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photo アーカイブ

2005年01月19日

Camera, Camera, Camera

「でもほおづえついて僕を見て ちょっと唇とがらせて このままでいたいと僕は思うから」(フリッパーズギター「カメラ!カメラ!カメラ!」より)

基本的に、精密機械が好きである。それもクラシックで、贅沢で、薀蓄の多いものが。そういう機械は、見た目も美しく、オーラを発している。性能が良い方が美しい。機能が優れている方が美しい。あるいは、美しいから性能が優れているのかもしれない。または、美しいという事が機能なのかもしれない。

カメラは好きである。特にマニュアル機が好きである。何が良いって、なかなか上手く写らないのが良い。狙った通りの写真が撮れると、自惚れられるのが良い。そして思いもしない写真が撮れているのが良い。

でも、何よりも、あのシャッターの音が良い。撮影した後の巻き上げの感触も捨て難い。

修士の学生の時に、人生において三度目のカメラブームが来た。その際に買った愛機、オリンパスpen fは、もう、ちょっと、凄いのだ。

まず、古い。ものすごく、古い。1963年のカメラである。カメラの方が10歳年上。でも、非常に、美しい。綺麗。一眼レフなのに上面に突起がない。

そして、35mmのハーフ。24枚撮りで48枚撮れる。だからファインダーを覗くと、普通の位置で縦長の視野。単純に考えると解像度はフルサイズの半分という事だが、現在のフィルムの性能なら十分なクオリティ。最高なのは、音。シャッターの音。カシャ、というカタカナの音がする。空シャッターで十分楽しい。そして、巻き上げ。二回巻き上げである。そう、シャッターを一回押すと、レバーを二回巻き上げるのである。その角度は110度。かなり楽しい。

機械的にも、シャッターはメタルロータリーフォーカルプレーンという、チタン製の半月型円盤を回転させるもので、常にシャッターが全開になる瞬間がある機構を採用している。これは現在のカメラの限界よりも高性能で、全シャッター速度でストロボとのシンクロができる。まあ、基本的にストロボは使わないのだが。レンズも十分に明るく、f1.8。38mmだけれど、通常のカメラに換算すると55mm程度になる。

しかし、やはり動態撮影にはAFの方が良いし、リバーサルの撮影には35mmの一眼レフを使いたくなる。そこで購入したのが、NIKON F801sである。これは、PEN Fの対極ともいえる、電子の要塞。1/8000秒でシャッターが切れ、5点測光システムによって露出もほとんどカメラ任せで良いのである。撮影者は、構図とシャッターチャンスに集中できる、という訳で、だいぶ楽できる。

だからといって、必ずしも良いものが撮れるとは限らないのであるが。

そう、思えば、この第3次カメラブームの時に、今のデジカメ構成の基礎は確立されていたのである。本格一眼レフと、小型(スタイル重視)カメラというフォーメーションが。

2005年01月20日

The End of the Beginning

昨日の続き。

ずっと写真は銀塩で撮ってきたのだが、転機が訪れる時が来た。
CONTAX tvs difitalの出現である。カールツァイスT*のレンズを搭載したこのコンパクトデジカメ(現在のコンパクトデジカメから考えれば結構な大きさである)、実に自然に、ドラマチックな描写をしてくれるのである。AFの性能も満足出来る出来栄え。

難を言えば、フォーカスリングが無いのでマニュアルでピントを合わせずらいことだが、これはデジタルカメラの利点の一つ、”たくさん撮って、良いものを選ぶ”作戦でカバーできる。
これは非常に重要なポイントで、良い写真を撮るためには、多くシャッタを切ることが重要である。もちろん、一回シャッタを切っただけで傑作がとれることもあるかもしれないが、それはもう、奇跡なのだ。
シャッタを切った回数だけ、確実に良い作品に近づけるはずだが、これを銀塩でやろうとすると、もう富豪にならないと無理。シャッタを切った瞬間に「ちゃりーん」って音がするのだ。現像の。もちろん、フィルム代も掛かる。これを気にしないでシャッタを切れるだけでも、デジタルの優位性はかなりのものだろう。

こうした理由から、今ではフラグシップの一眼レフもNIKON D70となった。一眼レフの良い所は、シャッタを切った瞬間、つまり写真として見える映像は、ミラーが上がっているから撮影者には見えていないところ。大切なのは、イマジネーション。人生に似てる。研究にも似てる。

subway_FT.bmp

2005年01月23日

写真公開、はじめました。

カメラが好きだ、という話は以前にしていたと思う。

基本的には、写真が好きなのではなく、”カメラ”が好きなのである。構図を決めて、一瞬を切り取る、その瞬間が良い。ちょっと背筋が伸びるような、そんな感覚がある。適度なシャッターの感触と、メカニカルな作動音があれば最高だ。

しかし、そこで満足してしまう。

撮り終わった写真には、もうあまり興味がなくなってしまうのだ。撮った、という事実が胸に残れば、それで十分な気がしていた。銀塩写真であれば、まず現像に出さなければ写真は見ることが出来なかったし、その写真をきちんと整理して収納しておかなければ、見たい時に見たい写真は見ることが出来ない。

しかし、デジタルであれば、ふとした瞬間に手軽に過去のお気に入りの瞬間を楽しむことが出来るのだ(のーん)。ちょっと意図的にそぐわない音を入れてみた。明らかに失敗した。

また、その中からとっておきをPCの壁紙として利用したりすると、常時そこはかとなく、作業の縁の下の力持ちとして、幾重にも重なったwindowの隙間からけなげに顔を出したりしている。

写真は、その人が何をどう見ているかを表している。つまり、何を考えているかが分かってしまうような気がして、他人に見せるのは、少し恥ずかしい。抵抗が無いわけではない。でも、何かの折に見てくれた人が、何か感想を言ってくれるかもしれない。そんなよこしまな気持ちが胸をよぎった。

