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2004年12月01日

blog はじめてみました。

blogというものを、取り急ぎはじめてみました。
なんとなく気にはなっていたものの、きっかけが無くなかなかはじめていなかった。

はじめるきっかけと、丁寧に導入まで指導してくれたK氏に感謝。ちなみにK氏は研究室の後輩である。後輩や学生に教えられることは本当に多い。先達も大切だが、後輩も大切。

しかも教えるタイミングが12月1日というのが冴えてるよね。さすがK氏。

せっかくのWEB。どこからでも飛んで来れて、どこにでも飛んでいける。せっかくなので、シーケンシャルでない、ランダムな記述を心がけよう。

本日、愛車delsolの走行距離が14万キロを超えました(いきなりランダム)。この愛車、免許をとってからずっと乗っているので、今年でもう8年くらいか。
2年前、11万キロ目前の冬に、東名高速で突如エンジンブローしたという伝説を作った車。その際、乗り換えるかどうかで相当悩んだのだが、もう走らなくなった状態で乗り捨てるということがどうしても出来ず、結果エンジンを換装することに。

英断だった。

最近は、だいぶボディにもガタが来ているが、パワートレインは好調。ひとたびアクセルをそこまで踏みつければ、1,600ccで170psを叩きだすDOHC VTECのエンジンはメカニカルなノイズと共に一気に8,000rpmオーバーまで回る。その時、5,000rpmくらいで音が切り替わるのがその気にさせる。

役に立たないという声も多いが、何故役に立たなければいけないのか、と聞き返す。面白ければ良いのです。そう、人生と同じ。

2004年12月02日

フットボール

つい、日々の忙しさに追われ、部屋の掃除をないがしろにしてしまう。
あまりにも酷い有様だったので、頑張って掃除を始めたのだが、気づいたら、プレステのコントローラを持ってウイニングイレブン8をやっていた。

このシリーズは3からずっとやり続けている。家のプレステはもはやウイニングイレブン専用筐体となっている。マスターリーグは全シリーズでACミランを使ってプレー。

ちなみに、日本代表をプレステのパッドで操作させてくれれば、W杯優勝も夢じゃないと思っている。
そして、サッカーを実際にプレーすると、自分の体をプレステのパッドで操作したくなる。

サッカーで美しいのはダイレクトプレー、オーバーラップしてあがっていく選手への壁パス、そしてクロスボールに反応したシュート。ボレーであれば言う事は無いが、反射的なヘディングも捨て難い。ゴールはあんなに大きいのに点数があまり入らない事が、その難しさを物語っているように感じる。
人間の体で最も器用な手を使わないで行うスポーツだから、そしてGKだけは手を使えるのだから、基本的にゴールは奇跡。だから観衆はそれに熱狂する、とは以前読んだ雑誌(おそらくナンバー)の記事。

ちなみに好きなプレイスタイルは俊足ウイングバックと、古風なエースストライカー。
ウイングバックはドリブルが上手くて、速い正確なクロスをあげられる選手が良い。ゴール前に架けるアーチが美しければ美しいほど良い。

そしてストライカーは、嫌らしいフェイントやこなれたドリブルやサイドに開いてのキープではなく、豪快なゴールを狙って欲しい。ボールを持ってゴールが見えたら、全力で利き足を振りぬく。ドリブルなんて下手でも良い。パスなんて二の次。

ゴールへの「その一瞬」の緊張感を感じさせてくれるプレーを見せてくれるフォワードが良い。現在は飛び出しの早さが第一条件かもしれないが、古典的なゴール前に張っているタイプのストライカー、頑張って欲しい。

一度、バティにロッソ・ネロのユニフォームを着て欲しかった。
レオナルド様(元アントラーズの貴公子)が左サイドを切り裂いてあげた放物線が、バティの右足に合わされたら、それはもう栄光への架け橋でしょう(NHK風)。

だから、うちのACミランのセンターFWは、ファンバステン。

2004年12月05日

エースをねらえ!

さて、3回目にしてついに、このページのタイトルについて触れよう。

テニスは中学時代から、実にのっぺりと、のーんと、続けている。だいぶ長い付き合いだ。スポーツの癖に、勝負の癖に、相手の球を打ち返して、次の球に備えるという、ある種「協調動作」的な作業の継続であるところが面白い。また、程よい時間で、適度な運動量(本気でやると非常にハードだが、そこまでむきになってやる時代は過ぎた)を得られるところも良い。

プレースタイルは、とにかくストロークで押しまくるプレースタイル...が好きだった。今ではフラットでストロークを打ち続けるほどの腕力も体力も無く、もっぱら技巧派に転向である。全身に力を込めて恐ろしい勢いでラケットを振っていた頃が懐かしい。

鋭いショットを打つ為には相手のショットを的確に捉え、自分のラケットを固定すれば良い。腕力やスイングのスピードではないのだ。ボールを掴むような感触で、ラケットの中心でボールを捉えたら、そこからはむしろゆっくりとボールを運ぶような気持ちでフォロースルーをすることが重要。

ちなみに、好きなプレイヤはアガシである。今でこそ、スキンヘッドでmassiveなおじさんだが、昔は長髪でデニム生地のウエアとかを着ているアグレッシブなプレイヤだった。そして馬鹿みたいに強力なストロークが格好よかった。

という訳で、長くなったので、ページの由来は次回にしたいと思う。
ある種の叙述トリック。

2004年12月07日

新・エースをねらえ

というわけで、前回の前フリをきちんと踏襲して、今回は「エースをねらえ」である。

もちろん、非常に有名なテニス漫画であり、ほとんどの方がご存知のことだろう。テニスの名門、西高校で、華麗なプレイスタイルと日本人離れした容姿の「お蝶夫人」こと”竜崎麗香”(イニシャルはRR)に憧れ、テニス部に入部した”岡ひろみ”が、新任コーチの”宗方 仁”(イニシャルはJM、我らが指導教官と同じである)に見出され、テニスに打ち込み、大きな試練を乗り越えて世界のトッププレイヤーとなっていく物語である。

前から好きではあった。宗方コーチの異常に長い足や、バラを背負って登場するお蝶夫人、岡のことを好きになる男子テニス部主将 兼 生徒会長の"藤堂 貴之"(イニシャルTT)等、非常に個性的で魅力溢れるキャラクタと、テニスを通して人間の成長を描くストーリは特筆に値する。

しかし、しかし。つい先週、ふと再読してみると、なんということか(ががーん)!!もう、とにかく凄いのである。人生に必要なもののほとんどすべてが詰まっている。まさに、哲学書なのである。

ご存知のように、途中で宗方コーチは絶命されてしまう。このシーンはもう、涙無しには読めないのである。自分の死期を知った上で、自分のテニスを教える相手を探し、やっと見つけて、これから花開くという時に死んでいく宗方。最後まで育てられない無念さ。それを押して、「俺の死が(岡が成長する)チャンスだ」と、親友を信じ、託し、すべてを赦して死んでいくその生き様。断筆は、「岡、エースをねらえ!」ですよ。どんな精神力だ、宗方。かっこよすぎるぞ。もう、蜘蛛の模様の着流しも、寝タバコも許せてしまう。

その死後、ショックでテニスを離れてしまった岡が再び再生していく過程。岡を取り囲む人々の苦悩と努力。素晴らしい。特に、宗方の親友、桂コーチ。お坊さんだけあって、台詞に含蓄がある。「勝に不思議の勝あり。負に不思議の負けなし」なんて説法だよ。
「スポーツじゃあ『勝つと自信がつく 負けると勉強になる』っていうんだ。どっちもいいものなんだ。ただし勝ちざま負けざまってものがある。悪く勝ちゃ慢心する 悪く負けりゃ卑屈になる」なんて、27歳の台詞では無い。

そうなのだ。この作品に登場するキャラクタは、やたらに立派なのだ。めちゃくちゃ努力家なのだ。凄い精神力なのだ。お蝶夫人は、20歳前にして、既に「『わたしがやる』とか、『わたしにならできる』とか、いつも自我は表面に出る者は頂点には登りきれない。天才は無心なのです」という悟りともとれる言葉を岡に送る。この言葉の根拠が、お父さん(日本庭球協会理事)が落ち込んでいる姿を見て、「私が強くなって日本テニスを支える」と宣言したことによっているのである。小学生だぞ!麗華。なんでそんなに立派なのだ。

というわけで、本当に枚挙にいとまが無い「エースをねらえ!」。未読の方はハンカチを持って、是非。
ちなみに、1巻で藤堂は岡を自転車(青春である)で送った後、詩吟を詠いながら去っていく。何で?

2004年12月08日

Nortonの罠

さて、だいぶblogというものが理解できてきた(ような気がする)。要は、エントリーを追加して行けば、システムが勝手にページを構築してくれるので、管理の手間いらず、ということだ。

で、デザイン自体はCSSやテンプレートをいじることでかなり自由に設定できる。ということは、他人のデザインを見て、良いものを取り入れ、さらに洗練していくというSFC方式(一言断っておくが、すべてをコピーするのは駄目である。大切なのは、リスペクト、あるいはオマージュの心なのだ。ちなみに本気ではない、念のため)。

という訳で、さっそくblogの師であるK氏のページを見に行く。さすが、K氏。シカゴ訛りのcoolなデザインである。非常にgroovyである。しかも、ちゃんとこのblogのことも紹介してくれて・・・。

あれ?

他の人のblogの見出しは出ているのに、この「Aim for the ACE」の見出しは表示されていない。つまり、クリックできない。

どういうこと?

とりあえず、何回もリロードしてみたり、IEをあげなおしたりしてみるが、一向に改善されない。よく分からないので、とりあえず凄腕のb氏をメッセンジャで見つけ、質問する。
すると! なんとb氏には、「Aim for the ACE」の見出しも見えているとのこと。K氏の嫌がらせ説はここで棄却されることとなった。

htmlのソースを見ても、見出しの部分はそっくりそのまま抜け落ちている。これじゃあ、IEもお手上げ。VMWareのFreeBSDでも一緒。

どうしたものかと思案しているところ、凄腕のb氏が原因を突き止めた。詳細はここを参照。
つまり、研究室のURLは、デフォルトでインターネットセキュリティ対策ソフトのフィルタの対象となっていたのだ。

これは衝撃であった。ある意味、かっこいい。

でも、なんで「.ad.」が入っているドメインは駄目なんですか?研究機関は信用ならないcgiとかを動かすからですか?でもリンクをはずせば良いんじゃないですか?アンカーの文字ごと消すって、乱暴すぎませんか?

突っ込みどころ、満載。

2004年12月12日

ハウルの動く城

遅まきながら、"ハウルの動く城"を観た。言わずと知れた、宮崎駿監督の最新作である。ストーリその他はたくさんの関連WEBにこれでもかと記述されているので、そちらを見ていただくとして、感想を。

まず、一番不安だった声について。今作の話題の一つだった、「キムタク」の声だが、これは思っていた以上に気にならない。世界観を壊すことなく、上手にキャラクタになじんでいたように思う。というか、むしろハウルかっこよすぎ。
登場シーンから既にかっこよさ全開である。信じられないくらい足が長いし。いつも鎖骨ちら見せなあたりも美形の実力発揮である。

あと、ストーリのボリュームについて。おそらく原作の世界を二時間の尺におさめるために、物語をリストラして大胆な構成変更を行ったのであろう。確かに、論理的に「え、なんで?」という疑問が発生する部分も多い。しかし、映画といのは、すべてに答えが提示されていれば良いというものでもないし、観た人が必ず同じ結論を得る必要があるものでもない。その人なりの解釈と感じ方をすれば良いのである。そういった意味で、余韻も残しつつ非常に魅力的に纏め上げる手腕はさすがだと思う。宮崎さんが監督としての力を存分に発揮した作品なのではないだろうか。

そして、音楽について。素晴らしい。もう、オープニングの音楽だけでちょっと泣きそうになる。さすがに"ナウシカ"からの長いペアだけあって、見事に世界観を描いている。城の動きも髣髴とさせ、少し郷愁を誘う美しいメインテーマだった。

と、いいことづくめな感じだが、やはり、謎な点は気になってしまう。ソフィーの呪いはいつ解けたの?カルシファーは火の悪魔だったような気がするんだけど、契約の秘密ってどれだったの?荒地の魔女は何でハウルを狙ってたの?
などと、思いをめぐらせる。ああ、そうか、映画を見終わったあとでも、ずっとその映画について考え、観た人と映画について話をし、新たな想像を巡らせる。これが、ハウルの魔法の力か。
やるなぁ、宮崎アニメ。

2004年12月17日

忘年会というもの

本日は、WIDE研究会の後、前職の同期との忘年会が予定されていた。
皆めちゃくちゃ忙しい中(なんたってほとんどの人が忘年会までダブルヘッダなのだ!!)、14人もの人数が集まって、色々な話を聞くことができた。

幹事のスーパーサラリーマンアスリート、O氏に深謝。

そして、本日に引き続き明日もWIDE研究会、しかも朝9:30からの会議への参加がMUSTであるため、一度家まで帰るオーバーヘッドに耐え切れず、銀座に宿をとることにした。今年10月に出来たフランス資本のホテル。建物自体は、恐ろしく薄っぺらい感じで、ちょっとどきどきしたけど、内装は綺麗で部屋も広かった。ツインだったし。テレビが液晶っていうのにも時代を感じた。
しかし、皆忙しいっていってるのに、朝までよく飲むよね(笑)。
あ、ちなみに、ヒルズ族じゃないですから。3年以内に一部上場したら、全員ハワイ、っていう約束は覚えてるよ。うん。

2004年12月21日

メタルギアソリッド3

久しぶりに、新しいゲームを買ってみた。

タイトルは、「メタルギアソリッド3」である。敵陣の真っ只中に、装備も何も無い状態(現地調達が基本なのだ!!)でたった一人で送り込まれ、敵に見つからずに進んでいく、という何とも地味っぽいシリーズの最新作である。
しかし、このシリーズ、面白いのである。妙な緊張感を存分に楽しみつつ、見つかったら見つかったで、「ええい!!」とばかりに応戦すれば良い。基本的に主役のスネークは恐ろしく強いのだ。少々の無理は利く。

とりあえず、マニュアルを斜めに読んではじめてみる。毎度の事ながら、映画さながらの美麗なグラフィックで状況が説明される。今回は、ジャングルでのサバイバルが中心になるとのこと。
HALO降下(地面すれすれまでパラシュートを開かない危険なダイブ)で、またもや敵地に一人で送り込まれてしまった。

で、途中で落としたバックパックを回収しながら、基本的な操作を学習させられる。その後、麻酔銃とサバイバルナイフを構えて、ちょっとづつ、ちょっとづつ進む。敵が何時出てくるか分からないからね。

そうこうするうちに、目の前に沼が。で、あれ?なんか、沼の先の方にワニいるんですけど。ワニってどうよ?まあ、普通あんまり素手で戦ったりするものではないな、と麻酔銃で眠らせる。
で、沼に入る。ここまでの草のモーション(スネークが踏むと折れ、移動するとゆっくり戻ったりする)に感動していたが、沼に入った時の動きにくさとか、迷彩服の汚れかたのリアルさにも感動。

「をを、動き難い。ををー、ずぶずぶはまっていくなぁ。あ、あれ。どこまではまっちゃうの?あれ、あれ?」
「スネーク、スネーク!!(無線で呼ばれる音)・・・」

こうして初のタイムパラドックス(スネークの死亡)は起こった。事故です。不幸な事故だったのです。

2005年01月01日

新年

明けました。おめでとうございます。

実家に帰ってきて、びっくりしたこと。北に進んでいくに従って、道路脇にどんどん雪が積もっていたこと。で、実家近傍にきたら、もう道路が凍結していて、とんでも無い様子になっていたこと。
家の隣が公園なんですが、ゆきだるさんがいましたよ。

横浜、雪なんてこれっぽっちも積もって無かったよ?
しかし、デルソル。雪に合わないなぁ。

2005年01月23日

the night is still young

「正しい知識と深い理解は、外から見ると僅かな笑顔に過ぎない」

大好きな言葉。

卒論生の発表練習にずっと付き合っている週末。なんというか、疲れることは疲れるんだけど、まあ、悪くは無い。少しずつ、確実に良くなっていくものを見るのは、清々しい。

でも、欲を言えばもっと早く準備できないものかなぁ(笑)。
ちなみにこれが、正しい知識と深い理解から来る笑顔って奴。

何故出来ないかって?

本人達は、十分に早く準備しているつもりなのだ(どどーん)。

この理解はおそらく間違いない。自分が学生だった時に、そうだったから(笑)。
これも、僅かな笑顔の部類だ。

忘れてはいけない。はじめから名人や達人などいない。
問題は常に存在している。無いと思っているのは、認識できていないだけである。
不滅のものがあるとしたら、きっと思想である。

卒論発表、終わる。

卒論生の発表が無事に終わった。良く頑張りました。

外は、雪。発表会場には暖房設備が無いという、シベリアのラーゲリ(収容所)のような劣悪環境。
午後からは我らが指導教官、JM氏の私財によって暖房機器が投入され、何とか生きながらえました。

全ての終わりは、また、始まりでもある。

製本まで頑張ろうねー。にっこり。

2005年01月26日

苦手なもの。

寒い。

とにかく、寒い。寒いのは、苦手である。なんというか、生命の危機を感じるのである。
朝起きるのも苦手である。なんで、ベッドの中という至福の環境を捨てて、外に出なければいけないのか。外に出て行ったって、待っているものはほんの少しのシニカルな笑いと、多くの苦難である。嫌な思いをすることの方が多い。なんでそんな思いをするために、わざわざ起きて行かなければならないのか。

間違っている。「今起きるくらいなら、死んでも良い。」というくらい、大げさな葛藤を、毎朝ベッドの中でもぞもぞしながら繰り返しているのである。

外が寒かったら、なおさらだ!!
今日なんて朝起きたら、雪が舞っていた。・・・こうなると、話が違う。ちょっと、ワクワクする。普段はシャワーを浴びて、洋服を着てからじゃなきゃかけないメガネを光の速さで身につけ(しゃきーん)、窓を開け、自分の体を両手で抱きかかえながら、「おー、寒い寒い。」なんて独り言をつぶやいたりするのである。そもそも、雪が降ってるんだから、寒いに決まってるし、だったら窓なんて開けなければ良いのに。人間は矛盾に満ちている。

さらに、唐突だが、バスが好きじゃない。これはこれまでにも何度か繰り返して主張していることだ。特に夜の路線バス。あのなんともいえない薄ぼんやりした青みがかった照明とか、それに照らし出された椅子とか、あの微妙に磨かれている床とか、もう、たまらなく怖い。
窓の微妙な透明度や、つり革の不定期に非同期な揺れ等も、受け入れがたい。ディーゼルエンジンの振動も、粗野で生き物じみていて、受け入れがたい。
なんとなく、この世のものでない感じがするのだ。

見知らぬ他人同士が息を殺して乗っているあの空間が駄目なのだ。時折なるブザー音。機械的なアナウンス。すべてが芝居じみていて、虚構っぽくて、自分以外のすべてが自分を拒絶しているような圧迫感がある。恐ろしい、と感じてしまう。

昼間ならまだ良いけど、夜、それも窓にうっすらと水滴がついていて外が見えないような寒い夜は絶対避けたい。あれは異世界の住人の乗り物が、この世界に贄を探しに来ているのだ。だから、そんな夜に運悪くバスに乗ってしまったら、決して口をきいてはならない。どんなに運転手に話し掛けられても、乗客に触れてしまっても。あなたが選ばれたくないのならば、だが。

と、途中からタッチを変えてお届けしてみたりする、そんなblog。
エンタティメント性を高めようと頑張っているのだが、でも、まったくコメントがつかない(笑)。読み物風よりも日常絵日記風の方が良いのかなぁ、実は。

二つの願い。

冷たい雨の降る朝でしたが、先ほどふと外に出たら、雲間から陽が差していました。

ちょっと得した気分。

いつも長いというご指摘を受けましたので、たまには、シンプルに日記風。

2005年01月27日

The Sheltering Sky

微妙に胃が痛い。

もともと、2年前に胃下垂 & 胃炎であることが判明しているのだが、最近、その胃下垂が進行してきているような気がする。整体とかにいって骨の位置とか直したら、一緒に胃も定位置に定まらないものだろうか。大先輩、K氏の紹介によれば、鍼で引っ張りあげて直す、という治療法もあるようだ。
相当、恐ろしい。治療の基本は腹筋をつけることらしいのだが、いやはや。

何枚か写真を撮ったので、photo archiveに。

「あー。先生、妬いてるでしょう!」「やいている?」「女へんに石です。」(森博嗣、「封印再度」)

本当のことなんて、とても、誰にも、言えやしない。
片目を瞑って、人差し指を、ちょっと尖らせた唇の前に。「内緒って、何が?」「秘密です。」

s_sky.jpg

"the sheltering sky"
CONTAX U4R
Uchisaiwai-cho, minatoku/Japan

2005年01月28日

赤鉛筆は、葡萄酒の香り

昨日、卒論生が、学部生に指導している姿を見て、ちょっと、じーんと来た。

この前まで自分達が指導されていた事のエッセンスを、ちゃんと後輩に伝えていたのだ。いや、もしかしたら、ちゃんとは伝わってないかもしれない。ポイントはずれてたかもしれない(笑)。でも、ちゃんと頑張って教えてたのだ。

思えば、修士の学生も卒論生にちゃんとコメントをしていた。そして、修士の学生には、博士課程の学生からの指導があった。

ファカルティに教えてもらうのとは、またちょっと違う雰囲気なのだ。「一緒にやっている。一緒に研究している。」という雰囲気の中での指導である。力関係に大きな乖離があるわけではないが、経験の分だけ、余裕がある。

また、他人に教えることで、たくさんの事に気づく。そうやって、教える方も成長できるのだ。

だから、何かを問われた時は、なるべく相手と同じ目の高さにおりて、一緒に答えを探すようにしたいと思う。上から答えを降らせるよりも、一緒に答えを探した方が、確実に相手の力になるはずだ。もちろん、その時には、少しのユーモア(分かりにくいとの指摘多数)と難解な比喩は必須である(笑)。

今度、論文に赤入れする時に赤鉛筆を使ってみようかな。優しい気持ちになれるかもしれない。

こうやって想いや、情熱や、思想は、目には見えなくてもちゃんと次に伝わっていくのでしょう。

(最後になりましたが、M氏に謹んで追悼の意を。)

2005年01月29日

Long After Midnight

たいてい、他愛もない会話が盛り上がるのは、夜半を過ぎた頃である。

特に脈略も無く、目的も無く、何も祈らず、何も願わず。そういった目的の無い、いわば思考の引力方向に逆らう事無く進んでいく滑空感は、魅力的である。
でもそうなってくると、もともと目的が無いだけに、明確な終焉というものは見出しにくい。そう、状態は「とうに夜半を過ぎて」なのだ。相手は今日は早起きかもしれないぞ。もしかしたら、明日朝早いのかもしれない。

「もしかしたら、眠いのかもしれないし、ああ、こんな話題、つまらないかも。あ、でもでも、今終わりを切り出したら、つまらないと思ってたと思われちゃうかな?こちらは楽しいけど。うーん....」

などと思案しながら、進んでいったり、戻っていったりする(笑)。

「巡り合いなど ただの偶然 別れるために出会えるだけで
すべてが運命だ」なんて もう 言わないで(橘いずみ, 「ハムレット」)

まあ、そうは言ってもなかなか達観できないものなのです(事実)。

「勝つことばかり考えている。どうやって負けたら良いのかも、考えなくちゃ。それが名人というものさ。」(犀川創平, 「笑わない数学者」)

その通りです。犀川先生。

SYNCHRONIZED ROCKERS

SFC近傍では、続々と締め切りが終わり、皆ほっとしたような雰囲気である。でも、まだ締め切りを迎えていない精一杯頑張っている人達がいる事を知っている。
なんとなく頑張っている人がいると、心の中で歌ってしまう歌が、これ。

「君の夢が叶うのは 誰かのおかげじゃないぜ。風の強い日を 選んで走ってきた。」
「飛べなくても不安じゃない 地面は続いてるんだ。好きな場所へ行こう。君ならそれが出来る。」
(the pillows, 「Funny Bunny」)

締め切りを迎えても、人生はまだまだ続くのです。妥協する事無く、思い描く、好きな場所へ行けるように頑張りたいものです。ちなみに、歌い手「the pillows」が今年15周年ということで発売されたトリビュートアルバム「SYNCHRONIZED ROCKERS」は豪華。なんてったってMr.children歌っているし。しかも曲は「ストレンジカメレオン」。

君といるのが好きで あとは ほとんど嫌いで
まわりの色に馴染まない 出来損ないのカメレオン
優しい歌を唄いたい 拍手は一人分でいいのさ
それは君のことだよ

勘違いしないでね 別に悲しくはないのさ
抱き合わせなんだろう 孤独と自由はいつも
(the pillows, 「ストレンジカメレオン」)

良い歌です。気分が落ち込んでいる時に、一人で高速移動(一般的にはドライブという)しながら聞くのがお勧め。

2005年01月31日

NEMO means "No Name".

NEMO、ラテン語である。

英語ではNobody, ドイツ語でいうところのniemandか。「No Name」、つまり、名前が無いという意味である。
ジュール・ヴェルヌの「海底二万海里」(二万マイル(里)と訳されることもあるが、原作はリーク(海里)、単位が違う)の主人公、万能潜水艦ノーチラス号の船長の名前である。
彼はキャプテンにして発明家、芸術家にして科学者(マッド・サイエンティスト。なんといってもノーチラス号も彼が作ったのだ)という位置づけで、且つ、年齢不詳・国籍不明。まさに「NEMO」の名に相応しい人物である。だいたい、極秘裏に行動するための潜水艦の船長室にパイプオルガンをつけていたりするあたり、相当レベルが高い。

...と、まあ色々書いてみたんだけど、良いから動いてよ、NEMO。「NEtwork MObility」、カッコいい名前じゃないですか。最高じゃないですか!!

だから、お願い、プリーズ(涙)。

2005年02月01日

GOD save our children!!

本日、修士課程の最終発表。

皆、良く頑張ったと思う。まったく影響力は無いけど、「Saikawa Proudly Presents!!」とアナウンスをつけて、送り出してあげたい。

是非、誇りを持って、堂々と、発表して頂きたい。研究は君を裏切らない。才能は決して眠らない。どんなに難しくても、言葉にして人に伝えるから、価値がある。それが、人間と他の生物との違い。知識を次世代に渡って共有できること。これが絶対的な優位性。codeは永遠ならざる人類の英知の結晶である。

あとできることは、祈るだけ。信じるだけ。
あ、発表時間は厳守でね(笑)。

2005年02月06日

THE BOTH WINGS OF AN ANGEL

飛行機が好きである。

特に、離陸していく飛行機が好きである。
あの巨大な鉄の塊が、重力の法則に逆らって空に舞い上がる姿は、一種の畏敬の念を感じずにはいられない。

ジェットエンジンの音もまた、”その気にさせる”要因である。タクシー状態のむずがるような音から一転、急激に力強さを増す推進音。飛行機は耐えかねたように斜め上の蒼穹に向かい、見えない糸につられたように、透明なレールの上をすべるように力強く上昇していく。

外からその姿を眺めている時も、中に乗り込んで加速感を感じる時も、なんとなく「科学の勝利」を感じてしまう。

空港という空間がもたらす、独特の雰囲気も嫌いではない。それが新しければ、なおさらである。

haneda.jpg

"both wings"
CONTAX U4R
Haneda Airport, JAPAN

2005年02月07日

Interval in Sunlight

昨日から沖縄に来ている。
もちろん、仕事の都合である(笑)。仕事の都合であるのだが、なんだかとってもゆったりとした気分になっている。

まず、暖かい。これは非常に重要なポイントである。2月でも夜でもシャツ一枚で外出出来るほど。TVの天気予報では、最低気温が19度となっていた。
そして、なんとなく、時間がゆっくり流れている(ような気がする)。東京より赤道に近いため、コリオリ力(りょく)に差があるからだろうか?(いや、違う。)

街の雰囲気も、空気の感触も、どことなく異国情緒を感じさせる。とりあえずの楽しみは、地ビールと泡盛、といったところか。出来れば写真も撮りたいところだが、観光をする時間は無いので、日常の写真が増えると予想される。例えば、下のような写真(笑)。つまり、「この世の幸福」の具現化。

photo archiveに幾つか写真を追加。

moet.jpg

"The Best of All Possible Worlds"
CONTAX U4R
naha, okinawa/Japan

2005年02月10日

人のカタチ

細かい事は気になるんだけど、それを気にし始めると周りが落ち着かなくなる。
どんなことも笑って受け止める度量というのは、凄いなぁ。

と、感じる今日この頃。

明日には、離島。

2005年02月11日

夜の飛行場

会議の後片付けをして、夕方のフライトで羽田へ。

空港は夜の方が俄然雰囲気が良い。意味も無く展望台から飛行機を眺めて納得。
羽田は本当に都内から近くて便利。新しいから綺麗で、申し分無い。

昔から、高速移動をしている時に物事を思いつく畑の人間だった(FLCL風な言い回し)。一番良いのは、自分で運転している自動車。高速道路のストレートを等速度運動している時、運転に必要な神経が脳の別の部分に刺激をもたらすのか、突然いろいろなことを思い出したり、アイディアが思いついたりする。

惜しむらくは、速度が落ちると共に、それらのアイディアも零れ落ちていってしまうことだ。

struct.jpg


"struct"
CONTAX U4R
Haneda Airport, Japan

2005年02月14日

Invisible

境界線が明瞭で無いことが、現実の世界では多い。

どこまでが一つで、どこからが別なのか。
どこまでが自分で、どこからが他人なのか。

「寂しがりやのくせに、他人に干渉されるのは嫌い」とは友人からの指摘。鋭い。これだから友人は侮れない(笑)。そう、多分とっても人づきあいが苦手なタイプなのだ。だから、人間関係を円滑に進めたがるのだろう。円滑な方が、摩擦が少ないのだ。

対立してまで通したい、自分の主張なんて、実はあんまり無い。でもこの「あんまり」が大切なのだと思う。絶対に引けないところが明確であれば、後はもう、どうだって良いのだ。たまには負けて見せることも重要だ。肝心なのは、妥協出来ない部分を相手に気づかれないことだ。

しかし、「寂しいのは嫌だ」という感情は、「他人に干渉されたい」ということであり、また、「他人に干渉したい」と思うから、コミュニケーションを図るのだろう。人間は矛盾に満ちている。
と、たまには時事ネタに絡めたトピックも扱ってみた。

2005年02月17日

フェイトさん

先週末、本屋兼雑貨屋に行った時に、何気に目に留まった「監督不行届」を読んだ。マンガ界の寵児、安野モヨコが、夫である庵野秀明の奇行ぶりと、それに染まっていく自分、そして二人の結婚生活について書いたマンガエッセイである。

多分にフィクションも含まれているだろうが、とにかく面白い。庵野秀明の清々しいまでの収集癖・執着癖・そしてマニア魂。それを最初否定していた安野モヨコが、だんだんと夫庵野秀明に感化されていく様子。面白おかしく書かれている中に、案野モヨコの視点から確かな愛情が感じられるところが良い。そして巻末に寄せられた庵野秀明のコメントからも、愛する妻への賛辞の間からほんわかした愛情が感じられる。

庵野秀明といえば、「エヴァンゲリオン」の監督として時の人となった有名人。日本映画史上に燦然と輝く「王立宇宙軍」を作成したGAINAXのコアメンバである。

「監督不行届」を読んでいて、「そういえば...」という感じで思い出したことがあった。庵野監督の作品「ふしぎの海のナディア」の一場面、フェイトさんが出てくるシーンである。何度思い出してもちょっと胸に迫るものがある。

「ふしぎの海のナディア」は、ジューヌ・ベルヌの「海底二万海里」をモチーフに、庵野秀明が大胆なアレンジを施し、ボーイ・ミーツ・ガール的なラブロマンスと、けれん味たっぷりな壮大なSFと往年のアニメーションに対するオマージュ的なコメディが詰まった傑作である。が、この作品のストーリラインは他のWEBページに譲るとして...

フェイトさんである。

既に記憶もあやふやだったが、主人公達の乗る潜水艦(ノーチラス号)が、敵の攻撃を受け、毒性のガスが艦内に漏れ出したため、犠牲者を最小限に食い止めるべく、艦長のネモ船長は居住ブロックの一部を破棄し、内部に残っている生存者もろともシェルタで閉鎖するシーンが取り上げたい部分である。

その中にフェイトさんがいるのである。

中に生きている人間が居ることをしった主人公の少女はネモ船長を激しくなじる。しかし、フェイトさんはそんなネモ船長の判断は正しいとかばい、みんなのために自分が犠牲になるのはしょうがないことなんだ、と死を目前にしながら冷静に子供達に話しかけるのである。

(この人、かっこよく死んでいくのかなぁ...)と、みている誰もが思っている。

と、僅かな空白の時間の後、猛然と「俺はまだ死にたくない!! 自分はまだ生きたい!! 自分にはまだやりたいことがあるんだ!!」と叫び、ドアを激しく叩き出すのである。艦内にその慟哭が幾重にもこだまし、やがて、無音となる。

死を目前にした際のリアリズム。本能的に生にしがみつく人間の姿。

これを子供向けのアニメーションとして、NHKで、放送した庵野秀明。
やっぱり凄い才能の持ち主だと思う。

2005年02月21日

Numerical Models

これに頭をぶつけて、気絶するわけ。


nagoya_u.jpg


"Numerical Models"
CONTAX tvs digital
Nagoya University, nagoya/Japan

2005年02月25日

snow drop

前回のエントリがクリフハンガ中ではあるが、閑話休題。

昨日(というか今日)、さて帰るか、と思って、外に出たら...一面シャーベットですよ。
水分を多分に含んだ雪が、かなりの勢いで降っており、道路にもそれなりに積もっておる!!ちょっと滑りそうになりながら、慎重に愛車デルソルのもとに向かうと...そこには、デルソルの形をした雪像があるじゃないですか。もう札幌雪祭り状態。

まあ、見ようによっては、雪うさぎが丸まったラブリーな状態にも見えなくはない(半ば自暴自棄)。

さっき外に見に来た時は、まだ雨で、雪ってほどじゃなかったのに。
と、あきらめてまず車に乗ろうとしたら、ドアが開かない!!凍ってるじゃん!!しょーがないので、力いっぱいドアを開ける。「ガッキ」という、嫌な音ともに開くドア、そしてシートに落ちる積もっていた雪...どういうこと?
ちょっと泣きそうになりながら、雪を掻き出し、荷物を載せて、とりあえずシートに座る。エンジンをかけてみる。さすがHONDAの至宝、VTEC。名機B16Aが息を吹き返し、軽快なサウンドを響かせた。

しかし前後左右、四方の窓は雪で視界ゼロ。とりあえず、ワイパーを動かす。ぐがががが、と豪快に雪をかき集めるワイパ...以上。え?全然まだ見えないんですけど。しゃーない、ウォッシャー液だ、とボタンを押すも、積もった雪に吸収されるのみ。

仕方が無いので、エンジンを空吹かしして、温度を高めつつ、エアコンをMAXにして溶解作戦に切り替える。B16Aは発生熱量が最大の弱点だが、こういう時はとても便利。すぐに熱風が出てきてだいぶ視界が確保されてきた。よしよし。暫く暖気した後で、再度ワイパー作動。今度はわりと雪が落ちる。なんとか走れそう。

ヘッドライトをON...あれ?全然明るくない。

な・ん・で?

