩。

すごい!ローマイヤー先輩。

お中元に欲しい(笑)。

2006年06月29日

「ドラマチック」を聞いて。

先週末は、ビーチサンダルを2つと、ビルケンのサンダルを買った。ビーチサンダルはW杯仕様で、出場国にちなんだデザインになっている。どれも秀逸で迷ったが、「アルゼンチン」と「イングランド」をセレクト。
「サンダルの夏」、到来の予感。

今日はびっくりするくらい夏の空であった。
ロケットサマー。

夕方、たまたまお仕事の関係で大学に来ていた同期のO氏と車の屋根を開けてドライブ。風も日差しも完璧な夏、であった。

後は今夜に備え、「ドラマチック」を聞いて逸る心を抑えている。
「ふがいないや。」

2006年06月30日

ハチクロII

待ちに待った「ハチミツとクローバー」の続編。

家のTVが地デジになってから初のハチクロだったので、画像の綺麗さに圧倒される。さすがハイビジョン。真山が山田さんをおぶって帰るシーンの、

「・・・真山・・・好き!」
「・・・うん。」

は、何度見てもじーんと来る。名シーン。

ちなみに、一番のお気に入りは、野宮さんの

「走るよ。」

って台詞。ふと気づいたら、何度も練習している自分がいた。
いつか役に立つ日が来るだろうか...

「先生もさ・・・寂しくなったりしますか?」

「ん?さみしいよ。でも ただそれだけの話だよ。
時々 大波が来て 心臓がねじ切れそうになってのたうったり
叫びだしそーな夜とかが
周期的にやってきたりするけどね
ま、そんだけの話。命に別状はないよ。」
(花本修司、「ハチミツとクローバー」)

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