というわけで、photo archiveを作成してみた。右のカテゴリーにもLINKを作ってみたりして。

お暇な方や、興味がある方は、ちょっと覗いてみて下さい。

paris_title.bmp

"paris, Nov. 2003"
CONTAX tvs digital
Eiffel tower, paris/France

2005年02月09日

日常の空気を切り撮る。

不精なのに、何を血迷ったか自分の撮った写真を整理してphoto archiveなんて作っている。

この微妙なコーナーに、僅かな、本当に僅かな反響があった。
曰く、「日常の写真」が一番良い、とのこと。

写真を整理して、お気に入りのものをUPしてみたりする。
非常に単純な自分、である。微笑ましいでしょ?(誰に対する問いかけかは謎。)

数少ないphoto archiveファンの貴方のために。
たまにはこんな写真を撮ったりもするのである。

s_p.jpg


"The Smiling People"
CONTAX tvs digital
inamuragasaki, Yokohama/Japan

2005年04月07日

私は流行、あなたは世間

通勤路の途中に、桜のトンネルがある。

まっすぐな道路にずらっと並んだ桜の木。
毎年、春になると見上げた空が一面、ピンク色に染まる。

今年は、あともう少し。

だから、車の屋根は、開く方が良いのである。

mirror.jpg

"私は流行、あなたは世間"
NIKON D70, AF-S VR Zoom Nikkor ED 24-120mm F3.5-5.6G
Yokohama, Japan

cherry rose

昨日、今日と温暖であったため、桜は満開。
いつもの通勤路がスペシャルになる季節の始まりである。

桜を見るのは良い。まなざしが上を向くからであろう。

cherry.jpg

"A Medicine for Melancholy"
CONTAX U4R
Yokohama, Japan
large(color)

2005年04月08日

春と桜とFMラジオ

最近は、通勤の時、特に朝はラジオを聴きながら運転している。

こんな道路を走っていると、ついついそのままドライブに行きたくなってしまう。

こんな感動は、一年間を通して僅か一週間程度しか味わえない。

navy_01.jpg

"春と桜とFMラジオ"
CONTAX U4R
Yokohama, Japan

2005年05月01日

And the Sailor, Home from the Sea

海の写真を撮るのが好きである。

過去に撮った写真を見ると、空と海を写したものが圧倒的に多い。あまり自然が好きな方では無いのだが、撮影の対象となると話は別。

青という色の身近でありながら抽象的なイメージに惹かれるのか、そばにありながら手に入らない崇高さに恋焦がれるのか。おそらくその双方であろう。

パースを時に感じさせない程の圧倒的な存在感。人間が作り出したものがなんと小さく見えるものか。
波が寄せる音も良い。もっとも、こればかりは、写真には記録できないが。

tokyo_sea.jpg

"And the Sailor, Home from the Sea"
CONTAX U4R
Tokyo, Japan

2005年05月08日

House Divided

蒼穹に手を伸ばすかのようにそびえ建つオレンジのクレーン・タワー。
こうして構築された空間で、多くの人間が人生を消費していく。
このクレーンを撤去する方法が秀逸だったなぁ、と考えてると言うことは、きっと、気分が良い。

t_tower.jpg


"House Divided"
CONTAX U4R
Tokyo, Japan

2005年05月14日

The Black Ferris

巨大な構造物は、それだけで尊敬の対象となる。

直線的に上昇できる機構が存在するこの世の中に、なんと優雅に上昇していくことか。
そして、なんと優雅に下降してくることか。
贅沢の極地。

BW_s.jpg


"The Black Ferris"
CONTAX U4R
Yokohama, Japan

2005年06月09日

Night Train to Babylon

ブレを使った作品も久しぶりに撮ってみたいと思っていて、良い機会と思ってシャッターを切った。こういう写真は一回勝負。動いている物がどういう風に写し込まれるかを予測するのは困難だが、それをしないと良い絵は撮れない。もちろん、偶然の助けも必要だが、それは努力を怠った時には訪れないことを、経験から学んだ。
これまでに払った高価な授業料によって。

train_geneva.jpg

"Night Train to Babylon"
CONTAX U4R
Geneva, Swiss

2005年07月11日

drawing room

思わず、貧血で倒れたくなってしまう。

nagoya_u_draw.jpg

"drawing room"
CONTAX U4R
Nagoya University, Nagoya/Japan

2005年07月16日

Nothing Changes

万感の想いを込めて。始まりの場所を。

del_fin.jpg

"Nothing Changes"
CONTAX U4R
Syounandai, Fujisawa/Japan

Hail and Farewell

万感の想いを込めた撮影の後、「歓迎と別離」の場所へ。

幾つかの諸手続きを経て、荷物を載せかえる。この時点で既に涙がこみ上げてくる。暑かったから汗が目に入ったに違いない。その後、2台並べて記念撮影。

サイズもほぼ同じだし、コンセプトも似ている。印象が、とても近い。結局、好きなものって変わらない。

206CC S16(通称:二代目デルちゃん)に乗って店を後にする時に、バックミラーに移った姿は、紛れもなく、8年の歳月を共にした最愛の姿。そして、ハンドルを握って操作しているのは、これから苦楽を共にする、これまでと変わらぬ愛を注げる車。

絶対に忘れることは無い、この世の幸福を全て体現したような自動車遍歴。

206ccdelsol.jpg

"Hail and Farewell"
CONTAX U4R
Kanagawa/Japan

2005年07月30日

The Settlers

家の駐車場にたたずむ姿。

当たり前だが、日本車離れしたデザインだと思う。
可愛いとカッコいいの間を突くデザインに弱いのだと自己分析。

206CC_PL.jpg
"The Settlers"
CONTAX U4R
Kanagawa/Japan

2005年07月31日

名シーン。

人気作品「ONE PIECE」に出てくる海賊船、ゴーイングメリー号が、お台場に停泊しているらしい。
偶然、お台場にいった時に観たアングル。
作品中屈指の名シーンではないか。

GM_2005.jpg
"viking"
CONTAX U4R
daiba/Japan

2005年08月01日

CITROEN

車のブレーキが結構良く鳴く。
渋滞やカーブなどで緩慢な減速をしたとき等は、すべからく高音で不満を言ってくる。

だらだらとした減速は私の仕事ではない、という主張なのか...