外に出て確認するのは寒くて嫌だけど、でもこの暗さじゃ走れない!!せっかくここまで文明の力でリモート除雪して来たのに...忸怩たる思いで、やむ終えず車外へ。フロントライトにはびっしり雪が積もっておりました。傘で「目」の部分だけ綺麗に雪を落とす。ヘッドライトびかーん。

再度室内に戻って、気分を落ち着け、(習慣から)ギアを1速に入れてゆっくりとクラッチをミート。ぐがががが、と盛大に滑りながら発進。そうだそうだ、雪道で1速は危険だと思い出し、次からは2速発進。それでもやや滑る。しゃりしゃりと雪をかむ音が聞こえる。...こ、怖い。でも、周りのタクシーは狂ったような速度で走っている。プロって凄い。

タクシーにはまったく対抗意識を燃やすことも無く、慎重に歩みを進めるデルソル号(愛称「でるちゃん」)。やっとたどり着いた霞ヶ関の料金所。ETCなんてハイカラなシステムはついてないんで、窓を開けると、窓についていた雪が室内に...っていうか、右手が冷たいんですけど!!

「いやー、大丈夫ですか?凄い積もってますね?」という料金所のおじ様の声に、「ええ、スキー帰りです。」と虚勢を張って、無事通過。
入ればさすが首都高、帝都の生命線。通行車両によってほぼ積雪ゼロ。とはいえ、油断すると怖いので、慎重に歩みを進める。タクシーにばんばん抜かれても気にしない、気にしない。

そう、その時に、デルソル号とその運転手には知る由も無かった。
この先の東名高速は、首都高とは一味違うということを!!
そして、東名高速を降りた後、通行量が少ない家の周りの道路の積雪量を!!
盛大にフロントタイヤを空転させ、雪を巻き上げつつ車庫入れをする運命(さだめ)を!!

2005年03月01日

奈良にて

昨日から、所用にて奈良先端科学技術大学院大学に出張。

先日まで設定していた機器は、クロネコヤマトにて無事先行奈良入り。後から新幹線で機器を追いかける形で奈良へ。新幹線の速さにいまさらながら驚くの事。

奈良についたら各方面へご挨拶。その後、NOCと研究室にて作業。途中、某S教授のご好意でセグウェイに乗せてもらった。非常に直感的なインターフェイスで、自然に操作できる。とっても面白い!!でも、某S教授のように狭い廊下で全開走行するほどの勇気は無かった(ちなみに、某S教授の急停止の姿はナウシカがメーヴェを着陸させる姿にも似ていてカッコいい!!)。

で、順調に機器の配線をして、夜ご飯を食べに行って(とても美味しかったです)、作業、作業。途中M氏が淹れてくれるカプチーノが心の支えでした。HAの動作チェックを終えて、一日目終了。

で、二日目の午後に全て動作チェックを終えて、慌しく帰京。奈良の皆様、お騒がせしました。また今度ゆっくり遊びに行きたいところです。

ちなみに帰りの電車でも読みきれなかった「終戦のローレライ」を家で読了。4巻、盛り上がって面白い。潜水艦物を堪能できた。特に艦長(まさみ艦長、通称まっぴー)の操艦シーンはグッと来た。思わず、海軍五省を唱えちゃいそうだ。「なかりしか!!」って感じである。

2005年03月03日

Touched with Fire

どうも、昨日から熱っぽい。頭痛がする。

原因はなんとなく分かっているのだ。
奈良、寒かった...甘く見ていた...

そして、昨日、エアコンをつけたまま寝てしまったのだ。
喉の左側だけ痛い。たぶんリンパ腺だと思われる。

基本的に、不健康なタイプなので、頭痛はしょっちゅうなのだが、熱も出てると頭痛の効きが違う。集中力が落ちるし、直にねむくなる。そして、ちょっとイライラしてしまう。

忙しい時期に突入しているので、酷くならないようにしたいものだ。

2005年03月04日

F1 開幕

本日から、2005年度のF1が開幕。

F1もずいぶんと長いこと見ている。意識して見始めたシーズンは1987年から。もう20年近く見ている計算になる。人生の1/3以上、F1と共に生きていることになる。思えば凄いものだ。小学生から中学生にかけて、F1はHONDAと共にあり、HONDAは最速の象徴だった。子供心に猛烈に憧れ、そして免許をとったら絶対にHONDAの車に乗ろうと誓い、その想いを果たしたのである。

今のF1もつまらないとは思わないが、ルールがすぐに変わるし、どうも戦略だけ・マシンだけで優劣が決まっている感が否めない。タイヤ交換も禁止で、エンジンも2レース使い回しって、それって世界最高峰・最速のレースとしてどうよ?
昔はもっとロマンがあったし、マシンを駆るドライバに、なんと言うか、そう、ドラマがあった。80年代後半から90年代前半のドライバ達にはとりわけ思い入れが深い。セナ、プロスト、マンセル、ピケ、ベルガー、アレジ、フィッテバルディ(渋い)...数え上げればきりが無い。

セナは速くて顔も端整で、しかもHONDAのドライバだったから、当然嫌いなわけは無い。彼は別格である。彼が初めてワールドチャンピオンとなった88年、優勝したセナに本田宗一郎が「お前はただ走れば良い。俺が世界で一番速いエンジンを作ってやる」的なことを言い、セナが感動して泣くシーンを思い出すといつもジーンとする。彼が天に召された94年のレースはライブで見ていた。衝撃だった。今でもマイベストレースは92年のモナコだ。

また個人的には、プロストとマンセルははずせない。プロストはセナと対極のドライビングスタイル(レースはトータルで、グランプリは年間で考え、ポイントをきちんと積み重ねて勝っていくタイプ)だが、実はとっても負けず嫌いで、時にセナ以上に天才的な速さを見せるサーキットのプロフェッサー。引退して監督になた癖に、雇っていたドライバよりも早くマシンをドライブしたという逸話はさすが。

で、マンセル。まず、見た目からしてインパクト大(ヒゲが)。で、攻めすぎなスタイル(笑)。ゴール手前400mでガス欠になっちゃったり、ピットから飛び出したらリヤタイヤが外れちゃったり(これはメカニックの責任か)と、とにかく派手。ずっと無冠の帝王だったけど、92年には念願のワールドチャンピオン。で、93年には米国インディでも年間王者になったグレイトドライバ。「大英帝国の獅子」「女王陛下のドライバ」である。

佐藤琢磨にはこうした「よき時代の」ドライバの香りがする。是非、今年こそ、表彰台の一番高いところに乗って欲しい。HONDAサウンドと共に。

2005年03月06日

ローレライ。

というわけで、なんだかんだといいながら、がっちり心を鷲掴みされているので、しっかりと映画「ローレライ」を見た。

どのくらい鷲掴みされているかというと、タカラの「世界の艦船」シリーズのスペシャル版は全8種類(+シークレット1種類)をコンプリートしていたり、最近の飲み物は全てセブンイレブンのローレライフィギュア付きペットボトル(当然、伊507は入手済)だったりするくらいがっちりキャッチされている。

で、映画であるが、結論からいうと「けれん」たっぷりの演出も、伊507の勇姿も、そして絹見艦長(通称まっぴー)の台詞回しも、非常にカッコよかった。

原作がハードカバー2冊、文庫で4冊の作品なだけに、2時間30分の尺ではどうしても描ききれない部分が多々あるのは仕方が無い。前半、伊507が出撃し、長崎に第2の核爆弾が落ちるまではほとんど「ダイジェスト版」と見まごうようなテンポでストーリが進んでいく。つじつまが合わない、話が強引、と細かい部分を気にしだしたらたぶん楽しめないだろう。基本的には「潜水艦、かっこいー!」「まっぴー、かっこいー!」といって楽しむ映画なのだ。問題ない。

潜水艦の描き方、特に海中を無音潜航するシーンと、新型爆雷(ヘジホック)を回避するシーンの構図には何となく既視感がある。きっとGAINAX(おそらく庵野カントク)流であろう。
また、パウラの衣装デザインは出渕裕だった。ドイツマニアらしい、またいかにも出渕デザインらしい水密服だった(原作では乗っている小型潜水艦(N式)自体に注水してローレライを起動していたのだが、映画では水密服に秘密がある)。

前半で飛ばした分、後半の伊507の突破には勢いがあるのだが、魚雷を撃ちつくしてN式の魚雷を撃つシーンにいたる下りは原作の方が上か。N式の運用方法に違いがあるので仕方が無いが、普通にN式が魚雷を撃ってあっさり敵潜水艦を撃沈してしまったのはびっくり。

でも、役所まっぴーがカッコいいし、原作では艇長が前半に見せた電池室での勇姿を木崎専任がクライマックスで見せたりと、映画らしい大胆な再構成で娯楽作品に仕立て上げた手腕は評価できる。

そして、最後にちょっとだけ出てくる上川隆也。さすがフジテレビ、というキャスティングだ。

2005年03月07日

LAT.43゜

本日から明日にかけて、札幌にてInternetITSの実証実験。
車両情報をインターネットに蓄積して様々な情報を作成するプローブ情報システムの新展開として、位置情報とABS情報(=車が滑っている箇所)を収集することで「ヒヤリ・ハットMAP」を作ろうとした時のフィージビリスタディである。

朝10時に羽田空港を飛び立ち、11時過ぎには新千歳にランディング。そのままレンタカーのレガシィに各種装置を取り付け、実験を開始したのだが、位置情報を示すGPSの緯度は43度を示す。そう、「LAT.43゜」なのだ。

もうすぐ雪が降って 町中白く染める
あなたのことを思うわたしを消して
こんなに遠い場所で こんなに思っていても
いつかは忘れられる雪と距離に邪魔されて
(吉田美和「LAT.43゜」)

が頭を駆け巡る。

札幌は今年一番の快晴。空が青い。空気が綺麗。

north.jpg


"LAT.43゜"
CONTAX U4R
sapporo/Japan

2005年03月08日

The Big Black and White Game

昨日に引き続き、札幌で実証実験。

朝は吹雪。
昨日は狭い駐車場でABSの動作実験をしていたが、それだけでは面白くない、ということで札幌の市街地で比較的雪がありそうなところを走行。ブレーキを強く踏めばABSは簡単に作動する。
より広いところで様々なデータを取得するために、北へ、北へ。札幌から程近い手稲のスキー場の駐車場で、スキー客をわき目に車で滑る。実験の合間に、ちょっと趣味にも興じてみた。

その結果がこれ。

circle.jpg


"circle"
CONTAX U4R
teine, sapporo/Japan


駐車場に、突如現れたミステリーサークル(笑)。

The Gift

で、3時間以上走行して走行データを取得し、帰路に着いた。本日は最高気温が0.8度。さすが北国です。帰りの札幌駅で見つけた風景をスナップ。微笑ましい。

yukidaru.jpg

"The Gift"
CONTAX U4R
sapporo/Japan

2005年03月12日

確実なものを確かめに行く。

来週が実証実験week(異なる実験を3つこなさないといけない)のため、かなり忙殺。

しかし、忙しい時こそ大切なのは、確実に動くものを確実に動かすこと。そして、確実に動くことを確認しておくことである。

というわけで、昨日、某所にある無線アクセスエリアの動作確認(既に何度も実験済)を「念のため、念には念を入れて」優秀なエージェントに託してみたら、案の上動かない。
研究室では、まったく同じ仕組みで動いているのに、さっぱり動かなかったらしい。

むむむ、困ったぞ。月曜日からの実験でここでMRが動かないと、実験がすべて頓挫してしまう。

という訳で、午後から夕方にかけて怪しい点を洗い出し、修正したものを持って現地へ。ありったけの想いを込めてMRを起動するも、やはり動かず。様々な可能性を探りながら、深夜まで作業。原因と思われる箇所を断定する。これを修正して、動作を確認するのは、参加したメンバのスケジュール調整の結果、日曜日の夜に。恐ろしいスケジュールである(笑)。

動かなかったら、死んでも動かせ。つまり、「動きませんでした」という解は我々には無いのである。
そもそも、我々に許された回答は二つだけである。すなわち、”Yes or Sure"。

決戦は日曜日。

2005年03月14日

決戦は日曜日

というわけで、決戦の日曜日。

集合時間が、テストエリアである某所に23時。既に常軌を逸している感はある。
男4人がセダンの車内でラップトップを4台広げて、怪しげなアンテナや基盤剥き出しの機器を操作しているのだ。かなり壮観な風景、といって良いだろう。

実験に利用した車両の窓がうっすらスモークであったことが唯一の救いである。多謝、多謝。

作業をすること5時間近く。やっと動いた。達成感と安堵。歓喜。
何が厳しいって、あと4時間後には本実験が迫っていること。

家に帰るのに1時間。朝ここに来るのに1時間として、睡眠は一時間ちょっと。
とりあえず無事に家に帰ることが最初のミッションではある。そして、ちゃんと起きて実験を仕切らないと。実は、何を隠そう(別に隠していないが)実験のリーダ役に(結果的に)なっているのである。

恐ろしい話である。


深夜までの作業を快く引き受け、最後には完璧なものを提供してくれたS級エージェントのM氏、そしてK氏とT氏に感謝。

2005年03月16日

空白

ちょっと忙しさのあまりblogの更新を行っていなかった。

で、久々に自分のblogを開いてみたら、メインページが空。
真っ白になっていた。

もしかして、blogって暫く書かないと(日付が経過すると)、メインページが空になっちゃうの?
慌てて過去の日記を書き込んでしまった。

夏休み前の小学生気分である。

2005年03月19日

タチアナ

多少TV局の執拗なまでのPR戦略にやられてしまった感も否めないが、TVで世界選手権を見てしまった。

わりとフィギュアスケートは好きである。一番好きなのは、フィリップ・キャンデロロなのであるが、プロに転向してしまったため、主要な大会には出てこないのが残念。

今回は、安藤美姫の4回転に注目していた。高校生で、TVはとにかく「可愛い、凄い」とアイドル・アイドルした報道に努めているが、(喋り方がいかにも高校生風というところは置いておいて)安藤本人は結構なアスリート、しかもかなり強い部類のアスリートであると思っていた。痛めた足を押して4回転を飛ぶかどうか...

と思っていたのだが、どうにも荒川のコーチであるタチアナに目が行ってしょうがない。彼女、世界選手権で7人ものメダリストを生み出したロシアの英雄的名コーチなのだが、そのご立派な体型と高そうな毛皮から、どう見ても「荒地の魔女」なのである。
安藤より、荒川より、クワンよりも、タチアナが圧巻だった大会であった(笑)。

2005年03月20日

new

今乗っている愛車、HONDA CR-X delsol。平成4年式なので、製造されてから13年目になる機体。既に14万6千キロを突破し、エンジンは2代目というシロモノだ。

ボディにもだいぶガタが来ているし、細かい部分もだいぶ痛みが目立ってきた。とても気にっている車なので出来る限り乗っていたいと思うが、そろそろ現実的に維持は難しいレベルに達しようとしている。

普通の車に乗り換えるなら、「じゃあ、次の車に」と思い立ってすぐに選べるのだろうが、なかなかそうはいかない趣味なので(笑)、入念なリサーチが必要である。
そこで、気分転換ついでに、幾つかめぼしい車に試乗してみた。

1) アルファロメオ147 2.0TS セレスピード
今のデルソルとほぼ同じサイズのハッチバック。車内の広さは十分。大人4人が余裕で乗れるレイアウトである。エンジンサウンドは、さすがアルファ。官能的な吹け上がりであり申し分ない。そしてセレスピード!!「どうせオートまでしょ」という先入観で運転したのだが、小気味良くスパッとギアが変わるのでおどろいた。本当にクラッチペダルの無いマニュアルであった。看板に嘘偽り無し。パドルシフトの応答性も高く、慣れれば相当気持ち良く運転できそうだ。特にシフトダウン時に自動的に回転数を合わせてくれるため、ずぼらに運転しても十分アルファテイストを感じることが出来る。しかし、惜しいことに、屋根は空かない(当たり前)。

2) プジョー206RC
同じく、デルソルと同じサイズのハッチバック。しかし、WRCで優勝しているプジョーの最上級スポーツモデルだけあって、マニュアル左ハンドルのみという潔い設定しかないところが、まず凄みを感じる。シートもかなりタイトなバケットのみ。アイドリング状態からちょっとアクセルを吹かすと、攻撃的な咆哮が上がる。エンジンパワーは申し分なく、どこからでもロケットのような加速を見せる。しかし、17インチホイールと「猫足」というにはかなり硬い設定のサスペンションが、しっかりと路面を噛んでいるので、恐怖感は感じない。車両性能的には、街乗りにはオーバースペックかもしれない。とにかく、運転していて気持ち良いのだが、惜しむらくは左ハンドル。なれない。特に、右手でミッションを変えるのが、馴染めない...そして、残念な事に、屋根が空かない(当たり前)。

3) プジョー206CC
前述の206の電動トランストップモデル。そう、まさに「俺の為に作られた」と言っても良い仕様の車である。S16であればMTの設定もあるし、慰め程度のリアシートもあるため、車検上では4人乗り。トランクも通常の車に比べたら狭いが、デルソルに比べれば拡大である。デルソルからの乗り換えで不便になる点はどこにも無い。そして、電動トランストップ。メタルトップの安心感と、オープンの開放感が双方味わえる魅力は何物にも変えがたい。

現時点ではやはり206CC一歩リードか。値段も身の丈サイズだし。・・・しかし、試乗からの帰り道。運転してみるとデルソルのなんと楽しいことか。さすがに10年近く運転してるだけあり、もう体の一部感覚である。VTECの音も、スパッと曲がるハンドリングも痛快。うーん、もう一回車検通すべきか(笑)。10月の車検までに、焦らず考えたい。

2005年03月25日

south by southwest

3/22に刈谷で接続試験があったため、前日から名古屋に宿泊。そのまま研究会の合宿に。一週間家にいないことになる。その際、もろもろの機材と荷物を抱えていたため、車で移動することとなった。

新幹線なら一時間半のところを、4時間かけて移動することになる。ほぼ、東名高速の端から端までの移動。感じることは「とにかく静岡が長い。」もう、このままどこまでも静岡なんじゃないかと錯覚するくらい、静岡が長いのである。恐ろしい。

途中、由比で海を見たりしながら、16時過ぎ頃に名古屋入り。聖地を車窓から巡礼して、名古屋駅へ。
翌日は8時に起きて9時出発。一日中実験をして、合宿地には21時過ぎに到着。

そして今に至る。この後、来た道を運転して帰らねばならないのだ。
また、あの静岡地獄が待っている。

2005年03月26日

An die Freude

基本的には、「負けない試合」を戦う主義なのだが、相手があることだと、なかなかそうは行かない。
勝ち続けられるのであれば良いのかも知れないけど、かといって100戦して100勝というわけにも行かない。「いかに負けるか?」が、非常に重要な要素となる。

そもそも、今我々が生きているこの人生は、勝ち負けのあるものなのか?

やりたく無いことをしているほど暇じゃないけど、そこまでシンプルにも自分の生き方をデザイン出来ない。デザインとは無駄を削ぎ落とすこと。今の行き方は...削ぎ落とす余地だけで出来ているような気がする。

なんというか、理屈じゃないよね。

というようなことを、電車を待っている時に向かい側をぼーっと見ながら考えていた。

"汝のやさしい翼のとどまるところ、人々はみな兄弟となる。"

どうか、幸せになれますように。

2005年03月27日

起きたら

夕方だった。衝撃。

確かに、寝るのは遅かったし、体も疲れていたけど、夕方って...

やらなければいけないことはたくさんある。

限度以上のストレスを与えられると、元に戻れなくなってしまう。
これが、成長。
だったら成長なんてしたくないし、大人にも当然なりたくは無い。責任も持ちたくないし、結果も求められたくない。期待なんて、もってのほか。でも、ストレスで歪んでしまえば、もう元には戻れない。成長は本人には関与できないところで進んでいく。これも、嫌だな。(対処方法:ストレス限度を上げる)

ストレスは原因に対処しないと解消されない。コーピングでは駄目なのだ。仕事で感じるストレスは、仕事でしか解消できないし、趣味で感じるストレスは、趣味でしか解消できない。趣味でストレスを感じない人は、たぶんそれは趣味ではない。

というわけで、やらなきゃいけないことに直面している状態は、既に問題解決は終わったに等しい。

2005年03月28日

日本代表戦

タイムリーさが無くなって来たところで、先日(3/25)に行われたW杯最終予選について。

システムに関する意見も多く拝聴する。曰く、「慣れ親しんだ3-5-2の方が良かったのでは」「慣れないシステムで選手は戸惑っていた」と。

しかし、国を代表する選手が集まって、戦術のバリエーションが一つ(3-5-2)しか無いというのはさみしすぎないだろうか?相手やゲームプランによって変えるから戦術なのではないかと思う。どんなシステムだとしても、プレーするのは選手なのだ。その選手達の力を引き出しつつ、相手の長所を潰す(つまり、有利に試合を運べる)ことが出来る可能性が高いシステムを採用するのは、実にオーソドックスな戦い方なのではないだろうか?どんな相手であろうと常に自分達の戦い方が出来るのは、真の強者のみのはずだ。

で、所謂4-4-2システムでイランに当たったわけだが、これはおそらくジーコ監督が相手が1トップ気味で来るという予測を立てたからだろう。1トップには4バックの相性が良いことは歴史が証明している。両サイドのスペースを潰しつつ中盤の支配率を高めるためには悪くない作戦である。
が、如何せん前線でボールをキープすることが出来なかった。トップに入ったボールが、中盤やサイドの選手の押し上げやオーバーラップを待つ事無く失われていく。これでは攻めを組み立てるのは難しい。相手のゴール近くでファウルを貰うシーンも少なかった。必然、チャンスは少ない。

対するイランはドリブルで局面を打開しようとする。ボール際では体を寄せて必ず潰しにかかる。日本の綺麗なパスサッカーに比べ、個々の体の張り合いで勝負を掛け、数的優位を強引に作り出す作戦だ。これが、実に有効だった。そして、イランは2トップ気味で仕掛けてきていたように見えた。
ピッチ内の選手は予測とのずれを自力で埋めようとしていたようだが、やはり体力的に厳しい時間帯に破綻してしまったのが惜しまれる。1-1で同点に追いついた時点で、ゲームプランを変更(ディフェンス重視からのカウンター狙い)する手もあったかとは思うが、これは結果論。後からならいくらでも言える(笑)。

勝ち点を取れなかったのは残念だが、トータルでドイツに行ければ良いのだ。適切な修正を施しつつ、中盤のタレントを活かす為に、前線でキープができるようにする必要がある。

中田を前線で使っても良いと、個人的には思うのだが...ジーコ采配に期待。

2005年04月03日

No Particular Night or Morning

締め切り前、かなり追い詰められてきた(笑)。
リポビタンDとコカコーラ、ロイズの生チョコが主栄養源になりつつある。

どうも最近、エンジンの調子が悪い。具体的には、暖機運転時間が異常に長いのである。つまり、なかなか作業に取り掛かれない。熟成させているといえば聞こえは良いけど、要は逃げているだけなのだ。やらなきゃいけないことはわかっているし、やらないという選択肢も無いのに。

こういう時の作戦は、修論執筆時に編み出してはいるのだ。

とにかく、PCに向かう。で、何でも良いから作業をする。これだけ。これ以外に方法は無い。少なくとも、マイナスでは無い。問題はWEBをクリックする誘惑にいかに打ち勝って、スライドなり文章なりを作成するかだ。

とにかく完成させれば、楽になれる。
しかし、全ての終わりはまた、始まりでもある。

2005年04月09日

A Miracle of Rare Device

何も約束していなくても良い。

本当に必要なものは、必要な時に現れる。
時間や距離は問題ではない。
そんなものに縛られるようなら、はじめから存在していないのである。

depth.jpg

"abyssal"
NIKON D70, AF-S VR Zoom Nikkor ED 24-120 mm F3.5-5.6G
yokohama, Japan

2005年04月11日

Hail and Farewell

お仕事の都合で英国に行っている友人の一時帰国にかこつけた呑み会。
基本コンセプトが「朝まで呑む」であるあたり、実に潔い。

一次会(というか、単なる集合場所)は横浜。家から横浜まで電車で移動して友人達に驚かれる。いや、切符の買い方ぐらい知ってるさ、俺だって。

店にて呑みながら集合を待つ。なんというか、こう、取りとめも無く、イベントも無く、という感じが非常に優れている。
その後、友人の一人の新居(正確な表現だが、言葉のニュアンスとは若干異なる)に移動して、引き続き呑み会。家の主は早々にリタイアし、帰国した友人も程なく寝てしまったのだが(しかし、彼は唯一人お風呂に入り、パジャマに着替えた実力派)、残りのメンバはだらだらと過ごす。27時過ぎ位から「みんなのGOLF」とかをおもむろに始めるようなだらだら感。

こういう明確なゴールも目的も無いのも、たまには良い。つまり、顔をあわせるのが一番の成果なのだ。

2005年04月17日

Such A Beautiful Girl Like You

久しぶりに何も予定が無い一日。

体がもう無理だと思うまで睡眠を取り、午後に起き出してゆっくりと時間をかけてシャワーを浴びる。

その後は音楽を聴きながら溜まっていた小説や雑誌に目を通していく。
外は快晴。太陽をわき目で見ながらのんびりとした時間をすごす。

たまにはこういう休日があっても良いとおもう、ささやかな贅沢。

2005年04月18日

Quicker than the eye

自分がやりたい事を、やりたい時に実現する。
その為に大人になったような気がする。

ある程度の不自由と、何割かの後ろめたさが無いわけではないが。
と、片目をつぶってみたりもするのである。

2005年04月19日

Full Moon

月の写真集「Full Moon」が好きである。

NASAがアポロ計画6年の間に、ハッセルブラッドで撮りためた3万点以上の写真から厳選された「月」の様子。ロケット打ち上げのシーンから、宇宙空間に浮かぶ月、月面の風景、そして地球への帰還の様子が記されたそれは、神々しいまでの圧倒的な「虚無」に満ち溢れている。

モノトーンでフィルムに焼き付けられた「月」は、無機質であるが故に、無慈悲な美しさが際立っている。その間に挟まれる、まぶしすぎる反射光、地球に存在するものの有機的な色の数々。

言葉でどんなに説明しても伝わる事は無い。写真を見てもらえば分かる。

興味を持たれたら、是非大判サイズで感じて頂きたい。人類は、ここまで、到達している。

2005年04月22日

One Timeless Spring

色々な事ことをした一日。

朝は何故か厚木で打ち合わせ。東名高速をいつもとは逆の方向へ進む。厚木インターを降りてからが大渋滞。余裕を持って出発したのに、着いたのはほぼ約束の時間。しかも、晴れていたのに、突然雨が降ってきて、車から建物の入り口までで少し濡れる。

その後、一旦家によってから都内に。麻布税務署駐車場デビュー。周りはBMWやらメルセデスやら、ローバーディスカバリーやら、運転手着きのセンチュリーやらに混じって駐車。無事に書類を提出する。

それから場所を移動してまた打ち合わせ。密度の濃い内容がある議論(というか認識あわせ)が出来て満足。

久々にちゃんとスーツを着て髪型を整えてみた。何となく、外車ディーラにいるセールスマンのような感じになってしまった。これがブランクというものか(笑)。
夜風が気持ち良い季節になってきた。短いオープンカーの旬が、まもなく来そうである。
月も、綺麗だったし。

2005年04月25日

STAND UP SPEAK UP

あまり主義・主張の無い人間だが、たまには賛同を示してみたりもする。

日常生活に、ましてやフットボールという"夢の舞台"に、無粋で低俗な思想を持ち込むような人間にはなりたくないものである。

susu.jpg

"STAND UP SPEAK UP"
CONTAX U4R
Yokohama, Japan

The Great Collision of Monday Last

各方面の皆様から暖かいお祝いの言葉を頂き、感謝の言葉もありません。

「もう少し大人になりましょう」
「そろそろ人間としてまじめに生きたほうが良いのでは?」

ええ、まったくその通りです。返す言葉もございません(笑)。
そもそも祝っているのか?諸君よ。

どんな靴を履いてても 歩けば僕の足跡 
立ち止まればそれまで 僕が終わる印

汚れた僕の鏡で 写せるたった一つの
ニセモノじゃない光 君は僕の光

触れないその記憶は いつかなくしてしまうだろう
形は残らなくても 君は僕の光
(the pillows,「ONE LIFE」)

別に何が変わると言うわけでもなく、変わる必要があるわけでもなく。
誰のためでもなく、何のためでもなく、誰にも願わず、何も祈らず。
今年も自分のペースで進む事にしよう。

「立派な大人」にはなりたくないけど、「カッコいい大人」にはなりたい。

カッコいいって、流線型とか?
まず、カッコいいってどういうものかから、学び始めることにしよう。

sfc_omega.jpg

"The Great Collision of Monday Last"
vodafone 602SH
Yokohama, Japan

2005年04月28日

50years with

すごい。

王冠ついてる(笑)。
これは行かねば。

2005年04月30日

遭遇

良く晴れた休日。

昨日まで緊張する時間が続いたので、気分転換をかねてドライブをした先で、凄いものに出会ってしまった。

あ、あの後ろ姿。知ってる(笑)。

kuma_bak.jpg

"Something Wicked This Way Comes"
CONTAX U4R
Tokyo, Japan

2005年05月05日

負けるときには、美しく。

欧州サッカー、チャンピオンズリーグの準決勝「PSV - ACミラン」を観戦した。

結果は1?3でPSVが勝ったのだが、前戦ACミランのホームゲームではACミランが2-0で勝利していたため、勝ち点、通算ゴール数は同点となったものの、アウェーゴールルール(アウェーでのゴールはホームの得点よりも重みがある)によってACミランの決勝進出が決まった。

しかし、素晴らしかったのはPSVのサッカーである。ミランファンだが、PSVは本当に勝利に値するサッカー、プレーを見せた。あの堅守を誇るミランから(たとえ連戦の疲労があったとしても)3点を奪った得点力、そして何よりも選手の統制のとれたプレッシングと豊富な運動量は、王者ミランを十分に苦しめた。特に、痛恨のアウェーゴールを奪われた直後、1点取り返したシーンは素晴らしい。コクーは斜め後ろから上がったセンタリングをアウトで合わせて絶妙な弧をゴールに掛けたのである。狙っても100回に1回出来るか出来ないかというスーパープレーを、あの大舞台で、あの失点の直後、敗戦濃厚な時にやってのけるのだから、さすがである。チャンピオンズリーグに相応しい。

一方でACミラン。終始試合のペースを相手に握られながらも、最後の一線は越えずに守り抜き、最後にはロスタイムに、この試合唯一の得点機にものの見事に値千金のゴールを決める勝負強さ。これはこれで堂々としたものであるが、決勝に向けて建て直しが必要である。シェフチェンコに輝きが戻らないと、ビックイヤーの獲得は難しいかもしれない。

この試合を観戦した後、ある言葉を思い出した。PSVの地元であるオランダのスーパースター、ヨハン・クライフの言葉。「勝つときには汚くても良いが、負けるときには美しく」。

PSVはまさにクライフの言葉を体現する、最高に美しい敗者であった。
負けるときには美しく。人生もこうありたい。
もちろん、勝つに越したことは無い。

2005年05月06日

ブルーナさん。

先日、銀座で開催されていた「ミッフィー展:50 years with miffy」を見に行った。

ミッフィー50年の歴史と作者ブルーナさんの製作姿勢などが伺える展示で、会場の盛況ぶりに負けていない充実した展示内容。会場のどこかしこにも無表情に小首をかしげたミッフィーがいる。さすが世界の人気者、いつもカメラ目線。

「いつも少しでも良いミッフィーを書こうと思っている」という旨のブルーナさんの言葉にエンジニアの魂を感じた。

そして展示のクライマックスは、ブルーナさんの仕事場を再現したスペースで上映されていたミッフィーの出来るまでビデオ。これが実に凄い。下絵を鉛筆で強くなぞって厚紙に跡をつけ、その跡の上に、筆でインクをのせるように、慎重に少しづつミッフィーを描いていく様子はまさに職人。
輪郭を少し書き足しては息をつくブルーナさんの様子を固唾をのんで見守る会場(笑)。見ているこちらも息が止まる緊張感。

やがて出来上がるミッフィーのなんと可愛いことか。

その後、はさみで色紙を洋服型にちょきちょき切って、絵に重ねる際に「ではクイーンミッフィーに青いドレスを着せてみましょう。似合うかな?」的なことを呟きながら楽しそうに作業をしているのが微笑ましい(この時のミッフィーは50周年記念王冠を耳につけいてた)。

また、「うさこちゃんとうみ」を、自ら解説しながら朗読するブルーナさんのビデオも面白かった。展示内容はミッフィーがほとんどだったが、展示のフォーカスは作者ブルーナさんに当たっている構成であり、ただキャラクタを並べただけの展示会とは一味違うものであった。

だから、お土産コーナーのレジの待ち行列が15分になっていたとしても、許してあげようではないか(笑)。

2005年05月15日

shall we dance

映画「shall we dance」を見た。

リチャード・ギアが大好きなので、もう見る前から素晴らしいであろうことは分かっていた。日本版(周防監督版)「shall we ダンス?」も、とても面白い作品だった。
舞台や設定は微妙に違えど、原作に(やりすぎなくらい)忠実なストーリ展開だったが、そこはアメリカ的家族愛を入れて全体のデッサンにメリハリを加えたのは秀逸。スーザン・サランドンが素晴らしい演技を見せている。ジェニファーロペスも、ちょっと強すぎ(影というか憂いを帯びたキャラのはずなのに、芯の強さが前面に出ていた)な面もあるかもしれないが、素晴らしいダンスを疲労している。大会前日のレッスンシーンは見ごたえがあるし、大会を応援する様子はなかなか可愛らしい。

しかし、しかしである。一番の見所は、やはりリチャード。なんだ、あの余裕の微笑みは?なんだ、あの可愛らしい表情は?なんだ、あの素晴らしいダンスは?

やってることが「プリティウーマン」と一緒だって?あれだけスクリーン映えするんだから、しょうがない(笑)。

見ている人間がさわやかな、少し幸せな気持ちになる。重苦しいメッセージ性や高い芸術性を追い求めるよりも、よっぽど映画の本質に近いのではないだろうか?

2005年05月17日

Interim

子供の頃、家にある器で、とても恐ろしいものがあった。

それは、お正月等に出てくる5つくらいの小皿をセット出来る大きな台座のようなもので、回転する機構が備わっているものであった(つまり、中華料理店の回転テーブルと同様の効果がある)。

嫌いだったのは、これの下部に備わっているオルゴールで、テーブルをある方向に回転させるとネジが巻かれ、ゆっくりと音を出しながら回転するというギミック。

これが嫌でたまらなかった。

まず、制御できない点が我慢ならない。ネジが巻かれたら最後、ゆっくりと、傲慢に音を出しながら回転し続ける。こちらの意思で止められない。そこが気に入らなかった。

そして、ネジが緩まっていくにしたがって、音楽は間延びしていき、何時止まるとも無く、緩慢に惰性で動くその様子は、強烈に死をイメージを想起させ、本能的に受け付けなかった。

先日、久しぶりに実家に帰ったら、その器があった。何のことはない、ただの器であった。
もう、怖くない。

なんだか少し、悲しい感じだ。

2005年05月18日

spectacles

新しい眼鏡を買った。

生まれてはじめての色つきレンズ。運転している時にいつもまぶしくて、サングラスが羨ましかったので、つい衝動買いをしてしまった。勢いでセルフレーム。これも人生初。

似合うか似合わないかは置いておいて、怪しさは満点である。

さて、この眼鏡を買ってから数日。小さなミステリィがあった。レンズに必ず、縦にうっすらと汚れが付着しているのである。特に右側のレンズ。じっくりと観察したところ、内側の中心部にうっすらと線が入っている感じに見える。もちろん、見え方に問題があるほどの汚れじゃないし、クロスで拭けば綺麗になるので大きな問題ではないのだが、いつも同じようになるのはやはり不思議。

この疑問が今日解けた。

何のことは無い。自分のまつ毛がレンズの内側に触れていただけなのだ。セルフレームだからレンズがメタルフレームの眼鏡に比べて目に近いらしい。ここから導き出された結論は、どうやら右のまつ毛の方が左のものより長いらしい、という事実。

spectacles.jpg

"spectacles"
CONTAX U4R
Yokohama, Japan

2005年05月22日

Friend Like Me

現在、ディズニーシーでは「アラジンのホールニューワールド」というスペシャルイベントを行っている。「アラジン」好きにははずせない。
早速、ショー目当てに(珍しく)休みの日に早起きして(といってもお昼頃ですが)一路ディズニーシーへ。パーク内7つのポート(エリア)で、それぞれのポートのイメージに扮装したジニーがお出迎えしてくれる。

ショーは、「アラジン」、特にジニーの魅力全開の内容。皆がメディテレーニアンハーバーに入ってくるシーンは「Prince Ali」だし、ジニー登場のシーンはもちろん「Friend Like Me」。やっぱりこの作品は音楽が素晴らしい。ストーリーはかなりスラプスティックな内容だが、それもジニーのキャラクターだと妙に納得してしまう。

しかし、この日一番の人気アトラクションは凄かった。「コブラの罠」と「宮殿への道」という、アラビアンコーストに特設された夜店ゲームコーナー(笑)。1回500円という料金制なのに、なんと1時間待ちである。「センターオブジアース」でさえ30分待ち程度であるというのに。これも一重にゲームに成功した時に貰えるミッキー&ミニー人形(非売品、アラビア風衣装)の効果であろう。恐るべし、ディズニー。

何はともあれ、「アラジン」好きにはお勧めできるイベント。

2005年05月24日

社会人の実力。

本日、インターネットITS協議会の第4回目の総会。

総会自体は事前の準備の甲斐もあってか、無事に盛況のうちに終了。
しかし、その後である、社会人の実力を感じたのは。

総会の打ち上げ。1次会はフランス料理店でカジュアルなパーティー。これは大人な感じでつつがなく終了。2次会はカラオケ、これもまあ、順当なところでしょう。

しかし、しかし。何故に、何故に皆さんお着替えになられるのですか(涙)?セーラー服?チャイナ服?ラメ入りの着物?大人って凄いなぁ(笑)。
何か歌えといわれ、一番最年少であることを考慮した選曲「勝手にしやがれ」。うーん、若さはゼロだな。でも大先輩の皆さんと一緒に歌えたのは楽しかった。

2005年05月25日

line

本日、会社にシャープのサービスマンが来た。

先日買った電話機の調子が悪いため、サービスセンタに電話してアポイントを取ったのだ。親機1台+子機2台という構成になっている電話機なのだが、どうにも子機から発信出来ないという、電話にあるまじき機能欠陥が見られた。親機は発着信共に問題ないし、子機も着信は問題ないのに、発信だけ出来ない。どうにも謎だ。

で、サービスマン。
色々調査した結果、機器に問題が無いことを見抜き、おもむろにケーブル(モジュラージャック)を変えだす。

「PC等でも使える4芯のケーブルだとまれにノイズが出て子機が動作しないことがあるんです」と申し訳なさそうに言いながら、すっごい短い2芯のケーブルに変え、子機から電話。

...プルルルル、カチャ。

普通に使えてるし!!

恐るべし近代電話。長い2芯のケーブルを買っていただければOK、と(やはり申し訳なさそうに)いうサービスマンにお礼を言って早速ケーブルを買いに行く。
しかし、どこにも売ってない。世の中で売ってるモジュラージャックはことごとく、「FAX対応」「ADSL対応」「高品質」の歌い文句と共に4芯モジュラーケーブルしか扱っていない。

うーん、これに近い状況を最近味わったような気が...
そうだ、研究室で使ってるPCのメモリ、PC133しか刺さらなかったんだ...と、たまには電気通信的な話題も扱ってみた。

2005年05月28日

And the Moon Be Still as Bright

高校時代の友人達と久しぶりの呑み会。

完璧な幹事S君の見事な仕切りにより、17時に渋谷集合。しかし、どこで何を呑むか、もしくは何をやるかについてはノーアイディア。さすがS君、素晴らしい幹事だ。何をやるか決まって無くても、集合時間はかならず太陽が出ているうちなのだ。そこだけは頑なに譲らないS君なのだった。

で、対して議論をするでもなく、風水というか、惰性というか、その場の流れみたいな感じで焼き鳥屋さんへ。歳を取って変わった部分と、変わらない部分があるが、まあ、この何ともいえない気だるい心地よさは変わらないものの最もたるものである(笑)。

その後、S君のたっての希望により、ビリヤード勝負になった。結果は推して知るべし。まあ、実力うんぬんってのは勝ってから言うもんだぜ。

楽しい夜であった。S君、君が呼び出さない限り、僕は君達には逢えない。感謝しているんだよ、本当は(笑)。

2005年06月01日

an ace up JUVE's sleeve

ユベントスが8年ぶりに来日。つまり、デルピエロのプレーが日本で見れるチャンスである。デルピエロファン(クラブチームで一番好きなのは”我が”ACミランだが、デルピエロははずせない)にはたまらない企画。しかも場所が横浜国際(ニッサンスタジアム)。運良くチケットも入手出来たので、初めて生のデルピエロとユベントスを見た。

デルピエロはその類稀な容姿と共に、プレーが華麗である。「デルピエロゾーン」から繰り出される美しい弧を描くループシュートや、一瞬の閃きからの信じられないようなトリックプレーはまさに「ファンタジスタ」、イタリアの至宝の面目躍如である。

デルピエロについては、忘れられないゴールがある。確か彼のお父さんが死んでしまった直後の試合。当然大きなショックを受けたデルピエロだが、彼の父がサッカーを大好きだったこと、サッカーをしている彼をとても応援していてくれたことから、出場を決意。ユニフォームに喪章をつけてピッチへ。そして見事にゴールを決めた彼は、人差し指を天に向けて祈りを捧げたのである。

なんと素晴らしい鎮魂歌。見ている方もちょっと胸が熱くなった。本当の「エース」を見た瞬間。

さて、実際の試合の方は、W杯予選の日程の関係もあったものの攻撃陣はデルピエロ、トレセゲ、ネドベドという豪華メンバー。来日直後ではあるものの、随所に光るプレーを見せる。そして、前半42分。

ゴール前の混戦から、一瞬フリーになったデルピエロが、高いバウンドのボールを一度地面に落とし、浮き上がったところで渾身のボレー。ボールは見事にゴールネットを揺する。拳を突き上げるデルピエロ。
観客が期待している状態で、ここ一番で、必ず決める。

まさに”an ace up JUVE's sleeve”。ユーべの切り札。

デルピエロの前の”イタリアの至宝”、ロベルト・バッジョが来日した時にも観戦に行った。その試合でバッジョは2ゴールを決めた。

それが、「本物」の実力なのだろう。

2005年06月02日

Do you have a HONDA?

本日はツインリンク茂木にて実証実験。

スリパリーコースという、低ミュー路(非常に滑りやすい路面)コースを貸し切って、自動車のABS情報をインターネットを介して収集するシステムの動作検証を行うためである。

まず、集合時間が朝の11時。家を7時半に出て、一路栃木県へ。途中の常磐道と、水戸インターを降りてからのワインディングロード(ほとんど信号が無い!!)を「安全に配慮しながら」pushした結果、10時過ぎには到着してしまった。

スリパリーコースは複数の低ミュー路から構成されているのだが、一番スリッピーな部分は、ブロックパターンタイルと水の散布によってミューは0.3程度、圧雪道路(アイスバーン)とほぼ同じ滑りやすさになっている。つまり、夏タイヤで(しかもABS無し)アイスバーンを走行するようなイメージだ。

実験準備の合間を縫って試しに走行してみると、ハンドルを切ろうがブレーキを踏もうが車はまっすぐ進んでいく(笑)。これは相当凄い。
コース設備のおかげもあり、実験はつつがなく無事に終了。各車見事にABSを作動させていた。

実験終了後、ツインリンクのスーパースピードウエイの体験走行と、ホンダコレクションホールをほんの少し覗く。ウイリアムズホンダ、マクラーレンホンダMP4/4,MP4/6, NSX, そしてデルソル(笑)。

「レースの勝敗は、技術の優劣を証明する。」ここに来ると、ホンダ魂に火が着いてしまう。やっぱりカッコいいなぁ、ホンダ。

帰路の間は、「日曜日からの使者」が頭の中でヘビーローテーションだった。

2005年06月07日

shape of thought

国際会議に出席するため、スイスのジュネーブに移動する。

今回はフランクフルト経由の便が取れなかったため、一旦フランスのシャルル・ド・ゴール国際空港(CDG)まで行き、そこからジュネーブに移動する経路となった。

成田-CDGは、とにかく長い。半日近く飛行機に乗ってなければならないのである。いかに時間を上手に使うかがポイントで、今回は小説2冊と雑誌2冊、ipod shuffleを持って挑んだ。
しかし、離陸してしばらくし、何気なく上映映画を見て作戦変更。「オペラ座の怪人」をやっていた。まさに救世主。とりあえずそれを3回見る。3回目は早送りしながら、好きなシーンをかいつまんで見たりした。ビデオ・オン・デマンドの素晴らしさ。

その後、少し眠ってから、「ミリオンダラー・ベイビー」を鑑賞。さすがアカデミー賞主要4部門を取った作品。映画として完成度が高かったが、かなりヘヴィな内容。いたたまれない気持ちになりながら眠りにつく。あとは雑誌をぱらぱらめくったり、転寝をしているうちに何とかCDGに到着。

5回目となるCDGだが、相変わらず見事な造形である。

CDG_top.jpg

"The Long Way Home"
CONTAX U4R
CDG/Paris, France

2005年06月08日

The Better Part

その後、1時間10分のフライトを経て無事にジュネーブに到着。そこから電車に乗って市街地に出たら、時刻は既に22時を回っていた。

そこからトランクを引きながらホテルへ。会議会場となるITUから進められたホテルのルームタイプは満室で、同じホテルの違う部屋を予約していたら、最上階のテラスルーム(笑)。
部屋の広さもさることながら、最大の驚きはアメニティグッズに隠されていた。

HERMES.jpg

"The Better Part"
CONTAX U4R
Geneva, Swiss

Union

スイスは快晴。

何故か海外出張中は健康的な生活を送ることが出来る。朝6時半に自然に目が覚め、ちゃんと朝食を食べてから徒歩で会議場へ。20分程度歩く。

会場であるITUは、UN欧州本部の目の前にある。昼食は、見学も兼ねてUNのカフェテリアに行った。
食べ物の量もグローバルスタンダードだったが、一番目を引いたのはトレイのデザイン。さすがUN。

UN_table.jpg

"Union"
CONTAX U4R
UN/Geneva, Swiss

Sun and Shadow

欧州の街並みは、それ自体が観光対象となり得る。

最新の建築技術を持ってしても構築することが出来ない「歴史」というデザインが、近代的な生活風景と融合する様子は、異国に来ているということを強烈に感じさせると共に、何故かある種のノスタルジィも喚起させる。遊園地にあるメリーゴーランドのような感覚に近い。

学生時代には、ほとんど風景や景色というものに目を向けることが無かった。そもそも旅行自体の魅力をあまり感じていなかったと言っても良い。何も遠くに行かなくてもほとんどのものが手に入るし、風景や建築物に関する知識は遠隔地でも十分に鮮明に取得出来た。写真の被写体としての風景には興味があったが、「ただ見て歩く」というモチベーションはあまり高くなかった。

最近は、こうした何気ない風景や自然、建造物を「鑑賞」するようになっている。
心が広くなったのか、エッジが削れてしまったのか、おそらくその両方であろう。

この時期の欧州は日が長い。会議が終わってホテルに帰ってきてからでも、テラスに出ると空の蒼さを堪能することが出来る。空の先にはモンブラン等の山々がそびえ立つ。
少し肌寒い気候だが、空の蒼さはそれを補って余りある。

epsom_terrace.jpg

"Sun and Shadow"
CONTAX U4R
Geneva, Swiss

2005年06月13日

ミッフィーはじめました。

数奇な運命を辿って、たくさんの子等を譲り受けました。

miffys.jpg

"Dear Bruna"
CONTAX U4R
SFC, Japan

全部を2シーターの助手席に押し込め(特大の奴はシートベルトを締めて固定)搬送し、一度に抱えて歩く様子は学生曰く「夢一杯な姿ですねー」とのこと。間違いない(笑)。

全部並べて遠近法で同じ大きさにして写真を撮るのが夢。

2005年06月15日

守護神

最近忙しくて研究室にいられない僕の変わりに、皆を優しく、暖かく見守っている様子。
学生席からパーティション越しに見ると、耳しか見えないけどね。ふさふさ。

miffy_atdesk.jpg

"The Smile"
CONTAX U4R
SFC, Kanagawa/Japan

2005年06月17日

Against the Madness of Crowds

何かを前に進めようとする意識と、それを阻もうとする意識のせめぎあい。

後ろ向きな議論に何の意味があるだろうか?教育的な思想も持たずに、ただひたすらに前進を拒み、己の利権や保守を心がけて、いったい何が齎されるのか。対案も持たずに、否定だけをするために議論に参加していて虚しくないのか。それが生きていく為の知見なら、そんなものは要らない。

パワーゲームや交渉過程のそれ自体に価値を見出し、ビジョンが無くなっているのに自らの正義だけをことさらに主張する。

彼らは気づくべきである。己の無知と傲慢さを。
彼らは知るべきである。自らの主張の罪悪と空虚さを。
彼らは身に着けるべきである。浅ましい処世術剥き出しの声が耳朶を打つ嫌悪感とそれを感じる繊細さを。

2005年06月24日

新しい車選び

いよいよ佳境に入ってきた。

強い雨が降ると我がCR-X delsolの助手席とトランクは浸水によってびしょびしょになってしまう。走行距離も15万2千キロを突破した。エンジンも2機目だ。さすがにボディもサスペンションも悲鳴をあげている。走れなくなったり、嫌いになる前には次の機体を選ばないと。普通の車では納得行かない人間は、車選びにやたら時間がかかるのだ。

と思っていたら、偶然ちょっと突いたWEBに出ていたプジョー206CC S16に目が留まる。マニュアル、電動ハードトップ。コンディションも抜群。新車保証までついちゃってる。
電話でディーラに売れてないことを確認したら、ディーラも自信をもってお勧めできる車、とのこと。

仕事を怒涛の勢いで終わらせ、20時ギリギリでディーラに滑り込む。もう終業時刻なのに、電話に出てくれたディーラの方は、1時間以上も丁寧に、そして熱心に実車の状態や現状についての説明やプジョーというメーカについてお話してくれた。愛と誇りを持ったその姿勢に、車以上にグッと来た。

二代目デルソルが、決まったかもしれない。

2005年06月30日

新しい車。

ついに、決断の時。

大学2年生から乗り続けた愛車 CR-X delsolから、プジョー206CC S16に乗り換える事に。かなり辛い決断ではあった。でも、多分delsolが走らない状態になってしまったら、絶対に直してしまうだろう。走れるうちじゃないと、別れる事が出来ないような気がする。

この8年間、どこに行くにも一緒だった大切な相棒を失うのは辛いけど、これが摂理。大切な人生のルール。最後に、delsolはその事をオーナに教えようとしてくれている。
最後まで、本当に良く出来た奴である。

もう残り少ない時間だけど、最後まで、大切に乗ろうと思っている。時が、私達を別つまで。

そして、新しい206CCとは、もっと素敵な思い出を作っていかなければならない。それが前に進み続けるものの責任であろう。

2005年07月08日

Touched with Fire

交渉ごとのルールは、やはり「笑顔で言いたいことを言う。」に尽きると思う。

物腰は柔らかく、要求は厳しく。

2005年07月09日

episode III

「スターウオーズ エピソードIII」を観た。公開初日に映画を観るのは「オペラ座の怪人」以来か。

実時間で約30年間に及ぶストーリが完結する(正確には、お話の最後がどうなるかはエピソードVIで知っているので、IVに至る経緯と伏線が明らかになった)ことは感慨深い。

内容にはこれから観る人も多いと思うので特に触れないが、一点だけ。
ジェダイは、物語の中で数回、多拠点の惑星間遠隔会議(ホログラム付き)を実施しているのだが、各惑星の間って、数光年くらいは離れてるような気がするのですが、何故にリアルタイム?光を超えた通信手段なのだろうか?もしかして、フォース?

だとしたら、一番凄いフォースの使い方は、これなんじゃ...

2005年07月11日

EXPO

愛知万博「愛・地球博」と連動して行われたITS EXPO(会場は名古屋大学)の際に出ていたお弁当。
こんなところにまで...

名古屋人の心意気を感じた。

nagoya_EXPO.jpg

"EXPO"
CONTAX U4R
Nagoya University, Nagoya/Japan

2005年07月15日

The Shoreline at Sunset

愛車、デルソルとの時間も明日まで。明日には、プジョーのディーラにて新しい車206CCとの交換が待っている。

普通の人は、新しい車に対する高揚感で胸が一杯かもしれない状況だ。もちろん、そういう気持ちが無い訳ではない。206CCにはデルソルにない魅力がたくさん詰まっている。だから購入を決めたわけだし、それなりに楽しみである。

でも、それと同じくらいに、あるいはそれ以上に、デルソルとの別れが惜しい。もっとお金持ちで、複数の車を所有していられたら、あるいは、もっとお金をかけて修理してあげることが出来たら手放さずにすんだことを思うと、辛いが、それもまたしょうがないこと。

しかし、以前にエンジンがブローして乗り換えるかどうかを悩んだ時に比べると、まだ落ち着いているような気がする。

と、冷静に自己分析しながら、夜の首都高をラストラン。VTECの音は相変わらず美しい。良い車だったな、と思う。

2005年07月21日

The Pendulum

止まっている姿を見るよりも、自分が運転している状態で目に入る内装の方が、長い付き合いになる。
しかし、どうだろう、このアバンギャルドさは。

206_int.jpg

"The Pendulum"
CONTAX U4R
Kanagawa/Japan

2005年07月24日

合言葉は「シュビドゥバー」

新横浜の日産スタジアムにて開催された「ゆず」のライブを観にいく。

「ゆず」を見るのは初めて。しかもそんなに詳しくない。とりあえず先日発売されたベスト盤を両方買って予習をした程度のレベル。

結果から言うと、クオリティ、ボリューム共に非常に満足のいくものであった。本当に「ベスト」って感じの選曲もさることながら、二人の魅力を余す事無く(歌はもちろん、トークやコントにいたるまで)観客に伝えようという作り手の気持ちが伝わってくる、大箱なのに"優しい"ステージであった。

村上隆の絵がそのまま立体化したようなセットも、アクが強すぎず、舞台に華を添えていたし、スタジアム全体の意匠や、サッカーコートの中心に設置された第2ステージ(センターステージ)と、そこまでの円形に作られた花道も華やかで遊び心溢れるものだった。

しかし、圧巻だったのは歌唱力。当たり前だけど、歌、上手い。岩沢君は高音で技巧的なパートが多いが一音もはずす事無く歌い上げていく。その上、ブルースハープもギターもこなす。まさに職人。で、北川君は精力的に動き回りながら観客を盛り上げる。歌も上手かった(再確認)。

全部で4時間強。アンコールのアンコールまでしっかり歌い上げた二人。
センターステージで歌う姿(通常の演目+最後に観客からの要求に応える形で歌ってくれた特別アンコール)を観た感じでは、路上で観客が1人いるかいないかでも、6万人に囲まれていても、ステージが変わろうと2人の歌は変わらないだろうなぁと思った。

是非、いつまでもおそろいのTシャツで頑張って欲しい(笑)。

2005年08月06日

go home(FES 2005)

新しい車での初めての遠乗り。

といっても実家近傍に帰るだけ。帰るだけなのだが...目的は微妙に、そう75度くらいずれていて、ひたちなか海浜公園で開催される「ROCK IN JAPAN FES 2005」だったりする。

Mr.childrenも、奥田民生も、坂本龍一も、サザンオールスターズも一度に見れるという贅沢さ。
素晴らしい。

2005年08月07日

All Summer in a Day

結論から書こう。
素晴らしかった。大満足。

まず、人生で初めてテントを張った。炎天下で。ちょっと死を意識した。
終わったあとは軽い眩暈がした。でも、後から考えたら凄い面白かった気がする。
張り終わった後のビールの美味しさも格別。

で、内容。

Mr.childrenは格好よかった。「HERO」も珠玉の出来だったけど、アンコールの「innocent world」はグッと来た。奥田民生はロックだった。ギター上手いし。ウルフルズも素敵。

坂本龍一は、素晴らしかった。1曲目が「behind the mask」だったし、2曲目は「Merry Christmas Mr. Lawrence」。抑えるところはばっちり抑えておいて、間には実験室のようなサウンドを聞かせてくれる。かと思えば、自分のデータと連弾する「東風」。「世界の坂本」の名に偽りなし。

しかし、しかし。圧巻は、さすがのサザンオールスターズ。まず、もう、盛り上げ方が違う。お金の掛け方が違う。演出が違う。そして、歌唱力が違う。「チャコの海岸物語」から「フリフリ'65」に繋げ、新曲を披露しつつ、「真夏の果実」から「希望の轍」ですよ。「勝手にシンドバット」で会場を熱狂させ、新曲「BOHBO No.5」。アンコールはツェッペリン「天国への階段」をワンコーラス完璧に歌い上げたと思ったら、そこから「みんなの歌」。

完全にサザンのコンサートを見に行った気分になった。さすが27年間、トップランナーは違う。

暑くて、短い、夏。

2005年08月15日

traffic jam

先週の火曜日から金曜日まで韓国に出張しており、家に帰ったのは金曜日の深夜。
時差は無いものの体力回復に一日かかったので、今年の実家帰省は日帰りとなった。

しかし、行きの3号線が断続渋滞7kmってのは良いとして、常磐道30kmってどうですか?
3車線のストレートですよ?恐るべし、帰省ラッシュ。

結局、お昼過ぎに実家について、夜の10時半くらいに復路を出発したのですが...

つくばJCTから渋滞35kmってどうですか?
もちろん、3車線のストレートですよ。何でそんなに車があるのですか?常磐高速でここまで渋滞にはまるとは...。
結局、家に着いたのは日付が変わった深夜2時過ぎ。日帰りの夢、敗れる。

2005年08月16日

8days a week

先週は韓国に出張で、来週は米国のデトロイトに出張。

したがって、8月の国内のお仕事はほとんど今週に集中している。恐ろしい事態。
大学は夏期休暇でも、教員に暇は無し。

「夏休みのある小学生に戻りたい」気分。

もうなんだか色々な情報を落としているような気がして不安で不安でたまらないものの、まあ、何とか人生は進んでいくものでしょう。きっとそうだ。そうに違いない。

2005年08月19日

一事が万事...

都内某所にて、友人の旅立ち(大台への移行)を快く見送る会に参加。

しかし、まったく、皆変わらないなぁ(笑)。
若いのか、もともと若くなかったのかは深く考えるまい。

2005年08月21日

new glass

運転中のまぶしさに耐えかねて新しい眼鏡(色眼鏡)を買ったという話は5月にしたが、その時に度を一段進行させたら予想以上に良く見えて、色付きの眼鏡で通常の生活もこなしたくなるくらいの使い勝手の良さ。

結局、同じ度数で普通の眼鏡も作り直してしまった。前回は真山君を意識したセルフレームだったので、今回は野宮さんを意識した細いメタルフレーム(上だけ縁あり)。
これまでが縁無しフレームだったので、少し変化をつけてみたものの、実にモノゴトに影響されやすい自分がちょっと面白い。

2005年08月25日

台風

台風が来ているらしい、とWEBで知る。

かなり強い風雨らしい。
ああ、大丈夫か、我が愛車よ。初の台風時に一緒にいてあげられないが、雨漏りしないで良い子で待ってて欲しいと、遠い空から痛切に願う。

2005年08月26日

BEHIND THE MAGIC

国際会議最終日の日程が午前中で終了してしまったため、午後は近くにあるフォード博物館を見学することになった。

会議があった場所から小一時間ほど車で走って到着。
しかし、博物館の中に入る前に、駐車場から見えたこのポスターに一番求心力を感じてしまった。
魔法の裏側って、どんなものだろう?

detroit_ford1.jpg


"BEHIND THE MAGIC"
CONTAX U4R
ford museum, Detroit/US

2005年09月04日

音楽が...

代々木近傍の駐車場に車を停めて、ドアを開けたら、聞き覚えのある音楽が空から聴こえて来た。
「世界に一つだけの花」

ああ、そうか。
スポーツの聖地国立で、ライブをやってるんだっけ。
東京の中心地、上に遮蔽物が何も無い状態。近隣にはすべからく聞こえていたことでしょう(笑)。

2005年09月05日

「ハチクロとクローバー」:DVD1巻

ついに、ふらっと、特典のブックレットに魅かれてDVD1巻を買ってしまった。

戦略的な判断からか、第1巻には2話しか入っていないが、その映像のクオリティの高さと、丁寧なネームには脱帽。見事に原作の世界観を再現しているのではないだろうか。
もちろん、漫画には漫画の良さがあるし、アニメーションになった際にスポイルされている部分もあるとは思うが、アニメーションならではの良さも十分に加えられていると思う。

音楽とのマッチングも素晴らしい。作り手の愛情が感じられる。

でもここまで良いと、続きを買ってしまいそうで、そっちがむしろ問題かもしれない。

2005年09月11日

上映会。

ひょんな経緯から、家でDVDの鑑賞会が行われる事になった。

しかし、ターゲットとなる作品は全51話。とても一日で見れるものではない。いけるところまでいこうという話になり、13時30分頃からたこ焼きを食べながら見始める(参加人数は3名。全員選挙権行使済)。

結局、0時近くまで使って18話まで見る事に成功。ちょっとくらくらしたけど、やれば出来るものだ。
やたら両手を打ち鳴らして合わせている奇妙な3人組が出来上がった(笑)。見ていた作品が分かるというものである。全51話を大人買いしたK女史に拍手。

この勢いを持続できれば、第2回鑑賞会で最後まで見切れる予感。

途中で何回かTVをザッピングしていたら、選挙速報が。TVが懸命に盛り上げようとしている姿の方が印象に残った。

2005年09月16日

スーツ

といっても、青春スーツではない(笑)。

本日は公務のため、久しぶりにスーツを来て都内に。永田町駅近傍のビルにて13時から20時までだったのだが、異変は18時くらいに訪れた。

何となく、体がだるいような気がする。間接も痛い気がする。うーん、何となくおかしい。立っているのが何となく辛い。

これはちょっとおかしいぞ、と思って、早々に帰宅。今日は電車だったものの、最寄り駅までは乗り換えなしで帰れる。30分強の辛抱だ。急行を見送ったせいか、電車には永田町の駅で座れる。うーん、日頃の行いが効いた(笑)。

しかし、座っている間もなんだか辛い。しかも寒い。これは、これはもしや...
なんとか家に帰って、体温計を使ってみる。38度を軽く超えている!!
がーん、夕方までは全然元気だったのに...

とりあえず、長袖・長ズボンになってベットに入る。途中一回着替えて汗を出して36.7度まで。わりと体調は回復したものの、ちょっとだるい。

しかし、色々と忙しい一日だった(笑)。

2005年09月18日

お好み焼き

三連休の中日。米国からの客人と、練馬でお好み焼きを食べるというビックイベント(笑)に備えて、まずは家でぼーっとしてエネルギーを充電していた。

このビックイベント、昨日の夜に先輩S氏からの電話で衝撃的に決まったという代物。とても三連休の中日とは思えない(笑)。

まず、ご近所さんであるS氏の家にお迎えに行き、USメンバーの待つ新宿へ。ほぼ予定時刻に新宿で合流を果たし、一路、練馬のお好み焼き屋さんへ。ここからはせっかくなので屋根を開けての走行となった。新宿ではお祭りをやっていて通れない道があったり(中野坂上ではおみこしが通っていた)、環七が多少込んでいたりはしたものの、無事到着。あとは地図を頼りにお店を探し、程なく発見である。

練馬というロケーションといい、かなりマニアックな店構え(入り口は普通の雑居ビル風)といい、とてもUSメンバーが選定したとは思えないが、こういう店をさくっと見つけられるとは、さすがインターネット、というべきか(笑)。

でも、お店の中は、なかなか本格的なお好み焼き屋さんで、お好み焼きも美味しかったし、かつUSメンバーの要求どおり、たこ焼きも自分で作ってその場で食べることが出来た。やはり作りたては美味しい。

その後、近くのファミレスでデザートを楽しみ、帰宅。帰宅ルートにはS氏の匠の技が隠されていた。さすが、専門家(笑)。

なかなか有意義なお休みであったと思う。

2005年10月12日

PHUKET/THAILAND

今日から4日間、プーケットに行くことになった。
最高のロケーションだが、残念ながら遊びに行くわけではないのである。

そして体調は最悪。先週末に風邪を引いたのである。何を隠そう、先週の木曜日に夜を徹して研究室で大人の会合をしていたのだが、それがまずかったらしい(体力の限界、大人の一人が風邪を引いていると言う素晴らしいコンディション)。

恐ろしい咳をしながらの渡航になるのである。なかなかにハードではないか。
朝、無理やり眠い体を引き起こして電車に乗る。横浜からNEXに乗る予定だが、時間的には十分余裕を持った移動である。

が、しかし...事故でJRが止まった。見事にNEXを乗り逃す。NEXの時間には余裕を見ていたが、空港到着には余裕はあまり見ていない。国際線って、2時間前までに来てくださいってアナウンスされてたような...

JRの改札の駅員の横柄な態度に辟易しながら、最速の経路を調べてもらったところ、快速エアポートライナーなるものがあるらしい。NEXの指定席で寝る予定だったのに、満員電車で通勤気分を味わいながらの成田入りである。しかも、到着はフライトの30分前。

今回のフライトは、同僚H氏の助言によりシンガポール航空だったので、移動しながら事情を説明したところ、「とりあえず来てください。乗れるかどうかはその場の判断です。」とのこと。シニカルな笑いを浮かべつつ(誇張あり)、とりあえず出来る事は無いので、電車に揺られること2時間。

改札を出たところに、シンガポール航空のグランドさんが看板をもって立っていてくれて、名前を呼ばれた。「をを、これが噂に聞く...」と妙な感慨を抱きつつ、グランドさんと一緒に走る、走る。怒涛の勢いで荷物チェック、発券を終え、またもやグランドさんと共に、入国審査、ゲートまで走る、走る。風邪の体に素晴らしいエクササイズ。

なんとか飛行機に間に合い、良かったなと思ったのだが、これだけでは終わらなかった。なんと、飛行機の中で急病人発生。すぐ後ろの通路で人が倒れて、あの噂に聞く「お客様の中にお医者様はいらっしゃいますか?」というアナウンスを生で聞いた。

果たして、無事に着くのだろうか、プーケットに...

2005年10月14日

Yesterday I Lived !

紆余曲折を経て無事にプーケットにつき、何とかノルマをこなしたのだが...

風邪は悪化を辿る一方で、ついに声がまったくでない状態で、咳が止まらない。
御大J氏に抗生物質と薬を頂き、飲んで静かにしているも、あまり復調の兆しは見えず。

やっぱり、部屋のエアコンはどんなに暑くても消して寝るべきだった...