だいぶワガママだなぁ、と思ってよくよくブレーキパッドを見て納得。
なるほど、ブレーキパッドにもフランスの刻印。
(あえて見えにくい写真を採用しました。じっくり目を凝らしてご覧下さい)

206_brake.jpg
"CITROEN"
CONTAX U4R
kanagawa/Japan

2005年08月22日

Take me out to the ball game

国際会議のため、米国のデトロイトに出張。
シカゴ経由のフライトだったのだが、まず、シカゴまで11時間かかってかなり辟易。しかし、今回初めて投入した(持ってたものの海外出張では使わず)BOSEの「Quiet Comfort2」は想像以上に優れもの。飛行機特有の風切り音を見事に抑えてくれて、わりと良く眠れた。音楽ソースはipod shuffle。必要にして十分。

シカゴ空港で恐竜の歓迎を受けつつ、デトロイト空港へ。空港からホテルまでタクシーで直行し、そこで待っていてくださった日本とUSのメンバー(笑)と共に、チェックインすらせずにレンタカーで移動。

そう、今回の会議の一番最初のミッションは、ソーシャルイベントへの参加。なんと、メジャーリーグ観戦である。地元のデトロイトタイガースとアスレチックスの試合を、デトロイトの「comerica park」で観るという素晴らしいイベント。

途中、全米一危険という噂のデトロイトのダウンタンをドキドキしながら通過し、スタジアムへ。さすがタイガースのホームスタジアム。沢山の虎がお出迎えである。

detroit_tiger1.jpg

"Tiger,Tiger"
CONTAX U4R
comerica park, Detroit/US

そしてスタジアムの中はさえぎるものが無いオープンな空間に、見事な天然芝と土のグラウンド。バックスクリーンはレフト側にオフセットされて設置されており、ここにも虎がいる。この虎、ホームランが入ると目が緑に光るというお茶目な機能も持っている(笑)。

試合が始まる前には、お約束の国歌斉唱。全員起立。意味も無くちょっと感動してみたりもする。

試合内容は2本のホームランもあり、4-1で見事デトロイトタイガースの優勝。デトロイトが地元の日本メンバーは、19歳からスタジアムに足を運んでいて、なんと初勝利、だそうである。

虎の目が光るのを二回も見れたし、7回には「Take me out to the ball game」も聞けた。初メジャー観戦は満足のいくものであった。

detroit_tiger2.jpg

"Take me out to the ball game"
CONTAX U4R
comerica park, Detroit/US

2005年08月26日

caboose

森博嗣のHPに沢山写真が掲載されているカブースの実物を見た。
イメージしているより大きくて、形も可愛い。

detroit_ford2.jpg
"caboose"
CONTAX U4R
ford museum, Detroit/US

2005年09月06日

花本はぐみ

思わずネットで購入してしまった...

中にブローチは入ってなかったけど(笑)。

hagu_mag.jpg
"コロボックル"
CONTAX U4R
Fujisawa/Japan

2005年10月01日

pocket

昨年の暮れから、何となくM-65(米軍のジャケット)が欲しいなぁ、と思っていたのだが、サイズがちょっと大きいものしか見つからなかった(175cmでSサイズでもやや大きいくらい。Mサイズなんて目も当てられない)のと、何色にしようか考えているうちに、暖かくなってしまい断念。

今年、一年越しの願いをかなえるべく、にわかに買おうと思い立った。
どうせ買うなら、正規品、というかちゃんとしたのをと思って、アルファ社のものを探し始めた。色もカーキとさんざん悩んだ挙句、少しくらい大きくてもばれない黒に決定。
しかし、決定していざ買おうという段階になって、どこに行っても無い。「今年の入荷はまだ」との回答なのだ。ちょっと待て、米軍ジャケットって季節ものなのか?

その上、入荷タイミングも未定とのこと。この盛り上がった物欲をどうしてくれよう。という訳で、我慢することなくWEBで検索開始。日本のショップに在庫はなさそうなので、USのサイトを検索。

さくっと出てきたそれは、65USD。日本では1万8千円くらいの値段を付けてるのに...
送料を含めても1万円くらい。

という経緯で手元に届いた品物。たしか最初の購入動機は「ポケットが一杯ついてて便利そう」だったような気がする。確かに、便利そうではある。しかし、どこに何を入れたか分からなくなって焦るような気がする。

hagu_mag.jpg

"pocket"
CONTAX U4R
tokyo/Japan

2005年10月22日

north

日付は変わったが、今日の日程は凄かった。

10時から12時まで大門にてミーティング。12時から13時までは別件で同所にて打ち合わせ。
その後、13時15分から14時まで会社で仕事をしてから、新橋-浜松町と移動してモノレールで羽田空港へ。15時のANAに乗って16時30分に新千歳着。その後移動して17時50分に札幌駅近傍のビルにて講演会...