屋外との寒暖の差にやられたような気がする。同僚H氏から「君はまだアジアレベルが低い」の声。おっしゃるとおりです。

2005年10月24日

久しぶりに...

blogというものを更新してみた。

なんだか怒涛の忙しさで、blogをいじる暇が無かったのである。
まったくもって恥ずかしいことです。

で、ここには書かれていないが、先々週にはプーケットに行っていたり、先週末には北海道に行っていたりする。

おいおい書いていってみようかな、と思っているのだが...
自慢ではないが、時間との戦いに勝てた事が無いのだ。

誰にでも24時間。時間の公平さは、残酷で、容赦が無い。

2005年10月26日

征馬弧影

今日は、朝から名古屋(刈谷)でミーティングである。

10時に刈谷にいる為には、7:50くらいの新幹線に乗らなければならず、それをmakeするためには遅くとも6:30には起きないといけない。
まさに地獄起きである(笑)。

ほとんど夢遊病のような状態でホームに滑り込んで来た新幹線に乗る。で、乗車券を見ると、12号車とある。しかし、乗った車両は2号車...。明らかに間違っている(笑)。動き出した新幹線を進行方向と逆向きにずんずん進み(物理的に考えると、車両の加速に一役かっていたと類推)、何とか2号車に到着。もうすごく眠くてたまらないのだが、文庫が出てしまったため再読している「白夜行」の続きが気になり、何となく読んでしまう。ああ、もう睡眠が足りない(笑)。

その後、ミーティングは無事に終え、アレンジをしてくださった方のご好意により「ひつまぶし」を食べ、急いで帰りの新幹線に飛び乗る。
15時からは、都内で別の打ち合わせなのだ。帰りの新幹線の席は、車両の先頭。そう、皆さんご存知の通り、電源が供給される席である。仕方が無いので、電車の中で案件を処理。うーん、ビジネスマンっぽいぞ(笑)。

凄い勢いで流れさる窓を見て、新幹線の便利さと、便利になったことで強行軍になってしまっている自分の生活を比べ、科学の功罪に想いを馳せつつ、まあ、そんなものかな、とも思ってみたりする。

2005年10月29日

Joy

本日、研究つながりの後輩と、研究でお世話になっている大先生の元秘書さんの結婚式(文章にするとやや複雑だ)に出席のため、大阪へ。

名古屋までと違って、2時間強の移動であるため、少し余裕がある。それなりに睡眠を取って体調がよくなってきたところで、新大阪。そこから大阪駅?環状線と移動して大阪城公園で下車。
会場に時間的ゆとりを持って到着である。

結婚式も、温かく、きらびやかな感じでとても素晴らしかった。結婚式は花嫁のためにあるものだなぁ、と強く思う。姉妹3人が同じドレスを(少しづつアレンジしながら)着て嫁いでいくというエピソードはちょっとグッと来た。

その後、場所を移動して二次会。多くの人間が二人を祝福するためだけに集合して時間を共有する、その部分が最高の贅沢であり、お祝いなのだろう。喜びに満ちた人たちを見るのはとても気持ちがいい。

素晴らしい式に呼んでくれてありがとう。末永くお幸せに。

と、たまにはちゃんとした事も書けることをアピールしておこう(笑)。

cross.jpg
"cross(wish)"
CONTAX U4R
Osaka/Japan

2005年10月30日

It Burns Me Up!

後輩の二次会の後、どうしても「たこ焼き」が食べたいと我侭を言っていたら、なんと恩師であり大先生でもあるS教授が気さくに連れて行ってくれた(笑)。なんという幸運。

自慢ではないが、大阪はこれが2回目。まったく土地勘も無く、まさに「右も左も分からない」。

このチャンスを逃したら食べる術は無いのである。恐れ多くも、ありがたく連れて行ってもらう事に。北新地で「しょうゆ味」のたこ焼きを食べた。生地に直接味がついていて、ソースはつけずにそのまま食べるのである。

生まれて初めて食べたこのたこ焼き、とても美味しかった。でも、焼きたてでとても熱い!総勢4名が路上で"はふはふ"しながらたこ焼きを食べる姿はさぞかしユーモラスであったことでしょう。

kitashinti.jpg
"It Burns Me Up"
CONTAX U4R
Kita-shinti, Osaka/Japan

2005年11月02日

足に釘が...

朝、大学に出勤しようと車を運転していると、何となく後ろの方から

「ぼろろろ」

というような音が聞こえてくる(ような気がする)。心なしか、ハンドリングも冴えないような気もする。
でもまあ、やる事が山のようにあったので、だましだまし大学まで持っていって、車を止めてみてみると、右の後輪の空気が少し抜けているように思われる。

で、数時間後確認してみたら、もっと抜けているように思われた。

「これはいけないっ」と思い、会議と会議の間を縫って近くのGSに言ってジャッキアップしてみたら、案の定、タイヤに釘が刺さっている。

猫足に釘。空気抜け。
肉球から大出血状態である。

さて、困ったもんだなぁ、と思っていたら、あれよあれよという間にGSの店員さんが直してくれた。空気も補充されて一安心。

最近のタイヤってパンクしてもあまりハンドリングが不安定にならないのが凄いな、と思った。
しかし、何故に道に釘が落ちてるんだろう...素朴な疑問。

2005年11月06日

in SAN FRANCISCO

ITS世界会議に参加するために、サンフランシスコに出張である。期間は1週間。比較的長い。

US西海岸便は日本を夕方に出て、現地の昼頃につく。つまり、往路は同じ一日をまるまる2日間味わえる事になって、考えようによっては「お徳」だが、実際にはなかなか夜が来ないわけで、肉体的にはかなり厳しい。

今回はUAでのフライト。一番安い便は6万円で行けるものがあった。恐るべき安さである。機体は読みどおり747。やっぱり、というかさすが、というか年季が入った機体である。通路側を指定して、グランドがさくっと発券してくれたので安心していたのだが、ゲートインした時にチケットを見たら50Aが指定されていた...窓側じゃん!

さすがUA。

フライト中は、M島先生にお勧め頂いた東野圭吾の「天空の蜂」を読む。飛行中にヘリによるテロの作品(しかも墜落させるとかしないとかの話)を読むという、かなり微妙なチョイスである。物語は文句なしに面白かったのだが、飛行機が乱気流で揺れまくったので、久しぶりにうっすらと死を意識した。

9時間くらいのフライトで無事サンフランシスコに到着。13時くらいに今回のホテルであるグランドハイアットにチェックインをし、夜までゴロゴロ。19時にメンバー集合で、人生の先輩 S氏曰く「世界最高の中華料理屋」にご飯を食べに行く。
実は、前回もサンフランシスコに来た時に(その時は乗り継ぎの関係で一泊しただけだったが)S氏とこのホテルに泊まり、コンシェルジュに"その店"を教えてもらい、あまりの美味しさに感動したものだった。今回も期待に違わぬ美味しさであった。

ちなみにS氏はゴールデンウイークにも食べに来ていたらしい。さすがである。

その後、ホテルに戻り、就寝。部屋からユニオンスクエアを見ることが出来た。

union_sq.jpg

"Union Square"
CONTAX tvs digitral
Grand hyatt, San Francisco/US

2005年11月07日

ITS world congress 2005

ITS世界会議初日。天気はうす曇り。

今回は、サンフランシスコ開催ということで、オープニングセッションのスピーチにあのアーノルド・シュワルツネッガー州知事の名前が入っている。これは見逃せない。

喜び勇んで会場入りするものの、結局知事は来ず。かなりしょんぼりである。今回の世界会議の最大の失望は間違いなくこれであろう(笑)。
淡々とお偉い方々のスピーチが続き、オープニングは終了。その後はセッションが続く。併設された展示会場にも、色々な企業がブースを出展していてなかなか面白い。トヨタはi-unitを持って来て、注目を集めていた。

ちなみに、今回はスペシャルセッションという大層な枠組での発表がミッションであり、それは3日目に開催される。そこまでは、なかなか気が抜けない。

夜は凄い雨が降って来た。傘を持っていなかったのでずぶ濡れ。ちなみに、現地人もほとんどずぶ濡れである。恐るべし、カリフォルニア(笑)。

2005年11月09日

The Rock

ITS世界会議3日目。天気は快晴。素晴らしい天気。

今日は午後2つ目のセッション(15:30-17:00)で発表があるのでスーツで参加。しかし、午前中のセッションが恐ろしくはやく終わり、メールを出すために一旦ホテルまで戻った(会場にはインターネット接続性が無いのである。なんという野蛮な...)。

結果として、かなり長い昼休みを取ることが出来たので、お昼ご飯を食べがてら念願のゴールデンゲートブリッジを見るため、フィッシャーマンズワーフへ向かう。サンフランシスコ通のU氏の推薦を受け、ケーブルカーで移動。これはもう、移動手段というよりアトラクションである。ガタガタ音を立てながら強烈な坂を登っていく様子は何となくコミカル。そして、下りは自由落下的な動作で、ちょっとスリリング。

快晴下でのフィッシャーマンズワーフは、こちらに来て初めて"サンフランシスコ"らしい雰囲気を与えてくれた。

SF_FW.jpg
"Wharf"
CONTAX tvs digital
Fisherman's wharf, San Francisco/US



念願のゴールデンゲートブリッジはもちろん、「アルカトラズからの脱出」を見て以来、一度見てみたいと思っていたアルカトラズ島を見ることが出来て大満足(この時点で、興奮のあまり午後の発表の事を少し忘れている)。

the_rock.jpg
"The Rock"
CONTAX tvs digital
Fisherman's wharf, San Francisco/US



お昼はオイスターとクラムチャウダーに地元料理のジッピーノとボンゴレビアンコ。美味しい(もっとも、オイスターはきっとこの海で採れたものではないと推察)。午後のセッションに遅れない様、帰りはタクシーで会場に戻った。

午後1コマ目のセッションが終わったあと、ついに恐怖の時間が訪れた。発表は何とか、大過なく無難に終了。質問にもそれなりに応えることが出来て一安心。心の重荷が取れて、足取り軽くホテルに戻る。
そう、今夜のオフィシャルディナーに備えるのである(笑)。

For it's one, two, three strikes, you're out!

ITS世界会議のgala event。いわゆるオフィシャルディナーであるが、今回は"gala"の名に相応しい内容。なんとサンフランシスコ ジャイアンツのホームスタジアムであるSBCパークを貸切で使ってのパーティである。さすがITSアメリカ。過去にはユニバーサルスタジオを貸切ってgalaをしたこともあるだけあって、スケールが大きい。

しかもアナウンスの文面がお洒落である。「ドレスコード:ビジネスカジュアル(ベースボールキャップ オプショナル)」とは...

昼間の天気とはうって変わって少し雨が降っていたが、開場時間の19時にはスタジアムに到着。SBCパークは5F建てなのだが、その3FにあるVIPフロア(いわゆる内野ボックス席+ラウンジで、右翼からホームベースを経由して左翼まで続く巨大な空間である)に、世界各国の料理と、バーと、二つのダンスフロアが設置されていた(サルサとジャズである)。

グラウンドには照明が灯り、青々とした芝が鮮やかに映し出されている。雨もほとんど上がってまずまずのコンディション。ちなみに、外野センターあたりにステージが設置されているが、これは週末に行われるローリングストーンズのコンサートの為の設備との事。

で、当然のようにスタジアムツアーが行われていて、グラウンドにも降りられるし、ベンチもロッカールームも見せてもらえる。もちろん無料。なぜなら、貸切だからである(笑)。

その上、会場には幾つか写真を撮ってくれるスポットがあって、そこではヘルメットとバットを持って撮影に望むと、その場でオリジナルの"ベースボールカード"を作ってくれるサービスが行われていた。世界会議のレジストレーションの情報を元に、丁寧に名前まで入れてくれるのである。これももちろん無料。

列に並んでいる時に、普通に撮っても面白くないと思い、数人前に並んでいたT氏には「スクイズでお願いします」とリクエスト。T氏も快く応えてくださり、見事なバントフォームのベースボールカードが出来上がった。

一方、自分の順番では、イチローのバッターボックスでバットを立ててシャツの裾を持ち上げるポーズで撮影。カメラマンには構えろと言われたが、「ジャパニーズトラディショナル 野球 スタイル」と言ったら写真を撮ってくれた(立ち位置は直された)。たぶん、英語が通じていなかったに違いない。
出来上がった写真はそれなりに笑える作品に。

アメリカのスケールを感じたイベントであった。

SBC_park.jpg
"At the old ball game"
CONTAX tvs digital
SBC park, San Francisco/US

2005年11月10日

Epilogue

ITS世界会議最終日。

今回の会議は7000人、50カ国からの参加者があったそうだ。考えてみれば、盛大な会議である。クロージングプレナリにも参加して無事終了。

夜はギラデリースクエアの近くにあるシーフードレストランで牡蠣と蟹(ちなみにダンジネスクラブというらしい)を食べる。ご一緒したW氏の牡蠣を食べる速度の速さ(大体1秒で2個食べる:一部誇張あり)に一同驚愕。東京に戻ったら一緒に牡蠣を食べに行く約束を取り付けた。

後は明日のITS世界会議の併設イベントのワークショップに参加すれば、今回のミッションは完了である。

ちなみに、マンホールからは本当に蒸気が出ている。この蒸気、どこから出てきていて、どのくらい綺麗なのか...

steam.jpg
"steam"
CONTAX tvs digital
sreet, San Francisco/US

2005年11月11日

The Maltese Falcon

ITS世界会議は終わったが、世界はまだ、動いている。

というわけで、ITS世界会議の併設イベントである、ITSワークショップに参加した。
朝の8:30から17:00までぎっちり、日本・欧州・米国の関係者が議論を行った。個人的にはプライバシと標準化に関するセッションが一番関係が深かった。

ワークショップ終了後、皆でご飯を食べにいった店は、なんとあの有名なダシール・ハメットの「マルタの鷹」ゆかりの店。主人公のサム・スペードがラムチョップを食べた店だそうな(まあ、フィクションですけど)。
相当盛り上がった(あくまで一人でだが)。

店に飾られていたハンフリー・ボガードの写真と、「マルタの鷹」像に感激。
明日には、USを離れます。

2005年11月13日

No way!

1週間居たサンフランシスコを離れ、日本への帰国日。

前日から余裕を持ってパッキングし、朝はコーヒーを飲みながら皆を待ち、ホテルからタクシーで空港まで移動。道も空いていて余裕で到着し、UAのカウンターにてチェックイン。フライトの3時間近く前。楽勝。
この時、「通路側が良いんですけど。」といったら「満席なので調整しますから、搭乗ゲートのカウンターにこの時間にお越し下さい」というやり取りをしていたのが、後から大変な事態を巻き起こす事に。

その後、お土産を物色しつつ、適当にお茶をし、指定された時間にカウンターにいったら、「ちょっと待っててください」とのこと。その内にゲートはオープンし、「あれあれ...みんな乗ってるよ。大丈夫?」とか思ってたら、暫くして名前を呼ばれ、カウンターに行ってみると「すみません。満席でして...」

さすが、UA。やってくれる。

とりあえず「いや、ありえんでしょう。」と日本語で呟くも、通じないので「私はまったく納得できません。」とカタコトの英語で言うと、相手も、「そりゃそうでしょう、ごもっともです」的なことを言い、平謝りされる。「いや、しかし、ねぇ...」とまたもや日本語で呟くと、相手からは色々な譲歩案が

1) 次の飛行機(2時間後)に出る奴には必ず乗れる(可能な限りアップグレードにチャレンジ)。
2) 次のUAでは必ず1ランクアップグレードできるチケットをあげる。
3) 待ち時間はラウンジでお過ごしになって下さい。

だんだん不憫になってきたし、2)のチケットは結構魅力的だったし、なによりも帰れないのが一番辛いので了承。予定より二時間ほど長いUS滞在となってしまった。
しかし、帰りの飛行機もエコノミープラス通路側にしてくれたし、搭乗もファーストクラスと同じタイミングでさせてくれたので、まあ良しとしようではないか。UAなんだ、驚いてはいけない。

帰りの飛行機は離陸したのが何時かも分からないくらい熟睡。これが原因で時差ぼけが悪化するとは...とほほ。

2005年11月15日

deer

1998年W杯時の日本代表左サイドのレギュラーで、我が鹿島アントラーズの黄金期を支えた名プレイヤー、相馬直樹選手が今期限りで引退とのニュースを聞く。

うーん、さびしい。引退セレモニーを是非鹿島スタジアムでやって欲しい。
片手がグー、片手がパーの状態であげる美しいセンタリング、もう見れないと思うと残念でならない。

あの頃のアントラーズは本当に輝いていたいなぁ。レオ様もいたし、ジョルジーニョもいたし、柳沢もすごい点を取っていた(笑)。足が痛くてヘディングしか出来ないのに点を取る長谷川には何度も泣かされたものだ。

相馬選手、長い間お疲れ様でした。是非、コーチとしてでも鹿島に戻ってきて頂きたい。

2005年11月17日

long long

本日は千葉にある某大学にて授業のゲストスピーカ。移動は東名-首都高3号線-C1-湾岸線というゴールデンコースである。
どのくらい移動に時間が掛かるか読めなかったので、2時間半前に移動開始。途中、舞浜の治外法権からの誘惑にくらくらしながらも、なんとか迷わずに目的地に到着できた。

授業はインターネット自動車フルコースという感じで、これまでの歴史と面白さについてをざっくりと。
その後、18時からの会議に出席するために大門に移動、という感じである。

最近、移動の時間が一日においてかなり大きなウエイトを占めている。自動車で移動する時は、音楽を聴きながら必ず座っていられる、そして荷物が多くても気にならないというメリットがあるが、電車で移動している際の本が読めるというメリットも捨てがたい。

電車で移動する時間が取れないと、読書量が著しく低下するのである。これは問題だ。
今年は、この問題点を海外移動時の飛行機内でなんとか帳尻を合わせている。一度海外に移動すると6冊くらいは読了可能。重要だ。

2005年11月18日

会議はどうやったら効率的になるか。

基本的に、色々な意見があることを認められる人間は、会議に向かない。

そして、議論というものは、本質から外れていくに従って白熱していくものである。だから長い会議に限って、対して成果が無いのである。

どうやったら内容と成果を伴う会議を行えるか?

今までの経験からでは、参加者の意識と事前の準備がポイントだと感じている。参加者が、「この会議ではこれを決めよう」という意識を持って、そのために必要な準備をしてから望む事が重要である。

ただ漠然と時間を使うことは、参集することが目的に成り果てしまっていて、もはや会議とは呼べない。

2005年11月21日

Interim

合意形成を図るためには、コアとなる部分、つまり絶対に譲れない主張の核となる部分と、そうでない部分(つまり妥協できる部分)を明確に意識しておくことである。

そして、"相手の言葉で話す"ことである。

難しいことを難しく説明するのは簡単だが、一流はきっと難しいことを簡単に説明するのであろう。
それこそが、知恵であり、知識であり、ノウハウなのであろう。

2005年11月27日

The Other Foot

先週は水曜日が祝日だったが、大学のオープンキャンパスのためにお仕事。

そしてこの土・日もそれぞれ打ち合わせが入っており、休日返上でお仕事。
なかなか形勢逆転のチャンスは訪れない。

来週は火曜日・水曜日で研究室の引越しがあり、土曜日も学生の発表会がある。その次の週には韓国出張。年末の、いよいよクライマックスというところか。

2005年11月30日

お引越し。

昨日・今日の二日間をかけて、研究室の引越しが行われた。
研究室の中でも特に引越しが多いグループに所属しており、何故か一年に一回くらいは大規模な移動を余儀なくされている。
今回も、キャンパスの中をほぼ対角線で移動するという引越しとなった。

前日の月曜日深夜に4時間かけて荷造りを行い、火曜日の朝9時からトラックにて移動開始。月曜日夜にはほぼ生活可能なレベルまで居住環境の整備と開梱を行った。翌日はさらに整備を行って、ほぼ移動前と同じ環境まで復旧した。

新しいブースは、適度な孤独感と喧騒があり、なかなか好ましい環境。比較的収納スペースも充実している。何にせよ、好きなものやお気に入りのアイテムに囲まれて仕事が出来る幸せはこの上ない。音楽を聴いて仕事をしていても、机の上にどれだけ小物が置いてあっても、誰も文句を言わないのである。これだけをとっても、素晴らしい職場環境といえる。

仕事以外のことに、個々人が口うるさく干渉しない、成熟された大人の環境と言えるだろう。
しかし、同じ形のブースに入ったU氏のアカデミックさに比べると、ファンタジー色が強すぎる感は否めない...

delta_desk.jpg
"New booth"
CONTAX tvs digital
delta, FUJISAWA/Japan

2005年12月02日

READYMADE TV:PIZZICATO FIVE

2001年3月31日を持って解散してしまった、愛しのPIZZICATO FIVEのミュージッククリップ集のDVD。
2004年に発売されて以来、ずっと欲しいと思っていたのだが、なかなかチャンスが巡ってこなくて悔しい思いをしていたのだが、ついに購入。

早速見た。

素晴らしい。素晴らしすぎる。たまらなく愛らしく、チャーミングで、ハッピーでグルービー。PIZZICATO FIVEが好きなものしか詰まっていないおもちゃ箱をひっくり返して遊んでいるような感覚が伝わってくる。
「大都会交響楽」の斬新な映像や、「悲しい歌」も素敵だし、「nonstop to tokyo」のJAS訓練施設を使った面白ビデオや、大好きな「きみみたいにきれいな女の子」のおしゃれな映像も素晴らしい。でも一番のお気に入りは「12月24日」。PIZZICATO FIVEが愛した東京が、信じられないくらいに綺麗に映っている。

東京って世界で一番良い街かも。

2005年12月06日

winter sea(busan)

今年最後の海外出張であろう国際会議のため、韓国の釜山へ。

今回は成田-釜山のダイレクトフライトということで、珍しくJALを選択。11時のフライトだったため、6時という"地獄起き"を体験したものの、今回は人身事故等も発生せず、無事にNEXにて成田空港に到着。
前回の経験があるため控えめに「あのー、通路側が空いていれば」とお聞きすると、「非常口が広くて宜しいですよね」と勧めてくれる。さすがJAL。お箸の国の航空会社(意味不明)。

フライトは2時間弱。殆ど揺れる事も無く、ジャンプシートのCAさんとぎこちない微笑を交わしつつ、穏やかにランディング。そこからホテルまでシャトルバスで40分程度、無事に今回の会場であるホテルに到着。

海沿いのまさにリゾートホテル、という趣の綺麗なホテルである。窓からは海が広がる。夏には凄い賑わいを見せるという砂浜も、さすがに12月なので人もまばら。眺める分には、むしろその方が良い。冬の海は被写体としてはかなり秀逸。
前回に引き続き、今回もCONTAX tvs digitalを持ってきたのだが、さすがツアイス、逆光に強い。ラフに撮っても比較的好みの絵を作ってくれる。

busan_sea1.jpg
"The Town Where No One Got Off"
CONTAX tvs digital
busan/korea

2005年12月08日

一事が万事...

一事が万事、この調子だったのである(笑)。

韓国で開催されている国際会議の最終日。予定よりも午後の会議の開始時間が二時間遅くなった事に発端はあったのである。

会場近くのお店でお昼ご飯を食べ終わり、とりあえずホテルに戻って来た際に、一緒に居た先輩S氏が「マッサージに行きたいね」と良い、「良いですねぇ」と応えながらフロントの前に置いてあった釜山情報誌を手に取ったのである。
ぱらぱらとページを捲っていくと、なんだか謎の祠みたいなサウナの写真が目に留まる。「これ、どうですか?」「ああ、なんか面白そうだねぇ」と話がトントン拍子に進む。

この時点でかなり危ない雰囲気であるが、二人は気づかずに坂道を転がり落ちる。

距離やサウナ+マッサージの所要時間を素早く計算した結果、十分に間に合うと判断した二人は、素早くタクシーを止めて、店のページを見せる(もちろん、タクシーの運転手さんにはいまいち英語が通じない)。店のページをみてもいまいち容量を得ない運転手の雰囲気に不安を抱くも、とりあえずタクシーはホテルを滑り出した。

15分くらいして、そろそろ到着と思われると、運転手さんはきょろきょろしだして相当挙動が怪しい。その内、車を停めて近くの人に聞き込みをしたりしている。どきどきしながら車で待っていると、程なくして目的地に到着。外観といい、雰囲気といい、何となく怪しい。

中に入ってみると、まず謎の着衣に着替えさせられ、写真で見た祠のようなサウナに連れて行かれる。この時点まで、特にコースの内容等についての説明は無し。かなり怪しい。いきなり、スターウオーズのオビワンのローブのような布を持たされ、薄暗い祠に到着すると、「頭を下げて入れ!」との指示。入ってみるとむちゃくちゃ暑い!軽く死を覚えるくらいに暑い!で、二人とも入るとおもむろに入り口が閉じられる。

「まさか、殺されるんじゃ...」というドキドキ感を味わい、じりじりと身を焦がす暑さに耐えていると、程なくドアが開かれた(良かった...)。このサウナを2セット繰り返した後、水シャワーで頭を洗い(殆ど軍隊)、お風呂に入った後にマッサージであった。

このマッサージは以外に普通で気持ち良い。なんだ、結構良い感じじゃん。

釜山最大の冒険は一事が万事、スリリングであった。

2005年12月17日

I do, I do, I do, I do, I do

Love me or leave me, make your choice but believe me
I love you
I do, I do, I do, I do, I do
I can't conceal it, don't you see, can't you feel it
Don't you too
I do, I do, I do, I do, I do
(ABBA, 「I do, I do, I do, I do, I do」)

殆ど専属カメラマン状態であったが、今までお世話になった恩返しと考えればたいした事は無い。
ステンドグラス越しに差し込む太陽の光に、日頃の行いが感じられる。さすが。

wedding.jpg
"I do,I do"
NIKON D70, AF-S VR Zoom Nikkor ED 24-120 mm F3.5-5.6G
mito, Ibaraki/Japan

2005年12月27日

sign

ひょんなことから、非常に幸運にも、Mr.childrenのドームツアー・ファイナルを東京ドームに観に行く。
仕事が押したため、4曲目くらいからの参加になったが、それはもう、素晴らしい出来。セットも豪華だったが、演奏も歌も豪華。桜井さんが楽しそうに歌っているのが印象的であった。

大好きな「ファスナー」も演奏されたし、桜井さんがアコースティックギター1本で歌った「名も無き詩」も良かった。
アンコールまで終わっって大満足、というところで、サプライズ。小林武史の登場である。そして演奏された曲は「sign」。これ以上無い選曲ではないか!
年末の忙しさを一瞬忘れる貴重な時間であった。

「ありがとう」と「ごめんね」を繰り返していく僕ら
人恋しさを積み木みたいに乗せてゆく

ありふれた時間が愛しく思えたら
それは“愛の仕業”と小さく笑った
君が見せるしぐさ 僕に向けられてるSign
もう何一つ見落とさない
そんなことを考えている
(Mr.children, 「sign」)

2006年01月14日

farewell lecture

本日、大学にて学部時代に学部長だった(言い回しがややこしい)斉藤先生の最終講義。雨の中、たくさんの人が集まった。

「私とコンピュータ」というタイトルで、コンピュータの黎明期から今日に至るまでの沢山のエピソードが盛り込まれたとても楽しく、含蓄のあるお話であった。「自由であることがクリエイティブであることの条件である」という旨のお言葉が、胸に響く。

そうだ、自由でなければ。

2006年01月24日

ruin

研究に関する打ち合わせのため名古屋、正確には刈谷駅へ。

そこで今話題の構造物を撮影。外装は綺麗だが、既に取り壊しが始まっている。
駅からのダイレクトアクセスのドアも既に取り外されていた。
作業中に地震が起きて倒壊しないことを祈るのみである。

ruin.jpg
"Ruin"
CONTAX U4R
kariya, Aichi/Japan

farewell

祖母が本日逝去した。94歳。大往生と言えるだろう。
死因は急性心不全。祖父と同じということだ。

生まれたのは第一次世界大戦前で、明治、大正、昭和、平成と4つの時代を日本の激動と共に生き抜いた人であった。板橋の実家(祖母の家)が19年前に火災で焼失して以来(ここら辺も実にドラマチックな人生だと思う)、実に19年間も水戸の実家に居た事になる。火災の時、たまたま水戸の家に遊びに来ていたから良かったものの、一つ間違えばその時に命を失っていたかもしれない。
知らない土地で心細かったろうが、気丈に、元気に生きていた。
実家で生活していた際は、大変お世話になった。

これから通夜、そして告別式と続くわけだが、最後にきちんと見送ってあげたい。

2006年02月05日

ASIMO

久しぶりの休日。

偶然見たWEBの告知を見て、新型ASIMOのお披露目会のため、久々に青山のHONDA本社、ウエルカムプラザに行く。13時からの回を見ようかと、なんと休日に午前中起きである。奇跡(笑)。

その甲斐あって、13時頃には青山本社についていたが、微妙に遅刻気味だったので、せっかくだから15時の回を最初から見ようと思い直して、まずは本社駐車場に車を入れる。HONDA車には聖地のようなところで、初代デルソルで行くと注目を集めたものだが、二代目もそこそこ。相変わらずとても丁寧に応対をしてもらい、いざ、ウエルカムプラザへ。

中はまずまずの人だかり。そしていたー。ASIMO。相変わらず可愛い。キュートな動きである(意味が重複)。でも15時の回からを楽しむために、こっそり横目での確認に留め、15時の回の整理券を貰うべく暫く待つ。この整理券配布スペースが風が巻き込んで非常に寒い。かなり修行っぽかった。しかし、耐えた成果として1列目をGET。お昼もそこそこに、15時に席に着く。

お披露目会自体はおよそ1時間くらいで、これまでのASIMOの開発の歴史や、新型の走行(なんと時速6km、瞬間的に両足が宙に浮くという抜群の性能)デモ、それにRFIDタグを用いた人物認識、そしてあのウワのASIMO体操という盛りだくさんなラインナップ。

まさかツインリンクに行かずにあのASIMO体操を見れるとは。苦笑せざる終えない絶妙なオチも再現されていた。

技術の粋を身近に感じられる貴重な体験。まさに「Power of Dreams」であった。

asimo.jpg
"Power of Dreams"
CONTAX tvs digital
aoyama, Tokyo/Japan

2006年02月06日

Yes,We'll Gather at the Internet

いつものように大学に出勤し、非常に注意力散漫に自分のブースに入ろうとしてた時、まず目に入ってきたのは机の上に置かれていた見慣れない携帯電話だった。
その後、ゆっくりと視線を巡らせて視界に入ってきたものに、一瞬脳が追いついていかない。

本日、研究室に思いもよらないお客様が複数名。2004年に大変お世話になった二人組である。
たいしたおもてなしも出来ずにすみません。今度来る時にはちゃんと事前に連絡を下さい(笑)。

ちょっと立ち寄る、にはかなり遠いところだと思うけど、また是非。
どうぞ、遠慮なく。

2006年02月10日

Night Meeting

遅れてやってきた新年会。

おでんを食べながら多岐にわたって、非常に内容の濃いディスカッション。
やっぱり、同じ方向を向いている人と話すのは面白い。
久しぶりにあってもすぐに本題に入れるし、話がシーケンシャルじゃなくても直にキャッチアップしてきてくれる。全体を見ながらも、局所的に盛り上がることも忘れない。非常に居心地が良い。

定期的に開催したいものである。

2006年02月14日

愛があれば大丈夫。

今、広瀬香美が熱い。

昨日、偶然ラジオから流れてきた歌を久しぶりに聞いたのだが、凄く新鮮で、しかも、歌が上手い。しかもめちゃくちゃ冬のイメージ。
サビはさすがCM女王だけにキャッチーだし、歌詞(ストーリ)の展開もなかなか面白い。今聞いても結構良いのである。というか、当時よりもかなり好意的に受け入れられる。

コートの上から抱き締めておいて
「ちょっと太った?」なんて聞かないで
性格変えた方が良いかもよ
(広瀬香美, 「ゲレンデがとけるほど恋したい」)

まさに局所的な「ブーム到来」である。

2006年02月17日

忙しい時ほど...

余裕を持って(作って)対応しなくてはならない。
一日は誰にでも等しく24時間。

正味2日間で45枚の報告書。まあ、人間、やれば出来るということだ(笑)。

つまり、やらなければずっと出来ないのである。

2006年02月20日

go to Nice

今年最初の海外出張のため、フランスのニースへ。

そう、あの南仏、コートダジュールである。
さすがに海に入る事は出来ないだろうが、日本よりは幾分暖かい気候と、素晴らしい景色、それに実りある議事を期待して飛行の途に着く...瞬間に携帯電話に着信アリ。

出てみると、大学の某教授から研究プロジェクトに関するご質問とご依頼。出国直前に、PCを開いて応対。ふと気づくと出国ギリギリに。慌ててゲートに急ぐ。

今回はANAでフランクフルト、そこからLHに乗換えてニース・コートダジュール空港まで。約半日を掛けた移動となった。飛行機の中では、オリンピック特集とCL特集のNumber、それに東野圭吾の「レイクサイド」を読む他は、ひたすらBOSEのQC2の性能に頼って睡眠。日頃の分を取り戻した。

ニース空港についたのは夜の20時頃。そこからタクシーでホテルまで移動。メルセデスのタクシーは平均速度が130km/hくらいで、非常にスリリング。

明日から天候に恵まれることを祈りたい。

2006年02月21日

Country for Dreaming その1

会議1日目。

いきなり午前中の会議がキャンセルされる。開始は13時から。
これは、これは...いきなり千載一遇のチャンスなのではないだろうか!