そりゃあ、声もハスキーなままというものです(笑)。

札幌は思ったほどではないにしろ、やはり少し寒い。今月末にはもう雪が降る勢いだそうです。

泊まったホテルは、円の放射線状に部屋が設置されていて、部屋にはドーナッツ型の通路からアクセスする形。中央部にはエレベータシャフトがある。ちょっと近未来的でもあり、収容所的でもあった。

sapporo.jpg

"prisoner"
CONTAX U4R
sapporo/Japan

2005年11月08日

Way in the Middle of the Air

ITS世界会議2日目。天気は晴。やっとサンフランシスコで青空を見ることが出来た。

SF_sky.jpg
"SF Sky(wired)"
CONTAX tvs digital
street, San Francisco/US

久しぶりに持ち出したtvs digitalだが、さすがの描写力。ツアイスレンズとCONTAXの実力がうかがえる。やはり、良いカメラだ。

しかし、晴天であろうと、8:30からセッションは開始。会場であるモスコーンセンターでセッションを聞く。
お昼はメンバー集合で、S氏曰く「サンフランシスコで最高の飲茶の店」でランチを食べる。凄い人気店との事で確かに満席だったが、タイミングよく待ち時間無しで入店出来た。座ると次々にワゴンがテーブルに接近してきて、ショウロウポウやら餃子やらが入っている器を次々に進めてくる。食べたいものを食べたいだけ取るというシステムなのだが、勧められるとついつい食べてしまう罠もある。1時間くらいで凄い量の料理を食べ、撤収。

余談だが、サンフランシスコは本当に坂が多い。そして軒並み凄い急斜面である。ケーブルカーが発達したのもうなずける。
坂の先はまったく見えず、そのまま空に繋がっているようだ。

slope_to_sky.jpg
"Way in the Middle of the Air"
CONTAX tvs digital
street, San Francisco/US

夜は中華料理。これも初日に食べたものに負けず劣らず大変美味しかった(笑)。

2005年11月28日

Airport

大きな建造物は、それだけで見るものの心を揺さぶる「何か」があると思う。

その中でも空港が好きである。

空港には、それぞれの国や地域の威信や、技術の粋が(それが建造された当時の)凝らされた意匠に魅かれる。特に、屋根の造形や、外壁を支える構造が好きで、必ず写真を撮ってしまう。

SFO_top.jpg
"Structure"
CONTAX tvs digital
SFO, San Francisco/US

2005年12月01日

photo

ずっとサボっていたphoto archiveのページを更新した。

これまでに取りためた旅先の写真や日常の写真を整理してWEBに貼っていく。シャッターを切った瞬間の気持ちや付随する記憶に触れる作業である。

以前にも書いたが、撮り終わった写真には、もうあまり興味がなくなってしまう人間である。しかし、こうやって整理していくと、たまには昔の想い出に触れるのも悪くないとは思う。

また、これも以前に書いたかもしれないが(と言いながら過去の日記を確認しているため書いてあると知っているのだが)写真は、その人が何に注目し、どのような視点で物事を捉えているかを端的に示している。つまり、何を考えているかが分かってしまうような気がして、他人に見せるのは、少し恥ずかしく、多少の抵抗がある。
そう、焼きプリンの表面のカラメルくらいの抵抗感といったところか。

それでも、一応、一部は公開しておこうと思う。もちろん、一番のベストショットは非公開だ。それは自分だけのもの。

ちなみに、モノクロの写真の方が想い出の中の色はむしろ鮮明に蘇る。人間の能力は偉大だ。

2005年12月07日

Make Haste to Live

永遠なんて信じられない僕らのために。

美しい瞬間は、瞬間であるがために、永遠に記憶に留まる。まるで"カメラの中で3秒間だけ突然恋をする"ように。本当に分かり合うことなんて、きっと一瞬だけしかできない。

busan_bird.jpg
"Make Haste to Live"
CONTAX tvs digital
busan/korea

2005年12月09日

come back to

本年最後の出張も、慌しさの中で無事に終了。

帰国便もとてもスムーズに搭乗 -> 快適なフライト。EXIT ROWを快く割り当ててくれたJALに感謝。
韓国の思い出の最後は、夕日の写真で締めくくろう。

busan_sea2.jpg
"dusk"
CONTAX tvs digital
busan/Korea

2006年01月21日

let it snow

夕刻から降っていた雪で、一面の銀世界。
家を出なくても良いのなら綺麗で素敵なのだけれど、今日は卒論生の発表会があるため大学に行かなければならない。

駐車場に止まっている我が愛車はハッチバックのシルエット。傘でトランクの上の雪を降ろしてクーペスタイルを取り戻し、エアコンで窓の雪と曇りを除去してからスタート。幹線道路はさすがに凍結してはいなかったものの、シャーベット状になっており、慎重な運転が要求された。