という訳で、この日記にも登場回数が多い人生の先輩S氏にお願いして、念願の、本当に夢にまで見た、あのグランプリの舞台であるモナコへ急遽行くこととなった。
というのも、会場となるソフィア-アンティポリスからモナコまでは高速道路を使って約30分程度の距離。「ちょっと見てくる」ことが出来る位置関係なのである。

はやる気持ちを抑えて荷物を片付け、レンタカー(オペルのアストラ)に乗り込み、いざ、A8(高速道路)を東へ。途中から信じられないくらい綺麗な海が目に飛び込んでくる。素晴らしい。イメージしたとおりの南仏、コートダジュール。道路標識には「MONACO」の文字。胸が高鳴る。

A8を出て暫く走ること数分。夢にまで見たモナコが、イメージ通り(TVで見た通り)の姿で目の前に広がる。うっすら涙で視界がにじみそうな感動である。セナが、プロストが、マンセルが、ピケが。それ以前にはグラハム・ヒルやファンマニュエル・ファンジオが駆け抜けた、歴史とロマンとスペクタクルの舞台である。

F1市街地コースを見たい衝動を抑え、まずはモナコマイスターであるS氏(既に3回来たことがある)のお勧めで大公宮殿へ。
ベタな写真で恥ずかしいが、そこからの景色を二枚ほど。

monaco_sea2.jpg
"Invisible"
CONTAX tvs digital
Palais Princier ,Monaco


monaco_sea1.jpg
"Port de Monaco"
CONTAX tvs digital
Palais Princier ,Monaco

Monaco - Country for Dreaming その2

前回からの続き。

大公宮殿からモナコの海岸側の視察を終えた我々は、一路モナコF1コースドライブへ。大公宮殿はモナコF1コースで言うところのラスカスコーナー(いわゆる最終コーナー)側にあるため、ラスカスの脇を掠めてスターティンググリッド方向へ進むこととなる。
ラスカスコーナー、伝説の1992年のセナ vs マンセルのテイル・トゥ・ノーズでのドッグファイトの最後に、マンセルが外側から豪快にかぶせていった映像が鮮やかに蘇る。

ちなみに、F1開催時にはピットになると予想される場所には、ちょっとしたお店が設置されていたが、あれはグランプリウイークには休業なのであろう。

で、憧れのグランプリコースに入った最初の印象は「狭い」。日本で言うところの3ナンバーであれば簡単に対向車線にはみ出してしまうくらいに道路幅が無いのである。スターティンググリッドっぽい白線が引かれている道路を通過しながら、第1コーナーへ。

かなり傾斜がきつい坂道である。1993年にジャンピングスタートによるペナルティからストールしてしまい、周回遅れになってしまったプロストがセナにパスされたあの坂である(微妙に記憶が古い)。

そこからあの有名なカジノの前を通ってミラボーコーナーに繋がるセクション。道路にはF1の歴史を象徴するかのようにゼブラゾーンがある。これだけで少し「ジーン」と来るものがある。

monaco_zebra.jpg
"zebra zone"
CONTAX tvs digital
casino, Monaco


ここで一旦お昼を食べることとなり、カジノの脇にあるテラスで高名なホテル・ド・パリを見ながら昼食。至高の極みである。

その後、再びグランプリコースに戻ることになり、ワールドグランプリの中でも屈指のシーンが眼前に展開されることとなる。

ミラボーからローズ、ポルティエからトンネル

グランプリコースに戻った我々のレンタカーが差し掛かったのは、数々の名シーンを生んだあのミラボーコーナーである。モナコの数少ないオーバーテイクポイントは、TV中継でみるよりも高低差があり、また道幅も信じられないくらい狭い。こんなところで抜きに掛かっていたのだがら、凄い。しかも外側のウオールにはタイヤ痕。この道幅、ぶつかるのもうなずける。

ミラボーを右にパスすると、ローズヘアピン。F1グランプリで一番車速が落ちるコーナーである。

monaco_loews.jpg
"loews"
CONTAX tvs digital
mirabeau-loews, Monaco



ここも高低差がかなり激しく、ブレーキにはかなり厳しいことが実感できる。そもそも、あのF1マシンがこのコーナーをスムーズにパスして(しかも70km/hくらいは出ているのではないだろうか)行くことが信じ難い。

ローズヘアピンを抜けるとセナがマシンを止めた事もあるポルティエコーナー、そしてモナコ名物のトンネルである。

monaco_portier.jpg
"portier"
CONTAX tvs digital
portier, Monaco



monaco_tunnel.jpg
"tunnel"
CONTAX tvs digital
tunnel, Monaco



まさに、まさにTV中継でみたのと同じ映像。気分はオンボードカメラである(ドライバーじゃないところがポイント)。トンネルの中はやっぱり凄い速度感。ここを全開で走り抜けていくという行為は、もはや感動に値する。



monaco_tunnel2.jpg
"inside"
CONTAX tvs digital
tunnel, Monaco



トンネルを抜けると、プールサイドシケインがあるはずだが、これはグランプリウイークで無いので設置されておらず。ただ、脳内ではブレーキングを遅らせたマンセルが直進している図が補完されている(笑)。

その後、タバコ・コーナーを曲がってピット裏となるショートストレートを走った後に、再びラスカスコーナーへ。これで1週である。

全長3.367Kmのグランプリコース。

ああ、生きてて良かったなぁ、としみじみ思う、夢のような体験であった。

この後、会議に遅れないようにするため、マルセイユのタクシー状態でA8を西へ向かったS氏に多謝、多謝。

2006年02月22日

Cannes

本日は会議終了後、カンヌとニースの海岸を見学する事に。

まず向かった映画祭で名高いカンヌは、バカンスで訪れる避暑地のイメージそのままに、綺麗な街並みと高級ブランド店、そして砂浜が続く。

canne_sea.jpg
"Ray"
CONTAX tvs digital
cannes, France


そして、映画祭の会場となる建物の周囲には、有名な俳優・監督等の手形タイルが埋め込まれている。
フランスの名匠もご覧の通り。

luc_besson.jpg
"Le Grand Bleu"
CONTAX tvs digital
cannes, France


しかし、これはどうよ?これがフレンチクオリティなのか?

mickey_canne.jpg
"mickey in cannes"
CONTAX tvs digital
cannes, France

2006年02月23日

marsellie roulette from eze

本日会議最終日。午前中はプレナリ(会議総括と次回会議に関するアナウンスメント)に出席。

次回は米国のフィラデルフィアに。そして次々回が英国のロンドン以外になりそうな雰囲気だった。個人的には"シアターオブドリーム"があるマンチェスターを希望したい。

もしくは、ベルファストかアルスター。

その後、昼食がてらS氏お勧めのニース近傍の鷲巣村(サラセン人の襲撃から身を守る為に断崖や丘の上に立てられている城塞都市のような小さな村)のezeへ。持っていた「るるぶ」の表紙を飾っていたし、S氏のお勧めなのでかなり期待して行ったのだが、その期待以上の素晴らしい雰囲気と景色。
海に面した断崖の山頂に立っているため、村の中は急勾配だが、その苦労を報う見事な風景を望むことが出来る。

eze_sea_small.jpg
"eze"
CONTAX tvs digital
eze, nice/France


素晴らしい地中海を堪能した後、海が見えるezeのレストランでロゼを飲みながらランチ。素晴らしすぎる。と、ここまでで終わっていても十分自慢なのだが(笑)、ここで終わらないのがこの会議のメンバなのである。

「本場のブイヤベース、食べたく無いですか?」

という純粋な(あるいはさらっとした)モチベーションで、マルセイユに行くことが決定。
しかし、マルセイユはニースから200km以上離れているのである。ブイヤベースを食べるためだけにレンタカーで高速道路を200km。感覚的には、東京で会議が終わった後に「鰻でも食べますか?」とかいって浜松に行ってしまう感覚である。ちなみに、同じ会議に出ているフランス人には「馬鹿な真似はやめろ」とやんわりと止められた。

しかも、マルセイユを目指して移動し始めたら携帯にS氏から電話が。取ると、S氏もマルセイユに行こうと思ってるから一緒に行こう、というオファー。さすが、である(笑)。

結局、一旦ホテルでS氏一行と合流し、2台でマルセイユへ。携帯を持っている人間が分乗する作戦に従って、S氏のナビシートに座る。モナコフォーメーション。

途中で給油をはさみ、3時間弱をかけてマルセイユまで一路A8を西へ疾走した。途中、海岸風な景色が段々ごつごつとした岩肌に変わって行く様子が、コートダジュールを抜けて南仏プロバンスに向かう我々の偉業を実感させる。

マルセイユ近傍はかなり渋滞しており、高速道路を降りてから市内に入るまでに多少時間が掛かったものの、無事到着。映画タクシーの舞台ともなったマルセイユは、いかにもフランスという感じの運転と路上駐車、ニースやカンヌとは違うちょっとダークな雰囲気が持ち味。ジダンが育った街である。
少し街中でタクシーごっこ(やみくもに狭い道を走る遊び)をした後、目的のお店に向かう。

S氏お勧めのお店は、路地裏の細い階段を降りていった先にあり、最初はどこにつれていかれるのかと思ったが(誰だってそう思う雰囲気であった)、ついたお店はとても雰囲気の良い綺麗なお店。先に到着していた一行と合流し、念願のブイヤベースを食した。さすが、本場のブイヤベース。美味しい。

1時間くらいの夕食を終え、今度はニースまでの帰り道。往路よりも効率的な経路をS氏が思い出し、30分以上タイムを短縮し、その日の内にホテルに到着。見事荒川の金メダルを見ることが叶った(笑)。

しかし、ブイヤベースのために往復6時間弱。これぞ、ジャパニーズビジネスマンの鑑といえる魂を見た気がする。

2006年03月12日

コートダジュール総括

先月の会議の出張記録を必死にblogにUPしていたここ数週間。
幾つかコメントも頂けた。ありがたい話である。結構、コメントでモチベーションが変わるものであることが最近判明してきた。

ここ数日は、完全に時間を遡っていた...というか、このままでは何時までもリアルタイムに戻ってこれないと思い、一気に実時間性を取り戻すべく、いきなりここで総括である。

久しぶりに、「仕事していて良かった」と思える体験だった(笑)。

会議自体もスムーズに進行したし、実りある出張であった。なんといっても、モナコに行けたし。
あとは、取りためた写真をphoto archivesに反映せねば...

道は長い。

2006年03月13日

西部警察

本日、首都高速を走行中に恐ろしい体験をした。

3号線から環状線に合流しようとすると、パトカーが3台くらいバックミラーに。別に悪いことはしていないけど、何となくやり過ごしてから合流して(笑)回りを見渡すと、明らかに「普通じゃない」黒いセダンと、明らかに「普通じゃない」1BOXのクルマに囲まれている。そして隊列の後ろにはやはりパトカー。

前も後ろも桜田門っぽいクルマの中に、1台の普通車両(オープンカー)。しかも先頭のパトカーはパトランプ点灯中。

まさか粉雪舞う3月の首都高で、懐かしの西部警察のエンディングロール体験をする事になるとは。

2006年03月14日

生活力ゼロ。

自慢ではないが、人からは「ちゃんとした人」に見えるという評価をしばしば頂く。
しかし、実は全然「生活力」が足りず、思わぬ失敗を繰り返すことが実に多い。

何事にもプライオリティをつけて行うことを信条としているのだが(自分で自分のやる事にプライオリティをつける行為こそが自由だと信じている)、それが度を越しているのだ。

具体的には、郵便受けをチェックするという行為がどうにもコストパフォーマンスが悪いように感じてしまい、ついついサボってしまう(生活力マイナス10)。

そう、重々しい書き出しに反し、今回は郵便物を上手く扱えないという地味な話題である。

さて、そうしてある程度インターバルが開いた状態で意を決して郵便受けを開けると、大量の手紙やら請求書やらお知らせやらが入っている。量の多さに「重要な連絡を紙媒体でするというセンスが信じられない(笑)」とか呟きながら、後で確認しようとか勝手に後回しにして(そもそも郵便受けを見ること自体を後回しにしているくせに)、ろくに開封もせずに郵便等を入れる箱にごそっと突っ込む(生活力マイナス20)。

これを3回くらい繰り返すと、水道を止めますよー、とかいうお知らせが(またもやご丁寧に)郵便で来る。郵便で効果が無いんだからメールとかにすれば良いのに、これがまた執拗に郵便で来るのである。
しかもその「お知らせの紙」ではお金を払うことが出来ないという不合理!鬼のような郵便の山から該当する払い込み用紙を探さなければならないのである。素直にお知らせの紙に払い込み用紙を付けてくれれば良いのに、何故かそれは無いのである。

という訳で、1時間くらい郵便の山と格闘し、やっと発見してこの文章を書いているのだが、さすがに今回は銀行振り込みにしてみようかな、と思ったりした。でもきっと、それもプライオリティ的に低いので同じ事を繰り返すに違いない(笑)。

そういう不便さを選択しているのだから、自業自得な気もするが、料金の支払いに関する連絡は全部電子メールでくれるようにならないだろうか。それならその場でインターネットを使って払うから、払い忘れが無くなって嬉しい。

白い方が

ガスパールだと思ってた。

2006年03月16日

New vehicle! - ecology -

といっても、クルマを買い換えたのではない。
ついに、待ちに待った新型実験用備品が到着。

自動車とインターネットというキーワードに相応しく、車両型であるが、登録をしていないため、部品扱いである。地球に優しく、という訳では無いのだが、実験のしやすさと手軽さから今回は電気自動車。ちょっと未来を感じる(笑)。

なかなか可愛い外見と、カートのようなダイレクトな乗り味は、なかなか好ましい。これで何時でもお客さんに見せられるデモ環境と、学生が楽しくなるようなアプリケーション開発テストベットを作るのが夢。

でもその前に年度末の業務を片付けねば...

coms.jpg
"New Vehicle"
CONTAX U4R
fujisawa, kanagawa/Japan

2006年03月17日

春の風

通勤路が桜並木であることは以前にも書いてあるが、その桜並木がそろそろ芽吹きそうである。

風も春らしい雰囲気(あえて言うなら匂い)になってきたし、またあのピンクのカーテンの中を通勤するシーズンが到来しそうだ。
オープンカーの屋根を開けてお気に入りの音楽を聴きながら、桜を空気と匂いで感じる。一年間にそう何回も屋根を開けて走るわけではないが、やはりこの季節はオープンカーに乗っていて良かったな、と思う。

ちなみに、今日のBGMはJAMの「KYOTO」。桜を感じさせる一曲。

2006年03月19日

フィルタ

blogに自分でコメントをつけたら、迷惑コメントに分類された。

正直ちょっと落ち込んだ。
頑張れ、MOVABLE TYPE!

2006年03月21日

Ace in the hole

WBCで日本が優勝。素晴らしい。

「孤高」のイメージが強かったイチローが、感情をあらわにしながら、全力で勝利に向かって突き進んでいたのが印象深い。しかもきちんとチャンスで打つのがカッコイイ。決勝9回、絶対に点が欲しいところで綺麗にライト方向に打つ、打てることが真の一流を感じさせた。

他の選手達も本当に素晴らしいプレーをしていたと思う。
スポーツはやっぱり面白い。応援しているチームが勝ったのだから、なおさらだ。

ティファニー製のトロフィーを、是非見てみたいものである。

2006年03月23日

Time in Thy Flight

めっきり物欲が盛り上がっている。

大きなものは買って無いのだが、シャツやニットやらジーンズやらスニーカーやら、こまごまとしたものをやたらと買っている(ような気がする)。

きっと春だからだ。

と自分を納得させようと思うのだが、どう考えても迷彩柄のヘッドフォンは春が理由では無い気がする。
で、ヘッドフォンを買うと一緒に持ち歩くプレイヤも欲しくなるわけで...

ちなみに、ヘッドフォンは室内で使おうと思って買ったものだ(笑)。

2006年03月27日

Ray

年度末最終週。ここで片付けなければいけない事項が多く、ついつい息をするのを忘れてしまうほどだ(笑)。

しかし、週末からの天候からか桜も咲き始め、確実に春を感じることが出来る。気候が暖かくなると何となく生産的な活動がしたくなるのは、DNAレベルの記憶なのだろうか?といっても、やっている事はそんなに生産的ではなく、ただ目の前の壁を越えるのみなのだが。

一般的に、年齢を重ねれば重ねるほど、自分の力だけでは出来ない計画を立案する傾向が強くなる。悪いことではない。しかし、計画を立案することに夢中になるあまり、何故計画を立案しなくてはいけなかったのか、その目的、問題点から目を背けて議論に白熱してしまう人が多い。世の中の会議のほとんどは、この目的から目を背ける行為であるように感じる。無駄が多い。

本当にそれはやるべき事なのか?得られる結果は目的に沿ったものなのか?

常に問いかける行為こそが貴重である。
もっとシンプルに。もっとまっすぐに。

eze_wall.jpg
"Ray"
CONTAX tvs digital
eze, Nice/France

2006年03月28日

ハチクロ

喜ばしいニュース。
ハチミツとクローバーのアニメの続編が製作されるらしい。

前回からの続きとなるようなので、青春スーツを再装着した野宮さんが動く様子に注目。
個人的にはオープニングは「ドラマチック」のままにして頂きたい。

2006年03月30日

The end of works

永遠に続くかと思われたデモ準備 & 本番も、何とか無事に終了。

「終わりよければすべて良し」というわけではないが、まずまず満足のいくものになったと思う。プレイヤが多く、考え方も目指すものも違うグループが、ひとつのものを作り上げるのは容易な事ではない。
関わったすべての人間の努力に敬意を評します。

T君、最後まで良く頑張った。少しは大人になったかな。

2006年04月01日

Number WBC特集

表紙からイチロー。かなりカッコいい。

巻頭のイチローの独占インタビューがとにかく秀逸。背番号51の決意と達成感がじわじわと伝わってくる。

「終わったあとの日の丸は、僕が持つしか絵にならないだろうと思っていたので(笑)、願ったり叶ったりでした。」

写真も素晴らしい。ぜひ手にとって確認して頂きたい。

2006年04月03日

衝撃の事実(ご迷惑をおかけしました。)

新年度が始まった。なんとなく気分一新だが、blogのデザインを変えたりはしない(笑)。

先ほど、尊敬してやまないI先輩より、「最近blogにコメントしても反映されません。やっぱり、嫌われてるんですか?」というやんわりとした風説をほのかに頂いた。

「最近、コメント少ないなぁ。やっぱり人徳が無いからかなぁ。」と思い悩んでいた矢先だったので、「まさか」と思ってMOVABLE TYPEをチェックしたところ、皆様から頂いているコメントがフィルタされているではないですか。

そう。先日施したコメントフィルタの設定が冴えなかったのだ(じゃーん)。
先ほど、設定を修正し、頂いていたコメントが適切に表示されるようにしました。

コメントを寄せてくださった皆様、ありがとうございます。本当に励みになります。頂いたコメントへの返信も随時行っていきたいと思いますので、今後ともご愛顧のほどを。

しかし言われるまでまったく気づかなかった。恐るべし、年度末。

2006年04月05日

手段の為には目的を選ばない。

余裕を失うことほど、幸せなことは、人間にはないだろう。
(森博嗣, 「数奇にして模型」)

だいたい、人生において往々にして形から入るタイプの人間である。
先日、ipod nanoを購入したのも、たまたまapple storeで見たpaul smithのケースが可愛くて、それが欲しかったから。

で、本体を買ってから気づくのである。ケースが品切れであることに。手元に届くまでに5週間くらいかかるらしい。思わず違うケースを買ってしまう。

起源は忘却され 伝統の手法だけが取り残される
(森博嗣, 「笑わない数学者」)

もう少し計画的に生きないといけないのでは、と思う新年度。

2006年04月07日

F1のルール

長きに渡ってF1を牛耳って来たバーニー・エクレストンも、75歳にってついにその権力を手放すような風潮である。ギルド制が引かれ、莫大な分配金配布のルールなど、すべてが極秘となっていた体質が変わるのだろうか?

しかし、また一人F1のキーパーソンが消えてしまうのも少し寂しい感じだ。

「紳士は前夜の出来事と、金のことは言わないものだ。」

ほんと、豪快だなぁ(笑)。

HMVって誰の声だか知ってます?

CDショップのHMV。HMVって「His Master's Voice」の略なんですが(ここまででプチ知識)、その彼とは誰か知ってました?

答えはニッパー君です。ニッパー君はEMI(HMVの親企業)、日本ではビクターのトレードマークである例の蓄音機に耳を傾けている彼である。

じゃあ、その彼の主人とは誰か?

風景画家だったヘンリーである。ヘンリーが亡くなった後、彼の声を出す機械を不思議そうに見つめるニッパー君を弟だが甥だかの画家が書いたのが、あの有名な絵なわけである。

したがって、HMVはヘンリーの声なんだけど、そんなこと知らなくてもCDは買えるのです。

2006年04月09日

ニンテンドー世代

前々から注目していたTV番組がある。

「ゲームセンターCX」というニンテンドー世代には堪らない番組だが、(おそらく)マイナーであろう。
内容は、よいこの有野(課長代理)が、ファミコンの過去の名作(迷作)ゲームを、ひたすら、一途にクリアするというほとんどドキュメンタリーといっても良い番組。これのDVDが出ているのは知っていたのだが、購入をなかなか決断できなかった。しかし、知人の日記を見てついに購入決意。

面白すぎる。

「ゲームしてるだけ」と言えばそうなのだが、何せ過去のゲーム。操作性が冴えなかったり、ゲームバランスが狂気じみていたりと、そう簡単にクリアできるものではないのだ。それを大の大人が必死に攻略していく様子は見ていて好感が持てる。

しかも、製作サイドのあふれんばかりのゲームへの愛と、妙な一体感が堪らなく面白い。有野(課長代理)自体はとりたててゲームが上手いわけでもなく、ただのゲーム好きなのだが、たまに凄い奇跡を起こしたりする。あと、妙に細かい作業(すり足で微妙にキャラを動かす)とかは上手かったりする。

で、AD。皆ゲーム上手(で、ちょっとイケメン)。攻略ではまると「一機やらしてもらって良いですか?」とADが声をかけ、有野と協力してゲームを進めていく感じがノスタルジィを感じさせる。ボスの前でポーズをかけてコントローラを有野に渡すところとかちょっとかっこいい。

DVDには番組内でもトップクラスの面白さの回が収録されている。中でもお勧めは「プリンスオブペルシャ」。奇跡的なプレイの後の凡ミスに、スタッフ全員がため息を打つ雰囲気なんて、もう神の領域である。

大の大人が真剣にファミコンに打ち込む姿。20時間近くかけて不可能に思われるステージを攻略していく様子。ただゲームをしているだけの有野が、とってもかっこ良く見えてくるから不思議。

ニンテンドー世代必見のDVD。

2006年04月10日

姉の愛

土曜日の朝に携帯電話が鳴った。
名前を見ると電話の相手は姉であった。眠くて死にそうだったが、とりあえず電話に出てみる。

曰く、「ニンテンドーDSライト白二つ買って今郵送したから!!」

聞けば姉、この前の木曜日にした兄弟の電話にて行われた以下の会話:

「都内では(横浜でも)DSは売ってないよ。」
「この前こっちではDS青は売ってたよ。でも私は白が欲しいから買わなかった。」
「マジで!色は関係ないから欲しかったよ。まあ、でも欲しいのは白だけどさ。」

これを受けて、なんと休みの日の朝8時から近所のトイザラスに旦那様と共に並んでくれたらしい。しかも、「できれば二つ欲しいなぁ」という弟の発言を受け、お一人様一個のDSを自分の分と合わせて三個買うために旦那様と二個GETした後に、髪型、マフラー、コートを替えて、つまり変装して単身二回並んでくれたらしい。まずそこで変装するという発想自体が面白すぎる。さすが幼稚園教諭。発想が柔軟だ。

しかし、話自体は感動的な上に変装のくだりが爆発的に面白かったものの、こっちはまだ寝起きでリアクションはいまいち。土曜の朝から「欲しかったら努力しなさい」という哲学的な叱咤を受けてしまった(笑)。

ありがとう、姉。脳の若返りにいそしみます。
#ちなみに姉の脳年齢は23歳らしい。やる必要ないのでは...恐るべし、幼稚園教諭。

2006年04月11日

脳年齢

計算20問ならまだいけるらしいこと判明。

nintendo.jpg

2006年04月12日

桜迷彩

大学院棟の駐車場には大きな桜が何本も植えられていて、それはそれは美しい。
しかし、この時期に桜の木の下に駐車していると、帰る頃には車はすっかり桜の花弁に覆われ、桜迷彩状態になってしまうのだ。

晴れている時は走り出すと一瞬周りがピンクになって綺麗でおしまい、なのだが、雨が降っている場合、この迷彩が非常に長持ちするわけで...

今、都内の駐車場でやたら目立つ車になっている(迷彩効果-20%)。

2006年04月14日

ゲームセンターCX DVD vol.2

6月に発売するらしい!

なんてタイムリー。絶対買う(笑)。

2006年04月17日

F.S.S.の新刊

連載開始から20年が経過しているという「The Five Star Stories」の最新刊である12巻が出た。
毎回楽しみに読んでいるこの作品。

しかし、これも毎回のことだが、1回読んでも意味が分からない(笑)。

とりあえず、前の巻を引っ張り出してきて、再読してからもう一度12巻を読む。それでも、やっぱり分からないことが多い。登場人物が多い上に呼び方も所属も複数あったりするので、ちゃんと理解するのはかなり難しい。

それでも、やっぱり、面白いので頑張って勉強するのである。うーん、誰か解説して欲しい。ワスチャって偉いんだっけ(笑)?

2006年04月19日

new balance 1400

先日、初めてnew balanceのスニーカを買ってみた。ユナイテッドアローズで買ったダークブラウンのレザーの1400。

想像以上に履きやすく、お気に入り。さすが教授が選んだ品だ。

しかし家の玄関には靴があふれている。帰宅すると毎日ホームパーティ開催中のような状況。でも、新しいのが欲しくなるのだ。復刻したエアマックス95とか、気になるなぁ...

ETC

自慢ではないが、車にITS関係の装備は何もついていない。昨年まで乗っていた車にはABSもエアバックもついていなかった。走行に必要ない装備は極力省く方針なのである。

したがって、カーナビもETCもついていなかったのだが、某H君からの有形無形の強烈なプレッシャーによって、ついにETCを導入することとなった。

ETC。確かに便利そうだし、割引とかもあって嬉しいのだが、どういう情報が路車間で流れてるかがいまいち不明で納得がいかないのである。高速に乗るときと出るときでカードを変えていたら動作するの?とか、機器認証って本当に車載器の正当性を確認してるだけなの?(本当は所有者情報確認してるんじゃないの)とか、なんとなく漠然と不安がある。

別に悪いことしているわけではないので良いのだが、電波は目に見えないだけに、知らないうちに通信が行われている(可能性がある)デバイスはなんとなく気持ちが悪い。

便利さと引き換えに何かを失うのだとは思うのだが...

2006年04月21日

The Fire Balloons

久々に遠方より来た友達(賢者ではないが)のための飲み会、というか同窓会のようなものが開催された。とてもおめでたい話もあり、すばらしい。これは祝わずにはいられない。

うん。ここまでは良いお話だ。心温まる。

しかも、そこから23時過ぎにホテルに電話を掛けて部屋を予約し、朝まで飲み会なんて、「さすが皆、大人になったなぁ」的な、感慨にも浸れる。

が、せっかくホテルをとったにも関わらず、朝まで寝ないで飲み続け、しかも朝5時にラーメン食べに行くってどうよ?食べ終わった後に太陽がまぶしいって...どうなの?
山崎まさよしもびっくりな桜木町の明け方。

みんな"大人こども"だ。
実に元気、自由、快活。次回は今回の教訓を踏まえ、あらかじめホテルも予約しておこう(笑)。良い大人なんだからさ。

2006年04月24日

それでもF1は続いて行く訳です。

久々にF1について。

2006年のF1第4戦、サンマリノGPがイモラで行われ、その予選でシューマッハがポールポジションを獲得。歴代ポールポジション獲得数66回の新記録となった。これまでの記録は、故アイルトン・セナの65回。

F1を見始めてからもう20年近くになるが、この間に「もう破られることは無いであろう不滅の大記録」と言われていたものはことごとく更新されて来た。ファン・マニュエル・ファンジオのワールドチャンピオン5回、アラン・プロストの優勝回数51回、同じくアラン・プロストのファステストラップ41回。その全てがシューマッハに破られている記録である。出走数の問題(年間グランプリ数)もあるが、彼が超一流の、そして偉大なドライバーであることは疑いも無い。

それでも、セナの記録であるポールポジションが更新されたことは感慨深い。この記録、個人的には破られて欲しくなかったものではあるが、F1は続いているのだからしょうがない。しかもそれが成されたのがセナが生涯を終えたイモラということも強く印象に残った。

シューマッハも、追いかけ続け、並びかけるも抜くことが出来なかったドライバーに近づいたと思えたのではないだろうか。優勝回数でセナに並んだグランプリのインタビューで見せたシューマッハの涙は忘れられない。

やっぱり、F1はその歴史、記憶の点でも、最高峰のレースであることは疑いの余地は無い。

2006年04月25日

一年の抱負。

ついに、20代最後の一年に突入。

最近は目先の作業や業務にのめりこんでしまって、夢や理想を忘れがちになっている。もっと先を見る目と、手の届く範囲のことをきちんとこなしていく手の両立が必要。

とりあえずこの1年は、心安らかに暮らすことを目標にしよう。慌てたり、いらいらしない。そのためには、余裕を持った生活(計画)が重要だ。安全マージンをきっちりとって...まずは早起きかな(笑)。
#どう考えても29歳、社会人の抱負では無い。

2006年04月26日

SPY

本日の教訓。

「どこで誰が見ているか分からない。常に緊張感を持って生活しよう。」

いや、本当に、怖いなぁ(笑)。

2006年04月29日

It represents me.

年に一回の進捗報告会。
一年を悔い改め、明日から生まれ変わろうと星に誓うのであった。

朝9時から始まって、終わるのが24時過ぎの予定ってどうよ(笑)。
一番必要なのは、体力だ。

2006年05月11日

Philadelphia総括

今回の出張は米国の古都、フィラデルフィア。
火曜日に日本を出て、火曜日に到着。東海岸なのでフライト時間がやたらに長い。途中シカゴ経由だったので、シカゴの空港でお約束のマクドナルドを食べ、フィラデルフィアへ向かった。金曜日にサンフランシスコまで戻ってそこで一泊し、次の日の朝に日本まで帰るという日程である。

今回も人生の先輩であるS氏の助言を受け、ハイアットに宿泊。街の中心からはやや外れているものの、部屋も綺麗だし周囲も綺麗で満足のいく滞在。窓からは河と鉄橋を望むことが出来た(部屋は21階)。

phi_bridge.jpg
"in Philadelphia"
CONTAX tvs digital
Philadelphia, Pennysylvania/US



街は歴史的な建造物と近代的なビルが調和しており、なかなか綺麗。来るまでまったく知らなかったが、全米第5位の都市とのこと。立派なはずである。

phi_city.jpg
"Philadelphia city"
CONTAX tvs digital
Philadelphia, Pennysylvania/US

2006年05月22日

振り返って...

米国から帰ってきて、一週間ほど体調不良を抱えていた。思うに、philadelphiaで食べたフィリーズチーズステーキなるチーズバーガーの友達のような食べ物のあまりの量に体が悲鳴を上げたように思う。まあ、本当の理由はUAの機内が異常に寒い事だと分析しているが。

先週はローギアで生活していたため、おかげさまで何とか持ち直してきた。
撮って来た写真もあまり整理していなかったので、とりあえず貼り付けてみる。これが「リバティーベル」なるものらしい。

phi_ring.jpg
"Ring"
CONTAX tvs digital
Philadelphia, Pennysylvania/US

ゆず電視台

昨日深夜に(日付は既に今日だったが)TVを見ていたら、「ゆず電視台?SELFPRODUCE MUSIC TV?」という番組の再放送をしていた。
「ゆず」の二人がワゴン車(「サヨナラバス」という名前だった)に乗ってゆかりの地を巡り、そこここで路上ライブを敢行する姿を、自分たちでハンディカムで撮影するという内容。ギターでの弾き語りなので歌がごまかしが聞かないが、そこはさすが路上出身の二人。見事なハーモニー。職人、岩沢君の美声も健在。ちゃんとギターも弾いてあれだけ歌い、かつハーモニカまで演奏するのだから大変だ(笑)。

横浜国際競技場では「栄光の架け橋」を歌っていた。昨年の夏にライブを思い出す。
あれは良かった。夏っぽかった(笑)。

当然、ハンディで撮影しているため、歌うときは事前にアングルを確認し(主に北川君担当)固定を行った後に歌うのだが、その過程も実に微笑ましい。地元の坂で「夏色」を小さい声で歌ったりするところが、たぶんファンにはたまらないポイント。最後に「桜木町」を桜木町で歌っていた。いつもの風景で普通に二人が歌っているのが逆に新鮮。

今度の休みは岡村町巡りでもしてみようか、という気分になった。

2006年05月24日

ゆらりんスカート

女性雑誌に使われているフレーズはかなり面白い。

個人的には「Cancam(キャンキャン)」がかなりヒットである。エビちゃんがこれほど人気になる前から注目していた。着まわし1ヶ月CD(コーディネート)とか、もう破壊的な面白さである。だいたい1ヶ月くらいの洋服コーディネートが物語風に書いてあるのだが、その物語がかなり秀逸。何となく例を書くとこんな感じである。

「ケンが最近忙しくてすれ違いが多い。気分転換にユカリの友達の医者の卵とお食事会。うわー、こんな世界もあるんだ?これって合コン?いやいや、社会勉強です。」

絶対合コンだ、それ(笑)。

で、そういうコーディネートの横に「絶対欲しい、ゆらりんスカート!」とか「この夏は"ふわミニ"の予感」といった謎のキャッチコピーがついているのである。そして都内で電車に乗ると、一両につき平均二名くらいエビちゃん風の女性がいたりするから、なかなか侮れない。

今日見た雑誌の広告で気になったのは「シンプリティ(シンプル・プリティらしい)」と「プリンセス通勤(オフピークに可愛い服を着て通勤することか?)」なるもの。
なかなかに、奥が深い。

2006年05月25日

サプリが月9...

「仕事はご飯、恋愛は補助食品(サプリ)」

何度もこのblogで取り上げている、おかざき真里氏の漫画「サプリ」がドラマ化されるらしい。しかも月9である。主演は伊藤美咲。

...ちょっと方向性が違うのではないだろうか?

で、伊藤美咲演じる藤井ミナミが好きになるのは...年下のアルバイト!!で、そのアルバイトを演じるのが...亀梨和也。「彼女が死んじゃった。」のドラマ化に続き、ジャニーズである。

おいおい、だいぶ方向性が変わってきたぞ...

大丈夫かなぁ。おかざき真里氏の漫画の持つ世界感とか、メッセージとか、ちゃんと出てくるのだろうか。唯一の救いはミナミの上司役が佐藤浩市という比較的"硬い"配置であろう。

"化粧品とか 服とか流行とかおいしいものとか
武器はいっぱい揃ってるのに いっぱいあるのに
たったひとつ 持っていないもの
かわい気"

出来ることは、ただ、祈るのみか(苦笑)。

2006年05月27日

「ふがいないや」

「ハチミツとクローバー2」のオープニングが、前回に引き続きYUKIに決定。タイトルは「ふがいないや」。

「(ハチクロに登場する)彼らの走り続けるリズムと切羽詰まった感じを、ギターとピアノで表現しました。出来上がりを聴いて、泣きました」(YUKIのコメント、スポーツ報知より)

かなり期待できそうだ。エンディングも前回と同じくスネオヘアー。双方とも羽海野チカ氏のリクエストとのこと。6月29日の再開が待ち遠しい。
いよいよだ。

2006年05月30日

スーツ。

今日は理由あってスーツ。

何故かスーツの方が私服よりも着るのが早い。選択肢が限られるという条件も影響しているとは思うが、やはり1年間の修行の賜物か。
ネクタイはセミウインザーノットで細く絞り込み、ディンプルを一つ作るのが好み。

ネクタイを締めると何故か心も引き締まる。戦闘準備、ということなのだろうか。
たまには、悪くない。

2006年06月03日

日本代表 魂をドイツへ

大好きな雑誌「Number」がW杯へ向けて臨時増刊モードに突入。

今回の表紙は、中田英寿と三浦和良のツーショット。今回の目玉は、この日本のスーパースターの特別対談。さすがNumber、絶妙な選択。

あと1週間でついに開幕するワールドカップ。日本代表は3度目の参加となる。予選リーグから厳しくない戦いは無いだろうが、とにかく、良いサッカーをして欲しい。
勝ち点6を目指しつつ、4以上を確保できるような3戦を通じた試合運びを期待したい。いざとなったら、ジーコがフリーキックを蹴る方向で(笑)。
またしばらく、眠れぬ日々が続きそうだ。

2006年06月06日

地下鉄。

6月になり、クールビズという訳ではないが半袖を着るようになった。徒歩で歩くにはちょうど良い気候。

しかし、都内の電車に乗ると状況は一変。寒すぎるのである。冷房が効きすぎている。
スーツを基本に温度を設定しているのは分かるのだが、クールビズで地球温暖化対策だと言っているのは何なのだろうか?間違いなく、クールビズの人は体調を崩す設定になっている。

女性とか、薄着でゆらりんスカートの人とかが多いのだが、絶対に寒いに違いない。

都内に電車で来ると、冷房ですっかりやられており、外に出た際の温度の激しさで体がだるくなる。何とかならないものだろうか...

2006年06月10日

時差調整。

起きたら夕方だった。

欧州開催のW杯への完璧な時差調整(笑)。

2006年06月13日

頑張れ、日本代表。

正直、本当に悔しいが、きっと戦っていた代表選手の方がもっと悔しいに違いない。

W杯の予選リーグはあと2戦ある。
まだ振り返って非難するには早すぎる。
難しいとは思うが、気持ちを切り替えて、次の試合こそ勝利目指して頑張って欲しい。

#しかし、ヒディングのチームはなんでいつもあんなに走れるのだろう...

大会を見ていて思うことは、強国は「決定的なチャンスに、きちんと点を取る」という事が徹底されているということ。
90分間、難しいプレーをしているわけではなく、ゴールが入る(簡単に得点できる)形を1回か2回ちゃんと作り、ミス無く得点をしているという印象が強い。
そして、初戦ということもあるだろうが、かなり慎重に試合をコントロールしてリードを守りきって勝っている。

柳沢のW杯でのゴールが見たいなぁ...
次こそ、期待。

2006年06月20日

大人になりましょう。

先週は父の還暦のお祝いを、尊敬する姉夫婦と共にしたことに始まり、大学の同期のお宅訪問で終わった。

還暦のお祝いはとても喜んでもらえたようで何よりである。
父も60歳。そりゃあ、ちょっとした運動で息切れもするというものだ(笑)。そろそろ健康とかに真剣に気を使わなければなるまい。

同期のお宅訪問は、我が友S氏の子供を観察することが主目的。いやあ、小さい(笑)。そして6ヶ月でも驚くべき成長だ。なかなか6ヶ月では、ここまで多様な反応をする自律的なプログラムは作れない。DNAって凄い。

秋にはさらに、別の同期M氏にも子供(MMJと勝手に命名)が出来るとの報告を受けている。

いやぁ、大人にならなければ(笑)。

ついでに、懐かしいM氏の結婚式の写真を。光源とコントラストが好みの一枚。ブーケへの光も狙って。

g_hyatt.jpg
"Friend's wedding"
CONTAX U4R
Grand Hyatt, roppongi/Japan

2006年06月22日

「マングース」来ました。

「のだめカンタービレ」の最新刊である15巻は、限定生産で"あの"マングースのマスコットがついているバージョンがある。あのマングースで死にそうに笑った覚えがあったため、迷うことなく予約。

そして、ついに届いた。あのマングースが。このマングース、ただのマングースではない(ただのマングース、というものを実は良く知らないのだが)。

お腹を押すと「ぎゃぼっ」と鳴くのだ。電池駆動で思いのほか元気に「ぎゃぼっ!」と鳴く。ちょっとハマる。

しかし、leicaで撮った写真で最初に掲載するのが、このマングースとは...さすがに良く撮れてるが、宝の持ち腐れ感が否めないのは事実...

mongoose.jpg
"mongoose"
Leica C-LUX1
aobadai, Yokohama/Japan

DB移行

なんだかんだと言いながら、細々と続いているこのblog。
そろそろエントリも増えてきて、再構築にも時間がかかるようになってきたので、デフォルトのバークレーDBからMySQLに移行することに決心した。

で、何のかんのと悪戦苦闘しながら(正確には識者と有能な後輩の力によって)MySQLのDBを用意して、いざ移行しようとしたところ、これがまた上手くいかない(笑)。
というか、移行用のプログラム「mt-db2sql.cgi」は正常に動作しているように見えるのだが、動かしたら最後、もうこのblogを管理しているプログラム「MOVABLE TYPE」にログイン出来なくなってしまうのだ。
実に冴えない(笑)。

この移行に関しては、書籍やWEBページから収集した情報を元に、次のステップを経て行っていた。

0.blogのディレクトリをバックアップ(超重要!!!)
1.MySQLのデータベースを用意
2.blogディレクトリにある「mt-config.cgi」の中身を修正

具体的には、下記のmysqlに対応する部分のコメントアウトをはずし、1.で作成したDBの情報を適宜書き込む
# ObjectDriver DBI::mysql
# Database
# DBUser
# DBPassword
# DBHost localhost

次に、バークレイDB用の以下の設定をコメントアウト
# DataSource /path/to/database/directory

3.修正した「mt-config.cgi」をセーブし、WEBブラウザから「mt-db2sql.cgi」を実行

これを行うとDBが移行されるはずなのだが、画面には1瞬にして「移行成功しました!」っていうcgiのメッセージが出る。早すぎ。絶対、嘘。で、案の定、ぜんぜん出来てない。
とりあえず失敗するとログインできない状態になって、自分のblogなのに何も出来なくなるので、バックアップを復元。それを3回くらい繰り返す。

MySQLのデータベースを見てもぜんぜん中身が入っていないので、明らかに「mt-db2sql.cgi」が上手く機能していないように思う。で、忙しい中blog神である後輩B氏を捕まえ、色々と教えを請うたものの、cgiが冴えないことが浮き彫りになってくる。「MOVABLE TYPE」のバージョンも最新のものにしたりしたのだが、やはり結果は同じ。むむー。

その後、色々とcgiとかを見ていたら、ふと閃く。

db2sql.cgiはmt-config.cgiを見て動作している以上、バークレーDBの方をコメントアウトして動かしたら、元になるDBが分からないのでは...

半信半疑で、DBの設定をMySQL、バークレーDBの両方のコメントアウトをはずした状態でdb2sql.cgiを動かしてみる...あ、凄い時間掛かってる...あ、出来た!

というわけで、2時間以上の格闘の結果、無事にこのblogのDBはMySQLに移行完了。手伝ってくれたR氏、B氏には感謝感激である。多謝、多謝。

しかし、きっとこのblogをご覧になっている人達には何の影響も無いに違いない(笑)。
これを機会に、デザインとかを変えてみたりもしないのである。

2006年06月23日

悔しい!

ワールドカップ、本当に悔しい!

玉田のゴールは素晴らしかったし、日本は善戦していたかもしれない。でも、悔しい!

前半ロスタイムの失点が悔やまれるが、あれはブラジルの実力。ラッキーシュートでも何でもなく、単に決定的なチャンスを数多く作り出し、冷静にシュートを打つという反復が生んだゴールだ。あれだけの能力と経験を持つ選手たちが、焦らず、あれほど実直にプレーしているのだからゴールは生まれるのだ。確かに点の取られ方は悪かったが、必然であろう。

ジュニーニョのミドルは凄かったし、GK川口も集中してプレーしていたと思う。選手の動き、試合運びは、ずっと押されていたにも関わらず、3試合の中で一番良かったと思う。
でも、悔しい!

頑張るだけじゃ、駄目なんだ。スポーツは色々なことを教えてくれる。

2006年06月27日

ローマイヤー先輩。

すごい!ローマイヤー先輩。

お中元に欲しい(笑)。

2006年06月29日

「ドラマチック」を聞いて。

先週末は、ビーチサンダルを2つと、ビルケンのサンダルを買った。ビーチサンダルはW杯仕様で、出場国にちなんだデザインになっている。どれも秀逸で迷ったが、「アルゼンチン」と「イングランド」をセレクト。
「サンダルの夏」、到来の予感。

今日はびっくりするくらい夏の空であった。
ロケットサマー。

夕方、たまたまお仕事の関係で大学に来ていた同期のO氏と車の屋根を開けてドライブ。風も日差しも完璧な夏、であった。

後は今夜に備え、「ドラマチック」を聞いて逸る心を抑えている。
「ふがいないや。」

2006年06月30日

ハチクロII

待ちに待った「ハチミツとクローバー」の続編。

家のTVが地デジになってから初のハチクロだったので、画像の綺麗さに圧倒される。さすがハイビジョン。真山が山田さんをおぶって帰るシーンの、

「・・・真山・・・好き!」
「・・・うん。」

は、何度見てもじーんと来る。名シーン。

ちなみに、一番のお気に入りは、野宮さんの

「走るよ。」

って台詞。ふと気づいたら、何度も練習している自分がいた。
いつか役に立つ日が来るだろうか...

2006年07月04日

昼間の電車

この時期の、天気が良い日の昼近くに乗る電車は、なんであんなにゆっくりとした時間が流れているのだろうか。

絶妙な振動と、程よい温度と、適度な騒音で、結果的にものすごく眠くなる。
何となく、夏休みっぽい気分。
あくまで、気分だけだが。

2006年07月05日

デルピエロゾーン

見事な一撃。

ゴールに向かって、ペナルティエリア左隅45度。最も得意とする"聖域"。

途中出場の彼は、その聖域に向かって疾走した。追い掛けるように届くボール。至宝と謳われた右足を一閃させると、見事にコントロールされたボールはゴールキーパーを避けるように優美な曲線を描き、ゴールネットに吸い込まれていった。

まさに、デルピエロ・ゾーン。彼らしい、ファンタジーアらしいプレー。

2006年07月07日

「ハチミツとコーヒー」

先日、頂き物のコーヒー専用ハチミツなるものに挑戦。
研究室でコーヒーを淹れ、いざボトルを開封、というところでスプーンが無いのに気づく。
慌ててスプーンを持っていそうな人を探し、優秀な後輩F氏のご好意でスプーンを貸してもらう。

で、ホットコーヒーにハチミツをいれて混ぜること数回。
甘すぎず、コーヒーの味も損なうことなく、ほっとするマイルドな口当たりになりました。
美味、美味。
#使っているコーヒーカップもさりげなくアピール。セナはGY250勝のメモリアルウィナです。

hacci.jpg
"honey and coffee"
Leica C-LUX1
fujisawa, Kanagawa/Japan

2006年07月10日

ラスト・ダンス

ワールドカップ決勝戦。

1ヶ月に渡って続いた戦いの総決算。堅守を誇るイタリアと、同じく堅守で、かつ英雄のラストダンスを盛り上げるために結束したフランスのぶつかり合い。

早い段階で双方に点が入ったものの、やはり負けたくないという想いが強くなり、力も拮抗している場合にはこのような膠着状態に陥ってしまうのはやむ終えない。

フランスの英雄、ジネディーヌ・ジダンのラストダンスは、時に全盛期を感じさせるきらめきはあったものの、お互いの良さをつぶしあうような状況ではなかなか持ち味を発揮できない。カンナバロを中心としたイタリアの守備は最後の突破を許さない。イタリアの攻撃も、決定打を欠いたまま。リッピの勝負を賭けた大胆な采配も十分な効果を発揮せず。

そして迎えた延長。ジダンの鮮やかなヘディングは、名手ブフォンにより間一髪のセーブに。ただ、フランスの方が得点に、優勝に近いのではないかと予感させた。

しかし、その後、英雄の、英雄にはあまりに似つかわしくない行為により、そのラストダンスはあまりにあっけない幕切れを迎えてしまう。
きっと何か駆け引きがあったのだろう。しかし、ワールドカップの決勝戦という状況で、彼のようなキャリアを持つ選手が、あのような行為をしてしまったのは残念。実に、惜しい。

それもサッカーだ、という意見もあるだろうが、サッカーは路地裏の格闘技では無く、ルールが伴ったスポーツなのだ。何億人もの人間が見守る試合での行為。主審の判断は間違ってはいないだろう。

その後、フランスは見違えるような動きを見せたが、最後はPK戦にもつれ込み、僅差でイタリアが勝利した。4回目の戴冠。リッピは全てのビックタイトルを手に入れ、イタリアの至宝も勝利の瞬間恩師と共にピッチに立っていた。

素晴らしい優勝だったが、やはり後味の悪さも残る。
"負ける時には美しく"というクライフの言葉を思い出した。

2006年07月11日

ナツイチ

集英社の夏の文庫キャンペーン、「ナツイチ」。

広報の見事な戦略により、おみくじ形式のブックマークを収集することに。結果、見事に目的を達成。
でも、もったいなくて使え無そう。もう1セット手に入れるために、集英社文庫を頑張って読まなくちゃ(笑)。
素晴らしい活躍を見せたE氏に多謝、多謝。

natsuichi.jpg
"natsuichi"
LEICA C-LUX1
aobadai, Yokohama/Japan

2006年07月12日

こんな時こそ、深呼吸。

ここのところ、実に心が狭い。
余裕が無いのである。やらなければいけないことはどんどん溜まっていき、成果は微少。
つまらないことでついいらっとしてしまう。情けないことだ。

何とか無理に笑顔でいようとするが、微妙にひきつっている気がするし。
焦っている時は呼吸が浅く、結果として酸素が足りずに考えが浅はかになる悪循環。

酸素の摂取量を増やす良い方法は無いものだろうか。
(解:とにかく仕事をしてストレスを減らす)

2006年07月13日

簡易カーナビ。

先週、ひょんなことから紹介を受けてから前々からの物欲が高まり、ついに簡易カーナビを購入してしまった。PDAサイズでGPS単独測位のシステム。電源を入れれば即使える、非常にお手軽なもの。何と言ってもその小ささがポイントで、もうスペースがほとんど無い206CCのダッシュボートにもちょこんと乗る。素晴らしい。

そもそも、「GPSの単独測位のカーナビゲーションなんてどのくらい使えるのか?」と常々思っていたのだが、実際に使ってみないと分からないのである。使ってみて初めて、良い点と悪い点が見えてくるのだ(たぶん)。

で、使ってみた感想は「を。結構ちゃんと動く。」であった。ゼンリンの地図を使っているだけあって、結構かゆい所にも手が届く作り。弱点は、「最初の測位までに時間がかかる。」である。電源を投入してから1分-5分くらいGPS信号を取得するのに時間がかかる。これはもしかしたら206CCのフロントガラスの電磁波防止加工が影響しているのかもしれない。

とりあえず、もう少し使いながら様子を見ていこう。

2006年07月14日

君が好きだからだよ。

「信じらんねぇ・・・・・・9時間かかんだぞ・・・・・・!」

「いかないで。ここにいて。」

「どうしようもなくなったらオレを呼びな」
「君が好きだからだよ」

うーん、かっこ良すぎる。気づくとまた練習している自分が(笑)。
砂丘を見に行かなくては...

2006年07月17日

パイレーツオブカリビアン2

待ちきれず、先行ロードショーで観てしまった「PoTC2:デッドマンズ・チェスト」。
ファイナリー、キャプテン・ジャック・スパロウ カムバックである。

前作のキャラクタ総出演で物語もパワーアップ、というシリーズものの続編にふさわしい展開。前作の大ヒットを受け、(制作費が沢山かけられたのか)全編に渡って豪華な展開。エリザベスの男装もなかなか良かったし、オーランドブルームの「汚れた」長髪と無精ひげもかっこ良かったのだが、やはり圧巻はジョニー演じるジャック・スパロウ。飄々としているが、抜け目無く物事の道理を見抜く生き様、そしてその目力(めじから)。

そして以外なポイントとしては、ノリントンがかなり男前だったこと。この映画の登場人物は、何故かちょっと汚れた方がかっこいい(笑)。

ちなみに、今回の作品は2作目と3作目が同時に撮影されており、ストーリも3作目に続くように終わっている。見終わった後、3作目の前売り券を買った周到さ(笑)。

2006年07月18日

終わりの 始まりの 幕を上げよう

「ハチミツとクローバー」、待望の最新刊。

まだ読んでいない人もいると思うので、ストーリラインには触れないが、物語が収束に向かって一気に進み始めた。
森田さん(忍と馨)のエピソードも、はぐのエピソードも、これまで続いてきた優しいモラトリアムの終わりを感じさせる。これまでそこはかとなく漂ってきた「マンガっぽさ」を超えた先にあるドラマチックなリアリティ。メッセージも深く、重い。修ちゃんがストーリラインに深く関わってきた。

もしも私が描くことを手放す日が来たら
その場で、この命をお返しします

「持つもの」の崇高な思いは何を齎すのか。そして「持たざるもの」たちは何を決断するのか。

好きな女の子 ひとりなんて 救えるわけなんか ないんだよ

「持つもの」同士の孤高と、優しさ。そして残酷さ。

何かを残さなきゃ生きてるイミがないなんて
そんなバカな話あるもんか

生きててくれればいい
一緒にいられればいい
オレはもうそれだけでいい

そして作品はクライマックスへ...ええと、次はいつ出るんだ?
最初に徹夜明けの早朝電車の中で読んだ時の衝撃といったら、言葉に出来ない。

2006年07月20日

ハムレット

「何時でも誤解されている?」誤解かどうかを判断できるのは、きっと他人だけであろう。
軽率、浅はか、そういう類のもの。
熱烈反省、断然後悔。

もう、懲りた、かな。
でも、きっと何度でも繰り返す。

2006年07月24日

I Sing the Body Electric!

元オランダ代表FW、デニス・ベルカンプの引退試合が、彼が所属したアーセナルの今季からの新本拠地、エミレーツ・スタジアムで行われた。

彼の輝かしい戦歴と華麗なプレーにふさわしい、素晴らしいスタジアムでの、素晴らしい引退試合だった。
母国の名門、そしてベルカンプの最初に所属したチームであるアヤックスと、最後に所属したアーセナルの試合として企画されたそれは、アンリやビエラに加えて、ピレス、はたまたライカールト等の往年の名選手も加わり双方とも実に豪華な布陣。
そしてなんと、サプライズプレイヤーとして、ベルカンプを見出した”あの”ヨハン・クライフと、史上最高のFWの一人であるファンバステンがアヤックスチームとしてプレー。クライフが14番をつけてピッチに立つ姿には、一瞬ベルカンプを忘れて感動した。
そしてファンバステン。ゴール前で右足でトラップしたボールをふわりと浮かせてDFを交わして流れるようにシュートする様はまさにACミランのFWだった時のまま。素晴らしい。

つまりは、ベルカンプがいかに偉大な選手だったかを感じた試合だった。アーセナルも粋なことをする。

2006年07月25日

ああ、そうか。

なりたいのは、"都合の良い男"だったんだ。

2006年07月27日

道路工事(路上工事が正解)

東名高速、厚木の料金所のETCレーンを通過するのに30分掛かった。
全ての出口が恐ろしい渋滞。

その後、まったく動かない車群に並び、平塚方向に向かってだらだらと走り、一般道に合流するまでに20分。原因は、その先の街路樹整備。
...なんだかなぁ。

駄目って言ったって。

Darlin' Darlin', Can I hope you love me?
but if you say No! I will love you.
(矢井田瞳, 「My Sweet Darlin'」)

2006年07月28日

研究室にて...

今日は久しぶりに1日大学で活動し、特に午後15時くらいからはずっと席で作業をしていた。

そこで気づいたのが、作業している窓の多さ。WEBブラウザは8個くらい開いているし、メーラ、メモ帳は書きかけの文章やURLが張られているものが6つ、アクロバット(pdfファイルを見るソフト)が3つ、作業しているディレクトリが4つ開いている。その上、英語の辞書と、UNIX端末に入るためのターミナルソフトが3つあがっていて(全部別のPCにログインしている)、最後に、本当に作成しているワードの文章が4つ。

どれだけマルチタスクなんだ(笑)。

2006年07月31日

The Wilderness

ここ数日間、仕事のための仕事が膨大に発生し、そして通常業務とも言えるプロジェクトも平行して進めなければならず、なかなか思うように作業が進まない。

仕事の基本は信頼関係だと思う。持ち場をきちんと守れる人でないと、背中は預けれられない。そもそも、自分が納得していない資料でどうやって他人を納得させるのか。結果にいたる過程が必要。闇雲に進んで正しいゴールにたどり着けたとしても、それは1回限りであって汎用化できないため価値が低い。

まず、他人を助けるためには自分の事がしっかり出来る人間にならなくてはいけない。他人を助けるために自分の仕事を投げ出すのは、美学かもしれないが何も齎さない。

果たして、褒められるような仕事を自分はしているのだろうか?期待に応えられているのだろうか?
そういえば最近全然褒められていないような気がする。褒められるのが目的ではないのだけれど。

精神的に疲れてくると思考が後ろ向きになってしまう。清らかなものに触れなければ。
とりあえず「エースをねらえ!」を再読して精神を鍛えなおそう(笑)。

2006年08月02日

9月8日まで...

噂には聞いていたが、信頼できる筋から「ハチミツとクローバー」の10巻が9月8日に発売することが判明した。さぁ、いよいよクライマックス。それまでコーラス本誌に手を出さずに我慢できるか(笑)...

でも、9巻が5月号分まで掲載だから、残りは四話ってことか?
早く読みたいけど終わってしまうのは切ない。

2006年08月03日

Capten Jack Sparrow, Savvy?

可愛い勘違い。

子達はたまに何度もジャック・スパロウみたいにしゃべってと僕に言ってくる。スパロウみたいにして、とかね。世界一可愛いんだけど、子供は海賊の名前を、"キャプテン・ジャック・スパロウ・おわかり?(Capten Jack Sparrow Savvy.)"と思っていたんだ。

洞察力。

優秀なエージェントであるH君との他愛もない会話。

自分:「しかしこれでやっと2つ目の会議が終わった。次の会議は弁護士事務所かぁ。」
H君:「え?何か揉め事でも起きてるんですか?」
自分:「・・・・・・女性関係で、ちょっとね。」
H君:「ああー、やっぱり。」

その洞察力とリアクションは賞賛に値する(笑)。

2006年08月04日

The Sound of Summer Running

夏の夕方の太陽は、光が赤く染まっていて、人工物と自然の、自分と社会の、内と外の、普段は明確に存在する境界をすべて曖昧な色に染め上げていく。

想いや感情まで空気に溶け出していそうな、むせかえるような暑さで膨張した空気の匂い。巨大な建造物の影で聞こえる木の枝が揺れる。
周囲の雑踏まで、夏らしい。

summer_building.jpg
"The Sound of Summer Running"
Leica C-LUX1
shinjuku, Tokyo/Japan

2006年08月07日

アンワイヤード。

ついに我が家も無線LAN環境構築。

何とも凄い最先端ではないか(笑)。

機器は半年前以上からあったのに、気が向かずに設定していなかったシロモノ。有線の不自由さも嫌いじゃなかったけど、やはり無線の方が便利であるのは間違いない。
この便利さと引き換えに、何を失うんだろうか。

2006年08月14日

This is Hybrid Innocent

Mr.Childrenとthe pillowsが、全国6都市のライブハウスを廻るツアー「Mr.Children & the pillows new big bang tour ?This is Hybrid Innocent?」を行うことが明らかになった。

このblogに何度も登場しているミスチルとピロウズのジョイントライブハウスツアー。これはもう、本当に夢のような展開である(笑)。思えばthe pillowsのトリビュートアルバム「シンクロナイズド・ロッカーズ」で「ストレンジカメレオン」をミスチルがカバーして以来、思い描いていた夢である。
ハイブリッドレインボウも、ストレンジカメレオンも、ONE LIFEも、ミスチルの数多の珠玉の名曲に勝るとも劣らない楽曲であり、大変、大変興味深い。

ああ、行きたい、見たいなぁ。

2006年08月16日

銀になる

おかざき真里の新作。今回はフィギュアスケートが題材(ただし、4話で終わっている)。
「サプリ。」がドラマ化されて知名度がぐっと上がったが、作風は変わらず。素晴らしい。
おかざき真里の作品に出てくる女の子は清々しく、崇高で、強い。

怪我でフィギュアスケートが出来なくなった元オリンピック強化選手のコーチ(先生と呼んでいる)に、主人公のエリーはいきなり一緒にオリンピックに行こうと言う。

「男の夢をかなえるのが女の夢ですもの
連れてってあげる! あたしが」
(おかざき真里、「銀になる」)

ともすれば湿度が高そうな話になりそうなのに、あくまでも爽やかに、高みを目指す。長期連載にして欲しかったなぁ。
ちなみに、単行本の最後には夏草子が再録。名作は何度読んでも色あせない。

2006年08月24日

虹とひとと

夏が終わっていくような気候。

叢は露の雫にまだ濡れて 蜘蛛の念珠も光つてゐた
東の空には ゆるやかな虹がかかつてゐた
僕らはだまつて立つてゐた 黙つて!

ああ何もかもあのままだ おまへはそのとき
僕を見上げてゐた 僕には何もすることがなかつたから

(僕はおまへを愛してゐたのに)
(おまへは僕を愛してゐたのに)

大好きな立原道造の「虹とひとと」。第1回中原中也賞を受賞し、23歳で夭折した。見舞いに来た友達に言った「五月のそよ風をゼリーにして持って来て下さい」という言葉まで、繊細にして鮮やか。

r_and_h.jpg
"Going Away"
Leica C-LUX1
aobadai, Yokohama/Japan

2006年08月27日

時をかける少女

ついに、やっと見ることが出来た「時をかける少女」。
噂に違わず、期待に違わず、素晴らしい出来であった。

原作を尊重した上で、新しい解釈を加えて大胆に構築された完全新作だったが、原作が持つSFとしての面白さや高校生の多感な感情、そして切なさが描き切られていた。
まさに現代版の「時をかける少女」。
高校生の少女と、二人の男友達である同級生、三人でやる野球。どこまでも高い青空と雲。坂の多い街。踏み切りのある商店街。
何の変哲も無い日常が、タイムリープという能力によって、少しづつ変わっていく。変化は、むしろ原作よりも丹念に描かれ、登場人物達の高校生活と成長を、スクリーン越しに追体験できる。

まだ見ていない人に是非見て欲しい。日本映画の、青春映画の最高峰の一つだと思う。
「青春はいつも、時をかける」。終わらない夏の終わりを描いた名作。

2006年08月29日

THE 夢人島 fes.2006

この夏の、唯一"夏らしい"活動として参加した「THE 夢人島 fes.2006」の二日目(8月27日)。

色々と縁のある(笑)、浜松の浜名湖近傍の公園で開催された6万人規模の巨大ライブ。アミューズ所属アーティストとスペシャルゲストによって、15時から21時までほぼノンストップで進む豪華絢爛な夏祭り。

オープニングは桑田佳祐が「Oh! クラウディア」を弾き語りで開会宣言。ちなみに、桑田は各アーティストの幕間に毎回出てきて歌うというサービス精神溢れる司会進行を行った。

最初のアーティストはBEGIN。澄んだ声と三線の響きからなる「島人ぬ宝」に感動。
桑田の「真夏の出来事」を挟んで、次に出てきたのはGLAY。トークがかなり好青年で、好感度高し。「HOWEVER」「グロリアス」等のベスト的選曲もあり、しかもやはり売れてるのには理由があるというステージング。

続いて桑田とBEGINによる「恋のバカンス」からポルノグラフィティが登場。いきなりナースのコスプレで「DON'T CALL ME CRAZY」を熱唱。その後、ステージ早着替えを済ませ、「アゲハ蝶」、「Mugen」、さらには"変な踊り(本人談)"つきの「ミュージック・アワー」から「ハネウマライダー」と、畳み掛けるような熱いライブを展開した。かなりカッコイイ(笑)。

桑田とTERU & TAKUROによる「少年時代」の後には、"敬称つきのガキ共"という紹介でMr.Children。「innocent world」を会場全体と熱唱し、「Sign」を歌い上げ、「箒星」で魅了するという圧巻のパフォーマンス、さすがである。

その後、桑田とポルノグラフィティによる「神田川」の後には、何と桑田と桜井和寿による「奇跡の地球」!まさか生で聞く日が来るとは...余韻冷めやらぬうちに"アミューズのハンカチ王子"福山雅治が「HELLO」「虹」、そして「ミルクティー」で黄色い声援を独占した。福山、以外に筋肉質だったなぁ。

そしてBEGINによる「涙そうそう」の後に、最後はもちろんサザンオールスターズ。1曲目から「勝手にシンドバット」でエンジン全開。「気分しだいで責めないで」「赤い炎の女」「シュラバ・ラ・バンバ」等の懐かしい曲を織り交ぜつつ、「真夏の果実」を歌い上げ、「DIRTY OLD MAN」で会場全体と一体になってダンス。そこから「ボディ・スペシャル II」に繋げるあたりがさすがベテランである。
最後は参加アーティスト全員で歌う、スペシャルな「希望の轍」。

天候にも恵まれ、大満足の一日であった。素晴らしかったなぁ(遠い目)。

2006年08月30日

本のこと。

どうにも、家に本が多い。

基本的に本は買う派(手元に置いておきたい派)なので、際限なく増えていく。これまでの人生で、2回の引越しの際の整理時以外は、小学生の時から常に増加し続けている本。
安定して本を読み始めた中学生時代から、少なくとも3日に1冊は読んでいるはずだ(これに漫画等まで含めたら2日に1冊は読んでいる予感)。中には借りたもの等もあるわけなので、少なめに見積もって一年で100冊位は購入していると見積もれるだろうか。となると、100冊 * 17年 = 1700冊 を買っている計算だ。 一冊の金額を平均600円としても、実に102万円を本につぎ込んでいることになる。

本から得られた感動や知識を考えると、確実に102万円分以上の価値を得ていると思っているし、まったく後悔していないが、雑然と整理されることが無い我が家の状況を見ると、何とかしないといけないな、とは思う。
でも、捨てられないのだ。手元に置いておきたい派は。

2006年09月01日

Agassi

USオープンが始まった。
アンドレ・アガシにとって最後のUSオープン。負ければ引退だ。

神業とも思える強烈なレシーブエースを見れなくなってしまうのは残念。
是非、一試合でも、一ポイントでも多くプレーし、その勇姿を見せて欲しい。

2006年09月05日

THE ART OF Disney

先日、東京都現代美術館にて開催されていた「THE ART OF Disney」展を見に行った。
千葉大学が移管されそのまま死蔵されていた原画・セル画や、米国ディズニー社の倉庫からこののために輸送されてきた初期作品のイメージスケッチ等、かなり貴重なアイテムが数多く展示されていた。

イメージスケッチや背景画等は、本当に美しく、さすがディズニーである。クオリティーが非常に高い。そしてマルチプレーンカメラ等、新たな表現に挑む姿勢と実現する技術力にとても感動した。また、その技術をウォルト自身が解説しているムービーが、ファン心をぐっと掴む。

全ての展示物が素晴らしかったが、中でも特筆すべきは、「ナイン・オールドメン」と呼ばれていた(ムービーでは「Walt's nine old men」と紹介されていた)ウォルトが愛した9名の伝説的アニメータの原画。それぞれに特徴や得意分野があるのだが、共通するのは、卓越したデッサン力、一つ一つの線が持つ力、そして画を通して見えるアニメータの想い。使い古された表現だが、確かに魂がこもっているのが伝わってくるのだ。

最後まで残るのは思想だと、改めて思い知った。

art_disney.jpg
"The Art of Disney"
Leica C-LUX1
MoT, Tokyo/Japan

2006年09月07日

フリフリ

日頃、読む本の9割近くがミステリィのため、たまに人が死なないような、読み味が爽やかな作品が読みたくなる。そこで、ちょっと前に読んだ石田衣良氏の「スロー・グッドバイ」。なかなかおしゃれにまとまった短編集。

一番の白眉は「フリフリ」という短編。世話好きの友達カップルに何度も女の子を紹介されてちょっと辟易している主人公が、紹介された同じ感情を抱いている女の子と、友達カップルの前で付き合っている"フリ"をするというストーリ。付き合っていれば、次の相手を紹介されないし、面倒くさいことも無い。そんなちょとした悪戯心から始まる二人の心の機微と、関係の微妙な変化を繊細に描いている。
タイトルの"フリフリ"は、付き合っている振りをしている二人が「バイバイ」の変わりに別れ際にする、手首を2回折ってする挨拶のこと。二人の付き合いが「恋人の"フリ"だよ」という、二人だけのサイン。この"フリフリ"を、実に効果的に用いる手法が秀逸。

シンプルなストーリと、ポップだけど繊細な描写。短編集としても綺麗にまとまっている。

2006年09月10日

CATS - そして姉の愛再び。

昨日、劇団四季の「CATS」を見てきた。初めてみるのに、最前列で。
「CATS」の席には"S回転"なる、まるでスキーの競技のようなランクが存在していて、この席は名前の通り、舞台が始まるまでは180度逆、つまり通常の席と向かい合う形になっており、この席が回転して定常位置に戻ったと同時に舞台の幕も上がるという仕掛けになっているのだが、その"S回転"の最前列で、いきなり鑑賞してしまったのである。これも全て、ニンテンドーDSを買うために早朝から並んだ上に変装までして弟の分を買ってくれる姉(四季の会メンバ)の偉大な努力の賜物(早朝から並ぶ)である。

会場は五反田と大崎の間くらいにあるキャッツシアター、以前バイトをしていた某企業の某研究所から目と鼻の先にある専用劇場。

cats_sky.jpg
"CATS"
Leica C-LUX1
oosaki, Tokyo/Japan



車で行ったのだが、幸い道もすいていて余裕の到着。お昼ごはんを食べてから悠々と会場入り。"S回転"席は180度回転した状態なので、ステージの上に一旦登って着座することになる。これから始まる舞台のステージを踏める優越感。意味も無く2回くらい移動してみた。

舞台の内容は、「オペラ座の怪人」や「マンマ・ミーア!」のような一本の確たるストーリがあるというよりは、ジェリクルキャット(ただ一人選ばれ、永遠の命を与えらて天井に登れる猫)に指名されることで救済される魂の物語を縦軸に、猫の舞踏会を通して、登場する個性豊かな猫達による歌と踊りを楽しむ構成になっている。つまり、あまり深く考えたり勉強したりしないで、見たまま楽しむだけで十分な作品。しかし、着想といい、セットといい、内容といい、これが20年以上前に作られたものなのだろうか。改めてサー・アンドリュー・ロイド・ウエーバの才能には驚かされる。