研究室のある建物の中庭はご覧のように雪化粧。

letitsnow.jpg
"let it snow"
CONTAX U4R
delta/SFC, Fujisawa/Japan

2006年02月21日

road to

夢へ続く道の様子。

nice_monaco.jpg
"Road to Monaco"
CONTAX U4R
A8, Monaco

Time in Thy Flight

1215年製の要塞の背景は、今も変わらぬ青空。

monaco_sky.jpg
"Time in Thy Flight"
CONTAX tvs digital
Palais Princier ,Monaco

P.O.O

パリのオペラ座と同じガルニエ氏による建築。
地下には湖があって、パリと繋がっていて欲しい。資金が必要な時に、「あの方」が調達に来ることが出来るように。

monaco_casino.jpg
"P.O.O."
CONTAX tvs digital
casino, monaco

2006年02月22日

Nice

空の写真は好きである。特に、雲がドラマチックなものが良い。間から射す光で、陰影が強いものが好みだ。

nice_sky.jpg
"nice bleu"
CONTAX tvs digital
nice, France

Hotel de Negresco

ニースの海岸にて。高貴なシルエット。

negresco.jpg
"Hotel de Negresco"
CONTAX tvs digital
nice, France

2006年03月15日

Route

何かと忙しい年度末。ついつい気持ちが焦って余裕がなくなることもしばしば。
こういう時には、最適解であるかどうかよりも、まず思いついた手法で作業に着手するべきだ。

最適解を思いつく時間で作業が終わる事も多いし、そもそも自分の手が届く範囲はそんなに広くない。

eze_route.jpg
"Route"
CONTAX tvs digital
eze, nice/France

2006年03月25日

春の空

人類が絶滅したら空は青いだろうか。

march_sky.jpg
"March Sky"
CONTAX U4R
fujisawa, Kanagawa/Japan

2006年03月26日

bloom

もう間もなく。

sakura_sky.jpg
"bloom"
CONTAX U4R
aobadai, Kanagawa/Japan

2006年04月13日

cherry blossom

そろそろ、都内の桜も散って来たので、満開の桜の美しさを忘れないように。

2006_navy_1.jpg
"Navy Road"
CONTAX U4R
aobaku, Yokohama/Japan



桜のトンネル。写真では感動の一割も伝えられないだろうけど。

2006_navy_3.jpg
"cherry blossom tunnel"
CONTAX U4R
aobaku, Yokohama/Japan

2006年04月18日

もう戦争は終わった。

たまには、メッセージ色のある写真を。昨年とやや構図を変えて。

自分と世界は、きっとこのくらいの距離感であろう。
普段は目を背けているだけで、現実は考える以上にシリアスである場合が多い。

2006_spring.jpg
"war is over"
CONTAX U4R
aobaku, Yokohama/Japan

2006年05月26日

footprints

フィラデルフィアにて。

phi_rockey.jpg
"Rockey"
CONTAX tvs digital
Philadelphia, Pennysylvania/US



ちなみに、彼が両手をあげた時に見ていた景色はこのようなものであった。
phi_rockey_view.jpg
"Rockey's view"
CONTAX tvs digital
Philadelphia, Pennysylvania/US

2006年06月21日

Leica

ついに、夢の「My first Leica」を入手。

デジタルカメラで、中の基盤がパナソニック設計であろうと、leicaに変わりは無い。燦然と輝くleicaの赤いロゴと艶消しのボディが所有欲をくすぐる一品。シンプル・シャープ・スパイシィで、かつスモール。4Sである。
もちろんLeicaの非球面レンズの描写力はなかなかのものだし、何と言っても35mm換算で28mmの画角が広角ファンにはたまらない。
その上、追従性能の高いディスプレイに、定評のある手ブレ補正がつくのだから素晴らしい。今まで、一癖も二癖もあるデジカメしか使ってこなかったため、素直に「うわー、便利」と思える。これで出張に持っていくデジカメを一つに出来るかもしれない。そう、今までは二つ持っていっていたのだ(笑)。

leica.jpg
"my first leica"
CONTAX tvs digital
aobadai, Yokohama/Japan

2006年08月04日

The Sound of Summer Running

夏の夕方の太陽は、光が赤く染まっていて、人工物と自然の、自分と社会の、内と外の、普段は明確に存在する境界をすべて曖昧な色に染め上げていく。

想いや感情まで空気に溶け出していそうな、むせかえるような暑さで膨張した空気の匂い。巨大な建造物の影で聞こえる木の枝が揺れる。
周囲の雑踏まで、夏らしい。

summer_building.jpg
"The Sound of Summer Running"
Leica C-LUX1
shinjuku, Tokyo/Japan

2006年08月08日

lohmeyer

本物だ(笑)。

lohmeyer.jpg
"lohmeyer"
Leica C-LUX1
daiba, Tokyo/Japan

2006年08月09日

The Last Night of the World

昨日の夕方、外に出ると信じられないような茜色の空。
吸い込まれそうになる。

オフィスの電灯とのコントラストが美しくて、思わず泣きそうになった。
こういう偶然があるから、カメラは手放せない。リバーサルが装填された一眼レフがあればもっと良かったのだけれど。

tokyo_city.jpg
"The Last Night of the World"
Leica C-LUX1
utisaiwaicho, Tokyo/Japan

2006年08月11日

pie

直筆だ(笑)。


umino_pie.jpg
"umino pie"
Leica C-LUX1
daiba, Tokyo/Japan

2006年08月17日

Something Wicked This Way Comes

斜めから射す光が作るコントラストは、何故だか人を不安にさせる。


aobadai_road.jpg
"Something Wicked This Way Comes"
Leica C-LUX1
aobadai, YOKOHAMA/Japan

2006年08月21日

夏。

甲子園の決勝戦。
あんなに感動するのは、ぜったいあの強い陽射しも要因の一つだ。
野球ってやっぱり、ピッチャーがかっこいいスポーツだなぁ。

どこまでも、夏らしい一日。

K2_sky.jpg
"summer sky"
Leica C-LUX1
kanagawa/Japan

2006年08月23日

ロードスターハードトップ(電動):RHT!