ちなみに、会場外にはこんな遊び心も見られるのだ。

cats_parking.jpg
"parking"
Leica C-LUX1
oosaki, Tokyo/Japan


帰宅した後に、ふともらったチラシを見ていると、「オペラ座の怪人」の千秋楽が決まったとある。これはちょっと気になる。とりあえず姉に探りの連絡してみる。結果、姉は私の「取れるものなら...」という願いを聞き入れてくれた。そう、また早朝から並んだのだ!またもやチケットを駄目な弟のために押さえてくれたのである。しかも前から二列目...姉の愛は広く、深いなぁ(笑)。
多謝、多謝。

2006年09月11日

大陸の覇者になれ。

国際会議に参加するため、初の中国上陸。香港には学生時代に来たことがあったが、純粋に大陸に来たのは初めて。大陸といって思い出すのは、高村薫の「李歐」。

李歐よ、君は大陸の覇者になれ
ぼくは君についていく夢を見るから
(高村薫、「李歐」)

「年月なんて数えるな、この李歐が時計だ、あんたの心臓に入ってる。」
(高村薫、「李歐」)

実際には、そんな夢も見ていないし、こんな台詞を吐く傾国の美男子の殺し屋も居なければ、「心臓が妊娠したみたい」にもならないわけだが(笑)、何となくあの世界観というか、空気感を感じられているような気がする。
今来ているShenzhenは高層ビル立ち並ぶ大都会だが、雑多で生活観のある路地も同時に存在している。何となく、皆が強く逞しく生きているように感じるのだ。

こうなると、11月の英国会議は、是非アルスター辺りでやって頂きたい、と切望する。

2006年09月13日

コーンウォールの風

次回の会議の会場が変更になった。"Crantock Bay:Near Newquay, Cornwall"と書かれている。
これは、「お姫様、馬車の用意ができました」の、"あの"コーンウォールなのではなかろうか。

「あの時と同じ...コーンウォールの風を感じること」ができるだろうか。

アルスターも捨て難いが、コーンウォールも夢見ていた場所なので素直に嬉しい。

2006年09月14日

Professional

先週末のモンツァでのGP後、遂に、F1ドライバーのミハエル・シューマッハが引退会見を行った。

実に輝かしい戦績である。現時点で、ドライバーズタイトルは7回。あのファンジオの5回を抜いての歴代1位。コンストラクターズも共に7回を記録している。勝利数もプロストの51勝を遥かに超える90勝、ポールポジションはセナの65回を抜いて68回、ファステストラップも75回。獲得ポイントは1354ポイントにものぼる。ポイントを剥奪されたシーズンもあるのだから、この数字は驚異的。出走247戦で90勝であるから、勝率は3割6分。3回に1回は「勝てる」ドライバなのだ。

セナ、プロスト、マンセル無き後のF1を支えてきた偉大なドライバ。同時期にデーモン・ヒルやハッキネン、ビルニューブ等、ワールドチャンピオンを獲得したドライバは他にもいたが、真のライバルはいなかった。唯一、それとなり得る存在であったセナは、強者のまま駆け抜けていってしまった。批判も多かった。そうした雑音を、勝利でねじ伏せてきた。

常勝の状態でやめることも出来ただろうに、あえて後進のドライバ達と渡り合い、昨年は一度敗れはしたものの、衰えない力を見せつけた上で、堂々とした引退発表。F1というスポーツの牽引者という使命を果たしている裏には、やはり自分の前を走ったまま逝ってしまったセナへの憧れと嫉妬、それに悔しさもあるのだろうか。

イタリアグランプリ、チャンピオンシップポイントで12ポイントの差。ワールドチャンピオンを獲得するためにはまさに正念場。負けられないレース。

勝利を望まれている状況で、望まれた勝利を獲る。
この実力、この強さ。

マンセル、プロスト、セナらの偉大なドライバと同じく、シューマッハの走りをリアルタイムで見られたことを誇りに思う。彼は本当に、強くて、偉大な王者である。

2006年09月28日

気づいたら

ほぼ二週間日記の更新が途絶えていた。

中国から帰国して、36時間後にはパリに飛び立ち、帰国して直ぐにまた瞬間最大風速が吹き荒れ、その次の週は研究関連の打ち合わせと授業の準備に追われていた。
作業量が増えてくると一つ一つの品質がどうしても下がってしまう。この低下を極力少なくするように色々な工夫をしてはいるのだが、脳のバッファ量は年々衰えていく傾向にあるため、どうしても重要な事を欠落してしまうことがある。
自分が痛い目を見るなら良いが、他人に迷惑を掛けてしまう結果にも結びつくのだから、これは慎重に進める必要がある。忙しい時ほど丁寧に。自分の事がちゃんとできない人間に、他人は仕事は任せたくないだろうし。一つ一つ、祈るように努力しないといけない。

と、反省ばかりしていてもしょうがないので、前向きに考えていこう。
失敗から学べば良いのだ。

と、思っているそばから、車のワイパとウインカを間違えたりするのだ。
さっきも間違えたばかりなのに。

2006年10月03日

F1ってやっぱり面白いなぁ。

この前の日曜日に開催された中国GP。

ブリジストンタイヤユーザは軒並み雨で苦戦した予選。フェラーリのシューマッハは一人意地を見せたが、それでも予選6番手に終わった。チャンピオンシップで2ポイント差まで迫った現在のポイントリーダ、ルノーのアロンソはミシュランタイヤのパフォーマンスも高くPP。同僚のフィジケラがフロントロウに並ぶ。フェラーリの同僚マッサはエンジン交換もあり遥か後方からのスタート。
なんという逆境。しかし、真のチャンピオンのメンタリティは、これをものともしないのである。

決勝もやはり雨。好スタートを決めたアロンソに対し、シューマッハは思うようにペースが上がらない。しかし、決してあきらめない。ベストを尽くして追い上げる。やがて、雨が弱まり、タイヤのパフォーマンスが逆転する。フェラーリとシューマッハは、ピットストップのタイミングも含めた総合的な戦略と驚異的な集中力でルノーに対して勝負を仕掛け、数少ないチャンスを確実に活かしていく。
F1マシンは、他車の後ろにつくと、エンジンに新鮮な酸素が入りにくくなったり、乱気流による突発的なダウンフォースの低下を招く。したがって、長時間のテール・トゥ・ノーズはマシンに負担をかける。また、何度もオーバテイクを試みると、タイヤに過度の消耗を強いるため、結果としてのトラクション不足やパフォーマンスの低下を招く。

こうした要素を全て考慮した上で、シューマッハは実に鮮やかなオーバテイクを見せる。特にフィジケラをオーバテイクする際には、ピットから出てきたばかりでトラクションが掛からない相手に対し、1周分タイヤを暖めているメリットを活かし、速度を落とさずにタイヤを半分だけ芝に落としてコーナのイン側から鮮やかに抜き去った。さすが、である。F1は紛れも無くスポーツだ。

結果、シューマッハは終盤のアロンソの猛追にあったものの、このリードを守りきってトップでチェッカーを受ける。チャンピオンシップポイントはまったくの同点。勝利数で一つ上回ったシューマッハが逆転でポイントリーダとなった。

次はいよいよ鈴鹿。シューマッハの日本ラストラン。

2006年10月08日

末永く

後輩の結婚式に参列する。
本当に、良い式だった。彼の人柄が偲ばれる。そして、我が研究室の品位が問われる(笑)。

二次会までも、ファンタスティック。

"The Smiling People", "Hail and Farewell", "Hello, I Must Be Going"

パーティがずっと続いたらどんなに楽しかっただろうか。

どうぞ、お幸せに。

2006年10月10日

London - 1981, Feb. Sinclair

月曜日から、国際会議出席のため、イギリスへ。

多くの世界遺産、世界的な建造物、そして長い歴史を持つ、世界を代表する都市。
数々のミュージカルカンパニ、バレエ、フィルを有し、また「MASTERキートン」、「リヴィエラを撃て」の舞台にもなっている地。

訪れるのは今回が初めてである。

直行便で12時間強。いろいろな意味で悪名高いヒースローからcityまでは、地下鉄で1時間程度掛けて移動した。ホテルはテムズ川沿い。Green Park, Westminstar, Waterlooを経由してたどり着く。

ホテルから徒歩3分でタワーブリッジが見える。何というか、ただ、圧倒され、感動する。

tower_bridge4_gs.jpg
"tower_bridge"
Leica C-LUX1
River Thames, London/UK
color


tower_bridge1.jpg
"on the bridge"
Leica C-LUX1
tower bridge, London/UK

2006年10月18日

London - Williams

今回の英国渡航で一番貴重だった体験だと思われるのは、F1のWilliamsのファクトリー見学。70年代後半からF1に参加しているF1屈指の歴史と戦歴を誇るプライベーターであり、ケケ・ロズベルグ、ネルソン・ピケ、ナイジェル・マンセル、アラン・プロスト等の名ドライバをワールドチャンピオンに導いた名門。

オックスフォードにあるファクトリーで最先端のF1マシンは、職人の手による手作りで作られていた。

w_f1.jpg
"Williams F1 Factory"
Leica C-LUX1
Williams F1 team factory, Oxford/UK




工場内の写真撮影は禁じられていたが、工場への廊下に掛かっているポスタは写真を撮ることが出来た。忘れられない光景。91年のイギリスグランプリでセナをタクシーするマンセル。何度見ても良い絵だ。

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"SENNA MANSELL TAXI WILLIAMS RENAULT FW14"
Leica C-LUX1
Williams F1 team factory, Oxford/UK

2006年10月23日

Good bye, Great F1 winner!

F1GPの今期最終戦、ブラジルグランプリ。
優勝したのは地元ブラジル出身のマッサ、そしてアロンソは2位でフィニッシュし、二年連続のワールドチャンピオンになった。

あえて言おう。だから何だと。

このレースの主役は、間違いなくシューマッハだった。予選では圧倒的なスピード(V8マシンでV10時代のレコードを塗り替えるタイム)を有していながらファイナルラウンドはメカニカルトラブルで出走できず、10番グリッドからのスタートとなるも、決勝では、抜群のロケットスタート。
一気に6番手まで順位をあげたが、スタートの事故によってペースカーが入った。レース再開後、ライバルのルノー・フィジケラを第1コーナでパスするも、事故の破片を拾ったのか、左リアタイヤがバースト。万事休すかと思ったが、シューマッハはそのマシンをピットまで何とか導き、タイヤを替える。この時点で周回遅れの最下位。

しかし、ここからが凄かった。

毎周回予選タイムアタックのような鬼神の走り。近代F1とは到底思えない圧倒的な速度差で並み居るマシンをどんどん抜いていく。時々、メカニカルトラブルのようなトラクションロスの挙動を見せるものの、その速度は衰えない。

気づいたら、また6位。前を走るのはまたもやフィジケラ。ぴたっと後ろについてプレッシャをかけ、因縁の1コーナでフィジケラのコースオフを誘発させる。そして、前を行く、来季から自分に代わってフェラーリに乗るライコネンを射程に捉えるのである。

ものの数周でテイル・トゥ・ノーズに持ち込むと、ホームストレートエンドからの第1コーナへの飛び込みで一気に勝負を掛ける。スリップから一気にイン側へ。左はウォール、右はライコネンのマシン。幅はちょうど一台分しか隙間が無い。そこにマシンを入れた。

久しぶりに鳥肌が立った。これぞF1。これぞ強いドライバーのレース。

シューマッハのマシンは見事な放物線を描いて立ち上がっていく。ライコネンもフェアなブロックラインで立ち上がるも、イン側のシューマッハには及ばない。本当に一台分、数ミリの空間をすり抜けて前に出る。
そのまま4位でフィニッシュ。

最後の最後まで、F1がスポーツであり、エキサイティングなレースであることを全視聴者に伝えてくれた。F1史上、もっとも強かったドライバーらしい、見事なレースだったと思う。

2006年11月02日

春の朝(あした)

The snail's on the thorn;
God's in His heaven -
All's right with the world!
(Robert Browning)


green_park.jpg
"All's right with the world"
Leica C-LUX1
green park, London/UK

2006年11月04日

ミュンヘンは雪。

ロンドンで撮りためた写真をUPしてる内に、次の海外出張となってしまた。
今回はドイツ・ミュンヘンから英国ロンドン、そしてコーンウォールという旅程。
ミュンヘンへはルフトハンザの直行便で12時間以上(!)という長いフライト。今回もいつもの例に漏れず、その大半を寝て過ごした。海外出張の移動は、かなり貴重な睡眠時間である(笑)。

で、ミュンヘン。人生初のミュンヘンだが、恐ろしく「寒い!」。ちらほらと雪が舞っていたりする。日本が暖かだったため、今回コートは真冬仕様で無いものを着てきてしまった。寒さが苦手なので、かなり辛い。
とりあえず、逃げるようにタクシーでホテルへ。さすがドイツのタクシー。アウトバーンでは200km/hでびゅんびゅん走っていく。そしてドイツ人はそのタクシーを何事も無かったように追い抜いていく。

さすがにドイツは、国産車の比率が高い。BMW、Audi、メルセデス、VW。

移動途中でワールドカップ決勝の舞台となったAllianz Arenaが見えた。大きく、そして荘厳だ。美しい。

2006年11月05日

Marienplatz

打ち合わせの合間を縫って、近くのミュンヘン市内を散策。
Marienplatzにあるミュンヘン市庁舎。新市庁舎だそうだが、築100年を経ている。重厚。さすがドイツ、といった感じか。塔にはドイツ最大の仕掛け時計が備わっていた。
周囲をぐるっと散策しながら、W氏にワーグナーについて教えてもらう。うろ覚えの知識が補完され、満足。

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"Marienplatz"
Leica C-LUX1
marienplatz, Munchen/Deutschland

2006年11月06日

Allianz Arena

ミュンヘン郊外にある、2006年ワールドカップ決勝戦の舞台となったAllianz Arena。ここでジダンの頭突きが、デルピエロの戴冠が行われたと思うと非常に感慨深い。
7万人収容のスタジアムは、バイエルンの試合の時は赤、1860ミュンヘンの試合には青、そしてドイツ代表戦の際には白く輝く。非常に印象的で美しい姿。

munchen_aa1.jpg
"Allianz Arena"
Leica C-LUX1
Allianz Arena, Munchen/Deutschland



外壁は半透明の特殊フィルムETFE(旭硝子製)で覆われており、内部に設置されているライトによって発光する。内側からは外の景色を楽しむことが出来る。シーズン中の寒さを考えると、美しさもさることながら、応援する観客にとってありがたい装備といえるだろう。

munchen_aa2.jpg
"Allianz Arena"
Leica C-LUX1
Allianz Arena, Munchen/Deutschland

Munchen - London

雪のミュンヘンからロンドンへ。3週間ぶりのロンドン。明らかに来すぎである。

ヒースロー空港から地下鉄ピカデリーラインで移動することを想定し、Gloucester Road駅に近いホテルを取っていたのだが、地下鉄はシステム工事のため動いていないとの事。仕方なく、W氏とタクシーでホテルに移動。ホテルの部屋はWiFiが使えて快適。

部屋でしばし休憩の後、近傍を散策。世界で最も有名なデパートを少しだけ散策した。エジプシャンエレベータはやりすぎの感もあるけど、確かに凄い。売り場の豪奢さ、特に食品売り場の質と量には圧倒される。

ディスプレイは今度公開される007の新作をイメージしていた。ウインドウにアストンマーチンの実写が飾られているあたり、さすが、であった。

harrods.jpg
"Harrods"
Leica C-LUX1
knightsbridge, London/UK

2006年11月07日

sky crawler

ガトウィック空港から、会議の会場があるコーンウォールへ移動するため、Newquay空港まで移動。
大方の予想通り、使われる機材はターボプロップであった。

断続的に聞こえるプロペラの音と振動。窓から見える雲の美しさにしばし見とれる。

airwest_cloud.jpg
"sky crawler"
Leica C-LUX1
Newquay, London/UK



でも、天使になれなかった僕らは、最後には地上に戻らなければならないのだ。

airwest_ss.jpg

airwest_ss2.jpg
"down to heaven"
Leica C-LUX1
Newquay, London/UK

THE WIND OF CORNWALL

コーンウォール。

コーンウォールの名家、キートン家のパトリシアお嬢様の息子が、「MASTERキートン」の平賀・キートン・太一である(豆知識)。キートンは幼少時代をここコーンウォールで過ごし、パトリシアは日本の田舎にコーンウォールを感じて、サマープディングを作った。ケルト民族発祥の地であり、"地の果て"がある場所。

newquay空港から車で15分。
ここには、空と海と草原しかない。凄い。

ホテルの部屋からは、空と海。それだけ。

c_bay_room.jpg
"from my room"
Leica C-LUX1
Crantockbay, Cornwall/UK




ホテルの中庭に出ると、コーンウォールの風を全身で感じることが出来る。
これが、長年の夢だった。

c_bay_sea.jpg
"THE WIND OF CORNWALL"
Leica C-LUX1
Crantockbay, Cornwall/UK

2006年11月08日

Saint Michael's Mountain

会議場の程近くにある、Saint Michael's Mountain。イギリスのモンサンミッシェル。

st_m_m.jpg
"Saint Michael's Mountain"
Leica C-LUX1
Penzance, Cornwall/UK
color



その姿は、神々しさを感じさせる。

st_m_m_v.jpg
"Mountain in the sky"
Leica C-LUX1
Penzance, Cornwall/UK

2006年11月13日

Land's End - 2

切り立った崖。沈みゆく太陽と、雲間からさす光。風は思いのほか、優しい。

lands_end_9_color.jpg
"Lands end"
Leica C-LUX1
land's end, Cornwall/UK
monochrome



周囲は草と石。原風景に近い。何も無いことが、こんなに穏やかだとは。

lands_end_8_color.jpg
"Lands end"
Leica C-LUX1
land's end, Cornwall/UK
monochrome



lands_end_15_color.jpg
"Lands end"
Leica C-LUX1
land's end, Cornwall/UK
monochrome

2006年11月26日

ゲームセンターCX DVD vol.3

あの奇跡の番組、ゲームセンターCXのDVD第3弾が12月22日に発売されるらしい。

最近久しぶりにDVDを見直し、改めてあの驚異の面白さに触れていただけに非常に嬉しい。これを見ずに年は越せない感じ。

2006年11月27日

早起き。

低血圧なので、自慢じゃないが、朝は弱い(笑)。
毎朝、「今起きるくらいなら、死んでやる!」的な心の葛藤を繰り広げた末に、やっとの事で起床しているのだが、最近、たまに、色々な要因で早起きをすることもあったりした。何時も思い出すのは、このフレーズ。

七時なんて歴史的な時刻に起床すると、頭は銀河系の恒星群並みにばらばらだ。
(森博嗣, 「封印再度」)

一年間は、普通のサラリーマンもしていたはずなのだが...(遠い目)。

2006年11月29日

「ハチミツとクローバー」、再び。

今月号のコーラスで「ハチクロ」のスピンオフ作品の連載が始まるらしい。

その中には「野宮さんの過去の恋愛話」も含まれるとの事。これは...かなり読みたい。むしろ本編よりも盛り上がるかもしれない(笑)。

と、気分が盛り上がってしまい...
ついに、やってしまった。DVD...全巻...初回限定版で揃えてしまった。正確には9巻はまだ買ってないのだが、それはもはや購入したも同然なのである(にっこり)。

何回見ても、山田さんには泣かされる(笑)。

2006年12月01日

最後の月に、新しい事を。

ついに、2006年も最後の月に突入である。

20代最後の年に、新しいことを始めようとWEBでお買い物をしてしまった。ゴルフクラブ、アイアンセットである。
先日、英国で人生で4回目くらいのゴルフに挑戦したところ、まったくボールが飛ばないことで、ついに気がついたのである。ゴルフは、練習しないと上手くならないことに...

何事も形から入るタイプなので、まずはギアから揃えるという作戦に出た。この際、いきなりドライバを買わずにアイアンを買って練習するという謙虚さは、珍しく優秀なエージェントであるH氏から褒められた(笑)。

そんなに上手くならなくても良いので、とりあえずクラブがちゃんとボールに当たって、前に飛ばせるようになりたい。運動不足の解消も兼ねてまずはドライビングレンジで7番を練習するところから始めようと思う。コースに出るのは、実はあまり目的ではなかったりする。

2006年12月04日

アサヒペット。

君は知っているか!
アサヒペットを!

アサヒペットは、二俣川に本店を構えるペットショップなのであるが、ポイントはそのロゴマーク。もう信じられないくらい、奇跡的に、可愛い犬(わんこ)のマークなのである。大学に入ってアサヒペットのロゴマークを知って以来、かれこれ10年くらいそのマークに心奪われていたのだが、超優秀エージェントのE氏によって、わんこロゴマーク入りのパンフレットと、スタッフ用のTシャツを入手したのである!素晴しい活躍だE氏。10ポイント進呈だ!

これがそのTシャツの背中。あまりの可愛さに手がブレてしまったが、それもリアルなのでそのまま掲載。WEBページもとても可愛いので、興味がある方は是非一見されたし。

asahipet.jpg
"asahi pet"
Leica C-LUX1
Yokohama/Japan

2006年12月21日

Round and Round

もう朝がそこまでやって来ている時間だが、大学。この後帰って今日からの出張の準備をして大学に戻り、授業を終えてから羽田に直行である。

なかなか、厳しいスケジューリング。さすが、年末。

寝過ごさないように、というかむしろ家で立ったまま寝ないように気をつけなければ。
ちなみに、この書き込みは新しいデスクトップから。CPUもHDDもこれまでに無い大容量だが、一番特筆すべきポイントは静音性。とにかく、音がしない。素晴らしい。でも、十分に手をかけられないうちに年を越してしまいそうだ。

さすが、年末、である。

2006年12月27日

大切なもの。

弱さや脆さが垣間見える事は時として魅力であるが、弱さや脆さを見せる事は得策ではない。自己顕示は、大抵の場合裏目に出る。泣けないと言って泣き、甘えられないといって甘えるようなもの。

幸せは手に入れるものではなく、気づくものらしい。誰かにしてもらうものではなく、自然とそうなっている事が認識されるものらしい。

良い事ばかりではなく、美しいものばかりでないから、それに気がつく。そういうシステム。

そして、大切なものは残り、美しいものは消えない。

こうして今、失うものは失い、残るべきものは残っていた。リーアンも、シンクレアも、美しいシューマンも、ブラームスも、永遠に消えることはなかった。
(高村薫, 「リヴィエラを撃て」)

2006年12月28日

In a Season of Calm Weather

今週は仕事をしないようにしようと思っていたのに(笑)、気づいたら今日が仕事納め。早くも遅くも無い、平凡な終わり方だろう。二日前の豪雨から一転、昨日から春が来たのかと思うくらいの暖かい気候。打ち合わせも無事に滞りなく終わり、懸案だった案件も幾つか片付き、理想的な仕事納めになった。

基本的にはやりたくないことはやらない主義なので、してきたことに対する後悔はあまり無いが、やらなかった悔いが残ることは幾つかある。これらはまた明日からの日常で、一つ一つ、祈るように進めていくことにしよう。

生きて行くことは何かを選ぶことであり、共に進むことであるのだ。
Until Death Do Us Part.

どうか、どうか、幸せになれますように。

2007年01月09日

Punishment Without Crime

地球人ならば、こんな考え方をするでしょう。「この絵に色彩は実は存在しない。科学者の証明によれば、色彩とは、ある種の物質における、光を反射するための細胞の配置なのだ。したがって色彩とは、目に見える物質の具体的な部分では無い」

ずっと悧巧な火星人はこう考えるでしょう。「これはいい絵だ。これはインスピレーションを受けた人間の手と頭から出来あがったものだ。これの思想と色彩は、生活からでてきた。これはいいものだ。」
(レイ・ブラッドベリ、「火星年代記」)

自分が思っている事は、相手も思っている。自分にできることは、他人にもできる。忘れてはいけない。自分の手の届く範囲のなんと短いことか、と思い知る瞬間。

それでも、求め、焦がれるのだ。
とても正気じゃいられない。

2007年01月10日

素敵なお年玉

大学にて、尊敬する先輩、W先生からお年玉を頂く。

これまで見たことも無い、愛車とまったく同色のミニカー(バンパー同色がポイント)。なんとちゃんと屋根も開く(取り外し方式)。
机の上がいっそう楽しくなった。ありがとうございます!W先生。

206CC_mini.jpg
"206CC mini"
Leica C-LUX1
endo, Fujisawa/Japan

2007年01月11日

お年玉 その2

昨日に引き続き、またもや凄いお年玉を頂く。

王は「東方より来たりし」だが、今回のお年玉は西方より来た(笑)。およそ6年越しの夢が叶った瞬間、である。素直にとても嬉しい。新年早々、とっても縁起が良い。

「私・・・可哀想な自分って一番嫌いなの。アイスクリームが食べたいときには、どうしたって食べるんです。人の分を取り上げても」
(森博嗣、「封印再度」)

「笑いたまえ。いくら努力しても、せいぜい自分の運命が思い通りにになるだけのことだ」
(森博嗣、「的を射る言葉」)

beams_wired.jpg
"BEAMS x WIRED"
Leica C-LUX1
endo, Fujisawa/Japan

2007年01月14日

静かな夜。

「静かな夜は、いつだって、誰かを泣かせている。」
(森博嗣、「魔剣天翔」)

「一人は気楽だけど、とても寂しい。」というのは、とても矛盾した人間らしい愛すべき感情。

2007年01月15日

Focus

毎年恒例の事であるが、本日、修士論文の提出日。
無事、提出を終えた修士論文生、良く頑張りました。お疲れ様。

研究は君を裏切らない。才能は決して眠らない。
学生生活最後の時間、遊びたいところをぐっと堪えて自分の研究成果を纏め上げた時間とコストは、絶対に人生の糧となるはず。

結局、一番必要な力は、何が問題かを発見し、どう解決すれば良いのかという「道」を描くことにある。道具を上手に使いこなしたり、描かれた「道」を整備することは、重要だけど本質ではない。

「科学は、わたしたちを置いて、あまりに早く、先へ先へと進んでいってしまい、人間は、機械の荒野の中で、道に迷ってしまって、ただ子供のように、きれいなものに、器械仕掛けに、ヘリコプターに、ロケットに熱中し、まちがった方向ばかり強調した - 機械をいかに用いるか、ではなくて、機械そのものばかり強調した」
(レイ・ブラッドベリ、「火星年代記」)

2007年01月24日

天才現る。

常日頃から天才と呼ばれている研究室のT君。
やはり彼は天才だった。

お昼ごはんを食べに行った時のこと。車をシャッタが閉まったガレージ前の道路に駐車していたのだが、ご飯を食べ終わって出てきてみると、今まさにガレージが開かんとしているところだった。

おお、これは早く動かさねば。

誰もがそう思ったその時、天才T君は信じられない行動に出たのである。
車の「左側」から乗り込んだのだ。彼の車は普通の国産車(しかもこの時代車)。
そう、助手席である。
いくら慌てても、普通助手席に乗り込むか?しかもT君は一度も左ハンドル車に乗ったことが無いというのに。

乗り込んだT君は、「ハンドルが無い!」と言って慌てて車内を移動していた。
さすが天才。叫ぶ台詞も一味違う。

2007年01月30日

in style

Moon River, wider than a mile,
I'm crossing you in style some day.
(Johnny Mercer, "moon river")

修士の最終発表が近づいている。最終的には、自分の研究成果に自信を持って、堂々と発表して欲しい。その為には、自分で納得できる形でプレゼンテーションを纏め、十分に準備をする"しかない"。

「学問には王道しかない」のである。

一つ一つ、着実に。"思い込み"や"何となく"ではなく、きちんと論理的に積み上げていくことが重要。結論にいたる着想、過程と、根拠が求められている。自戒の意味も込めて。最後まで、最適の健闘を。

2007年02月06日

Driving Blind

きっかけは些細なことなのだが、少しずつ気持ちが鬱積していって、ずれが大きくなっていく。

そんな感じで、やらなければいけないことがどんどん膨らんで、生活からゆとりや余裕を削り取っていくのである。それは仕事であったり、片付けられてない部屋であったり、無駄に届くDMであったり、洗車できてない愛車であったりする。

やらなければいけないこと、が何も無いと、ただひたすらにぼーっと過ごすタイプなので、少しはノルマがあったほうが良いのだけれど、多すぎるのも考え物だ。忙しいのは別に良いが、余裕が無くなるのは美しくない。"暑くても見えないところで汗をかく"ように生きるのだ。

そうはいっても、ここしばらくは"Driving Blind"状態が続くだろう。
そう、息を止めて、物事に取り掛かるのだ。

london_tube.jpg
"complication"
Leica C-LUX1
west kensington, London/UK

2007年02月07日

郵便物

を受け取るのが苦手だ。下手、と言っても良いレベル。

そもそも郵便でしか届かないようなものにマイナスの印象を持っているからなのか、毎日郵便受けを見るということが出来ない。たまに見てみたときに意味の無い無駄なDMで溢れかえっているところも、郵便受けをチェックしたくなくなる原因だ。

毎日まめに見ればたいした作業では無いのだけれど...なんでこんなに下手なのか。
と思っていたら、昨年の年度末にも同様の記述をしていた(笑)。

そうだ、「重要な連絡を紙媒体でするというセンスが信じられない(笑)」からなのだ。昨年の俺、良い事を言う。

SFC_moon.jpg
"split moon"
Leica C-LUX1
fujisawa, Kanagawa/Japan

2007年02月08日

午前中の光線。

自慢じゃないが、朝には弱い。世の中に午前中があることが、まだ信じられないくらいに。

しかし、こう見えても一応社会人、早く起きて活動しなければいけない事もある。一説によれば朝8時までに日光を浴びると、自律神経の調整に役立つとの事。

そんな"真夜中"に太陽は昇っているのか(笑)?

朝日を浴びると塩になってしまうイメージだが、それでも、冷たい爽やかな空気の中、朝の太陽光線を浴びると、ちょっと体に良さそうな気持ちになる。何だか身も心も引き締まる思いだ、危ない危ない。

delta_am.jpg
"at AM"
Leica C-LUX1
fujisawa, Kanagawa/Japan

そうか...

絵葉書か...

盲点だった。大事なことは絵葉書で伝えよう(笑)。

2007年02月10日

本社にて。

最近、土曜日に何かしらの仕事が入る。今回は"本社"での打ち合わせ。
会場を勘違いして東館の写真を撮る。この後、慌てて移動したのは言うまでも無い。

しかし、打ち合わせ会場として指定されている南館とは何ぞや?どこにあるんだ。
しばしおろおろした後、意を決して三田の学生と思われる女性に「南館ってどの建物になりますでしょうか?」と聞いてみる。

「えっとー、だいたい、南側のここと反対側あたりにあるんですけどー、あっちにこういってー、うーん、なんて言うか、だいたい反対側です。」

恐るべし文系的空間把握能力。

「...新しい建物なので分かりますよ(にっこり)」
「あ、そうですか、分かりました。ありがとうございました(にっこり)」

微笑まれてしまったので、思わず微笑んで「分かりました」と言ってしまう。

とりあえず南側に走っていって周囲をキョロキョロした。新しそうな建物の前に、本日の打ち合わせに来ると思われている先生のお車を発見。"新しい建物"というのが、重要な情報だった。良かった、車好きで(笑)。

mita_gsec.jpg
"Dignity"
Leica C-LUX1
mita, Tokyo/Japan

2007年02月13日

Hexachrome Orange

2年以上愛用していた携帯電話を、ついに機種変更した。
これまで携帯電話はずっと銀色だったのだが、新しい携帯電話は鮮やかな色調に。

綺麗な発色で、持っているのが楽しくなる感じ。
ただ、すっかり時代に取り残されていたので、携帯電話の機能を全然使いこなせてない気がする(笑)。
さて、どうしたものか...

sb_ho.jpg
"Hexachrome Orange"
Leica C-LUX1
aobadai, Kanagawa/Japan

2007年02月14日

「サプリ」、5巻。

待望の「サプリ」の最新刊が出た。貴重な情報を元に発売日に購入し、何度か読み返している。今回も仕事と恋愛、生き方に悩む藤井ミナミの息遣いが伝わる透明感。さすがである。
最初はコーエツとの対比として登場したのかと思っていた佐原の存在がどんどん格好良く、深みをましており、今後の展開が楽しみ。

いかんな
遠くにくると

このまま ふと
もっと遠くに
行きたく
なってしまう

是非、"フォーメーション しなやか・にっこり”を身に着けたいものである。あと、寝不足は仕事に対して失礼、と。心のメモに書いておかなければ。

2007年02月21日

桜田門

人生初、桜田門にある某国家公安委員会に呼び出しを受けて、本日出頭してみた。

まず、入り口から物々しい雰囲気で、たまに「本物の」警察手帳を見せて入っていく人達がいるのに驚く。当たり前の光景なのだろうけれど、身分証明証が警察手帳ですよ!それはもう、疑いの余地も無いくらい身分が分かる(笑)

で、庁内は当然のようにカメラ・ビデオ撮影禁止。さもありなん、という感じ。
会話も、日常では聞かないキーワードが飛び交っていてとてもスリリング。「被疑者」って言葉がナチュラルに出てくる場所は、日本の中でもなかなか無いのでは?

とても貴重な体験。会議中、頭の中には「踊る大捜査線」の本庁のテーマが流れ続けたのは言うまでも無い。

2007年02月25日

Go to Orlando

海外出張、今回はフロリダのオーランドへ。

そう、あの夢と魔法の王国、"ウォルト・ディズニー・ワールド"があるオーランドである。
期待に胸は高鳴るものの、アメリカ東海岸だけあって、移動はなかなかハード。

そもそも成田空港までの移動が厳しい(笑)。朝5時に命懸けで起きて、NEXで成田空港へ。そこからシカゴまで約12時間のフライト、そこからオーランドまでが約2時間のフライトとなる。乗り継ぎのための待ち時間やらホテルまでの移動を含めると、家を出てから24時間くらいの移動となり、ホテルに着くとさすがに疲労困憊。

オーランド空港はさすがにお膝元だけあって、大きなDisney shopがある。でも、壁面のミッキーはなぜか目が虚ろで微妙に笑える。働きすぎか、ミッキーよ(笑)。

orland_ap_mickey.jpg
"Orlando airport"
Leica C-LUX1
Orlando, Florida/USA

2007年02月27日

Orlando Sky

オーランドの気候はとても優しい。最低気温が15度くらいで、最高気温が25度くらい。乾燥しているわけでも灼熱でもなく、涼しい爽やかな風が吹き抜ける。
木々も緑で、光も優しい。とても良い所だ。

orland_tree.jpg
"in Orlando"
Leica C-LUX1
Orlando, Frolida/USA



通り雨が降っても、30分後にはこの通りの日差し。

orland_sky.jpg
"in Orlando"
Leica C-LUX1
Orlando, Frolida/USA

2007年02月28日

WDW, Where Dreams Come True!

会議の隙間を縫って、念願のウォルト・ディズニー・ワールドを視察する(笑)。

会議場からは車で約30分。高速道路を走っていくと、出口から直結する形で広大な敷地が眼前に広がる。なんだこのサイズ。そしてそのまま高速道路が敷地に入っていくのである(笑)。敷地内には道路が縦横無尽に整備されており、パーク、ホテル、スポーツ施設、ショッピングモール等の数々の設備が連結されている。さすが本場、スケールが違うと、しばし感動。

どのテーマパークに入るかは、有志による入念な打ち合わせが行われ、結果的には一番ベーシックであり、王道である「マジックキングダム」に決定。駐車場で料金を払い(アメリカで駐車料金を取るのは狂っているとS氏)、所定の位置に車を止める。アメリカでこんなにシステマティックに車を止めている場所は初めてだ(笑)。

駐車ポイントからは1分程、専用のトラム(すごい長い!)にのって入場口(と思っていた所)へ。入場券を買って、いざ入場...そこにはモノレールのステーションとボートのポートが!ここはあくまで入場ゲートであり、パークの入場口はここからさらに先らしい(笑)。どこまでもスケールが大きい。

相談の結果、気持ち良さそうなボートによるパーク入りを決定。ボートの右側にうっすらシンデレラ城が見えているのが分かるだろうか?入り口までの距離は推して知るべし。

orland_disney_port.jpg
"road to Magic Kingdom"
Leica C-LUX1
WDW, Florida/USA



乗船してしばらくすると、ボートが汽笛を鳴らしながらゆっくりと動き出す。5分ほど爽やかな風にふかれつつ湖を行き、念願の「マジックキングダム」の入り口へ。ついに来れたことに感動しつつゲートをくぐり、本場のディズニーランドへ入場(じーん)。入り口近くでは、チップアンドデールやデイジーダック、プルート等がグリーティングをしているが、子供たちが緩やかにサインや写真をねだるだけで、とても大らか。日本との違いを痛感である。

キョロキョロしながらとりあえずパークの中心へ。当然だが、やはりここにもあった。
感動である(今日は感動しっぱなし)。

orland_disney_partners.jpg
"Partners"
Leica C-LUX1
WDW, Florida/USA

2007年03月01日

WDW, Where glass slippers always fit.

ディズニーワールドの中はとても広く、フロリダの空はとても高い。素晴らしい天候に恵まれた。
ゆったりとした時間が流れていて、歩いているだけで十分楽しめる。

orland_disney_sky.jpg
"WDW sky"
Leica C-LUX1
WDW, Florida/USA



日本でなじみのアトラクションも、微妙にデザインや仕様が異なっていて興味深い。

orland_disney_btm.jpg
"BTM, mine train"
Leica C-LUX1
WDW, Florida/USA

WDW, Year of a Million DREAMS

本場でミッキーに初めて遭遇したのは昼間のパレード「Share a Dreams come true」にて。さすがにホームだけあって、ダンスの切れも抜群。パレードは別に始まる前から待っていなくても、始まってから見に行けば余裕で観賞できた。このゆとりがとても良い。


orland_disney_parade.jpg
"Share a Dreams come true"
Leica C-LUX1
WDW, Florida/USA



そして本場ならではのサービス。一生懸命サインをしてくれているミッキーが可愛い。そしてサインが可愛い。

orland_disney_autograph.jpg
"autograph"
Leica C-LUX1
WDW, Florida/USA

2007年03月02日

fairway in orlando

綺麗な自然の中、悠然と浮かぶ太陽の光を浴びて運動を(会議終了後のためハーフ)。
練習の成果は少しは発揮されるものの、まだまだ。もう少し疲れないで運動できるように練習しなくては(笑)。

いつも同じサイズ、規格のテニスと違って、その土地の自然が感じられるのが優位点。

orland_fairway.jpg
"fairway"
Leica C-LUX1
orlando, Florida/USA

2007年03月04日

WDW, MGM studio!

出張と出張の間の空白の一日に、WDWのMGM studioを視察。

ここには長年の夢(結構夢が多い)だった「FANTASMIC!」というショーがある。これを見ずにWDWは語れない(と予想)というくらい凄い(という噂の)ショーだ。

午前中はホテルで仕事(会議資料の整理や諸事務等)をこなし、お昼頃に移動。天気はうす曇で半袖だと肌寒いくらいだが、まあ気にしない。要は「FANTASMIC!」が見られればそれで良いのである。

TAXI以外の手法で空港からどうやってWDWまで行くのか良く分からず、シャトルバスみたいなものを探していたら、ミアーズのカウンターに連れて行かれ、事情を説明したら何だか凄い不機嫌そうに文句を言われるも、なぜか「ディズニーマジカルエクスプレス」に乗せてもらえる。WDWのホテルに泊まってないから怒られたらしい。
まあ、でも結果的にはラッキー。

パークに入ると、シンボルのソーサラーハットの前には特設ブースが出来ている。貰ったパンフレットを読むと、この週末は多彩なゲストを招いてESPNの中継をこの特設ブースから行うみたいである。

この時点ではパークに入った興奮で、あまりパンフレットを読んでいない。それが後の感動を盛り上げるのである(笑)。

とりあえず、ブースが見えない角度からソーサラーハットを撮影。空に向けてそびえるキュートな帽子である。

orland_MGM_hat.jpg
"sorcerer hat"
Leica C-LUX1
WDW, Florida/USA



帽子の後ろにはチャイニーズシアターがあり、前にはミッキーの足跡もある。フランス製とは一味違う(笑)。

orland_MGM_footstamp.jpg
"footstamp"
Leica C-LUX1
WDW, Florida/USA

WDW, MGM Magical Great Men

何を隠そう、一人でディズニーランド関係に来るのは初めてだ。しかもMGMという完全アウェーの地(笑)。

とりあえずインディージョーンズのショーを見て満足し、ご飯を食べたりしながら「FANTASMIC!」の時間を確認する。19時開演、とある。この日のパークの終了時間は19時。どういうことだ、WDW(笑)。そういえば、と入り口で貰ったESPNのパンフレットを眺めると、びっくりである。

ゲストにアイススケートのミシェル・クワンが来るらしい!あとはNFLとかNBAの現役・引退選手なども盛りだくさん。そこに凄いビックネームが!

とりあえずミシェル・クワンを遠めに眺めたりしつつ、アメリカの凄さを感じる。そしてお目当てはこの人。

orland_MGM_RC.jpg
"Roger Clemens "
Leica C-LUX1
WDW, Florida/USA

そう、歴代最多7度のサイ・ヤング賞受賞投手のロジャー・クレメンスである。ちなみに一番右の人は殿堂入りしている選手のジム・パーマー(サイ・ヤング賞3度)。とんでも無く凄いラインナップ。TVで流れている映像が、目の前で展開されている。いやー、ディズニーって凄いなぁ(笑)。

orland_MGM_RC2.jpg
"Roger Clemens on AIR"
Leica C-LUX1
WDW, Florida/USA

WDW, MGM "FANTASMIC!"

クレメンスとの対面で興奮冷めやらぬところ、お目当ての「FANTASMIC!」の時間が近づく。19時開演だが、90分前から入場開始との事。まあ、さすがに90分も一人で待つのはつらいので、大体60分前くらいに会場に行く。会場への入り口には「FANTASMIC!」の看板。ショーの舞台は独立した水上ステージ(しかも巨大)で、ここから3分くらい歩いた先にある。スケールが大きい。

orland_MGM_fantasmic.jpg
"FANTASMIC!"
Leica C-LUX1
WDW, Florida/USA



会場にはいると中はがらがら。待っているのは日本人くらい(笑)。せっかくなので、ど真ん中のミッキーエリアのM列の真ん中に座り、開演を待つ。すると、大体30分前くらいからぱらぱらと小雨が降ってきた。15分前くらいには、結構な雨に...。これは結構厳しい。「FANTASMIC! Mickey and his frends, and your Dreams come ture!」というアナウンスに「My Dream is rain stops!」とアメリカ人達は叫ぶ。まったくだ(笑)。

しかし、何度か雨による中止もありうるというアナウンスがあったものの、無事定刻どおりに「FANTASMIC!」開演。

「FANTASMIC!」は実に素晴らしかった。今まで見てきたどのショーやアトラクションよりも素晴らしい。まさにディズニーの夢が現実になったようなショー。雨の中待った甲斐があったというもの。期待に違わぬ感動が約束されている。

そして、特筆すべきは「FANTASMIC!」のクライマックスから雨が上がった事。さすがミッキー。天候もコントロール出来るのだ!
まさに"Dreams Come ture"である(笑)。

2007年03月05日

I need my "space"!

一緒に会議に出席していたS氏の帰国に便乗し、空港への行程で訪れたケネディスペースセンター。子供の時に憧れた雄姿を間近で見れた。そう、スペースシャトルである。


orland_kennedy_ss1.jpg
"space shuttle"
Leica C-LUX1
kennedy space center, Florida/USA



本物は、驚くほど小さくて、言葉は悪いが「ぼろい」。本当にこれで宇宙にいったのか?と思わせる作り。宇宙飛行士が勇敢な英雄とされている理由が心底理解できた。

ちなみに、底辺の黒い耐熱タイルは全てナンバリングされている。大気圏突入時に出来ると思われる摩擦痕が妙にリアルについている。

orland_kennedy_ss2.jpg
"space shuttle"
Leica C-LUX1
kennedy space center, Florida/USA



orland_kennedy_ss3.jpg
"space shuttle"
Leica C-LUX1
kennedy space center, Florida/USA




そしてシャトルの脇には、これまでの宇宙への挑戦に尊い命を捧げた人達の名前が刻まれたモニュメントが建っている。名前が後方からのライトで照らし出され、石に映った空に浮かび上がっている。アメリカの持つフロンティアスピリットを感じる場所。

orland_kennedy_wall.jpg
"monument"
Leica C-LUX1
kennedy space center, Florida/USA

2007年03月06日

カリブ海へ。

この出張もいよいよ後半戦。The Third International Conference on Wireless and Mobile Communicationsという学会に参加するため、憧れのカリブ海にある、ガドループ島(Guadeloupe)へ移動する。このガドループ島、French Caribbeanというだけあってフランス語圏、通貨はユーロとなっており、なかなか侮れない。何が凄いって、日本語の情報がほぼ皆無である。本屋でガイドブックを探しても、分かるのは島の形だけという状態。

持っているチケットは、アメリカン航空のSan Juan経由と書いてある。そして到着地はPOINTE A PITRE。...どこだ(笑)?
一応、フライト前に調べてみた所、San Juanはプエルトリコにあるらしい。プエルトリコといわれてもピンと来ない。謎は深まるばかり。

とりあえず、朝5時に起きて荷物をトランクに無理やり詰め、 まずはSan Juanまでのフライト。着いた先はまさに常夏な気候と天気(ただ、この時点では、まだここがどこだか分かっていない)。

PTP_sanjuan.jpg
"San Juan"
Leica C-LUX1
San Juan airport, San Juan/Puerto Rico



空港は期待に違わず微妙な感じで、免税店には海賊旗が掛かってる!
「ここの商品...まさか略奪品では...」という雰囲気。はやくもカリブ海っぽい雰囲気が盛り沢山。

PTP_sanjuan_shop.jpg
"Yo-Ho!"
Leica C-LUX1
San Juan airport, San Juan/Puerto Rico



1時間程待った後、プロペラ機で1時間程のフライト。着陸時に目茶苦茶揺れて、カリブ海の藻屑になるのかと覚悟したが、まあそんなことは無く無事に着陸。空港から会場となるLA CREOLE BEACH HOTELまではエアポートシャトルで移動した。

部屋からカリブ海が見える。

PTP_room_view1.jpg
"room view at LA CREOLE BEACH HOTEL"
Leica C-LUX1
la creole beach hotel, Guadeloupe/France

2007年03月10日

カリブ海の夕日は...

太陽の光は、海に墜ちていく時も力強く、あまり茜はささない。

PTP_hotel_sky.jpg
"setting sun"
Leica C-LUX1
la creole beach hotel, Guadeloupe/France



それでも、雲と空が織り成すコントラストは十分感動的。ホテルの裏庭からの風景は、クラントックの"Land's end"のようだ。

PTP_Caribbean_sea3.jpg
"sky colored by the setting sun"
Leica C-LUX1
la creole beach hotel, Guadeloupe/France

2007年03月11日

Caribbean, Caribbean

しかし、毎日良くもこんなに綺麗な...と思えるくらいの海。
最終日まで、とても贅沢な眺め。

PTP_Caribbean_sea2.jpg
"Caribbean, Caribbean"
Leica C-LUX1
la creole beach hotel, Guadeloupe/France
large

2007年03月12日

New York, New York!

カリブ海、ガドループ島での夢のような日々に別れを告げる日がやって来た。

15時30分発のアメリカンイーグル(AAのグループ会社。ATRを使ってるカリブ海のコミュータ)に乗り、着た時と同じくプエルトリコを経由し、今度はJFKへ。憧れのNew Yorkである。何を隠そう、New Yorkは初めて行くので、かなりわくわく。しかし、着くのは夜の10時だ(笑)。

荷物をピックアップして、TAXIでマンハッタンへ。途中、TAXIの前の車が派手にカーチェイスを始めて壁に激突するのを目撃する。さすがNY(笑)。乗車したTAXIは無事タイムズスクエアのハイアットに到着。メールを簡単にチェックしたら、とりあえず寝て次の日の朝の野望に備えた。

で、朝早起きしてストリートに出た。うーん、NYっぽい(そうか?)。

NW_town.jpg
"New York, New York"
Leica C-LUX1
Manhattan, New York/US

2007年03月15日

BANANA FISH

NYに行くことが出来たら絶対に来たいと思っていたポイント。
ニューヨーク市立図書館(New York Public Library)。5番街42丁目、マンハッタンのほぼ中心にある。そう、あの名作「BANANA FISH」の"あの"シーンの舞台である。

聖地巡礼。このためなら、早起きもする。

"こんなところで寝てはだめよ ---あなた

--- いい夢みたいね"
(吉田秋生、「BANANA FISH」)

NW_pl.jpg
"New York Public Library"
Leica C-LUX1
Manhattan, New York/US

2007年03月16日

たいていのことは

ねぇ だから今日は そういつもより
長い電話をしよう

なんとなく君に後ろめたいから
やさしくふるまっておこう

ねぇ だから今日は 散歩に行こう
誰もいない夜の街

月の光でたいていのことは
美しくみえるから
(スガシカオ、「8月のセレナーデ」)

2007年03月23日

いよいよクライマックスだ!

予想されていたことだが、日本に帰国して以来、年度末という一年間のクライマックスが押し寄せている。報告書から諸事、諸雑務、確認・承認、エトセトラ・エトセトラ。
恐ろしい瞬間最大風速だ。本当はクリエイティブな作業(嫌らしく言えば自分の為の作業)をしなければならないのに、自分のことが後回しになってしまう。一緒に仕事をしているチームに迷惑を掛けないためには止むを得ないとはいえ、精神衛生上は宜しくない。でも、何とか時間を上手く活用しなければ。
人生は「ここが限界」と思ったところがスタートラインなのだ。限界だと思っていたところから"どれくらい頑張れるか"が、結構その人の価値を定めるような気がする。このblogのタイトルにもなっている「エースをねらえ!」には、こんな珠玉の言葉もある。

ここまでだと思ったときもう一歩ねばれ!それで勝てないような訓練はしてない

ああ、これまでそんなに訓練してきたかなぁ(笑)。と思いながらも、一つ一つ、祈るように進めていくのだ。前に進むより他に、道はない、はず。

2007年04月06日

How can I resist you?

何とか怒涛のクライマックスを凌ぎ、4月を無事に迎えることが出来た。
新しい季節、新しい年度、新しい学期の始まりであるが、何かがスパッと切り替わるわけでもなく、日々は淡々と続いていく。

急激な加速度は、心をいびつにしてしまう。心が形を留める程度の加速度が、難しく、もどかしい。

sakura_sfc.jpg
"One Timeless Spring"
Leica C-LUX1
endo, Fujisawa/Japan

2007年04月10日

妙な習慣。

車を運転している時についやってしまう習慣に、周囲の車のナンバープレートの数字の組み合わせで、素因数分解をして、最大公約数と最小公倍数を求めてしまうというものがある。

何故なのか理由は良く分からないが、ほぼ無意識に、気づくといつも素因数分解をしているのだ。2桁や4桁の数字を、7とか13とかで上手く割れたときの爽快感や、素数を発見した時の喜びはなかなかのものがある。

さっきはタクシーのナンバー「7798]」が7で割り切れて爽快だった。「2197」が13の3乗だったことが判明した時の気持ちはなかなか言葉に出来ない。

もっと運転に集中した方が良いかもしれない(笑)。

2007年04月12日

新しいもの。

「新しいもの」を生み出すのはとても難しい。

自分が学べば学ぶほど、知れば知るほど、類似のものや既成の概念が増えてしまい、「新しい何か」が見つからなくなってしまうのだ。そしてある程度の技術を活用し、見栄えや体裁を変えることで"目新しくみえる"ような「新しそうなもの」を作ることが上手になってしまう。

でも、本当に新しいものであれば、見栄えや体裁なんて全然関係無く、誰が見ても新しく感じられるものなのだ。

そういうものを生み出さなければ、意味は無い。我々は右から左にものを動かすのがやりたいことではないのだ。クリエイトって、そういうことでしょう?

2007年04月13日

ううう。

さるやんごとなき御方のご来日に備えての霞ヶ関。

...職質を受けてしまった。スーツだったのに、何故(涙)?

2007年04月16日

Huis Ten Bosch

6月に開催される国際会議の会場として予定されているハウステンボスの下見のため、長崎に出張した。8:15の便で飛ぶため、朝5時起きである。まさに地獄起きだ(笑)。

2時間弱のフライトで長崎空港に着き、そこからバスで50分。会場となるハウステンボスに到着。ちなみにハウステンボス(Huis Ten Bosch)とはオランダ語で「森の家」という意味らしい。

大学2年生の時にも一度訪れているのだが、改めて来てみると町並みも綺麗で、なかなか好印象。若かったときはアトラクションの少なさを嘆いたような気もするが、冷静に考えてみるとリゾートなのだから、これくらいゆったりしていた方が良いのではないだろうか?

国際会議は、パーク内のシンボルであるクロックタワーにある会議室で行うこととなる。

HTB_tower.jpg
"Huis Ten Bosch"
Leica C-LUX1
Huis Ten Bosch, Nagasaki/Japan

2007年04月17日

長崎はミッフィーの国。

今回の長崎下見の最大の関心事は、ハウステンボス内にある日本最大のミッフィーショップである「ナインチェ(nijntje)」である。遠くから見てもそれと分かるデザインで、かなり期待感を抱かせる。

HTB_miffy_house.jpg
"nijintje"
Leica C-LUX1
Huis Ten Bosch, Nagasaki/Japan


お店全体をラッピングしているリボンに描かれるのは、ハウステンボス限定のミッフィー。首にリボンを巻き、オランダ国旗を持っているのである。キュート。

HTB_miffy_house2.jpg
"nijintje"
Leica C-LUX1
Huis Ten Bosch, Nagasaki/Japan


お店の中は、これでもかというくらいのミッフィーグッズ。ハウステンボス限定ものも多数あり、かなり魅力的だ。でも、一番魅力的だったのはこの商品。さすが「セキグチ」である。

HTB_miffy_usa.jpg
"うさぎ 1260えん"
Leica C-LUX1
Huis Ten Bosch, Nagasaki/Japan

2007年04月22日

長崎ユーロパーク

そして、ここは聖地でもあるのだ。もっと森博嗣ファンに訴えかけたら、集客が伸びそうな気がするのに(笑)。

HTB_church.jpg
"church"
Leica C-LUX1
Huis Ten Bosch, Nagasaki/Japan

2007年04月24日

The Time of Going Away

ついに、20代最後の一日。
これから米国に旅立つので、時計の上では12時間くらい20代が延長されることになる(笑)。

思い返せば色々なことがあった。最後の挑戦はゴルフだった。
30代最初の挑戦はもう決めてある。ギターである(笑)。あと、コンタクトにも挑戦したい。

まあ、明日になってもきっと何も変わってないことだろう。30になって劇的に変わったとしたら、それはたぶん、歳のせいでは無い。間違いなく。

とりあえず、大人らしく、おもちゃを買うのを控えようと思う。
なんとも30歳にふさわしくない決意だ。

NW_bw.jpg
"Ave"
Leica C-LUX1
Manhattan, New york/US

2007年04月25日

"Do you trust me?", "Trust me!"

ついに迎えた30歳の誕生日。
やはり、何も変わらなかった。

"Don't trust over 30!"と言うけれど、皆から、特に自分よりも若い人に信じてもらえるような人間になれるように努力しよう。

何を信じてもらうのか、というところがポイントだけれども。にっこり。

これからの1年も、「誰のためでもなく、何のためでもなく、誰にも願わず、何も祈らず」。
やっぱり、「立派な大人」にはなりたくないけど、「カッコいい大人」にはなりたい。
...カッコいいって、流線型とか(笑)?

Love me or leave me, make your choice but believe me!
(ABBA, 「I Do, I Do, I Do, I Do, I Do」)

2007年04月27日

chicago

今回の出張は4月25日から5月3日まで、米国のレキシントンとデトロイトでミーティングをするという旅程だが、最初の経由地、シカゴで4時間の乗り継ぎ時間があったため、同行する人生の先輩S氏と、シカゴで、偶然目に付いたCTAというダウンタウン行きの電車を使っていきなり「ぶらり途中下車の旅」を敢行する。そもそも、シカゴ自体が"途中下車"なのだが。

謎の電車CTAに揺られること1時間弱(適当に乗っているのでダウンタウンまでどのくらい時間が掛かるかも分かっていない)、何となくループと呼ばれる中央環状線とのトランジット駅らしきところに着いたので、とりあえず下車。良く分からないまま、何回かシカゴを訪れているS氏の記憶を頼りに移動する。まさに「ぶらり旅」。

途中、有名な公園を散策しつつ、また適当な駅を発見し、CTAにて空港に戻る。おやおや...

chicago_object.jpg
"Object"
Leica C-LUX1
park, Chicago/USA

2007年05月01日

Lexington, bourbon maker

ケンタッキー州にあるレキシントンは、バーボンと馬の産地として有名なところ(らしい)。

参加した会議のソーシャルディナーは、地元のバーボン工場にて行われた。皆で観光バスに乗って揺られること50分、林の中のこじんまりとした建物群に到着。

中で小型バスに乗り換えて、バーボン作成の工程を順に解説付きで見せてもらうツアーに参加する。
原料を発行させる巨大なバレルや、ポットスティルなど、なかなか写真映えするものが並んでいる。

lex_bourbon1.jpg
"barrel"
Leica C-LUX1
Lexington, Kentucky/USA


lex_bourbon2.jpg
"Pot Still"
Leica C-LUX1
Lexington, Kentucky/USA


作られたバーボンは、別の建物の中で寝かされている。この倉庫っぽいところが、良い感じ。窓からもれる太陽の光と、本当にいるねずみ捕りの猫が、ゆっくりとした時の流れを感じさせる。


lex_bourbon4.jpg
"sleeping bourbon"
Leica C-LUX1
Lexington, Kentucky/USA


lex_bourbon5.jpg
"sleeping bourbon"
Leica C-LUX1
Lexington, Kentucky/USA

2007年05月02日

Go to Detroit

4月27日に、最初の会議があったレキシントンから、次の目的地のデトロイトへ移動。

なんでシカゴ経由にしたんだろう...直行便あったのに...(笑)。
シカゴとの時差は1時間あるが、レキシントンとデトロイトは同じタイムゾーン。

lex_bourbon3.jpg
"Lexington Sky"
Leica C-LUX1
Lexington, Kentucky/USA

2007年05月05日

tiger, tiger

デトロイトで迎える週末を利用してメジャー観戦に。ここだけの話だが、人生の先輩S氏の実家は何とデトロイト、つまりここが地元なのである(笑)。道路とかにもやたら詳しく、とても海外にいるとは思えない安心感(ただし、デトロイトのダウンタウン近傍は治安があまり良くない。S氏のご実家がある辺りはとても綺麗で安全な雰囲気であった)。

デトロイト到着時には、空港までS氏のお父様にお迎えに来て頂き、そのまま夕食までご馳走になってしまい、お世話になりっぱなし。その上、メジャーのチケットまで予約していただいた上に、球場にも連れて行って頂いている。多謝、多謝、本当にありがとうございます。

で、人生二度目のデトロイトタイガースのホーム、コメリカパーク。凄い快晴。今回も虎がお出迎え。

detroit_comerica1.jpg
"tiger, tiger"
Leica C-LUX1
comerica park, Detroit/USA


タイガースは昨年ワールドシリーズに出場して人気が急上昇したらしく、球場はほぼ満員の状態。良い天気の中、天然芝のスタジアムで野球を見るのはとても気持ち良い。

detroit_comerica2.jpg
"comerica park"
Leica C-LUX1
comerica park, Detroit/USA


ちなみに球場内には、タイガースのユニフォームを着たあの方もいらっしゃる。子供に大人気。

detroit_comerica3.jpg
"mickey in comerica park"
Leica C-LUX1
comerica park, Detroit/USA

2007年05月06日

fairway

デトロイトの週末を利用してシリーズその2。ゴルフ。

ミシガン州は気候が良いのか、とても綺麗なゴルフ場が多く、人生の先輩S氏のご家族とも一緒にラウンドさせてもらった。信じられないくらい綺麗なゴルフコース。芝も空もとっても綺麗。空気が澄んでいる。

一応、日本での練習の甲斐も少しはあり、前回のイギリスほどは酷い状況にはならなかった。アイアンだと何とか高いボールも打てることもあるし(笑)。あと、ドライバーが少しだけ打てるようになった。何とか前に飛ばせる程度、だが...

この写真、blogではたぶん本邦初公開の自画像ではなかろうか(笑)?もちろん、自分で撮った写真では無い。撮影をしてくれたデトロイト在住のSさん、ありがとうございました。目指せ、ミシェル・ウィー。

detroit_golf.jpg
"fairway"
Leica C-LUX1
golf course, Detroit/USA

2007年05月07日

The name is Bond, James Bond.

30歳を迎えて、ついに機械式時計デビュー。

飛行機で007を見て、もの凄く格好良くて、熟考の末に(笑)。OMEGAのシーマスター 300M GMT。
海外に行っても日本の時間がすぐに分かるようにGMT仕様で。左腕だけ見れば、ちょっと痩せたMI6。とてもお気に入り。

omega_1.jpg
"The name is Bond"
Leica C-LUX1
aobaku, Yokohama/Japan

2007年05月14日

ラブソングができるまで - POP! GOES MY HEART

久しぶりに映画を鑑賞。

といっても、今話題の大作「スパイダーマン3」とかではなく、ヒュー・グラントとドリュー・バリモアの「ラブソングができるまで」。自他共に認めるラブコメディ好きらしいチョイス(笑)。

ヒュー・グラントが扮するのは、80年代に一世を風靡したものの、今は落ちぶれてしまった元ポップスターのアレックス。今は彼が所属していたバンド「PoP!」の"元追っかけ"を対象にした地方興行等で暮らしている"過去の人"である彼に、突然当代一の女性シンガーから新曲を提供して欲しいというオファーが来る(彼女は「PoP!」の歌に人生を救われたファンなのだ)。再起をかけて10年ぶりに新曲制作に取り組むアレックスだが、メロディーは作れても、作詞家がいない。数日以内にヒット曲を作るために苦しむ彼の前に現れたのは、数日間臨時で植木の世話係をしてくれているドリュー扮するソフィー。彼女の言語センスに惹かれた彼は、嫌がる彼女を説得し、二人で新曲「愛に戻る道(WAY BACK INTO LOVE)」を制作することとなる。

まず、この王道的なストーリが良い。とっても分かりやすい(笑)。そして、この80年代の元ポップスター、ヒュー・グラントが最高に面白くてかっこいい。服装や動きに微妙に80年代を引きずり、いかにも80年代のヒット曲「POP! GOES MY HEART」を振りつきで歌う姿は滑稽なのに、とても格好良く見える。さすがセクシーな駄目男を演じさせたらNo.1のヒュー様。劇中で使われる「PoP!」のPVもとっても良く出来ている(いかにも80年代という感じのゆるさが堪らない)。

難しいことは考えずに、ハートフルなストーリと音楽を楽しんで観れば良い映画。とても素晴らしい。何回見ても楽しめるような普遍的なものに仕上がっている。ラブコメディ好きには是非お勧めの一本。ちなみに、サントラも秀逸。

2007年05月16日

メリットとデメリット

結局、メリットとデメリットのバランスで、人は行動するのである。
さらには、ほんの僅かばかりの風が、
誰かを愛するために、
自分は生きているのだという、
思い込みの風が、
くすぐる程度に吹けば良い。
人はときに、そんな微風で動くものだ。
(森博嗣, 「恋々蓮歩の演習」)

2007年05月21日

S.O.S - あるいはThe Best of All Possible Worlds

久々に会社に出社したら、社長と社員が突然、「今日は何の日か知ってる?」と聞いてきた。「さあ...」と思案していたら、「今日はお前の誕生日です!」と宣言される。

...え?

と見る間に会議机にホールケーキが(笑)。見事なStrawberry On the Shortcake.

ial_cake1.jpg
"birthday in May"
Leica C-LUX1
uchisaiwai-cho, Tokyo/Japan


で、社長と社員の二人は嬉しそうに「誕生日のケーキだからローソクを立てなきゃね!」と、おもむろにケーキに細いローソクを立て始める。その数...30本。
そうか...そういうことか...立てたかったのですね、30本。

ial_cake2.jpg
"Strawberry on the shortcake with candles"
Leica C-LUX1
uchisaiwai-cho, Tokyo/Japan


で、火をつけたら火事状態(笑)。蝋が垂れる被害を最小限に食い止める為にハッピーバースデーはクイックに歌って頂き、無事消火。

ありがとうございました。まさか30歳で誕生日のケーキをいただけるとは。感動で前が見えませんっ!!


ial_cake3.jpg
"The Best of All Possible Worlds"
Leica C-LUX1
uchisaiwai-cho, Tokyo/Japan

2007年05月22日

証明写真。

免許の更新をするために必要な、証明写真を撮りに写真屋さんへ。

店舗に入った瞬間に、現像されたネガとプリントの、静謐な匂いを感じる。それと共に、昔撮った写真の想い出も思い出された。そういえば、最近銀塩写真を撮っていない。メカニカルなシャッタな音と、撮った瞬間には何が写っているか分からないじれったさと、この現像されたネガとプリントの香りが好きなのだ。

たまには、引っ張り出して使ってみよう。重くて、手間が掛かって、上手に撮れない銀塩写真を。

2007年05月23日

おいおい...

運転免許証を即日交付で更新する場合、写真はその場で撮るのですね...

昨日の証明写真は...一体...

2007年05月26日

君のその気持ちは

「年頃の女の子には良くあることで、恋じゃない。ただ、大人の世界に憧れているだけだ。すぐに治まってしまう、麻疹みたいなものなんだよ。」

"麻疹"という言葉を聞くと、無条件に上記のようなティピカルなショートドラマが脳内に展開されます。ちなみに、我が大学も来週は1週間休校になるそうな。

2007年05月30日

理由?

何時だって上手く説明できるわけではない。言葉に出来ない理由が、生き方を縛るのである。シンプルで、バランスが取れた生き方が理想だが、振れ幅が小さいのは趣味じゃない。

理由もなく
あてもなく
どうしようもなく
たまらなく
(おかざき真里、「拍手喝采ピエロ」)

2007年06月03日

The Naming of Names

基本的には、強制するのもされるのも、縛るのも縛られるのも好きじゃない。義務感や責任感ではなく、自分がしたいから、する。そう、もしかしたら、選ばれたいのかもしれない。弱くなったのか、強くなったのか。まあ、そういった事はあまり深く追求せずに。そう、答えを出す事が目的ではない。

空に向かって安定して移動する物体には、畏敬の念すら感じる。でも、やっぱり、高いところはあまり好きじゃない。揺れたりするのが駄目だ(笑)。

”「諸君・・・。私は、この危機から諸君の期待どおり生還しよう。私は、最悪の条件、最大の難関から脱出する。諸君が私の名を心の中で呼べば、どんな就縛からも逃れてみせよう。一度でも、私の名を叫べば、どんな密室からも抜け出してみせよう。私は、必ずや脱出する。それが、私の名前だからだ」"
(森博嗣、「幻惑の死と使途」)

2007年06月04日

HOTEL EUROPE

今回の出張中滞在するのは、ハウステンボス内にある「ホテルヨーロッパ」。広々としており、とても快適。ホテルは水路に繋がる中央の船着場を囲むように建っており、ホテルから船でパーク内を移動することも可能。夜はライトアップした姿を部屋から眺められる。

しかも部屋にはインターネット接続性が無い。素晴らしい(笑)。ぼーっとしていられる。これで、ずっと部屋にいてのんびり出来れば、最高なのだが(笑)。

HTB_hotel_m.jpg
"barge"
Leica C-LUX1
Huis Ten Bosch, Nagasaki/Japan

2007年06月05日

オランダっぽい風景。

もちろん、パーク内にはオランダっぽい風景が広がっている。
ただ、なぜかオランダ風の食べ物はあまり無い(ビールはオランダ産も、ドイツ産も、ベルギー産も多数存在)。まさか、オランダって、名物料理が無いのか?

HTB_wm.jpg
"windmill"
Leica C-LUX1
Huis Ten Bosch, Nagasaki/Japan

2007年06月07日

メンテナンス。

ずっとサボっていたphoto archiveのページをやっと更新。とりあえず、昨年の11月くらいまでの海外の写真までを一度に整理した。

やはり、クラントックの写真は綺麗。モナコも、あの感動が蘇るし、ロンドンも、リヴィエラツアーの興奮が思い出される。
また行きたいなぁ。

2007年06月12日

140cm

長崎での会議も無事に終わり、今週からは通常業務に復帰しているのだが、最後にハウステンボスの思い出を。

例のミッフィーショップに置いてあった、世界最大級のミッフィーぬいぐるみ。何と座高140cm。もちろん、立ってもほとんど変わらないだろうけれど(笑)。両手でも抱えられないくらいのサイズ。大きくなっても可愛いのが偉大だ。

HTB_miffy_big.jpg
"140cm"
Leica C-LUX1
Huis Ten Bosch, Nagasaki/Japan



お店の中は相変わらず幸せ一杯。恐ろしく可愛い。

HTB_miffy_many.jpg
"miffys"
Leica C-LUX1
Huis Ten Bosch, Nagasaki/Japan

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