西の方から先行情報がちらほらと漏れてきつつもあったロードスターハードトップ(RHT)。

今日、会議を終えてビルを出てきたら、ビルのエントランスに止まっていた。ああ、そうか。このビルは自動車会館だった(笑)。ご好意で電動開閉機構の動作も見せて頂けた。12秒での開閉は、まさに芸術。

RHT.jpg
"RHT"
Leica C-LUX1
siba, Tokyo/Japan

2006年08月29日

通勤路

なんて微笑ましい家だろうか。


miffy_house.jpg
"Miffy House"
Leica C-LUX1
chyogo, Fujisawa/Japan

2006年09月06日

夏の終わり。秋のはじまり。

斜めから射す光が、夏の終わりを感じさせるようになってきた。
夏に比べて、少し、やわらかい。

delta_ray.jpg
"light & shadow"
Leica C-LUX1
MoT, Tokyo/Japan

2006年09月29日

自由の女神

先週までの行動記録その1。宿泊したホテルの近くの風景。エッフェル塔の前に小さく見えるのが、オリジナルの自由の女神。実に、奥ゆかしい。

SoL.jpg
"Statue of Liberty"
Leica C-LUX1
la Seine, Paris/France

la Seine

先週までの行動記録その2。ソーシャルディナーはセーヌ河の上に浮かぶレストラン(船ではないが、フロートだった)からの風景。非常に綺麗だったが、ワークショップ会場からここに移動する際の大型バスのディーゼルの不躾な振動にすっかりやられていたので、微妙な振動で軽く船酔い。シャンパンとフォアグラと白と赤のワインを美味しく頂き、何で酔ったかを忘れる。
しかし、帰りも、バスだった(涙)。

la_seine.jpg
"la Seine"
Leica C-LUX1
la Seine, Paris/France

2006年10月02日

Dreams Come True @ Euro

"To all who come to this happy place ? welcome. Disneyland is your land. Here age relives fond memories of the past and here youth may savor the challenge and promise of the future.

Disneyland is dedicated to the ideals, dreams and the hard facts that have created America... with the hope that it will be a source of joy and inspiration to all the world."
(Walt Disney, July 17, 1955)

c_sb.jpg
"Sleeping Beauty Castle"
Leica C-LUX1
euro disney land, paris/France

My favorite thing

最近買ったもので、お気に入り。
懐かしい。後輩にも「懐かしい」といわれたので、かなりのノスタルジィなのだろう。

黄色や赤も頭をよぎったものの、あまりに懐かしすぎてちょっと痛いような気もしたので、オレンジを選択。

am_95.jpg
"My favorite thing"
Leica C-LUX1
fujisawa, kanagawa/Japan

2006年10月04日

Shining Star

挨拶はボンジュール。

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"Shining Star"
Leica C-LUX1
euro disney land, paris/France

2006年10月11日

London - Anywhere you go let me go too

You alone can make my song take flight
It's over now: The Music of the Night

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"Her Majesty's Theatre"
Leica C-LUX1
piccadilly circus, London/UK
color

2006年10月12日

London - Clock Tower

会議が終わった後のわずかな時間を使ってホテルからWestminster駅まで移動。
駅を出てすぐに、目の前にそびえ立つ巨大なClock Tower、「Big Ben」である。まさにピーターパンの世界。ライトアップともあいまって、非常に美しく、荘厳な佇まいである。ロンドンの建造物は期待を裏切らない。

big_ben_color.jpg
"Clock Tower"
Leica C-LUX1
Westminster, London/UK
monochrome



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"Clock Tower and Palace"
Leica C-LUX1
Westminster, London/UK
monochrome

2006年10月17日

London - MAMMA MIA!

Mamma mia, here I go again
My my, how can I resist you?
Mamma mia, does it show again?
My my, just how much I’ve missed you

会議の間を縫って"MAMMA MIA!"を観劇。日本版は2回見ていたが、オリジナルは初めて。プリンスオブウエールズ劇場は"MAMMA MIA!"一色のディスプレイが施されている。実際のパフォーマンスも素晴しく、大満足。
観客席に年配の方が多く、歌を口ずさんだり、「そこでこの歌が来るか?」的な笑いが起こるのが、日本と大きく異なる点だった。

そして、"あの"カーテンコールは健在。ロンドンでも、名曲「WATERLOO」の軽快なリズムにのって、観客は皆幸せな気分になって帰るのだ。

Waterloo - I was defeated, you won the war
Waterloo - promise to love you for ever more
Waterloo - couldn’t escape if I wanted to
Waterloo - knowing my fate is to be with you
Waterloo - finally facing my waterloo

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"MAMMA MIA!"
Leica C-LUX1
piccadilly circus, London/UK

London - The phantom of the opera is there

The phantom of the opera is there. Inside my mind.

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"The phantom of the opera is there"
Leica C-LUX1
piccadilly circus, London/UK




Masquerade! Paper faces on parade . . .
Masquerade! Hide your face,
so the world will never find you!
Masquerade! Every face a different shade
Masquerade! Look around
there's another mask behind you!

Masquerade.jpg
"Masquerade!"
Leica C-LUX1
piccadilly circus, London/UK

2006年10月18日

LONDON - RIVIER:St. Botolph's Aldgate

最終日のわずかな時間を使って、「リヴィエラを撃て」を訪ねるツアーを1人で慣行。まずは、シンクレアが日曜日のミサでパイプオルガンを演奏したボトルフス教会。

聖ボトルフス教会は、シティとイーストエンドが出会う オールドゲートの広い交差点の中心に、昔と同じ姿で建っていた。
(高村薫、「リヴィエラを撃て」)

「私は、君の許しは乞わない。君をずっと愛している」
「僕も今は殺人犯です。サー・ノーマン、あなたのことは生涯忘れません……」
「サーは要らない……。私も君を忘れない」
(高村薫、「リヴィエラを撃て」)

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"St. Botolph's Aldgate"
Leica C-LUX1
Botolph's church, Aldgate/UK

2006年10月20日

LONDON - RIVIER:Liverpool street

リヴァプール・ストリート駅構内のカフェテリアで、キム・バーキンは紙コップのコーヒーをすすり、湿ったデーニシュを噛っていた。M・Gは両手をダスターコートのポケットに入れ、間違って紛れ込んできたような居心地の悪い顔で、ベンチに浅く腰を下ろしていた。
(高村薫、「リヴィエラを撃て」)

ジャックが「ノーマン!」と叫んだペチコートレーンからビショップズゲートの方向へ歩いてくるとある大きな駅。近年改装されて、非常に近代的な姿になっている。当然のように、ここでコーヒーを飲む。

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"Liverpool street"
Leica C-LUX1
Liverpool street station, Liverpool street/UK



でも、当時の面影を残す壁もあった。この光の下で、キムは、M・Gは、ジャックは、ケリーは、リヴィエラを追ったのだ。

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"Liverpool street"
Leica C-LUX1
Liverpool street station, Liverpool street/UK

2006年10月23日

LONDON - RIVIER:King's Cross railway station

ジャックが伝書鳩に頼まれた第2の殺人を行う場所。リーアンがジャックを待った場所でもある。
非常に歴史を感じさせる重厚な駅。

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"King's Cross railway station"
Leica C-LUX1
King's Cross railway station, London/UK



そして、キングズ・クロス駅といえばはずせない、"あの"ベストセラーの舞台。


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"plathome:9-3/4"
Leica C-LUX1
King's Cross railway station, London/UK

2006年10月26日

LONDON - RIVIER:telephone box

「明日は、昼前にホテルに迎えにいくよ」とキムは言った。
「よし、何かいいものを食おう。奢るよ」
「チップスにはヴィネガーを忘れるな。気をつけて」
「君も」
手島はキムと握手をした。キムはボックスに入った。歩き出して、ちらりと振り返ると、仄かな明かりの下で受話器を片手に、キムが照れ臭そうに笑い、おどけたウインクをよこした。
(高村薫、「リヴィエラを撃て」)

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"March, 1992"
Leica C-LUX1
Swinton St., London/UK
color


手島はほとんど何も考えず、即座に崩れ落ちた男を引きずり上げ、自分の腕で支え、一緒に立ち上がった。どこへ行けばいいのか、何をすればいいのか。ただ夢中で抱きかかえた男と一緒に歩いた。
バーキン。どこへ行こうか。なあ、君の事務所へ帰ろうか・・・・・・。
(高村薫、「リヴィエラを撃て」)

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"Mary"
Leica C-LUX1
Swinton St., London/UK
other side

2006年10月27日

museum

大英博物館。さすがの重厚感。

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"British museum"
Leica C-LUX1
British museum, London/UK

2006年10月31日

221B

世界で最も有名な番地の一つ。何時も事件がknockする。

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"knock"
Leica C-LUX1
Baker street, London/UK

2006年11月01日

candle in the window

ウエストミンスター寺院。中でエルトン・ジョンを聞いて1人で追悼。

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"Westminster Abbey"
Leica C-LUX1
Westminster Abbey, London/UK

2006年11月07日

Crantock Bay

朝、潮騒の音で起きたら、信じられないくらい綺麗な光景。
海と空が混じって、霧が立ち込めている。この世界に、こんなに綺麗な風景があるとは。

朝が弱いのに、思わず起きて写真を撮りに外へ。風は凛として清々しい。

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"Crantock bay"
Leica C-LUX1
Crantock bay, Cornwall/UK


この美しさのほんの数%でも、共有することが出来たら幸せである。

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"Crantock bay"
Leica C-LUX1
Crantock bay, Cornwall/UK


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"Crantock bay"
Leica C-LUX1
Crantock bay, Cornwall/UK

2006年11月08日

The Million-Year Picnic

島には、干潮の間だけ歩いて渡る事が出来る。

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"road to Saint Michael's Mountain"
Leica C-LUX1
Penzance, Cornwall/UK
color



海が割れて道が出来る。リアルなおとぎ話。海の底に出来る道は、煉瓦で出来ていた。写真を撮っていると、だんだんと海が迫ってきて、やがて道が海に没してく。自然って、割と凄い。

st_m_m_to.jpg
"Yellow brick road"
Leica C-LUX1
Penzance, Cornwall/UK

2006年11月09日

馬車の用意が出来ました。

「お姫様、馬車の用意が出来ました。」

「あの時と同じ......コーンウォールの風を感じたわ。」
(浦沢直樹/勝鹿北星、「MASTERキートン」)

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"meadows "
Leica C-LUX1
Crantock Bay, Cornwall/UK

2006年11月10日

Land's End - 1

ランズ・エンド。イングランド南西端に位置するコーンウォール州の最西端にある、「地の果て」の象徴。

地の果では切り立った崖から見渡す限りの空と海が広がっている。雲間からは光が差している。ジャックが見た"光の階段"みたいだ。

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"Lands end"
Leica C-LUX1
land's end, Cornwall/UK
monochrome



海はどこまでも続き、その先で空と混じっている。

lands_end_13_color.jpg
"Lands end"
Leica C-LUX1
land's end, Cornwall/UK
monochrome



その光景のあまりの美しさと、何人も拒む残酷さに、ただ圧倒される。この世の果て"はこの上なく、静謐で、荘厳で、美しい場所だった。出来ることならば、この景色を持って帰りたい。
久しぶりに、写真を撮ることへのプリミティブな欲求を感じた。

lands_end_11_color.jpg
"Lands end"
Leica C-LUX1
land's end, Cornwall/UK
monochrome

2006年11月14日

celtic

お約束、であるケルトの遺跡巡り。
MASTERキートンファンには譲れないポイントであろう。

地の果てからの帰り道、ケルトの遺跡探検に出かけることになった。
S氏がロンドンで購入したガイドブックだけを頼りに(日本のガイドブックには記載が無い)、A30をうろうろして小さな看板を発見して入った脇道はとんでもなく細い。1mileくらい進んでも遺跡らしきものは見えずかなり不安になる。

それでも、勇気を出して走っていくと、道はさらに細くなっていき、やがて車を止めて歩いていけ、という感
じの看板が申し訳程度に立っている場所に到着。
皆でどきどきしながら歩き出した。
やがて見えてきたのは、門。そして牛(!!)。門には「開けたら閉めろ」とある。

おいおい...この牛が放牧されている草原を歩いて行けと?

しかし、それ以外に道は無い。みんなでとぼとぼと歩き始めた。歩くこと5分。突然目の前に広がるのは、石造りの遺跡群。

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"celtic ruins"
Leica C-LUX1
land's end, Cornwall/UK



celtic_ruins2.jpg
"celtic ruins"
Leica C-LUX1
land's end, Cornwall/UK



これが紀元前300年の遺跡だというから驚き。そしてこの遺跡から見えた夕日がまた絶景。
見渡す限りの草原の先に見える茜色。我々はこの時、紀元前のケルト人と同じ夕日を見ていたのだ。

celtic_grass.jpg
"celtic grass"
Leica C-LUX1
land's end, Cornwall/UK

2006年11月16日

瑪瑙色の時間

念願叶い、セントアイビス。そう、MASTERキートン第7巻のエピソード、「瑪瑙色の時間」の舞台。
まさに、目の前に瑪瑙色の海が広がっている。

人生の達人はどんな時も自分らしく生き、自分色の人生を持つ。

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"St Ives"
Leica C-LUX1
St Ives, Cornwall/UK
monochrome




あの海の色は瑪瑙色だ。俺達は瑪瑙色の時を共有している。

st_ives_3_color.jpg
"A TIME OF AGATE COLOR "
Leica C-LUX1
St Ives, Cornwall/UK
monochrome




まだ人生の達人どころか、自分の人生もわからない。
でも、あの時の海の色は忘れない。
(浦沢直樹/勝鹿北星、「MASTERキートン」)

st_ives_5.jpg
"St Ives Sea"
Leica C-LUX1
St Ives, Cornwall/UK

2006年11月21日

学び続けること。

では、なぜ学び続けるのでしょう?
・・・それが人間の使命だからです。
(浦沢直樹/勝鹿北星、「MASTERキートン」)


st_ives_4_color.jpg
"street light"
Leica C-LUX1
St Ives, Cornwall/UK
monochrome

2006年11月24日

Farewell, Cornwall

最終日のコーンウォールの夕日。
美しさに胸が締め付けられる思い。

「僕は君を愛した。それが分からなかったのは君だ」
(高村薫、「リヴィエラを撃て」)


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"newquay sky"
Leica C-LUX1
newquay, Cornwall/UK
monochrome

2006年11月25日

Chelsea

帰りの飛行機までの間に、ロンドン近郊の某所に足を伸ばす。
我らがシェフチェンコの移籍先、チェルシーのスタンフォードブリッジ。
さすが、の裕福さであった。


chelsea_1.jpg
"Chelsea"
Leica C-LUX1
Stamford Bridge Stadium, London/UK

2006年12月15日

I'll Not Look for Wine

先週、出張した神戸にて。点灯するのはこの日の夜。イルミネーションが港町を照らした時には、すでに横浜に戻っていた。

kobe.jpg
"I'll Not Look for Wine"
Leica C-LUX1
sannnomiya, Kobe/JAPAN

2006年12月16日

The Beautiful One Is Here

今週は実証実験のため、茨城県の城里にあるテストコースにいった。携帯電話の電波もほとんど届かない山を切り開いて作られた全長約6kmの外周道路の中には、巨大なオーバルの高速周回路を含む様々なテストコースが集まっており、車両の整備を行う工場や、ミーティングルームと宿泊施設を備える本館も含め、自然の中に突然現れる非常に巨大な人工物。

この何も無い僻地には、しかし、美しい夕焼けの空と降って来るような星空があった。

sky_and_load.jpg
"The Beautiful One Is Here"
Leica C-LUX1
shirosato, Ibaraki/JAPAN

2006年12月17日

Yotuba is here

「白と黒なのがかわいい。」

yotubato_panda.jpg
"yotubato panda"
Leica C-LUX1
aoyama, Tokyo/JAPAN

2006年12月26日

マングース、デス。

街で偶然見かけた。まさに、奇跡の出会い、である。


mongoose_fes.jpg
"mongoose"
Leica C-LUX1
Yuraku-cho, Tokyo/Japan

2007年03月07日

from Caribbean sea

ホテルは海に面している。というか、ホテルの周りには海しか無い。
ビーチから見る、カリブ海に墜ちていく太陽。

PTP_Caribbean_sea.jpg
"Down to Caribbean sea"
Leica C-LUX1
la creole beach hotel, Guadeloupe/France
large

2007年03月08日

絵葉書か...

笑ってしまうくらいにtypical beach。思い描くカリブ海そのまま(笑)。

PTP_Caribbean_beach.jpg
"typical beach"
Leica C-LUX1
la creole beach hotel, Guadeloupe/France



空だってこんな色。意図的に白トビ気味に撮ってみたが、雰囲気が伝わるだろうか?
毎日スコールは降るが、30分もすればまたこの空が戻ってくる。お昼休みは、海を見ながら優雅に読書である。夜は...仕事ですね(笑)。

Drink up me 'earties, YO-HO!

PTP_sea_sky.jpg
"caribbean sky"
Leica C-LUX1
la creole beach hotel, Guadeloupe/France
large

2007年03月10日

プールも笑ってしまうくらいに

絵に描いたよう。会場から徒歩15秒の距離(笑)。

PTP_hotel_pool.jpg
"Pool side"
Leica C-LUX1
la creole beach hotel, Guadeloupe/France



PTP_hotel_pool2.jpg
"Pool side"
Leica C-LUX1
la creole beach hotel, Guadeloupe/France

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